戦術索敵

Last-modified: 2024-04-19 (金) 20:51:55

最終編集時Ver3.7.3

センサーパーツステータス一覧表

ブロック名方位角誤差(°)距離誤差(%)探知回数(/s)GPP使用量相対検知距離ミサイル検知距離砲弾検知距離空中使用空中目標水中使用水中目標マーカーその他備考
カメラ3600.312.510310.5×××緑/細字
カメラ900.21020211×××緑/細字
カメラ ジンバルトラッカー0.182511××××緑/極太
測距儀(5m)0.052521.25××××緑/細字同じ長さの装甲版も同様
測距儀(7m)0.051.43521.25××××緑/細字上に同じ
測距儀(9m)0.051.11521.25××××緑/細字上に同じ
IRカメラ3600.4512.515210.5×××赤/細字
IRカメラ900.31030111×××赤/細字
IRカメラ ジンバルトラッカー0.158400.51××××赤/極太
ミサイルレーダーブイホルダー1.51830.75××××水/太字
パッシブレーダー3601.51821×××水/細字ARシーカーがあるミサイルは検知可能
レーダー3601.50.68210.50.5××水/太字
レーダー9010.4151111××水/太字
レーダー ジンバルトラッカー0.50.2200.51××××水/極太
ミサイルソナーブイホルダー11.5530.75××××青/太字
パッシブソナー3600.7515210.5×××青/細字魚雷ソナーまたはソナーブイを搭載若しくは魚雷プロペラまたは2次魚雷プロペラによって推進されているミサイルは検知可能
ソナー3600.750.755210.25×××青/太字
ソナー900.50.510110.5×××青/太字
再帰反射センサー36010.2411××××灰/細字
レーザー測距儀トラッカー10.1150.11××××黒/極太
無線傍受器210531×黄/細字ミサイルと発射母機がケーブルで接続されていないレーダーブイ及びソナーブイは検知可能

概要

AIはそれ自体がオプション→コンフィグのAutomatic detection accuracyで設定されるある程度の索敵能力(1であれば100%)を持つ。Neterのデフォルト設定では0.1と極めて低い精度でしか検知できないため、各種センサーにより敵の位置情報を取得する必要がある。
基本的にセンサーの性能よりも狙う敵の各種被検知距離が重要となっている。敵によってどのセンサーが検知しやすいかは異なるため特定の索敵属性のパーツに頼りすぎるのは危険。
ビルドモード時に「:」キーを押す事でそれぞれの属性の検知距離を見られる。また、マウスホイール→右上の目のアイコンで敵ビークルの各種検知距離も確認可能。検知距離は相対検知距離100%のパーツの1回の探知に引っかかる確率が5割になる距離なので、実際にはもっと遠くても検知される可能性がある事には注意が必要。
索敵とは異なるが、照準選択カードの高密度優先を使うにはパッシブではないカメラ・レーダー・ソナー系索敵装置のいずれかが、熱源優先を使うにはIR系の索敵装置が必要となる。

索敵属性による分類

Visual/可視光

+Camera360/Camera90/Camera Gimbal Tracker/Range Finder系6種/Retroreflection sensor 360
普通のカメラ。検知距離はビークルの水面上部分の大きさに依存する。Retroreflection sensorはNeterの超技術(?)で見られていることを感知する。
スモークにより妨害され、検知距離は増えるものの誤差が増大する。
夜間や悪天候時は検知距離が短くなる(正確には惑星の設定による)。
強力な索敵装備だが状況次第ではほとんど役に立たない、という事も有りうる。
水中目標は一切捉えられず、水中では機能しない。
ガラスで覆っても(全く見えなそうな色のガラスでも)機能を阻害しない。
Retroreflection sensor 360により逆探知される。

Infrared/赤外線

+IR Camera 360/IR Camera 90/IR Camera Gimbal Tracker
熱を持った物体から放出される赤外線を観測するカメラ。赤外線は絶対零度以上のすべての物質から放出されるため何も積まなくても100mの検知距離を持ち、武装や排気、光源等の各種熱源により加算される。
水中目標は一切捉えられず、水中では機能しない。
ガラスで覆うと機能しなくなる。
逆探知手段は存在しない。

Radar/レーダー

+Radar 360/Radar 90/Radar Gimbal Tracker/Passive Radar 360/Missile Radar Buoy Holder
対象ビークルに対して電波を飛ばし、その帰ってきた電波で検知する。パッシブレーダーは他のレーダーが発する電波を観測する。
ブロック次第で索敵可能距離が大きく増減するという特徴があり、
ゴム<軽量合金<木<石<鉄<HA<<<その他ブロック
(詳細はブロックステータス一覧へ)
という具合で検知距離に差が出る。ブロック次第では1ブロックで100mの検知距離が伸びるものもある。
方位(Bearing)検知能力に劣るが距離(Range)測位能力に優れる為カメラ系パーツの欠点を埋めるのに有用。
水中目標は一切捉えられず、水中では機能しない。
Passive Radar 360により逆探知される。

