編集時Ver.3.4.1.0
Ver.2.6.6にてCRAMオーバーホールが入ったため、新しいページを設置。旧バージョンでの構築方法についてはこちらを参照のこと。
概要
最大口径2000mmという超大口径の大砲。
一般的な特徴としては、「大威力」、「低連射」そして「低弾速」。
その特性ゆえ、高速ビークルには命中もままならないが、フォートレスや低速ビークル相手であれば、その破壊力を存分に発揮する。
使用するペレットの比率により、砲弾に様々な特性を持たせることが出来る。
口径にかかわらず発射から40秒経過すると弾は消滅、または爆裂する。
UIに表示される再装填時間(reload time)とは別に射撃後に3~6秒のパッカー準備時間(packer preparing time)がある。
パーツの説明
補記
パッカーは最大3つのペレットまたはペイロードコンパクターを接続できる。
その接続位置はトラテープ模様で囲まれた扉のある3面。
設置前の緑箱状態だと先細りの棒がついている3面。
基本の小型CRAMの組み立て方
1.回転させるためのタレットを設置
2.6方向コネクターを好きな高さだけ伸ばす
3.その上に発砲装置を設置
4.コネクターの周りにパッカーを設置(向きに注意!)
5.パッカーの周りにコンパクターとペレットを設置
コンパクターは火力を増加させる代わりにリロード時間を伸ばし、ペレットはリロード時間を縮める代わりに火力が減る。
6.砲身を設置。今回は仰俯角砲身1つとモーター駆動砲身4つ、通常砲身6つ設置
7.発射!
CRAMの強化
CRAMの強化方法には3つの方法がある
1.口径増加器を置いて口径を上げる(ただしリロードが長くなってしまう)
2.パッカーの割合を増やす(ただしリロードが長くなってしまう)
3.サイズを大きくする
1は口径増加器を発砲装置やコネクター、他の口径増加器の隣に置けば口径が上がる(1つで+50mm、最大2000mm)
2は置きなおしたり、CRAMにQキーで開くUIの、詰め込むペレットの再設定タブから割合を変更できる。
3について、効率のいい強化方法を解説していこう
1.回転させるためのタレットを設置。1mタレットに大型のものを載せると回転スピードが落ちるため、3mのタレットを使う。
2.同じようにコネクターと発砲装置を置こう。
3.このようにコネクターを配置する。これでは分かりにくいので、断面を見ていこう。
4.コネクターはこのように配置されている。この配置だと、"ペレット共有"と呼ばれるテクニックによりかなり効率的な配置ができる。
5.とりあえずコネクターの周りにパッカーを配置しよう
6.そしてその間にコンパクターとペレットを仕込んでいく。これを見ると、各コンパクターとペレットが最大4つのパッカーに接続されていることが分かるだろう。これこそペレット共有である。
ペレットは一気にいくらでも供給できるが、パッカーがある一定量しか運べないため、それならパッカーをたくさん接続しよう...みたいな感じかな?
(ペレット+パッカー)×4と(ペレット+パッカー×4)ではかなりコストと体積に違いが出るため、非常に有用なテクニックだろう。
7.ただこのままでは無駄が多いため削ってしまう。どういうことかというと、ある空間内でタレットが回転できる形は決まっており、今回は9×9の正方形領域を回転できる(つまり船の内部がそんな形の)最大の大きさのCRAM砲を作りたいからだ。
各正方形領域内を回転できる形についてはこちら→タレット解説#h59daad8
8.これを縦に積めば、なんとも強そうな砲の完成だ。このように多数のブロックを同じように置きたい場合、プレハブ機能というものが役に立つ。ここで解説すると長くなるので、気になる方はこちら→Prefab mode v3
9.口径増加器を積んで、砲身を置いて、完成!
10.FIRE!!!!! BOOOOOOOM!!!!!
