直訳すれば「将軍」。
初出のFF2では終盤の強雑魚、続くFF3でも終盤のボスキャラとして登場し、かなり上位のモンスターという扱いをされていた。
FF4でもボスキャラだが、以降扱いが急落した。
FF2
パラメキア帝国の将軍で、かの有名なキャプテンの上位種。
通常物理攻撃のみだが、攻撃力120、攻撃回数と命中率は10回-95%と凶悪。
テツキョジン程ではないが、あのデスライダーやラスボス皇帝陛下を凌ぐ攻撃回数である。
竜巻内部にあるダイヤアーマーの宝箱を守っているほか、
パラメキア城では通常エンカウントするが、普通に進めているとまずコイツの攻撃は回避しきれないのでブリンクに頼ろう。
- 秘紋の迷宮のないバージョンでは竜巻の宝箱を守る1体の他にはパラメキア城突入~クリアまでの間しか戦えない期間限定モンスターである。
本作最強の斧であるルーンアクスをドロップすることがある。
コイツが守っているダイヤアーマー自体は役立つ機会のほとんどない防具だが、ルーンアクスのドロップ目当てに敢えて戦ってみるのは悪くない。
- 自分の持っている鎧よりも弱い鎧を守っているが、希少価値的な意味では守ってる鎧の方が高い。
- パラメキア城で普通にエンカウントできるとはいえ、一度に最大でも2匹までしか出てこないので、あまり効率良く狩りを行うのは難しい。
全フロアでエンカウントできることと、比較的出現率が高めなのが救いだが。
回避率重視のプレイスタイルでも、コイツの攻撃を完全回避することは難しい。
上記の通りブリンクで回避するのも手だし、胸当て装備で防御力を上げてから、わざとコイツの攻撃をくらい、HPを上げるという使い方も。
ただ、この時点でHPを上げてもほとんど意味は無いが。
- ラスボス皇帝の隕石対策にHPを上げる手は有効。
ただHPが高いと相応の回避率を要求されるが。 - 最初から回避することを考えないで、鎧やプロテスなどで防御力を上げて対抗するのも一つの手。
その場合は上層部ではクアールが出てくる点に注意。- 下層部から出てくる、バンパイアガールなどのHP吸収攻撃効果持ちにも要注意。
- 回避率の高い盾や武器で回避率をキープできる範囲でなら、重装備したほうがいいのかも。
防御力でこいつの攻撃を受け、回避率をキープしてバンパイアガールなどの攻撃を避ける。
先手を取れる者がブリンクを使って完全回避を狙う手もあるが、ブリンクのLvがよほど高くないと頼れないし、この戦法だと不意打ちには無力。
ドロップアイテムは、ダイヤの兜、ドラゴンアーマー、ダイヤの小手、ルーンアクス、蜘蛛の糸。
防具は、回避率重視プレイの人間には見向きもされないものばかり。
そこそこの値段で売れるといっても時期的に金は殆どいらなくなるので、やはり一番の魅力は最強の斧ルーンアクスだろう。
- 秘紋の迷宮のないバージョンでは、ダイヤのこて・ルーンアクス・クモのいとの3つはパラメキア城突入~クリアまでという限られた短い期間内にこいつを倒すことでしか量産できないため、個数まで気にするコレクターの場合は注意されたし。
- ダイヤのこてとクモのいとの2つの方は攻略面では実用性が薄いためコレクター以外特に気にする必要はないが、有用性の高いルーンアクスの方はたとえコレクターでなくとも4人の両手分(計8個)集めておいても損はない。
通常プレイにおいては狩りの対象となっているので気にならないが、実はこいつが含まれているパーティは逃げられない。
将軍の威厳とは偉大なもののようだ。
- この仕様のおかげで、期間限定でしか戦えないモンスターながら、早解き等で宝箱を守るものも雑魚エンカウントも完全無視する場合を除きモンスター図鑑に登録し忘れることはまずない。
FF2(GBA版以降)
何処でもセーブが可能になったので、ダイヤアーマーの宝箱の前でセーブし、ルーンアクスを落とすまで粘るのもいいかもしれない。