Sonar/ソナー

+Sonar 360/Sonar 90/Passive Sonar 360/Missile Sonar Buoy Holder
音波を出して、その音波が反射して戻って来るまでの時間差から目標を検出する。パッシブソナーは他ソナーの音波やプロペラ等駆動パーツの音を拾う。
レーダー同様材質により検知距離が変化するが、変化はレーダーと同一の規則ではない?
水中索敵を行う手段はこれらかWireless Snooperしか存在しない。
水中でのみ動作し、水に浸かっている相手のみ探知可能、飛行目標には無力。

Wireless Snooping/無線傍受装置

+Wireless Snooper
名前の通り通信を傍受する。敵ビークルのWireless Transmitter並びにWireless Reciever、Intra Vehicle Transmitter、ECM及びミサイルと発射母機がケーブルで接続されていないRadar buoy並びにSonar buoyに反応する。これらを使わないビークルは検知できない。
各種無線装置の数、その装置同士の離れている距離に依存して検知距離が広がる。
「完全に覆われていても動作する」のが最大の特徴で、載せておけば他のセンサーが全て潰されてもとりあえず自動戦闘を続行可能。逆探知手段は存在しない。

その他

+Laser Range finder Tracker
レーザーによる測距儀。
パッシブ(受動探知)センサーではないが、ロックオンが出来れば100%敵を検知している。
スモークによって機能を停止される。
水中目標は一切捉えられず、水中では機能しない。
逆探知手段は存在しない。

パーツ分類

基本的にそれぞれのパーツは正四角錘を組み合わせた形状の索敵範囲を持ち、それぞれの方向に直線的に視界が通る状態であれば(本来見えないであろう角度でも)問題なく機能する。が、例外が幾つかある。

90°系

Camera 90/Range Finder系6種/IR Camera 90/Radar 90/Sonar 90
1方向のみを索敵する装置。その方向に一直線に視界が通っていればOK。Range Finderの索敵はパーツ両端から前方に向いており、両方が空いてないと機能しないことに注意。逆に中央は塞いでも問題なし。

360系

Camera 360/IR Camera 360/Radar 360/Sonar 360
底面を除く全方位を索敵する装置。それぞれの方向に直線的に視界が通っている必要があるが、1つの方向を塞いでも他の方向では問題なく機能する。単体での索敵精度はあまり信頼できるものでもなく、複数で検知する、ターレットに乗せた90°系やトラッカーで追跡する、ミサイル等誘導性のある武装を使う等で対応したい。

Passive系

Passive Radar 360/Passive Sonar 360/Retroreflection Sensor 360
対応する索敵に反応する索敵装置。視野は360系と同様。
対応する索敵に対する検知確率が100%なので対象が対応する索敵装置を積んでいる場合には表記以上の性能を発揮する。
また、あくまでも受動的な機関なのでステルスに向く。
Passive Sonarは水中にある各種プロペラやDedicated heliblade(判定はspinner部分)、燃料エンジン、スチームエンジンのピストンの駆動音を検出するが、これは通常の索敵装置と同様検出距離の影響を受ける。
対応するPassive系を用いることで、ソナーブイやレーダーブイの検知が出来、迎撃が可能になる。

Tracker系

Camera Gimbal Tracker/IR Camera Gimbal Tracker/Radar Gimbal Tracker/Laser Range Finder Tracker
これらのパーツは特定のビークルを継続的にロックして索敵し続ける。ロックするために他パーツによる10°×10°での精度の索敵が必要となる。対象となるビークルと装置間の直線上にブロックが1つでもあると機能しない。1つのメインフレームが1つの対象に使えるトラッカーは3つまでで、それ以上は別の目標に向かうか機能しない。v3.2.9現在は最大10個まで機能するようだ。
少々癖のある特性を持つが、個々のパーツの性能自体は非常に高いので使えそうな状況であれば積極的に使っていきたい。GPP消費も全体的に少な目のため360°一つと大量のGimbalTrackerでもいいだろう。

