キ96

Last-modified: 2023-03-19 (日) 19:51:57
No.452
weapon452.pngキ96陸軍戦闘機
装備ステータス
火力雷装
爆装対空+5
対潜索敵
対爆+5迎撃+4
戦闘行動半径3装甲+2
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発不可、改修可入手方法
基地航空隊にのみ装備可能
改修更新
二式複戦 屠龍*1 二式複戦 屠龍 丙型*2 キ96*3 キ102乙
日本陸軍が二式複戦「屠龍」をベースに開発した試作双発戦闘機です。
対戦闘機戦闘において苦戦を強いられた、制式採用の屠龍(キ45改)をさらに高性能化するため、
後席を撤廃、エンジン出力と火力をパワーアップした邀撃戦闘機です。
残念ながら制式採用されませんでしたが、対B29や発展型などに多くの可能性を秘めた機体でした。

ゲームにおいて

  • 2022年2月23日実装。

陸軍戦闘機について

  • 基地航空隊でのみ運用可能。
    • 詳しい使用方法は基地航空隊を参照。
    • 「・・・」(その他)、または【全装備】を選択で装備ロック/ロック解除が可能。
      この他に、基地航空隊への配備の際、艦娘の装備と同様の方法でロックする方法もある。
    • 廃棄画面では最後尾、洋上補給二式水戦改などの後にある。
  • 艦上戦闘機に比べ対空値が低い代わりに対爆、迎撃というパラメータがついている。
    これにより基地航空隊での使用時に能力がブーストされる。

キ96について

  • 出撃時対空11、防空時対空19、半径3とほぼ防空専用の機体。
    • 改修★maxでは防空時対空21と量産できる機体では最高性能の機体となる。イベント限定装備などをカウントしてもかなり上位に入る数値。
      しかし、★6以降の改修は二式複戦 屠龍 丙型を要求するため非常に重い。★6の防空時対空20.2で妥協するのも選択肢。
    • 改修更新元の二式複戦 屠龍 丙型と比べると、こちらは防空時の対空が2高く、★1以上であれば防空制空値の面では上位互換になる。一方で対爆が1低く空襲時の被害軽減の点では見劣りする。
      しかし、2023年3月現在では防空ギミック時に被害0は要求されなくなって久しく、イベント攻略の面だけで言えば影響は小さい。防空制空値が必要な局面では対爆の低下を承知で更新した方が有用。
      更新時に二式複戦 屠龍 丙型を共食いする等決して安くはないので、可能な限り本装備は作りたくないのも事実だが…。
      • 対爆が下がる事は一概に本装備の方が防空に向かない事を意味するわけではない。
        確かに同じ制空状態であれば二式複戦 屠龍 丙型の方が被害は少なくなるが、制空状態を上げる事や彩雲を構成に含めた上で制空状態を落とさない事*4の方が節約の面では重要である。
        また、制空拮抗以下で出撃を繰り返していくと艦載機熟練度が下がっていくため、周回用の防空部隊はある程度制空値に余裕があった方が使い勝手が良いという側面もある。
        いずれにせよ、対爆5・対爆6の間に周回に著しい支障をきたす程の差が付くわけではない。上記のような差別化ができない場合でもそこまで神経質になる必要はないだろう。
    • 二式複戦 屠龍 丙型★max」と比べると、更新直後の制空値は変わらない。改修しなければ対爆の劣る下位互換になるので早めに改修すべき。
    • 出撃の制空値も改修値により11~13と、下位機と比べると全くの役立たずではない。とは言え、行動半径3が厳しくやはり使いどころは稀。
      一応絶対防衛線!「小笠原兵団」救援E3で特効が設定された実績はあり、利用機会が皆無だったわけではない。同時に三四三空も同じ補正を設定された上、こちらと違い延長不要なのでむしろ半径の格差を示されただけとも
  • ロケット戦闘機ではない*5
  • 改修更新によりキ102乙になる。あちらは陸上攻撃機であり、陸軍戦闘機である本装備とは根本的に運用が異なる
    本装備の防空制空値も代用が利きにくいため、本装備の更新は慎重に検討した方が良い。

入手方法について

性能比較表(装備最大値/局戦・陸戦早見表/テーブルより転送)