- パラメキア城で狩る時も少し楽になったかもしれない。
- 竜巻自体そんなに複雑なダンジョンじゃないから、それ以前のバージョンでも斧使いがいれば粘る価値は大いにある。
- PS版のメモファイルを使っても同じことはできる。
同系の追加モンスターであるデスナイトは弱いものの、攻撃回数だけはジェネラルに匹敵する。
FF2(PSP版以降)
PSP版のジェネラルはFF9のスタイナーそっくりでかなり不細工、…失敬、「将軍」という感じがしない。
まぁGBA版でも一兵卒って感じがしたが…。何気にFC版が一番良かったかも。
- PSP版は、リアルに人間相手に戦っているという感じがする。良くも悪くも生々しい。
外見は例えて言うなら「人間サイズのオーガに剣と鎧を持たせた」感じだろうか。 - 下位種であるソルジャーの項にもあるが原画をベースにしたためである。
PSP版では秘紋の迷宮の「希望」のフロアで戦うこともできるので、レオンハルトを仲間にしてからも狩ることはできる。非常に手間はかかるが。
- 「パラメキア」、「鉄格子」のフロアでも現れる。「希望」のフロアでは、本編ではエンカウントできない3体のパーティで出現する。
秘紋の迷宮でもダイヤのこてとルーンアクスの2つはこいつを倒すことでしか量産できないため、コレクターにとっては重要なモンスター。
秘紋の迷宮のおかげで期間限定モンスターでなくなったのはとてもありがたい。
- クモのいとの方は秘紋の迷宮では宝箱からも入手できるためこいつを倒して集める必要はなくなった。
もっとも、ルーンアクス狙いでこいつを倒しまくっている内に狙わずともダイヤのこて共々勝手に複数個集まっている可能性は高いが。
FF3
エウレカにて、エクスカリバーを守っているボス。
物理攻撃のみだが、攻撃力は割りと高め。
確かに高いんだが、すでに同クラスの攻撃力を持つボスと戦った後で、しかもそこからクリスタル装備がいくつか手に入っているはずなので、いまいち弱い。
不安なキャラにはプロテスを1回かけておけば十分耐えられるだろう。
天野氏の原画やそれを忠実に表現したDS版では持っている武器は斧だが、FC版では片刃の曲剣を持っている。
「わたしのひかりにたえきれるか?」とかいいながら半裸のオッサンが襲ってくるイベント戦。
聖剣が相手とはいえ、こんな試され方は正直イヤである。
- 体つきがマッチョの上、頭には羽帽子、下半身は海パン(ハイレグ)と編み上げブーツである。
- 半裸と海パンと変な曲刀、敵に恐怖(?)を身を以て与えようとしている所はさすが将軍といったところか。
全属性半減に加え魔法防御力が高いので、属性を持つ魔法はまず通じない。
魔法系ジョブ縛りなどで戦うのであれば、バイオなどの無属性魔法を必ず用意しておこう。
天野氏の原画のタイトルは「ダークナイト」
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)
- 使用魔法が地味にやっかい。
バイオとドレインは守りの指輪を装備していてもダメージが軽減されず、痛い。
3Dグラフィックの出来が良く、スキュラと同じくらいリアル。- FC版よりDS版のほうが、武器・盾の構え方とかの点で天野氏の原画に忠実。
FC版の攻略本曰く「悪の将軍ジェネラル」。ダークジェネラルとどう違うかは不明。
聖剣の守護者ながら使うのは全て黒魔法で、おまけに字面も効果も邪悪そうな印象のものばかり。
白魔法のホーリーやトルネド、あるいはミニマムとかじゃ駄目だったのだろうか。
FF4
ゴルベーザに操られたバロン王国の将軍として登場。
カイポの村でリディアの身柄の引渡しを拒否したセシルが戦うことになる。
行動は部下のバロン兵に攻撃命令を出す以外の行動はしないうえ、
部下が全滅すると一人で「撤退」する。
- 階級は天地の差だがこの行動パターンは5の軍曹とほとんど同じ。
