◆殺◆ ニンジャ名鑑N82 【イグナイト】 ◆伐◆
ザイバツ・シャドーギルド所属。直情的で反抗的な発火能力者パンクス少女。落ち着きがなく、何でも燃やしたがる。真っ赤な髪と「地獄お(HELL-O)」と書かれたマフラーがトレードマーク。多彩なカトン・ジツを使う。
◆忍◆ ニンジャ名鑑#82 【イグナイト】 ◆殺◆
ザイバツ・ニンジャ。数少ない女性のニンジャ憑依者。生来のパイロキネシス(発火ネンリキ)能力を制御できず不幸のどん底にあったが、ニンジャソウルの力で自分の能力をコントロール下に置くと、性格すらも豹変。残忍な破壊者となった。
登場エピソード
「ヘル・オー!ワイルドハント=サン!イグナイトです!」
人物
- ザイバツのマスターニンジャ、アンバサダー配下の女ニンジャ。
- 「Hello」を「Hell」「o」に分解した「ヘル・オー」というフレーズを好む。IRCのIDまで「ignite_hell_o」である。
- 直情的で血気盛んな性格。パンクスめいた出で立ちそのままに反骨精神旺盛で、上司であるアンバサダーをはじめとするマスターニンジャやネオサイタマの死神に対してもまるで物怖じしない。
- 実際素行不良であり、アンバサダーに無断で連絡を断つこともしばしば。それでも一応アンバサダーに対する敬意は持っているようだ。
- シャドウウィーヴと同年代との言及あり。会話を交わしたこともあるらしい。
- 同年代の女子や守るべき者に対しては口調が柔らかく、親切になる。
- 位階はワイルドハントの言によるとアデプトだが、メンタリストからは「アプレンティス」と呼ばれており、どちらが正しいのかは判然としない。
- 物理書籍版の登場人物名鑑ではアデプトとなっている。
外見
- 真っ赤に染めた頭髪。左半分は丸刈りで右半分は前髪のみを伸ばしてギザギザに固め、後頭部は刈り込んで縞模様を形作っているなど実際パンクな外見。眉毛も剃り落としてイバラめかしたタトゥーを入れている。
- 目の周りは赤紫の隈取り。爪には蛍光オレンジのマニキュア。
- 痩せた体。稲妻パターンが刺繍されたレザー製の忍者装束を纏い、鼻から下はマフラーで覆面。布には「地獄お」の字。
- 一見しただけでは意味の分からない「地獄お」のフレーズだが、何のことはない。彼女のアイサツ「ヘル・オー」を日本語に直訳しただけである。
- ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表によると身長160cm。
- ボンド=サンとモーゼズ=サンはやたら女性の外見描写に拘る。
元ネタ・考察
- イグナイト(ignite)は「発火させる」という意味。パイロキネシスの使い手に相応しい名といえる。
ワザ・ジツ
パイロキネシス
- 自身の周囲、ないしは手を突き出した先に炎を発生させる能力。「カトン」と表記されている箇所もある。
- 銃弾やスリケンも着弾前に発火・消滅させることで無効化出来る。スゴイ。
- ジツの出力が高まると半トランス状態となり、瞳が炎色に発光する。
- 炎を生み出すのみならず、周囲にすでに存在している炎を意のままに操ることも可能。
- 名鑑の記述にもあるように、この超常の力はソウルが憑依する以前から彼女に備わっていたもののようであり、本編中でも「ニンジャになる以前からジツの扱いに慣れている」という主旨の発言が見られる。
- ニンジャスレイヤープラスのニンジャスレイヤー名鑑カードによると、彼女は過去の歴史においても見られる、オヒガンに関係する力を持つモータルであったようだ。
- ジツとモータルの関連性については、ニンジャスレイヤープラスのディスカバリー・オブ・ミスティック・ニンジャ・アーツ(4):ジツ、カラテ、およびモータルの関連性についても参照のこと。
- ニンジャスレイヤープラスのニンジャスレイヤー名鑑カードによると、彼女は過去の歴史においても見られる、オヒガンに関係する力を持つモータルであったようだ。
テレポーテーション
