◆忍◆ ニンジャ名鑑#346 【レッドハッグ】 ◆殺◆
黒髪と両目の泣きボクロ、タバコを二本同時に吸う奇癖がトレードマークの、タフな女賞金稼ぎニンジャ。「妖婆」の名はヤクザアサシン時代のコードネームから。得意武器はカタナ、スリケン。閉所ではナックルダスターを用いる。
登場エピソード
「相手がアタシで悪かったねェー」
「ウェーゲホゲホ!」
人物
- 30前後(登場人物の年齢については曖昧な言及さえ実際珍しい)の、フリーの女性ニンジャ。美人のようだが、煙草を同時に2本咥えるなど、いろいろダイナシ要素も多い。
- 物理書籍版の登場人物名鑑にて、第2部の時点ではまだニンジャになっていなかったと明言された。
- 「ヒア・カムズ・ザ・サン」でのハマ・カワコイデとの会話によると、姉もしくは姉貴分にあたる人がいたらしい。
- 煙草を吸いながらしょっちゅう咽せているが、嗄れた声からすると吸い過ぎで痛めた喉に引っかかる、あるいはそもそも煙草が苦手なのに無理して吸っているのか。そうまでして吸う理由が何かあるのだろうか……。
- クロームのライターを愛用しており、それを追われるプログラマー・サヌマが所持していたクロームの情報端末と取り違えてしまったことでアマクダリに追われることになる。
- ある人物に「この世に置いて行かれた」過去があるらしく、実際その来歴は謎に包まれている。
- 「ノット・ザ・ワースト・デイ、バット・アット・リースト・カースド・エニウェイ」開始の時間軸以前に「ブラザーフッド」なる組織と戦い、組織の構成員を一人残らず殺したらしい。七人で彼女に対抗できる以上、ブラザーフッドはニンジャを含む武力組織と思われる。
- 「ザ・グロウ」にて彼女の来歴とニンジャになった経緯、上記の「ブラザーフッド」との戦いが描かれている。
- 本名「シジマ・カノコ(四島 佳乃子)」。この時点で三十五歳。ヤクザアサシンとしての通称は「ベイビーキャット」。
- 上記の名鑑と微妙に食い違うが気にしてはいけない。
- IRCでのハンドルネームは"babycat"。
- IRCチャットで他の連中のタイピングについていけないのか、「babycatは寝ている」とmssngrにからかわれる様子から、機械音痴が疑われる。
外見
- ばさついた長い黒髪、長い睫毛、両目に涙ぼくろ。
- 服装は色あせたデニム、拍車つきブーツ、背中には赤い「婆」の字を逆さまに押したレザージャケット。
- ニンジャ装束の生成も可能。
- ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表によると身長178cm。
元ネタ・考察
- ハッグ(hag)とは、イギリスの伝承に登場する架空の存在。
- 名鑑で「妖婆」と訳されているように見た目は醜いお婆さんで、その正体は魔女・悪魔・妖精など様々な説がある。
- イメージが湧かないヘッズは、童話「ヘンゼルとグレーテル」に出てきたお菓子の家の婆さんを思い出せば大体OK。
- 病気や死をもたらしたり、中には大釜で人を煮て食べたりする者も居たという。コワイ!
- 名鑑で「妖婆」と訳されているように見た目は醜いお婆さんで、その正体は魔女・悪魔・妖精など様々な説がある。
- 転じて、日本語の「ババア」「鬼婆」めいて大人の女性に対する悪態にも使われる。
ワザ・ジツ
- アマクダリ・アクシスのニンジャとも互角に戦えるカラテの持ち主で、名鑑にある通りカタナとナックルダスターを使い分ける。ナックルダスターの方が彼女本来のスタイルのようだが……?