HPは将軍らしく結構あるが倒せなくはないし、経験値も多いので、バロン兵を一人残してこいつを倒したほうがお得。
バロンにあるどうのすなどけいを使うと安全に倒せる。
将軍を先に倒した場合、生き残っていたバロン兵は全員自害もしくは同士討ちしてしまう。
- 夜中に宿屋に忍び込んできた(宿屋の主人始めカイポの住人たちに襲撃を気付かれていない)ことから、恐らく彼らは隠密行動部隊だったのではないだろうか。
それなら大人数を連れて来なかったのも頷ける。
相手はバロン最強部隊の元隊長と地形を変えてしまうほどの大地震を引き起こす召喚士であり、下っ端に任せるには荷の重い相手だと判断されて「将軍」クラスの人材が派遣されたのかも知れない。
- バロンの魔法部隊は創設されたばかりでまだ戦力にならないという設定がある。
実際のゲーム中でもポーキーとミニマムの詠唱を間違えるようなドジをしでかす頼りなさを見せている。- ジェネラルとバロン兵たちが弱いんじゃない。セシルが強すぎただけなんだ。
- 撤退に関しては、ここでセシルに全滅させられるよりは一人でも帰還して「セシルが健在であり、召喚士と手を組んでバロンに反旗を翻した」
という情報を持ち帰った方が軍人の仕事としては遥かに正しい。
また「将軍」という地位にいる身としては「負け戦での逃げ方」は重要な才能の一つである。- なるほどね。しかし撤退した奴らの処遇はどうなったことやら。カイナッツォがバロン王に化けてんだから、おそらく処刑か…。
出現するモンスターPTがNo.247の時は、バロンへいは同士討ちではなく、こちらに攻撃してくるようになっている。
ただしこの設定がされているモンスターPTはキャプテン+バロンかいへい×2のPTであり、ジェネラル+バロンへい×3のPTはNo.237なので、無意味な設定となっている。
「騎士」と「将軍」なら「将軍」の方が地位が上だろうし呼び捨ては当然だが、将軍とはいえ、陸兵団(恐らく)のトップかどうかは不明。
一方のセシルは元飛空艇団のトップなので、地位という点では左遷される前はジェネラルと同格以上だったと思われる。
もしかしたら赤い翼を解任される前はジェネラルから敬語を使われていたのかも知れない。
- この時点ではセシルは「陛下に楯突いた挙げ句に任務に失敗して死んだ」という扱いなので仕方ない。
更に言うとセシルは若干20歳で赤い翼の隊長に抜擢されるほどのエリートなので、バロン軍内の一部で妬まれていた可能性もある。
曰く「ミストの生き残りのその子供を引き渡せば、許して下さるそうだ」。
しかしセシルはこの時点でバロンで死亡扱いになっている*1ので、許すどころか殺る気満々である。
「将軍」という肩書きからすると、恐らく陸兵団の所属と思われる。
後に海兵団所属の部隊長も登場するが、行動パターンはジェネラルとほとんど同じ。
ジェネラルの逃走ぶりは、本人がヘタレなのではなくバロン軍全体の方針なのかも知れない。
実際、軍という組織にとっては兵士一人育てるのにも膨大な手間と時間と金が掛かるので、
後々のことを考えたらヤバくなった時に玉砕よりも撤退を重視すべきなのは間違ってはいない。
「かかれっ!」
FF4(GBA版)
逃がすとモンスター図鑑に載らないため倒しておきたい。
時間は掛かっても苦戦する要素も無いしサクッと倒そう。
FF4(DS版)
二周目で攻撃アビリティ無しで挑んだり、
『「たたかう」しなくてもカウンターがあればOK。ギルハント、レベルハント、トレジャーハントもついでにつけとくか』なんて考えてカウンターを付けても、ジェネラルの号令による攻撃ではカウンターが発生しないので、無抵抗で殺されるというミシディアの魔道士達の気分を味わうハメになる。注意されたし。
- カウンターが発動しないのは、バロン兵の攻撃がジェネラルの号令に対するカウンターの為。
- とは言え、オートバトル「たたかう」でも普通に勝てる。