長いので折りたたんでいます

No名称火力対空索敵対爆迎撃装甲対空値
(出撃時)
対空値
(防空時)
戦闘行動半径配置コストボーキ
消費*6
入手方法改修備考追加
175雷電65291826108任務、イベント、ランキング-編集
201紫電一一型81119.51136108、ランキング編集
202紫電二一型 紫電改913213.51446108改修、ランキング-編集
263紫電改(三四三空) 戦闘30111242171946108イベント-編集
264紫電改(三四三空) 戦闘70111242171946108イベント編集
265紫電改(三四三空) 戦闘40711242171946108イベント編集
333烈風改10621132449162イベント-編集
334烈風改(三五二空/熟練)1173115.52849162イベント-編集
350Me163B292201472イベント、ランキング-高高度局戦編集
351試製 秋水282181472任務、イベント、ランキング-高高度局戦編集
352秋水393211472イベント、ランキング-高高度局戦編集
354Fw190 D-92123316.52138144イベント-編集
418零式艦戦22型(251空)1211316.5177472イベント編集
416零式艦戦21型(台南空)1111315.5167472イベント編集
417零式艦戦32型(台南空)1211418185472イベント編集
176三式戦 飛燕81312.51337126任務、イベント編集
177三式戦 飛燕(飛行第244戦隊)934151947126イベント、ランキング、改修編集
185三式戦 飛燕一型丁92313.51647126改修、イベント、ランキング編集
218四式戦 疾風101111.51357126イベント編集
221一式戦 隼II型62986472、イベント、ランキング、開発編集
222一式戦 隼III型甲171311.5126472改修、イベント、ランキング編集
223一式戦 隼III型甲(54戦隊)2811312.5137472イベント、ランキング-編集
225一式戦 隼II型(64戦隊)11111518.5187472イベント、ランキング-編集
250Spitfire Mk.I17218.5124590任務、イベント、開発編集
251Spitfire Mk.V193212175590改修、イベント編集
253Spitfire Mk.IX(熟練)11024161846108イベント-編集
445二式複戦 屠龍34114.51238144開発編集
446二式複戦 屠龍 丙型362261739162改修編集
452キ9655421119310180イベント、改修編集
  • 濃緑色は局戦薄緑色は陸戦
  • 火力および装甲の効果は不明
  • 艦載機との制空値比較はこちらの表を参考のこと
  • ウグイス色は出撃時対空値空色は防空に関連する数値

小ネタ

  • 元ネタは陸軍が二式複戦 屠龍の後継機として川崎航空機に開発を指示した双発戦闘機、キ96である。
    • しかし正式採用は見送られ、試作わずか3機で製造は打ち切られた。

  • 陸軍は1942年8月に屠龍の性能向上型であるキ45改Ⅱの開発を指示した。
    ところが12月に屠龍運用の戦訓として後席と旋回機銃は不要であるとされ、単座機とすることとなった。そこで改めてキ96の機体番号が振られ再発注となった。
  • 設計は翌43年6月に終了、9月には試作1号機が完成した。
    • 再発注の影響で試作1号機は設計変更が間に合わず、複座型の後席を外板で覆った形状で完成してしまった。
      2/3号機は水滴風防を装備したよりスマートな機体形状になった*7

  • キ96には、重武装化と高速化が要求された。
    • このため、エンジンをハ112*8に換装し、出力を30%向上。主翼面積を拡大し上昇・高空性能の向上を目指した。
      武装は37mm機関砲1門と20ミリ機関砲2門で胴体下面に装備した。
      • 作業を速やかに進めるために、主翼は川崎が別に開発し不採用となっていた双発急降下爆撃機*9の設計を流用している。
  • 完成したキ96は、屠龍によく似た外見ながら外寸がわずかに拡大、重量は500kg増加した。
    しかし高度6000メートルで600km/hを発揮、最高速度の50km/h向上に成功している。また、運動性も新鋭の「四式戦 疾風」に迫る優れた能力を発揮した。
    • ただし、高高度迎撃に必要な排気タービンの実用化には失敗。装備は見送られた
      • その代わりに、エンジンに純酸素を吹き込む機構の取り付けが試験された。
        高高度での馬力向上は実現したが、純酸素の取り扱いが難しいなどデメリットが多く、こちらも採用は見送られた。