Buoy Holder系

Missile Radar Buoy Holder/Missile Sonar Buoy Holder
ミサイルパーツである、Sonar Buoy及びRadar Buoy運用の為に必須のパーツ。
このブロックを設置した数だけソナーブイ、レーダーブイを運用する事が出来る様になる。
主にソナーブイは空中から水中を、レーダーブイは水中から空中を見るのに使うのが良いだろう。両者とも他の手段は精度の低いWireless Snooperしか存在しない。
レーダーブイはActive Radar Seekerによるミサイルを引き寄せ、ソナーブイはTorpedo Sonarによる魚雷を引き寄せるためデコイとしても使用可能。
索敵装備ではなく単なるデコイとして使用するのであればブイホルダーをAIコネクターに装着する必要は無く、任意の場所に設置すれば良い。
発射母機とケーブルを介して接続されていない場合、ECMによる欺瞞を受ける。

要素解説

  • General purpose processing power
    情報処理能力。AIメインフレームが持つステータス、初期状態で2の処理能力を持つ。
    索敵装置を装着、使用する際、或いはRemote guidanceを積んだミサイルの誘導に使われる。
    処理能力を超えた際は性能低下が発生し、AIメインフレームに"GPPP-based system efficiency: 81.97%"等と表示される。
  • General purpose processing Card
    AIの情報処理能力を上昇させる為に存在するパーツ。1枚挿入で処理能力が1上昇する。
    主にGPPと略される。スペースを取る上1つに付き100マテリアルとそこそこなお値段。
  • Bearing/方角・方位
    現在のビークルの位置から見た縦、横軸の情報。座標軸を求めるために必要な値の一つ。
    東の(横軸)上空(縦軸)に敵が!という情報。
    センサーが検知する属性の一つでカメラやIRカメラが得意な分野。
    武装がレーザーや粒子砲の場合は距離の精度はほとんど必要なく、方位がしっかりと測定されていれば良い。
  • Range/距離
    現在のビークルの位置から見た、奥行きの情報。方角と同様座標軸の為の値。
    敵艦との距離測定(奥行き)の情報。
    センサーが検知する属性の一つでレーダー、ソナー、レンジファインダーが得意な分野。
    比較的長距離の砲撃を行う場合や、CRAMキャノンを使う場合は方角だけでなく距離も重要になる。
  • Position/位置
    Bearing/方角とRange/距離の情報を元にした位置情報。
    Intra Vehicle Transmitterで僚艦とのやり取りで使われるのもこのデータ……
    (なのだが、不親切かつ謎が多い……。)
    詳細は後述のUI解説時に行うとして、各種センサーから送られて来た情報を
    平均化し、大体敵はこのへんであろう、という情報になったのがこの値。

UI解説

2020-10-29_09 41 48.jpg

Detection compornents

現在艦に搭載されている索敵センサーの一覧が表示される。
右から順に名称/検知している敵ビークルの数/指定されている敵ビークルを検知できる確率/方位情報の重み付け/位置情報の重み付けとなる。
索敵装置の情報はそれぞれの精度に合わせて自動で重み付けがされる。手動調整は廃止されました。
各項目にマウスオーバーすることでそれぞれのセンサーの性能を確認できる。

Target tracking

  • speed averaging time/Bearing averaging time/Range averaging time
    ここで設定した時間内の各種センサーによる敵ビークルの索敵情報を平均化して敵ビークルの現在位置を計算する。平均化時間を延ばすことでより多くのマーカーを参照することができ、より精密な位置情報の予測が出来る一方で、急激な旋回など機敏な動きへの対応が難しくなるので一長一短である。
  • Bearing error/Range/Velocity vector error/Speed/position error/Future position error
    各索敵情報の方位の誤差/距離/速度ベクトルの誤差/速度/現在位置の誤差/予測位置の誤差をマーカーとして表示する。下の水色のグラフはその情報を平均化したもの。RangeとSpeedでは加えて実際の距離/速度を示す白いグラフが表示される。
    誤差を表す表示時は下端、RangeとSpeedでは白いグラフにより近いものが正確な索敵情報となる。
    実際の情報が分かっているならそっちを使え、と思うかもしれないが、実際の情報に誤差というフィルターをかけたものが各種索敵装置による情報なので仕方ないことである。
  • Track index
    複数の敵ビークルが存在する時、表示するビークルの情報を切り替える。1つのAIは複数のビークルを同時に索敵できる。
  • Mainframe index
    表示するメインフレームを切り替える。各々のメインフレームに分かりやすい名前を付けておくと扱いやすくなる。
  • show ** detections
    上のグラフのマーカーや索敵情報の表示時間を切り替える。確認したい情報に応じて切り替えよう。

Tips

サブオブジェクトの扱い(スピブロ/ターレット)

サブオブジェクト上の索敵装置は他サブオブジェクトやメインオブジェクトを透過できなくなりました。ピストンを使って重ねた状態では機能する模様。
索敵装置は表面に露出させる必要があるため、分散配置やダメコン等は以前より注意が必要かもしれない。

 

コメント