コンセプト 
- Ver2.4.0で大幅に強化されたテーマ「Thorns Damage」(反射ダメージ)
トパーズの反射ダメージ上昇、反射ダメージジェムの追加
クルセイダーのスキル効果修正、セット効果修正により、もう反射ダメージとは、反撃だけではなくなった。
反射ダメージで殴り!反射ダメージで爆撃!そしていつもの様に反射ダメージで反撃!
右の頬を打たれたら、敵の左半身を消し飛ばす!むしろ打たれる前に討て!
長所 
- 恐らくClass専用Set系ビルドでは作中最硬。Aquila CuirassやJustice Lanternと言ったダメージ低減装備との相性が良い。
- Akarat's Awakeningにより、Obsidian Ring of the Zodiacが機能しないながらもCooldown回収が可能。
- Thornsの性質上、優先Affixが他のビルドと全く異なるため、装備取得の楽しみが独特。
- Legendary Gemと武器のTopazがThorns値の大半を占めるため、完璧な装備でなくても十分ダメージが出る。
- patch2.7.3の修正でThorns of the Invokerの6piece bonusから「最初の1体」の制限が無くなり、単体にしか火力を出せない欠点が緩和。
短所 
- Thorns系ビルドでは機能しないAffixが多数あり、元々Thorns向けでないItemのThorns向け良品は非常にレア。
- 更に当ビルドはIASとLife on Hitにも目を向ける必要があり、完璧を求めると難易度が極めて高い。
- Mobを相手にしていると時間が足りないElite Killerビルドなので、Mobを大半無視するスタイルを好まないプレイヤーには不向き。
- 性質上、軽いコンテンツでのSpeed Runに向かない。
- 2.6.8現在、Setの主体が飽くまでもPrimary Skill + 6Set Bonusなので、Thornsを参照するSkill Runeの大半が登用されない状態。
戦い方 
Steed Chargeで大半のmobをスルーしてEliteを探し倒すという根本は変わっていないが、2.7.3からはOmnislashで範囲攻撃にしたSlashが主砲になったので「あくまで黄Eliteのリーダーのみを倒す」という極端な縛りは必要無くなった。同パッチで多くのmob typeのprogressポイントが見直されているため美味しいmobは倒すに限るし、範囲攻撃を得たので散開する種族でさえなければChampion(青)も倒していける。
patch2.7.3以降の各mob typeのprogressを把握し、何は倒す/スルーすると言ったマイルールを定めておくと良い。
RG戦は得意分野のため要タイムは少な目。まずは挑むGR Rankでどの程度火力を出せるのかを吟味して時間配分を考えたい。
アクティブスキル 
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プライマリ 
Slash / Zeal | patch2.7.3の6piece bonus修正により、Omnislash併用前提でこちらが主砲に。 | |
Punish / Celerity | 2.6.1の強化内容がほぼPrimaryに集中していることから、Punish/Celerityの採用率が高い。狙いは勿論、Pig StickerでのAPS:4となる。 |
推奨アクティブ 
Akarat's Champion / Prophet | 防御BuffとCheat-Death効果の鉄板。これを選ぶからIndestructibleを入れないという選択が出来る。 | |
Laws of Valor / Unstoppable Force | Thorns系SkillにはWrathコストが無いので本来不要なのだが、Captain Crimson's TrimmingsのResource Cost Reduction側の能力がこのSkillを参照するため、IASを稼ぎつつ50%ダメージカットという超強力Skillとして扱われている。 | |
Steed Charge / Draw and Quarter | 範囲攻撃を手に入れたので、良progressのmobならこれで密集させた上で倒す価値が出てきた。 | |
Iron Skin / Reflective Skin / Steel Skin / Flash | 防御Buffの意味では必須。当ビルドの6set効果の計算は特殊で、結論から言うとReflective Skinの還元率がさほど大きくなく、Rune選択は好みで良いと言って過言でない。 | |