- 原理は不明ながら、生成した火の輪に飛び込むことで短距離の瞬間移動が可能。
- ニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(26)によると、カトンの爆発的エネルギーによってオヒガン経由の短距離ポータルを開き、短距離テレポートを行っているようだ。
- 連続瞬間移動を用いれば、全速のアイアンオトメに追いすがることも可能という驚異の速さを誇る。
- 同じようなジツの使用者でありながら結局馬で逃げたカーバンクルの立場は一体……強い雨の日には使えないとか弱点あるよ多分。
ストーリー中での活躍
- 「シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー」にて初登場。アンバサダーよりワイルドハントへの義理立てとして彼が指揮を執るニンジャスレイヤー包囲作戦に派遣される。そのフリーダムな言動に、ワイルドハントの胃袋が爆発四散しないか心配するヘッズも多かった。
- 逃走中のナンシー・リーと遭遇、追い詰めるが、包囲を脱したニンジャスレイヤーに阻止される。ワイルドハントらの死亡に伴い撤退命令が出されたこともあり、「悔しくねェし!」の台詞を残して不承不承撤退。
- 「ザ・マン・フー・カムズ・トゥ・スラム・ザ・リジグネイション」にて、メンタリストがアンバサダーの身柄拘束に現れた際には、逃走を指示するアンバサダーを無視してメンタリストに戦いを挑む。
- 周囲をまとめて焼き払う強大な火力でゲン・ジツに対抗するも、勝利するには至らず。しかし、ニンジャスレイヤーの介入によって命を拾うこととなった。
- 第2部最終章「キョート・ヘル・オン・アース」においてはブラックヘイズ、フェイタルと共にポータル経由でキョート城に乗り込む。直後の戦闘では範囲火力の健在ぶりを見せつけた。
- その後、「ロードをブン殴る」ために二人と離れて単騎突撃、晴れて「バカ」認定を受けることに。バカワイイヤッター!
- そして向かった天守閣で、大きな運命の転換点を迎えることに……。
- 第3部以降、彼女はブレイズとしてエーリアス・ディクタスと奇妙な同居生活を送っている。詳細はそれぞれの項目を参照のこと。
- 第2部完結に先駆けて公開された第3部のエピソード「フラッシュファイト・ラン・キル・アタック」にて、イグナイトと共通点の多い外見ながら同一人物とは思えない点も多数のエーリアスが登場するに及んで、ヘッズは蚊柱を立たせると共に大いに困惑した。
- その後の訳出となった「キョート・ヘル・オン・アース」にて、ようやく彼女の辿った数奇な運命とエーリアス誕生の経緯が明かされることとなった。
- 「アンダー・ザ・ブラック・サン」にて紆余曲折の末、シルバーキーと分離し「イグナイト」として復活を遂げる。
- ドラゴン・ドージョーに拠点を構える新生ザイバツとのイクサではかつてのメンターであるランチハンドと激戦を繰り広げ、ポータル兄弟の助力もあり彼をカイシャク寸前まで追い込むも、「ドサクサで殺すのもな」との理由で見逃している。
- その後はしばらく音沙汰なかったが、「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」にて久しぶりに登場。ニチョームと現世を隔てる障壁にポータル兄弟のジツで穴を穿つべくフィルギア達との合流に向かい、追手とのイクサを潜り抜けてニチョームに到着。シルバーキーと久方ぶりの再会を果たした。
- 続いてツキジ・ダンジョンに派遣され戦うが、マルノウチ地区の暴動の様子を目にして居ても立ってもいられなくなったヤモト・コキと共にツキジを飛び出し、マルノウチ付近に展開するアマクダリ・アクシスとのイクサに身を投じる。混沌とする屋上バトルフィールドで最後まで戦い抜き、ヤモトとアサリを無事に引き合わせた。
第4部以降
◆忍◆ ニンジャ名鑑#0264 【イグナイト】 ◆殺◆