CRAMは当たれば強いという特性を持つが、弾速が遅く精度が悪いためなかなか当たらないという欠点を持った武装だ。この砲の当たらなさに辟易したらアドバンスドキャノンという万能砲をオススメする。ただーし、その構築はCRAMと比べかなり難しい。
構築のコツ
Payload compactor及び各種Pelletsだが、複数のAutoloaderで接続を共有することができる。
例えば、下の画像のようにHighExplosive Pelletsを接続した場合、認識されるPelletsの数は1個だが……。
このようにPelletsを囲ってAutoloaderを配置すると認識されるPelletsが4個に増えている。
上述の仕様をうまく利用することで、同じペレット数でもより高性能なCRAMを製作することができる。
また、Payload compactor及び各種Pelletsの共有は、異なるFiring Pieceを跨いで行うことも可能。
効率的な配置の例(連装時)
※画像は樽さんに提供していただきました。
こちらの動画を参考に組んでみよう。
Payload compactorやPackerがコスト25の一方、Pellets類は150~180と高額である。高性能かつ安価なCRAMを構築するには、「1つのPelletsにPackerを多く接続し、Packerの接続が少ないPelletsはPayload compactorに置き換える」という考えが重要になる。
ここでは以上の動画で紹介された3Dテトリスと「オートローダーの効率的な配置とか。」の1段42ペレットを比較する。
まずは5x5のひし形を作る。Connectorを中心にPackerを配置し、外周にPelletsを置く。
これをPrefabでコピーし、一番端のPelletsがタレットの中心になるように配置する。ここでは半径9の基部を作る。
隙間を各部品で埋めると、1段42ペレットの基礎が出来上がる。
2Dテトリスはこれをそのまま上に積み上げるだけだが、3Dテトリスではこれに一手間加える。
まずはPelletsの上にPackerを置く。このとき、一番下と一番上の面がPelletsへの接続面になるようにして設置する。
これを全てのPelletsに対して繰り返し、接続面が内側になるように向きを整える。
2段目はPelletsの共有数が少なくなるため、代わりにPayload compactorを置く。
余った場所にはGauge IncreaserかMaterial Boxなどを設置しよう。
性能を比較すると以下のようになる。(半径9高さ9で再装填速度をおおよそ17.8秒に統一)
FP、VPF、WPFはほとんど変わらないが、コストは6000ほど下がりMPFが15%ほど改善された。そもそもが安価すぎてほとんど変化がないような
1000mmなどの効率が悪くなりやすい直径なら恩恵は大きい…かもしれない。
UI関連
本体UI
- Minimum Packing
100%以外に設定すると、ペレットの充填が完了する前に発射するようになる。
- Maximum muzzle velocity
最大砲口初速。 - Maximum Gauge
CRAMの最大口径を決める。 - Fragmentaition angle
破片弾を使用したときの破片の散布角度を設定する。本項目は破片弾ペレットを接続した場合のみ表示される。 - Idole elevation
待機時仰角。
Ver.3.3.2にて新たに追加。 - 弾道モード
- Only low
低弾道モード。砲弾が緩やかな放物線を描いて飛んでゆく。 - Prefer low
低弾道で目標を狙えない場合のみ、高弾道で狙う。 - Prefer high
高弾道で目標を狙えない場合のみ、低弾道で狙う。 - Only high
高弾道モード。迫撃砲のように砲弾を高く打ち上げる弾道で飛んでゆく。
本モードで発射した場合のみ砲弾が目標へ微誘導されるようになる。(Ver.2.5.1.12にて追加)
本モードをタレット上で運用する場合、標的との距離に合わせてMaximum muzzle velocityを適切な値に調整する必要がある。目安としては2000mで150~170m/s程度。 - Direct line
直射モード。重力による砲弾の落下及び目標の移動を考慮した見越し角を一切取らずに、とにかく砲身を直接目標へ指向する。
- Only low
- Rotate when reloading
こちらにチェックを入れるとリロード時に砲身が回転しつつ伸びる。
チェックなしの場合は砲身が伸びるのみである。
Automatic packer refit
各項目に数値を入力し、Apply~のボタンをクリックすることで、設定した比率に合わせてPayload compactor及び各種ペレットの数を自動的に調整してくれる。
- Apply to cannon
設定UIを開いたCRAMのみ設定を適応する。 - Apply to turret
同じタレットに載っているCRAMすべてに設定を適応する。 - Apply to all cannons
同じビークルに載っているCRAMすべてに設定を適応する。
Fusing Box UI
Tip conversion
- Hollow point
AP弾をホローポイント弾に変更する。
AP、KD共に少し低下するが、跳弾しない衝撃ダメージ属性になる。
Fuse Selection
- Low Altitude (explode beneath)
高度信管、その下限設定。
つまりこの高度より上で必ず爆発する挙動を取るようにする設定。
対水上艦艇のみを考えているなら0設定にするなど。 - High Altitude (explode above)
高度信管、上限設定。
逆にこちらはこれ以上上空で起爆しないようにする。 - Time from launch
時限信管設定。
特定時間以上経過した際に強制的に起爆させる。 - Inertial (explode on angle change)
慣性信管設定。
どの程度角度が変わったら起爆するかという設定。 - Penetration depth
深度信管設定。
何m分敵の装甲を貫いたら起爆するかの設定。
過貫通の防止や逆に対大型ビークル向けにより長い距離を設定するなどする。
こちらHollow pointでは設定できなくなっている。 - Time From First Impact
衝撃信管設定(最初の衝撃から何秒後に炸裂するか否か)
敵装甲を突破したあと強制的に起爆する時間の設定。
小型目標ならほどほどに、大型目標を想定するならほんのり長めに。
こちらHollow pointでは設定できなくなっている。
Laser Targeter UI
基本的にはAdvキャノンのソレと同一である。
- Offset time [s]
信管の起爆時間を意図的にずらす設定。
逃げる敵の追撃用途に使うのであれば+0.2秒であるとか、逆に向かってくる敵や破片弾頭を敵に浴びせるなどの目的であれば逆に-0.2秒~といった設定を行うと良いだろう。 - Offset alt [m]
上記信管起爆の高度版。
此方も至った高度次第での起爆をズラす事が可能。 - Safety distance [m]
この値を0にしてしまうと、自分と同高度に敵が居る場合発射した瞬間に起爆してしまい自壊してしまう。
そのための安全距離を設定するというもの。
Tips
- 口径増加器は形によって接続しない面がある。詰め込むときに便利。
- パッカーは弾薬接続面は6コネクターなどに接続されない。
- 隣接したCRAMのパッカーによるペレットやコンパクターの接続は共有される。
コメント
- CRAMオバホの内容に合わせた、新ページを作成しました。 -- araki? 2020-08-27 (木) 15:55:05
- 3.4.1.0に合わせて内容や画像を差し替え -- sakialt? 2021-12-15 (水) 15:34:13