Bombardment / Barrels of Spikes | 4piece bonusのトリガー。Cube防具枠にOmnislashが必要になりBelt of the Troveが入らなくなったので本体が手動起動する。その場合RuneはThornsを参照するこれで問題無い。 |
パッシブスキル 
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■推奨
Iron Maiden | 必須。 | |
Fervor | 必須。Cooldown Timeの長い主力の採用率は減ったが、今度はIASが非常に重要視されているため外せない。当然、変身維持のヘルプにもなる。 | |
Long Arm of the Law | ダメージカットとIAS維持に繋がるため、Laws of Valorのアクティブ効果を常時に近い頻度で維持したい。 |
■候補
Hold Your Ground | Justice LanternやAkarat's AwakeningとのSynergyが強く、特にAkarat's AwakeningにCDRを期待している場合は必須と考えて良い。 | |
Finery | Crusaderはとりあえず入れといていいPassive。 | |
Indestructible | このビルドは硬く、そもそも死なない難易度でなければ踏破できないタイプのビルドでもあるため、実装機会は減っている。勿論Hardcoreでは話が別。 | |
Fanaticism | 選択した武器の現実的最速スイングを実現するためには装備のIASが不足している場合、こちらで補う選択肢がある。 |
装備 
Thorns of the InvokerはSecondaryにThornsがデフォルトでrollするため、Thorns仕様に挑む必要があるのはTorso、Belt、Shield、Ring *2、Amulet。
Ring以外全て高いレンジのThorns値が出る部位なので目標にしたい。
HelmはDiamondでCooldown Reductionを稼ぎ、武器へはTopazで確定。
ここまでがスタート地点で、ここから装備のCDR・IAS・Life on Hitを求めて長い旅が始まる。
■参考:Thornsビルドの優先Affix、機能しないAffix
優先:
- Strength
- Vitality(特にHeart of Iron採用時はLife + XX%よりも優先)
- All Resistances
- Cooldown Reduction
- Thorns
- Armor
機能しない or 必要無いAffix:
- Critical Hit Chance
- Critical Hit Damage
- Life per Wrath Spent
- Wrath Regeneration
- Max Wrath + XX
Thornsには機能しないが、Punish/Slashには影響があるAffix:
- Increased Attack Speed
- Life on Hit
Captain Crimson's Trimmings前提の場合のみ有用:
- Resource Cost Reduction
- Thorns of the Invoker
反射ビルド向けにデザインされた、Torsoが無くBracersがある変わった構成のセット。
特徴は全部位のSecondaryにデフォルトでThornsがつくことで、RerollをPrimaryに回せるため便利。
他ビルドと同様Captain Crimson's Trimmingsを併用するためにPantsかBootsのいずれかはcraftし、他全部位を用意。
- Pig Sticker
ユニークプロパティこそ「豚の鳴き声が聞こえる」というネタ装備だが、最速のAttack Speedと最多のPrimary Affixを持つ為、これのエンシェントは当ビルドの片手最有力候補。
Str・Vit・Cooldown Reduction・IAS・Life on Hitが揃うのが理想的で、うち4つ以上を実現できるものに出会ったら、メインダメージをRerollして仕上げるのがセオリー。
ただし、メインダメージのReroll候補は高確率で別属性のメインダメージのため、狙ったPrimary Affixを出すには相当量のReroll費用がかかることに要注意。
CrusaderはDaggerのLegendaryの候補が少ないため、CubeでのCraftを考慮すれば良品を狙うのが容易い。
というか、これのCraftが容易であるために他の武器候補を大半食ってしまっているのが現状。
- Akarat's Awakening
Blockが成功した際に確率で全てのスキルのcooldownを1秒減少させるCrusader Shield。
