Carnevil Fetish Dart

コンセプト

ｼｭｼｭｼｭWDの最終到達点。 Carnevil と The Dagger of Darts でFetish達の集中砲火を浴びせる。
当ページで扱うのはZunimassa's Hauntセットを使って攻撃偏重に仕上げるバージョンで、"Pushing"というプレイスタイルが持つ本来の意味を思い出せてくれるほどに「攻撃偏重」「防御効果はほぼ全捨て」「そんな状態でも勝てるGRを引くまでリトライし続ける」ことが大前提のビルドとなっている。
patch2.7.4(Season27)頃から海外のStreamer間でやけに評価が高いビルドだが、カジュアルプレイで試しに…程度の興味で始める分には決して強くない極端なビルドと言える。
(NecromancerのLand of the Dead持続中にしか攻撃しないビルドのPushingとCasualの評価差に近いものがある。)

長所

• Pushingで最も重要な火力面に特化。装備/スキルの火力面を防御面とトレードオフする余地もある。
• 通常のペットビルドと違い渋滞が起こらず範囲攻撃が可能。
• 非常に多数のペットが出るビルドだが攻撃対象は一点集中型で、対単体が強い。
   

短所

• セットの防御効果がFetishの数依存なので脆い瞬間が多く、火力偏重で構築すると非常に死にやすい。
• Attack Speedが非常に重要なビルドである反面、Area DamageやCooldown Reductionが要らない訳ではないので装備要求は高い。
• ペットの攻撃トリガーが本体の足が止まる行動なので、ペットビルドにしては安全性が低い。
• Zuniセットの効果はペットの火力のみを強化するため本体の火力は無に等しい。
• Fetishは明示的にRing of Emptinessの効果から外された。
• この非常に脆いビルドで死なずにGrave Injusticeを回転させるには、出得る全ての装備のSecondary Affixに"Bonus to Gold and Health Grobe Pick up Radius"が欲しい。
  そのため最終装備の難易度が極めて高い。
• 他の全てを切って火力に全振りしたビルドなのにpatch2.7.7(Season30)でメインセットの倍率を下げられてしまった。
   

立ち回り

Fetish Armyの展開を維持しFetish Sycophantsで更に数を増やす。
会敵したらPiranhas(もしくは実装中の他のSpender)を当ててセット効果をトリガーし、本体がPoison Dartで対象を攻撃してFetishに追随させる。
Soul Harvestを当てに行く時以外は距離を維持して良いが、主にPiranhasのCooldown回収をGrave Injusticeに頼るので実際に戦闘をする間合いは近～中距離が理想的。
Spirit Walkで重い攻撃を回避しつつ、自分とFetishのDartが今倒したいターゲットの座標で交差するよう位置取りを調整。
こんな脆いビルドで近～中距離を保つための対策にHand of the Prophetで全スキルを開放したEnchantressの存在が大きい。
詳しくはFollowerの項で。

当ビルドの主砲はCarnevilの効果でFetishが放つPoison Dartだが、これはFetish専用スキルで以下の特徴を持つ。

• WD本体のPoison Dartとは別物のためRuneを引き継がず、Poison属性で固定。
• Signature Spell(Primary Skill)扱いのためSimplicity's Strengthが乗る。
• Petの攻撃なのでEnforcerも乗る。
• 本体の装備のFetish Army+XX%、Poison Dart+XX%、Poison Damage +XX%が効果を発揮する。
• 本体のIASを参照する。Petは元々IASをSeparate Multiplierとして参照するのでざっくり言うと装備のIASの恩恵が従来の2倍と思って良い。
   

アクティブスキル

	Poison Dart / Spined Dart
	Zuniセットは本体に火力Buffが無いので飽くまでFetishの攻撃トリガー。Pierce the Veil込みで重くなった補助スキルのコスト補填にマナ回収ルーン。
	Fetish Army / Legion of Daggers or Head Hunters
	Legion of Daggers（8体）が最も多いが、通常攻撃もPoisonで統一したい場合は Head Hunters（7体）でも良い。
	Spirit Walk / Jaunt
	生存率が段違いに上がる。
	Piranhas / Piranhado
	FetishのPoison Dartを1点に集中させる意味で、Zuniセットのトリガーとして最も理想のSpender。ただしややCooldownがある。
	Soul Harvest / Languish
	攻防強化。もちろん防御メインなので、無理して前に出るのは厳禁。
ラスト1枠候補
	Acid Cloud / Acid Rain
	PiranhasのCooldownがZuniセットのトリガーとして気になる場合オススメのspenderその1。こちらはCooldown無し。
	Grasp of the Dead / Desperate Grasp
	Piranhasの代替spenderその2。このルーン限定でCooldown4秒。PiranhasのCDは長いが何か補助効果は欲しい場合に。
	Horrify / Frightening Aspect
	圧倒的に不足する防御面の補強に。