- 拳銃(チャカ・ガンか?)持ちのヤクザ三人を相手にして、三枚のスリケンで銃弾・拳銃・ヤクザの頭蓋骨をまとめて水平スライスし、即死させるほどのスリケンのワザマエも有する。
- ニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(8)によると、彼女の憑依ソウルは武器の扱いに長けたニンジャクランの可能性が高いとのこと。
カタナ
- 寸法としては規格品であろうカタナ。ワザマエはヤバイ級で、得物も良いのか装甲車のハッチを刺突貫徹する。
- 朱塗りの鞘は鋼鉄の5倍の硬度を誇るバイオバンブー製。こちらも打撃武器めいて攻守において活躍する。
- 寸法は規格品らしいことを生かしてか、なんと「相手のカタナによる刺突を鞘にスッポリ入れることで防ぎつつ武器を奪う」というスタイリッシュな離れ業などを行っている。タツジン!
ナックルダスター
- 両手に装着するクロームのナックルダスター。スウェーめいた回避に加えクロスカウンターなど、ボックスカラテと思われるワザを使用する。
- 影の鎧によって防御されたシャドウドラゴンをわずか二撃でノックアウトするという凄まじい破壊力を誇る。カタナを使っている時より強いんじゃ……。
左拳が速度をまとい、速度は金属を生んだ。
- 「ザ・グロウ」にて、ニンジャとなった彼女が超自然的な力で出現させたものだと判明した。
- 奇しくも彼女がカタナを手にするより前、生き抜くためにすがっていた武器はナックルダスターであった。
ストーリー中での活躍
- 連載順では「ノット・ザ・ワースト・デイ、バット・アット・リースト・カースド・エニウェイ」にて初登場。先述したライターの取り違えによってニンジャスレイヤーとアマクダリの抗争に巻き込まれるも、ナメられるのを良しとしない性分からニンジャスレイヤー達に協力してアマクダリと戦う。
- さらに、時系列上での続編にあたる「ヒア・カムズ・ザ・サン」では、サヌマの情報をもとにニンジャスレイヤー、サヌマ、ナンシー・リーと共にカナリーヴィルのロケット打ち上げ場に侵入。最終的にロケット発射場の破壊に貢献した。
- 「ゼア・イズ・ア・ライト」ではキョート大使暗殺計画を阻止するべく参戦。大使館内でファイアブランドと交戦した。
- 「フェアウェル・マイ・シャドウ」では、ユンコ・スズキをフリーにするため、アマクダリ・アクシスを陽動する任につく。並のアクシスはカタナのワザマエで捌いたものの、カタフラクトとスワッシュバックラーの両面攻撃により追い込まれる。
- カタフラクトが状況判断で撤退したため、任務を放棄した彼女はスワッシュバックラー相手に卑劣武器ナックルダスターを解禁、泥沼の接近戦に持ち込む。
- カタフラクトが状況判断で撤退したため、任務を放棄した彼女はスワッシュバックラー相手に卑劣武器ナックルダスターを解禁、泥沼の接近戦に持ち込む。
- 「ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ」以降はフェイタルと共にレジスタンス組織ローニン・リーグのヨージンボ―となっている。
- 「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」においてもローニン・リーグを支援し、マルノウチ地区に集った市井に紛れて生きてきたニンジャ達と共にアマクダリ・アクシスと最後まで戦い抜いた。
- 精鋭部隊アマクダリ・アクシスの中でも指折りの猛者とばかり戦闘を重ねているためか、生傷が絶えない。というか登場エピソードのほぼ全てで深手を負っている。それでも生き延びるカラテ力量は実際頼もしい限り。
- 現時点で「ザ・ドランクン・アンド・ストレイド」のみが彼女が戦闘で大きく負傷しなかったエピソードであるが、こちらでは酩酊の末嘔吐しかけた。ある意味深手を負ったと言っても過言ではないかもしれない……。
- 現時点で「ザ・ドランクン・アンド・ストレイド」のみが彼女が戦闘で大きく負傷しなかったエピソードであるが、こちらでは酩酊の末嘔吐しかけた。ある意味深手を負ったと言っても過言ではないかもしれない……。
- また、なぜか年若い男性と関わることが多い。オネショタ案件な?