Crusader ShieldのためAffix候補が多く、Thornsも特にデフォルトではないため、良品に出会うためには相当の根気が要る。
Block Rateがデフォルトで付与されるため、とりあえず入手したらRerollでThornsを付けてしばらく使い倒そう。
Block→能力起動抽選のプロセスを経るため、CDR回収についてはObsidian Ring of the Zodiacほどの確実性ではない。
変身維持のためには、これを採用した上でも全身のCDRが優先される。
- Captain Crimson's Trimmingsセット
定番の地位についたCraftセット。
InvokerのHelm・Shoulder・Glove・Bracersは固定、PantsかBootsのどちらかをCaptain Crimson'sにし、Captain Crimson'sのBeltとCubeのRing of Royal Grandeurを合わせて両者のフルセットボーナスを得る。
あまりKey FarmやDB Farmと縁の無いビルドなので、別Setを使うモードのことは考えなくても構わないだろう。
これらのうち、BeltはThornsのレンジが高い部位なので、最適を求めるなら相当な数を作ることになる。
- Aquila Cuirass
リソースが90-95%以上有れば被ダメージを50%軽減する鎧。
このビルドはあえて使わなければリソースは1ポイントも使わずに戦えるため、非常に有用。
高GRのEliteであろうと設置系攻撃を無視して不動で殴り続けるのがこのビルドの本懐なので、最終的にはこの鎧の良品を見に付けたい。
- Endless Walk
攻防の2モードを持つ定番セット。
Ringの理想はStr・CDR・IAS・RCR・Thornsなのだが、Faster Run/Walkが固定されているため良品に仕上げるのは超難関。
Amuetの理想はPhysical・Socket・Str・ThornsにCDRかIAS。こちらも当ビルドでは機能しないCrit Damageが固定で難易度高め。
- Ring of Royal Grandeur
セット重ね着のために必須のRing。
解説ページの通り本体が装備するitemとしてはやや難がある品目なのだが、何を隠そう当ビルドは作中で最も本体がRoRGを装備するのに適したビルドだ。
何故なら当ビルドはCritに用が無いためTri-fecta実現不可がハンデにならず、デフォルト付与のIASとLoHの両方が最終装備に求められるModsだからである。
見るべきところは「Socketがあるか」「SecondaryにThornsがあるか」であり、Primary Stat(STR)をCooldown ReductionにRerollしたものが最終になるため他classが取得した場合でも問題無い。
当ビルドに僅かでも興味があるプレイヤー諸兄は、いずれのclassをプレイする場合でもACT1 Bounty Cache開封時はRoRGのModsだけは毎回チェックしよう。
- Justice Lantern
当ビルドでは変身維持のコアにAkarat's Awakeningが存在するため、ブロック率を持つこのRingはソロでもUnityより採用されている。
Secondary AffixがLegendary PowerとCC時間短縮で埋まっているためドロップ時点でThornsが付与されることは無いが、MAX3500の部位なので大抵Thornsを切る。
むしろ、ここにIASを積めるかどうかを意識したい。
■Thorns入門に適したitem
- Heart of Iron
2.4.0でVITが増えれば増えるほどに反射ダメージを増加させる効果を持った鎧。
2.6.8現在でこそAquila Cuirassにメインを譲っているが、Thornsがデフォルト付与なので育成中は十分に主役を張れる。
- Vo'Toyias Spiker
Provokeされた敵に反射ダメージを2倍与えるNormal Shield(Crusader Shieldではない)。
Boyarsky's Chipのランク25効果で、叩いた敵をProvokeする為相性がいいが、あくまで攻撃を食らった際の純粋なThornダメージ以外には適用されない。
確定でThornsが付くため、Affix的にはInvoker視点の良品が出易いのが長所。Akarat's Awakeningは良品が出にくいので、暫くこれを前線投入するのも現実的。
Legendary Gems 
- Boyarsky's Chip
Thornsビルド必須のGem。1Rank = Thorns + 800と還元率が高いため最優先で育てたい。 - Bane of the Trapped