オートバトルにまで「うそなき」だの「うたう」(○○のうた)だのを付けてたらさすがにどうしようもないが。
SFC版同様一人になると逃げだすが、モンスター図鑑に載らなくなるので注意。
どちらにせよ、一周目で図鑑は埋まらないのでうっかり逃がしても問題ないが。
バロン兵より先に倒してもバロン兵はオリジナルと違って自害しない。?マークが頭の上に出るが、それだけ。
- 「それだけ」ではない。混乱して同士討ちを始める。
- 本人の弱さに加え、部下が同士討ちを始める始末。バロンの指揮系統の脆弱さが伺えるな。
オープニングから持ち越した赤い牙で兵もろとも一掃すると手っ取り早い。
赤い牙を温存しても今後使うべき場面は特に無い。
FF6
Lv19、HP650、MP30、種族:人間。
攻撃力13、防御力200、命中100、素早さ30。
回避率0、魔力10、魔法防御105、魔法回避0。
弱点属性:毒。吸収・無効化属性なし。
有効な状態異常:全て有効。常時プロテス状態。
行動:
通常時
- 1ターン:たたかう/たたかう/バイオアタック
2ターン:たたかう/たたかう/ケアルラ
操る:たたかう/バイオアタック/ケアルラ。スケッチ:バイオアタック/ケアルラ。あばれる:ケアルラ。
盗み:通常枠ポーション/レア枠ミスリルシールド。落とすアイテム:通常枠なし/レア枠イエローチェリー。
変化:成功率50%。テント/フェニックスの尾/テレポストーン/聖水。
EXP:232。獲得ギル:308。
魔導工場の最終エリア(階段のフロア)に出現。
直訳すれば「将軍」なのだがザコ敵である。
ガウの「暴れる」で選択すると常時プロテス状態で崩壊前唯一回復ケアルラが使えるので必ず出会っておこう。
斧を持った鎧兵士タイプの種類は以下の通り。
他の魔導工場モンスターと同じく、物理攻撃に強い。防御力155ある上に、常時プロテス状態。
攻撃は通常物理攻撃の他に、スリップ効果物理攻撃「バイオアタック」とケアルラを使ってくる。
最大MPが30しかないのでケアルラ(消費MP25)を1回使うと実質的にMPは尽きてしまう。
レオやセリスは単に「将軍」と呼ばれているが、こいつとの立場の違いが気になる。
レオとセリスはケフカと一緒に皇帝の後ろに控えていたから同格の様だが、この敵キャラはセリスより上等の魔法を身に付けている…。
- MPはセリスより格段に少ない。
- 将軍にも武闘派や穏健派がいるからね。
「ジェネラル」として徴用されているのはセリスやレオといった武闘派ではなくて、魔法の扱いに長けている文官だったんじゃないの?
ただ、ケアルラを単に一回しか使えないところに、部下任せな所が伺える…。 - 雑魚敵として大勢存在していることから、セリスの後釜の「将軍」候補だったんじゃないだろうか。
- NTT出版基礎知識編の110Pの説明では「重装備の帝国兵」とされており、将軍扱いというよりただの兵士扱いされている。これを前提にするなら、将軍と言う立場を示した名前ではなさそうである。
種族は人間。
毒属性に弱く魔法防御も並な上に、ステータス異常にもまるで耐性がないので、単純な物理攻撃以外でならどうにでもできる。
通常枠ではポーションだが、レア枠でミスリルシールドが盗める。
稀にイエローチェリーを落とす。
FF6(GBA版以降)
魂の祠の第1グループの13戦目ではオニオン×2とセットで出現。
FF7
ガセネタの中の話だが、「すいちゅうこきゅう」マテリア関係で登場。
CCFF7
FFL
終章・前編のガーデンガーデンスラム街やアヴァロン帝国城に出現する。
PFFNE
AREA3-4の4戦目に1体、AREA31-EXの3戦目に1体登場する。
FFRK
FF3、FF4からボスとして登場する。
FF3の方はノーマルダンジョンでは禁断の地エウレカ 4のボス。
2回連続の物理攻撃やバイオ、ドレインで攻撃してくる。
FF4の方はレコードダンジョン第1部第1章のカイポの村のボス。