オーストラリアのスチュワート・ハイウェイで暴走するモーターサイクル馬賊の一つ「スレイプニル」の頭目とされるニンジャで、現地メガコーポ支社群に指名手配されている。我流火炎格闘技I2KA(イグナイツ・インプルーブド・カトン・アーツ)の開祖。
◆ニンジャスレイヤー名鑑カードAoM-0264【イグナイト】◆(プラス記事)
登場エピソード
「出た、出た。ヒュージのそれ、実際に面白かったためしがない」
人物
- 第3部終了後もキョートには戻らずにネオサイタマのウシゴームで外部勢力と戦っていたが、やがて世界を旅し第4部ではオーストラリアのモーターサイクル馬賊「スレイプニル」の頭目を引き継いでいる。
- なお、第3部終了後にシルバーキーと付き合っていたが、すぐに破局した模様。
- トリロジー以前までの血気盛んな性格は鳴りを潜め、迅るヒュージシュリケンを制したり、冷静な状況判断を下して複数人を率いたりと、精神的な成長を遂げている。
- ニンジャスレイヤー名鑑カードにて、タナカ・ニンジャクランのレッサーニンジャのソウル憑依者であることと、本名が「フミコ・オトギリ」であることが明かされた。
外見
- 燃えるように赤い髪を右半分を編み込みのロングヘア、左半分を刈り上げにしている。
- ニンジャスレイヤー名鑑カードによると、身長は161cmになっている。
ワザ・ジツ
- パイロキネシスや炎の輪によるテレポートは健在。
I2KA(イグナイツ・インプルーブド・カトン・アーツ)
- 自身の内なる火の力を制御し、独自のカトン・ジツを発展させる中で作り上げていった格闘術。
- ブレイズ時代のインプルーブド・カトン・ジツを発展させ、血管内にカトンのエネルギーを流して戦闘能力を高めている。
ストーリー中での活躍
- 第3部から二年後の「デッド! デダー・ザン・デッド!」では、ウシゴームでヨージンボをしていた頃の彼女の姿が描かれる。
- ウシゴームに襲い来るゾンビーの大群を住民やサツバツナイトと共に守り抜いた。
- 第4部の「プラグ・ザ・デモンズ・ハート」では、オーストラリアで謎の古代存在クエスター・ナルをめぐる暗黒メガコーポ同士の抗争に巻き込まれる。
- 「クエスト・フォー・ヨモガハマ」では、リー・アラキの依頼を受け、ネザーオヒガンから帰還したヤモト達を迎えに来る。
一言コメント
- ナラクありのマスラダが出会ったら「タナカ・ニンジャクランなのに、カトンジツ!? しかもサツガイの気配がない!?」と驚きそう -- 2019-10-19 (土) 15:50:06
- タナカだったのがちょっと意外 -- 2019-10-30 (水) 19:16:55
- テレポートのジツは実際強力だと思うのだが、レッサー級ソウルなのか。カトンと同じく、憑依者本忍の才能があったお陰でブーストが掛かったのかも -- 2019-10-30 (水) 19:32:42
- 同じタナカのパイロキネシスでも、オヒガン由来だとより強力になる可能性 -- 2020-01-16 (木) 04:46:29
- カトン・ジツは日常でも便利そうだが、肉とか魚やモチやイモ焼いてくれとか頼まれたら怒るかな? -- 2020-01-17 (金) 13:20:00
- ↑ジャッキー=チャンにおねだりされて「ヒュージには内緒だぞ?」とか言いながらマシュマロを焼いてあげるイグナイト=サンな…? -- 2020-07-19 (日) 01:25:46
- カタオキのことだから、心配してイグちゃんのニューロン探して、ヒャッハーしてるイグちゃんみて、相変わらずだなぁって思ってそうw -- 2021-02-22 (月) 13:17:19
- あれ、タナカだったのか、カトンはようわからんな…… -- 2021-07-06 (火) 14:02:11
- イグナイトのカトンはニンジャになってからのものじゃなくて生まれついてのだからね -- 2022-10-26 (水) 20:14:14
- コミック版でももう少し出番あるけどタダシイされなきゃいいんだけれども… -- 2024-03-19 (火) 06:54:03