対レーザー防御(Ver.2.4~)

Last-modified: 2023-03-11 (土) 05:02:28

編集時Ver3.3.2.38(beta_test)
Ver.2.4以降内容に大きな変化が生じたため、新ページを開設しました。
旧仕様についてはこちらを参照のこと。

概要

発射即着弾という特性から回避が困難なレーザー攻撃。
また、射撃精度が比較的高く、傾斜装甲効果、複合装甲効果を無視してダメージを与えてくるため、高出力のレーザーは短時間でビークル内部まで破壊してしまう。
ここではレーザー攻撃に対する防御手段について説明する。

スモーク

Anti_laser_system_02_smoke.jpg
マテリアルを消費して、レーザーのAPを減衰させるスモークを展開する。
主要な対レーザー装備となるが、ビークルの速度が高いと減衰効果が低下してしまう。(搭載しているビークルの速度が20m/sを超えると効果が低下し始める)
また、スモークは自機の発射するレーザー(ミサイル誘導用レーザーを含む)にも作用してしまうほか、レーザーレンジファインダー等一部の索敵装置にも悪影響を及ぼす。
後述するシールドプロジェクターも同様だが減衰させるのはあくまでAP値であるため、ビークルにもある程度の装甲を貼っていないと効果が薄い。

構成

スモークを使用した対レーザー防御は、レーザー攻撃を検知するLaser warnerとスモークを展開するSmoke dispenserの2種類のブロックから構成される。
Larser warnerでレーザーを検知しSomoke dispenserでスモークを展開する使用方法が一般的だが、ACBを使用してスモークを常時展開することも可能。

Laser warner

Anti_laser_system_03_laser_warner.jpg
レーザー攻撃を検知するセンサー。
設置位置から一定範囲内のブロックにレーザー攻撃を受けた場合に攻撃を検知して、後述のSmoke dispenserを作動させることができる。
作動させるには前方(写真上方向)の視線が通っている必要があるが、ほかのコンストラクトは視線が貫通する。(例:メインオブジェクト→サブオブジェクト,サブオブジェクト→メインオブジェクト等)
Anti_laser_system_05_warner_cannot_function.jpg
写真手前のワーナーは、ほかのブロックに視線を遮られているため機能していない旨の警告が表示されているが、奥のワーナー(スピンブロック上に設置)は、正常に機能している。
また、レーザーの検知範囲はワーナーを中心にした球形の内部であるため、視線さえ通っていれば設置の向きに依存せずどの方向から照射されたレーザーでも検知することが可能。
かつては、AIへの接続を必要としたが、現在は接続無しで機能する。

 

Laser warner設定UI
Anti_laser_system_04_laser_warners_UI.jpg

項目説明設定範囲
Warn if laser hits within a range of ~ blocks
レーザーが~ブロックの範囲内に当たった場合に警告する
検知距離は、ユークリッド距離ではなく、ブロック長のマンハッタン距離を使用して測定されます。1~20
Deploy smokes within a range of ~ blocks
~ブロックの範囲内でスモークを展開します
距離は、ユークリッド距離ではなく、ブロック長のマンハッタン距離を使用して測定されます。100に設定すると、使用可能なすべてのスモークが展開されます。1~100(+infinity)
Deploy (up to) ~ smokes per warning
警告ごとに(最大)~個のスモークを展開します
1~10(+infinity)
Warn on missile laser
ミサイルレーザーで警告する
ここのチェックを外すとミサイル誘導用のレーザーに反応しなくなる。
Apply to all
すべてに適用
このボタンを押すと、同じビークル等に搭載されているワーナーすべてに設定をコピーする。

Smoke dispenser

Anti_laser_system_06_Smoke_dispenser.jpg
Laser warnerでレーザー攻撃を検知した場合等にレーザーのAP値を減衰させるスモークを展開する。
動作にはマテリアルを必要とする。
Anti_laser_system_07_Smoke_dispenser2.jpg
スモークの有効範囲は、半径20mの球体の内側。
ビルドモード中、ディスペンサーを選択するとスモークの展開範囲が黄緑色の線で表示されるため、設置時の参考にするとよい。
ワーナー同様、かつてはAIへの接続を必要としたが、現在は接続を必要としない。

 

Smoke dispenser設定UI
Anti_laser_system_07_Smoke_dispenser_UI.jpg

項目説明設定範囲
Material use per second: ~
1秒あたりのマテリアル使用量:~
毎秒使用されるマテリアル。
特にこだわりがなければ、最大値の10/sにすればよい。
0.1~10
Warner triggers smoke for: ~s
ワーナーは~秒の間煙をトリガーします
レーザー警告またはACB信号を受信すると、ディスペンサーはこの時間動作してから停止する。10~100
Fraction of material: ~
マテリアルの割合:~
ビークルの利用可能なマテリアルが最大値のこの割合を下回った場合は、スモークを展開しない。0~1
Apply to all
すべてに適用
このボタンを押すと、同じビークル等に搭載されているディスペンサーすべてに設定をコピーする。

マテリアル使用量とスモーク強度、AP減衰率の関係

スモークの性能はSmoke strength(スモーク強度)で表され、この値が大きいほどレーザーのAP値を減らすことができる。
複数置くと、置いた分のスモーク強度が加算される。
ビークルが静止している場合または速度20m/s以下の場合、秒間マテリアル消費量とスモーク強度の関係式は以下のとおり。

スモーク強度=2500×秒間マテリアル消費量

合計の秒間マテリアル消費量と減衰後レーザーAP倍率は以下のとおり。
AP.png
上式のとおり減衰後AP倍率はスモーク強度の3乗根に反比例するため、スモーク強度が大きくなるほど減衰効果の上昇幅は小さくなる。
各ディスペンサーのマテリアル使用量を最大(10マテリアル/秒)にした場合、ディスペンサー設置数毎の減衰後AP倍率は以下のとおり。

ディスペンサー設置数減衰後AP倍率
110.3%
28.1%
37.1%
46.5%
56.0%

ビークルの速度によるスモーク強度の減衰

ビークルの速度が速い場合、スモークの強度が減衰してしまう場合がある。
ビークルの速度が20m/sを超えると減衰し始め、60m/sで50%、100m/sで33%まで減衰する。
ビークルの速度が20m/sを超えた場合のスモーク強度の計算式は、以下のとおり。
smoke.png
速度によるスモーク減衰を含めたAP倍率の変化(Desmos)

シールドプロジェクター

Anti_laser_system_01_shield.jpg
エンジン出力を消費して、レーザーのAP値を減衰させるシールドを展開することが出来る。
レーザーに対する防御能力は、スモークに大きく劣る(最大でもマテリアル消費量0.4mat/sと同等の効果しか出ない)が、ビークルが高速でも効果が減少しない。
シールドプロジェクターに関する詳しい説明は、こちらを参照のこと。

コメント

  • 記述が古かったため、ページを新設。 -- araki? 2021-11-29 (月) 16:25:22