パッシブスキル

	Fetish Sycophants
	パッシブ召喚のFetishも Poison Dart を使ってくれるので必須。
	Pierce the Veil
	プライマリ主体なので単純に火力増強になる。
	Grave Injustice
	20ヤード以内で敵が倒れるとクールダウン1秒軽減。PiranhasやSpirit WalkのCooldownを回収する。
	Spirit Vessel
	これがあっても普通に死ぬ脆さなので。

防御面が不足ならBad MedicineやJungle Fortitudeと言ったpassiveに入れ替え可。

装備

• メインスキルのダメージボーナスがrollする部位
  • Fetish Army
    • Shoulder、Body Armor、Zunimassa's String of Skulls(確定roll)
  • Poison Dart
    • Belt、Pants
• 優先stats
  • Increased Attack Speed、Crit Chance、Crit Damage、Area Damage
  • Gold and Health Grobe Pick up Radius(Secondary)
  • ペットのダメージはキャラシートのDamageで決まるが、Carnevilの効果もまたIASに比例して発動するため、二重の効果がある。
• Class Set
  • Zunimassa's Hauntセット
    • 変わった構成のセット。サブセットの採用/不採用によらずBody・Glove・Boots・Ring・Mojoの5部位を装備し、CubeのRing of Royal Grandeurでフルセット効果を確保。
    • Ringは一般的に要求されるStatが何も確定していないので良品に仕上げるのは難関。理想PrimaryはIAS・Crit Chance・Crit Damage・Socket。
• Craft Set
  • Aughild's Authority
    • 定番サブセット。防御を捨てた構成にする場合に採用。ShoulderとBracersを作る。
      特にShoulderの最終は超難度で、理想はInt・Fetish Army +15%、Cooldown Reduction +8%、Area Damage20%、Pick up Radiusと5/6modに「正解」がある状態。
      Craft品なのでMaterialを集めて粘れることだけが唯一の救い。
• Main Hand
  • The Dagger of Darts
    • 本体とFetishのDartsに貫通性とダメージ強化を与えるCelemonial Knife。
    • 当然ながら武器のIASのみMultiplicativeなので、この部位のIAS 7%は優先度最高。
• Off Hand
  • Zunimassa's String of Skulls
    • Zuniセットのパーツ。Mojoに求められるCrit Chanceと主砲+XX%が固定されている良アイテムなので品質に拘りたい。
• Helm
  • Carnevil
    • 当ビルドのコア。下記のMaskとの間で良品を所持している方を本体が装備。
    • Legendary Powerに可変値が無いのでこちらの方が本体装備に向く。
  • Mask of Jeram
    • Petのダメージを強化するVoodoo Mask。
• Bracers(Aughild's Authorityを使わない場合)
  • Lakumba's Ornament
    • Soul Harvestのスタックがある場合60%～の被ダメージカット効果を持つため、火力を削って防御に寄せる場合に。
• Shoulder(Aughild's Authorityを使わない場合)
  • Pauldrons of the Skeleton King
    • 確定ではないがCheat Death効果。火力を削って防御に寄せる場合に。
• Belt
  • The Witching Hour
    • 当ビルドが最優先するIASが確定しているBeltなのでセット仕様でも採用出来る。
• Pants
  • Depth Diggers
    • Generator Buildなので本体が装備しなくてもCubeには入る。
    • patch2.7.2(Season25)で強化対象から「Resourceを回収するスキル」の条件が外れ、スキルルーン選択の自由度が上がった。
• Amulet
  • Squirt's Necklace
    • 定番ハイリスク・ハイリターンAmulet。勿論リスクが好みでない場合はRingの片方と合わせてEndless Walkセットでも可。
    • 当ビルドは特にこのAmuletを守れるShield要素は無いが、Ringの候補が多いためAmulet1枠で最も効果が大きいコレが消去法で採用される。
      元々防御を捨てたビルドなので失うものがもう無いという意味で採用されている節もある。
• Ring
  • Convention of Elements
    • 「火力偏重」という看板に忠実であるためのチョイス。少しでも安定感優先ならUnityで。
  • Unity
    • 僅かでもカジュアル寄りに安定感を求めたいなら、こちらの方が遥かにオススメと言える。
       

