編集時Ver4.2.8.2_alpha版
概要

v3.4.4_alphaにてインベントリから削除されたヘリブレードやデディブレに代わって実装された新たな推進装置。
高高度を除く空中および水中で機能するほか、見た目のカスタマイズが可能。
WW2世代のレシプロ軍用機やスチームパンク風の飛行艦を再現するのに向くと思われる。
構築方法
①プロペラハブを設置

航空部品(Air)タブのプロペラハブを設置する。
②プロペラブレードを接続

プロペラハブにプロペラブレードを接続する。
設定UI
推進モジュールの応答方法/Propulsion Response

推進器をどのように動かすかを決める項目。
内容は他の推進器と同じなため、詳細はこちらを参照。
推進モジュールのコントロール/Propulsion Control

コンプレックスコントローラーを使用してプロペラを制御する項目だが、現在使用されることは少ない。
統計/Stats
特殊設定/Extra cofiguration
| Orientation 推力偏向 | |
|---|---|
| プロペラのヨー角およびピッチ角を±15°まで変更することができる。重心と推進軸のズレからくるモーメントを解消したり、ACBやブレボのGBS(General Block Setter)機能を使用して、いわゆるベクタースラスト機を再現することができる。 | |
| 項目 | 説明 |
| Yaw angle ヨー角 | プロペラのヨー角を変更する。 |
| Pitch angle ピッチ角 | プロペラのピッチ角を変更する。 |
| Manual control of pitch/yaw ピッチ/ヨーの手動制御 | ピッチ/ヨー角を固定で使いたい場合に使用する。 |
| Automatically point upwards 自動的に鉛直上方向を維持 | ビークルの重心より上に浮上用プロペラを設置した状態で、このオプションを選択すると、機体を常に水平に維持しようとする安定性を付与することができる。 |
| Automatically keep horizontal 自動的に水平を維持 | ビークルの重心より前に推進用プロペラを設置した状態で、このオプションを選択すると、機体を常に水平に維持しようとする安定性を付与することができる。 |
| Visual node ブレード形状 | |
| 項目 | 説明 |
| Invert model rotation (decorative only) モデルの回転方向を反転(見た目のみ) | プロペラの回転方向を逆向きにする。なお、変わるのは見た目のみで性能には影響しない。 |
| Rotation of blade ブレードの回転 | ハブ上のブレードの回転(迎え角)を変更する。 |
| Blade thickness ブレード厚さ | ブレードの厚みを変更する。 |
| Blade width ブレード幅 | ブレード幅を変更する。 |
| Extra projection 延長描画 | ブレードの長さを視覚上のみ伸ばすことができる。 |
| End effect (optional) 終端効果(オプション) | |
| 項目 | 説明 |
| End effect length 終端効果長さ | 先端に向かってブレード薄くする。効果を無効にする場合は、0に設定。 |
| Curve power 曲線強さ | 曲線の形状を制御する。 |
| End width 終端幅 | 終端効果が生成するブレード終端の最小幅を設定する。 |
| Start effect 始端効果 | |
| 項目 | 説明 |
| Start effect length 始端効果長さ | ハブに向かってブレードを薄くする。効果を無効にする場合は、0に設定。 |
| Minimum width 最小幅 | 終端効果による最小幅を設定する。 |
| Texture 材質 | |
| 項目 | 説明 |
| Iron 鉄 | |
| Red cedar レッドシダー | |
| Alloy 軽合金 | |
| Heavy armour ヘビーアーマー | |
| Lead 鉛 | |
| Metal メタル | |
| Rubber ゴム | |
| Stone 石 | |
| Wing ウィング | |
| Applique アップリケ | |
| Visual node ビジュアルノード | |
| 項目 | 説明 |
| Apply preset: default プリセットの適用:デフォルト | |
| Apply preset: linear プリセットの適用:線形 | ブレードが矩形になる。 |
| ~% down the blade ブレード~%の位置 | ノード(制御点)の位置を変更する。0%→ハブ付け根、100%先端。 |
| Front edge moved ~% 先端エッジの移動 | ノードでのブレードの前縁を前後に移動する。 |
| Width 幅 | ノードでのブレードの幅を変更する。 |
| Thickness 厚さ | ノードでのブレードの厚みを変更する。 |
| Rotation 迎え角 | ノードでのブレードの迎え角(ねじれ)を変更する。 |
| Shaping キャンバー | ノードでのブレードのキャンバー(反り)を変更する。 |
| Insert node ノードを挿入 | 新しいノードを挿入する。 |
| Delete 削除 | ノードを削除する。 |
| Blade on/off and shift ブレード表示のON/OFFと移動 | |
| 項目 | 説明 |
| Enable rendering the "up/right/down/left" blade 上方/右/左/下方ブレードのレンダリングを有効にします。 | チェックを外すと、当該するブレードが非表示になる。1、3枚ブレードの再現したいときなどに使用する。 |
| Rotation of "up/right/down/left" blade ~° 上方/右/左/下方ブレードの回転角度 | 当該ブレードの回転方向の位置を変更する。3枚ブレードでブレードを等間隔に配置したいときなどに使用する。 |
特性
有効面積と推力/消費出力

推力及び消費出力は、有効面積に比例する模様。
そのため、プロペラ径が大きいほど最大出力も大きくなる。
ただし、推力が100%に達するまでの時間はプロペラ径が小さい方が短くて済む。
- 有効面積
各ブレードの回転体面積の和(ハブ部分を除く)
※各ブレードで個別にカウントされるため、直径3mの4枚ブレードの場合8m^2 x 4で32 m^2となる。 - 最大推力
最大推力 = 有効面積 x 140 - 消費出力
消費出力 = 推力 ÷ 40 - 早見表 4枚羽根プロペラの推力
回転直径[m] プロペラブレード長[m] 推力 3 1 4480 5 2 11200 7 3 20160 9 4 38080 11 5 53760 13 6 76160 15 7 98560 17 8 125440 19 9 163520 21 10 194880 23 11 235200 25 12 273280 27 13 322560 29 14 371840 31 15 418880
クリアランスと推力の減少
プロペラの回転体延長線上(前後両方)にブロックがあるとクリアランスのパラメーターが減少する。
クリアランスが90%未満になると推力が減少してしまう。

ビルドモード中、プロペラハブまたはブレードにカーソルを合わせると、クリアランスの判定が表示される。
緑の四角で囲われている範囲が回転体で、黄色いバツ印があるところはクリアランスが確保されていない場所を示す。
判定はプロペラ回転体の前後それぞれで行われている。
ダクト等一部のブロックは、通常のブロックよりもクリアランスの減少量が小さいものもある。
なお、このクリアランスの判定はほかの推進器よりも厳密に行われており、スピンブロックやタレット等、別のコンストラクトに存在するブロックも判定に入る。

ブレード非対称による推力の減少
ブレードが左右上下で非対称の場合、発生推力にペナルティが生じてしまう。

性能を維持したまま3ブレードプロペラを再現したい場合等は、UIオプションのブレード表示のON/OFFと移動(Blade on/off and shift)機能を使うとよいだろう。
空気密度の低下による推力の減少
コメント
- 執筆完了。 -- araki? 2022-07-24 (日) 15:10:38