定番ジェム。 - Bane of the Stricken
RGは元々得意なので、要不要はプレイヤーの好みで。 - Gogok of Swiftness
常時変身と最大APSの両面でヘルプになるジェム。
回避とThornsが噛み合ってないようにも見えるが、元々殴られた際の反射ではなく6Setの追加ダメージが主体なのであまり問題は無い。
Kanai's Cube 
- Echoing Fury
近寄って連射という太古のHack and Slashスタイルなので、高速化は歓迎すべき能力。
- Blood Brother
当ビルドの肝であるBlock Rateと火力強化を併せ持つ。
- Omnislash
Slashが周囲360度の小範囲攻撃になるベルト。
patch2.7.3でInvokerの6pieceに「最初の1体」制限が無くなったので、範囲の敵全てに高ダメージを出せる。
- Convention of Elements
売りのSingle Targetダメージを時間割で強化。
Physical Phaseにいつもウマで移動中という事態だけは避けたいが、主砲1種なので特に細かい留意は必要無い。
その他 
- InvokerとArea Damage
当ビルドにおいてもArea Damageは強力なのだが、黄Eliteばかりを狙って倒すビルドになったことからArea Damageはそこまで無理してrollしなくても良い認識になりつつある。
代わりに優先度が爆上がりしているのがIAS。
- Pig StickerによるAPS:5の世界
APS:5はDiablo3の作中最高速度となる。
厳しい条件ではあるが、Captain Crimson's Trimmings登用に伴ってLaws of Valorを使うようになった当ビルドでは、この世界が見えてきている。
その条件は…
・ParagonのIAS10%取得
・Laws of Valor/Unstoppable ForceのPassive効果8% + Active効果7%
・Passive SkillにFervorとFanaticism使用
・PigのIAS7% → その他の装備で19%
・PigのIAS6% → その他の装備で21%
・PigのIAS5% → その他の装備で23%
一方、Captain Crimson's登用前の目標APS:4は、Pig + Laws of Valor前提なら敷居がかなり下がっている。
Paragon IAS、Punish/Celerity、Fervor前提で残20%なので、Laws of ValorのActive効果込みであと5%で実現可能。
Fanaticismを使うなら装備のIASは不要ということになる。
コメント 
- リフレクトスキンはソーンの基本値にしか掛からないので、高GRはフラッシュで雑魚をすり抜けるようです。 -- 2019-02-12 (火) 22:50:46
- コンセントレーションもボンバートメントやリフレクトスキンと同じでダメ上がらないので、外しているね -- 2019-02-12 (火) 23:23:53
- スキル関係も昨今のThorns系Runeが抜けてProvokeが入ってるタイプに準拠しました。 -- 2019-02-13 (水) 21:33:46
- Punishダメージブーストもベースダメージ分だけしか上げないせいで、雀の涙ほどしか上がらないので要らないんですよね?あと属性も物理以外だと反射分が計算されないんですよね? -- 2019-03-11 (月) 17:46:12
- ↑その通りです。 -- 2019-03-16 (土) 10:08:53
- 良くわからないんですけど、+100%ついてるhackは、豚ナイフの半分の振り速度あれば並べるような気がするんですが間違ってる? -- 2019-11-25 (月) 23:50:31
- Hackの効果はThorns値を100%追加ではなく攻撃時にThorns値100%分のダメージを追加です。Invokerセットで15000%あるThornsダメージがHackを装備すると15100%になるだけです。 -- 2019-11-26 (火) 00:42:28
- そんな仕様だったとわ。でもそうなるとhackより、振りの早いレアナイフの方が強そうですなぁ・・・プライマリ5枠+αの豚ナイフの比較対象にすらならなそう -- 2019-11-27 (水) 00:11:04
- Hack好きには残酷な話ですが、現在は実際そうなんですよ。 -- 2019-11-30 (土) 23:43:22
- 2.7.3のInvoker、それなりにmob狩ってもタイム間に合うようになってるからCubeにEchoing Furyがアリだと思う。 -- 2022-04-17 (日) 16:23:03