Kanai's Cube

• Weapon
  • Echoing Fury
    • IAS優先ビルドなのでFrenzy状態は非常に魅力的。
    • Addsを呼ばないRG戦で死に枠になるのを嫌うなら素直にThe Furnace等で。
• Armor
  • Carnevil
  • Mask of Jeram
    • 本体が装備しない方をCube防具枠に。
• Jewelry
  • Ring of Royal Grandeur
    • 重ね着を行う場合必須。
       

レジェンダリージェム

• Simplicity's Strength
  • Generator Buildの必須Gem。
• Enforcer
  • Pet Buildの必須Gem。
• Bane of the Stricken
  • 対単体は強い部類だがRG戦が簡単な訳ではないので。
    筆者の体感ではこの枠をBane of the Trappedにするとmob戦は強化されるがRG戦の所要時間が長期化しすぎてGRスコアは下がる傾向だった。
• Esoteric Alteration
• Molten Wildebeest's Gizzard
  • 3枠目を防御に寄せるなら。
• Bane of the Trapped
  • mobのprogress重視の場合、遠距離でSlow付与できるGrasp of the Deadと併用で投入しても良い。
     

Followers

• Templer
  • 防御を捨てているのに敵中に乗り込んでいく傾向のビルドのため、Healは常に欲しい。
• Scoundrel
  • 適合しなくはないが、他の二人の所有スキルの適合性が上か。
• Enchantress
  • このビルドが海外で非常に高い評価を得ていた肝に、Hand of the Prophetで全スキルを開放したEnchantressの存在がある。
    Followerで唯一Attack Speedに影響を持つFocused Mindと、本来は二者択一のCheat-DeathスキルFate's Lapseの併存。
    同時に多くのビルドが「どちらも欲しい」と思うProphetic HarmonyとAmplificationも併存できる。
    これを使う際はRing2種にEsoteric AlterationとMutilation Guardを使ってPhysical・ElementalともにResistを大きく稼ぎ、The Flavor of Time、Nemesis Bracers、Homing Padsと言った定番Follower装備にはIntとVitを積んだ上で余裕があればAugmentを使って本体の装備と同等に真剣に強化を施すと良い。
    不死化Relic抜きのFollowerの実現は、現仕様で割りと多い本体がEnforcerを使うビルドだとFollowerがPet扱いで硬くなるため可能という説がある。
    (筆者はソロGR130でEnchantressがほぼ無傷なのを確認。)
     

その他

• Sub Setの選択
  • CarnevilビルドでZuniセットを採用した時点でかなり防御を捨てて火力偏重に寄っており、凄まじく脆い。
  • と来れば2.7.4以降はLife大幅向上が見込めるGuardian's Jeopardyの採用が考えられる。
  • …のだが、Zuniセットのパーツ構成とVoodoo Mask2種に用がある事情からHelmを作る選択肢が無いのでThe Witching Hourとのトレードオフになる。
• Zuniセットのトリガースキルの選択
  • 近～中距離を保つ戦闘でGrave Injusticeを十分に回転させるプレイが出来れば、1～2部位のCooldown ReductionとHelmのDiamond＋EnchantressのProphetic HarmonyでPiranhasのみをトリガーにすることは不可能ではない。
  • 逆にそれが難しければ、防具のCooldown Reductionロールを増やし遠距離を保つプレイに寄せた方がGRスコアは伸びるだろう。
  • トリガースキルにManaコスト以外の条件を入れたくない場合は、Cooldownが無く範囲が広いAcid Cloud/Acid Rainが無難。
  • 効果は最高だがCooldown8秒のPiranhasと、Cooldown無しだが追加効果も無いAcid Cloudの中間として、Cooldown4秒でSlow効果があるGrasp of the Dead/Desperate GraspもSpenderのチョイスとして悪くない。
  • ただしPixel PullスキルとしてPiranhasは生存率にも関わる便利スキルなので、両方入れても構わない。
• 本体装備用Depth Diggersの最終形
  • Int、Vit、Poison Dart +15%、Socket2を最終と考え、SocketにRubyかEmeraldでArmorを稼ぐ想定の場合、Flawless Royal Ruby/Emerald*2よりもArmor+775のmodの方がArmor還元率は高い。
  • なので突き詰める場合の最終形はInt、Vit、Poison Dart +15%が揃った上でSocketをArmorにrerollしたPrimalということになる。
    • 当然難易度は非ッ常にお高いので、Zuniセットに並々ならぬ思い入れがある場合に挑戦してみましょう。
       

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