第4部以降
◆忍◆ ニンジャ名鑑#0141 【レッドハッグ】 ◆殺◆
カタナとナックルダスターを得意とする歴戦のニンジャ。彼女は月破砕後の世界で傭兵互助組織「デルタ・シノビ」の創設にかかわり、短期間在籍していた。得物の黒いカタナ「オブツダン」は正体不明の超自然武器だ。
◆ニンジャスレイヤー名鑑カードAoM-0141【レッドハッグ】◆(プラス記事)
登場エピソード
「退屈しなかったよ。この七年間。幸せだった」
「ハッハッハ!アタシのお出ましだよ!」
人物
- 月破砕年後はデルタ・シノビの創設に関わり、自身も短期間在籍していたが、仕事で訪れたナクソス島にてウキヨエ画家のテオと出会い、深く愛し合った末に結婚。レッドハッグの名とイクサを捨て、彼と静かに余生を暮らすことを選ぶ。
- だが、その7年後にテオは病没。彼の死と前後して始まったボーファー・ウルベインによるナクソス島の侵略を受け、彼女は再び「レッドハッグ」としてイクサに臨むこととなる。
- ニンジャスレイヤー名鑑カードにて、ヤクシャ・ニンジャクランのアーチニンジャのソウル憑依者であることが明かされた。
外見
- 身体に黒いポリマーを塗りたくったようなニンジャソウル生成装束を纏い、その上からジャケットを羽織っている。
- 第3部の時とは違うこの装束は、下記のオブツダンの影響によるもの。
ワザ・ジツ
- 長らくイクサとはかけ離れた生活を送っていたが、そのカラテは未だ健在である。
オブツダン
- 「闇色の炎を物質に鋳固めたよう」と称されるカタナ。デルタ・シノビで傭兵稼業をしていた時代、インドの古代遺跡の祭壇に突き刺さっていたのをやむを得ず引き抜いたことにより手に入れたという。
- その刀身は黒く、同じく黒色の鞘には般若心経の一片が彫られ、金が塗られている。振るわれるたびに周囲の空気は黒く滲み、不穏な唸りが聞こえる。
- 詳細は不明だがオヒガンにまつわる力を持っており、刀身と接触した部分から質量のあるランダムなノイズが膨れ上がり、感染毒めいて置き換わるという異常な挙動を示す。
- さらには何らかの自我をも有しており、刀身の振動を通して所有者に語りかける他、己を「定義を喰らう剣」と称し、レッドハッグに使役するよう乞い願う場面も見られた。
ストーリー中での活躍
- 「ナクソス・アンダー・ファイア」にて第4部に初登場。前述の通りナクソス島にてボーファー・ウルベイン率いる電子エーゲ海帝国と戦い、最終的には勝利を収めた。
- その後は再びイクサの世界に戻り、ナクソス島で知り合ったノブザメEと共にビズに勤しんだり、オキナワでバカンスを楽しんだりしていた。
- この時の活動の一端は「スレイト・オブ・ニンジャ」にて描かれている。
- この時の活動の一端は「スレイト・オブ・ニンジャ」にて描かれている。
- 「マスター・オブ・パペッツ」にて本編に登場。ノブザメEと共にビズのためにネオサイタマを訪れ、報酬の受け取り手続きを待つ間にフジキドを訪ねて「ニンジャスレイヤー」との関わりが噂されるピザタキに立ち寄る。
- この行動は空振りに終わったが、彼女は手続きが終わるまでの数日間ピザタキに居座り、連日店内で酒に酔って他の客に絡んでいた。やがて訪れたマークスリーにも絡み、彼や他の客を巻き込んで盛大に酒盛りを行った。
- その後に開始されたストラグル・オブ・カリュドーンにおいては、カタナ・オブ・リバプール社の横槍により危機に陥ったニンジャスレイヤーのもとにタキの依頼で駆けつけ、賞金首のパンヤンドラムを撃破し、続いてカタナ社のレイテツを足止めする。
- 儀式の終了後は刀を納め、レイテツを促して彼と共にタマ・リバーに不時着水した報道ヘリの救助に向かっていった。
- 「ビースト・オブ・マッポーカリプス」では、ネオサイタマを緑が覆いフェイスレスが跋扈し市民達がセイケン・ツキを続ける状況の中で、駐車場広場でバリケードを築いていた市民の一団をノブザメと共に守っていた。
