(Ver 2.7.4.6準拠)
AIとは何か
このゲームにおけるAIとは、自動学習云々の云々ではなく、ビークルを自動で操作してくれるブロック群である。
フォロー範囲は多岐にわたり、自動操縦から自動射撃、果ては複数のビークルをまとめて艦隊行動を取らせる事までできる。
利点は上記の通りである。
それに対する不利点は何か。
ブロックの設置や各種設定・調整が複雑で面倒くさい。
簡単なAIを構築してみる
とは言っても、戦闘の際に「ビークルを操縦しながら」「敵の方を向いて」「(場合によっては)偏差射撃」というのは無理がある。
移動系のAIは単純に設置しただけではマトモに動いてくれないので、ここでは何も設定しない簡易自動攻撃システムを構築する事にする。
色々挑戦したい人はAIのページへ。
まずは武装する
自動攻撃システムなのだから、攻撃を行うブツが必要になる。
基礎編で搭載したOctuple 40mm Mk-Sにもう一度ご登場いただこう。
まずはイカダ前部に砲台置き場を作る。
(この武器は斜め下まで射角があるらしく、ベタ置きしたら自分の足元を撃つ等されてヒドい目に遭いました)
続いてブツを設置。向きは前方とする。
インベントリのAIタブから
Mainframeを選択。
この辺にでも置いておこう。
標的船として保存しておく
この状態では、まだAIは自動射撃できない。いいタイミングなので保存しておき、後で標的船として呼び出す準備をしておく。
1)現在のイカダを保存する。
2)今度は名前を変えて、新規のビークルとして保存する。
3)メニュー画面に戻るなりしてクリエイトモードをリセットし、(1)で保存した方のイカダをロードする。
レーダーを設置する
AIタブのConnectorを選択し、Mainframeの真後ろに煙突のように縦に置いていく。
Mainframeと接触している事が条件。
AIタブの右上、黄色い矢印で示されている所をクリック。
Radar 360を選択。
Connectorで作った煙突の上に置いてやる。
Card slotにCardを接続する
AI card slotを選択。
(Mainframeの上に何か乗ってますけど気にしないで下さい)
Mainframeの隣に置いてやる。
Behaviours and AI expansionsをクリック。
Aim point selectionとTarget prioritisationを、それぞれcard slotの両側に装着。
(ぶっちゃけコイツ等が何をどうしているかすら把握できていない。おまじないみたいなもの)
AIと武器を接続する
続いてLocal weapon controllerを選択。
砲台の後ろに置いてやる。
AIの接続には、Connectorを使った有線接続と、Transmitter・Receiverを使った無線接続がある。
時と場合によって使い分けられているようだが、レーダーを有線接続にしたので、砲台は無線接続で行こう。
まずWireless transmitterを選択。
Transmitterは送信機で、Mainframeと接続されている必要がある。
Mainframeの上に設置。
次にWireless receiverを選択。受信機。
Local weapon controllerの上に置いてやる。
なお、接続さえされていれば、向きはどこを向いていてもいい模様。
これで一通りのシステム構築が完了した。
実際に試してみる
ビルドモードを抜けて三人称視点になり、ビークルから少し離れた場所に移動する。
別名で保存しておいた標的船をロードする。
この時、My teamをクリックして別の名前を選んでおくこと。
(そうしないとAIが敵として認識しない)
(リストの一番上に居るという理由で選ばれることが多いDeepwater Guard(私ばかりいつもこんなぁぁぁぁぁぁッ!!))
AI構築と標的船所属チーム分けがうまく行っていると、砲塔が自動的に砲撃を開始する。
うまく行かない場合は、砲塔の権限をプレイヤーが持っている可能性がある。画面左下をチェック。
マウスホイールで、AIと書かれている所が水色になるよう合わせる。
砲の射撃はそれなりにいいかげんだが、正面からゆっくり接近していけば粉砕できるはずである(木製のイカダですし……)。
なお、命中精度を上げるには索敵装置やその設定の吟味が肝要になるのだが、ここでは関係ないのでスルーします。
なお、AI mainframeを搭載したビークルは、Mainframeが破壊されると問答無用で沈没する。
既存のビークルを観察した際、やけにMainframeがガッチリ守られている理由はこれ。
(Mainframeを撃ち抜かれて轟沈せしめるイカダ標的船)
AIの調整
Card slotに挿入したCardにカーソルを合わせてQキーを押すと、各カードの設定画面が表示される。
設定できるパラメータの量は多いが、手懐ければかなりの部分をオートメーション化できると思われる。
更にはAI Mainframeを複数設置してそれぞれに違う設定を行い、Transmitter・Receiverのチャンネル設定やACBという制御ブロックを用いて武装が狙う敵の優先度付けを利用して対艦用、対空用と武器を振り分けたり、状況に応じてビークルの挙動を変えたり…それこそ技術とやる気さえあればあーんなことやこーんなことができます…が、それらは高等技術なので今は考えなくていいです。
後はもう、頑張って下さいとしか……。