- 本人曰く、ネオサイタマにダラダラ留まってテキトーに仕事していたところネオサイタマから出られなくなっていたとのこと。
- 救難信号を拾って現れたレイテツ率いるKATANAの部隊も合流したが、フェイスレスの中からクロヤギ・ニンジャ達が出現すると劣勢になり、突如乱入したニンジャスレイヤーに救われる。
- その後、市民を安全地帯に送り届けていたところにカリュドーンの儀式の鐘が鳴るや否や、その場でレイテツと共に一心不乱にセイケン・ツキを繰り出すようになってノブザメを困惑させる。
- マルノウチ・スゴイタカイビルから黄金の光が消えて巨大な植物が生えた頃、セイケン・ツキを続けるニンジャ達は隷属を自覚して次第にセイケン・ツキムーブに抗い始める。そしてレッドハッグもまた呪縛を逃れ、レイテツと共に居ても立っても居られずにマルノウチ・スゴイタカイビルへ向かう。
- マルノウチ・スゴイタカイビル前広場は謎の黄金の影の集団が守っており、レッドハッグ達はイクサを開始する。やがて黄金の影の集団からソルエクリプスが現れると、オブツダンを振るって果敢にこれに挑んだ。
- 「デス・アウェイツ:ピザ・タキ」では、年の瀬の大雪の日にピザタキに客として現れその盛況っぷりに驚いていたところ、女好きのブライカンに即座に抱きつかれる。
一言コメント
- アーチニンジャなのに目立ったユニーク・ジツは無いのかと思っていたが、なるほど特別な武器の性能を最大限に引き出せるのはかなりツヨイ。 -- 2021-07-22 (木) 22:46:31
- 急にセクシーな格好になってて心臓がオタッシャしそうになった(プラス未読者) -- 2021-07-24 (土) 12:54:13
- オブツダンをオブシダンに空目したがその後本当にその意味二つの意味が含まれているのかもしれないと思った。 -- 2022-08-14 (日) 15:59:00
- ナクソスのエピソードンで結婚生活を送っていたが子を成せないのでレス気味だとしても愛の伴う行為自体は行っていたんだろうが、ニンジャ相手の前後は男女問わずだいぶ危険な行為なのではないのか?スゴイスキホールドでハミガキチューブじみて口から内臓吐き出す羽目になったり、前後のエネルギーに肉の強度が耐えきれず相手女性がクズ肉のようなネギトロ重点とかしないのだろうか? -- 2022-08-17 (水) 21:04:29
- ピチピチスーツカワイイヤッター!! 3部より何年か外見も年取ってるとなるともう見てくれも40相応だろうけど35歳の時点でそのへんの若者にナンパされるほど美人ならまだ美しさ保ってるはずですね?フィーヒヒヒ! -- 2022-08-18 (木) 23:37:15
- ↑ニンジャになると外見の老化はかなり遅くなるか止まる場合がほとんどなので実際まだまだ賞味期限は切れていないのでは? -- 2022-09-13 (火) 22:13:45
- 装束がソウル生成物ということはつまり…仮にスーサイド=サンとイクサした場合…? -- 2022-09-14 (水) 16:38:36
- 退魔忍スーツ…スーツが消えて?果実がボロリ?激しく?屈辱的?アアーーーッ!なんて猥褻なんだパパに言うからな!…思えば、デソレイション戦で「フジキドの無防備股間が!」という危うげなシーンもありましたし、フジキドもチンコボロンくらいはしょっちゅうしてそう。チャメシ・インシデントとして処理されてしまうやも…見逃されようとしている!クソーッ! -- 2022-09-14 (水) 20:24:31
- 完全にうろ覚えだけど同じソウル(カラテ)生成物でも使い終わったら消えるタイプとそのまま通常物質として定着する物があったはず。恐らく姐さんの装束は後者でありディスペル系のジツ使いが相手でもごあんしんだ -- 2022-09-14 (水) 21:33:32
- 江戸時代においてクノイチは赤婆々とも呼ばれることがあったそうだ。これが元ネタの一つだとするとボンモーの情報収集能力は実際ヤバイ級な… -- 2024-10-14 (月) 11:12:32