  • ところが陸軍は双発戦闘機の運用に疑問を持ち、設計真っ最中の43年4月に本機を元に複座の襲撃機(対地攻撃機)を開発するよう指示。
    更に同年6月には、この襲撃機を複座高高度迎撃機として運用可能とするよう追加指示がなされた。だったら最初からこれでよかったのでは……
    • 更に更に44年11月には夜間高高度戦闘機型の開発も指示されている。
      • 宙に浮いた形のキ96は、最終的に「単発機との格闘戦において優位がみられない」という難癖理由で不採用になってしまった。
  • 複座襲撃機&高高度迎撃機はキ102として44年3月に試作機が完成した。
    • キ102は諸形式合わせて200機超が生産された。しかしすでに戦局は襲撃機が活動できる状況ではなく大半が本土決戦に向け温存されている。
  • 不採用となったキ96の試作機は、キ102に搭載が計画されていた57mm機関砲のテストベッドとして使用された。


この装備についてのコメント

  • ロケ戦揃ってるからもう防空用機体はいらない。 -- 2022-12-31 (土) 18:12:51
  • 今貰ってもなーってなる微妙さ。6-5に配置しとけばいいのかね -- 2022-12-31 (土) 18:35:23
  • まぁ地味に雷電なんかより強いから6-5には確かにぴったり -- 2022-12-31 (土) 19:14:51
  • キ102乙への改修更新において、屠龍 丙型が節約できるような高い改修値が貰えてたらまだ嬉しかったけど、★4か -- 2022-12-31 (土) 19:20:17
    • 21位で☆6。2,3,6とかあってもどうにもならん! -- 2022-12-31 (土) 19:32:01
  • 今更これをもらってもなぁ。 -- 2022-12-31 (土) 19:27:18
  • キ102乙★3残すために1個更新しちゃったからちょうどええわ -- 2022-12-31 (土) 19:32:40
  • イベント特攻でもない限りはまぁゴミだな -- 2022-12-31 (土) 19:41:27
    • 「陸軍戦闘機」なので特効が付くことはないのでは -- 2022-12-31 (土) 20:08:14
      • と思ったんですが、二式複戦 屠龍 丙型には制空値補正が付いたという話があったんですね。…そうねぇ -- 2022-12-31 (土) 20:12:55
      • ていうかこないだの欧州でもSpitfire系列が普通にパズルに参加してたよね…? -- 2022-12-31 (土) 20:24:14
      • 葉1> 22年冬イベE5の超重爆空襲のことかな? -- 2022-12-31 (土) 20:55:32
      • 一応三四三空みたいに陸戦局戦に攻撃力補正がつく可能性もなくはない なおコレは未採用機なので… -- 2023-01-01 (日) 01:26:07
  • 何でこうもワイがゲットするランカー報酬はゴミばっかなんや・・・ -- 2022-12-31 (土) 19:43:21
  • キ102ならまだしもキ96とはなあ・・・ -- 2022-12-31 (土) 20:11:56
    • 対爆6ある屠龍丙のほうがまだよかったわい -- 2022-12-31 (土) 22:34:14
  • 今月は外れ感が強く、12月の戦果争い中でがっくりきました。 -- 2022-12-31 (土) 22:09:04
    • 横からですが正月報酬凄かったのでさらにドンですた -- 2023-01-01 (日) 01:44:30
  • 2つあるのを102に更新したいが…102の★付残したくて1つ作ってみたら、野中工廠任務よりは楽だったけど…屠龍丙と63爆戦がなんかの弾みで入手できるまでは6-5で塩漬けか。 -- 2023-02-10 (金) 19:28:31
  • まさかここに来て価値が跳ね上がるとは。烈風やロケット3揃ってればイラネってのも事実だが、その辺揃ってない人にはかなり重要な手札になった -- 2023-03-05 (日) 13:18:34
    • 雷電より強いのに弱い弱い言われたからね。揃ってない人なら絶対使うよ -- 2023-03-05 (日) 14:12:56
      • 普通に防空に使うなら更新前の屠龍丙の方が強いのよ。対爆6なら優勢で確定で枯らせると言われてるから。わざわざ更新して対爆下げちゃうから弱いと言われてたんだよ。揃ってない人ならなおさらキ96に更新するより屠龍丙2機運用した方が良い。ただ今回みたいにギリギリの制空値勝負みたいになると作れる中で制空値が最も高いキ96が加賀焼く -- 2023-03-05 (日) 14:24:00
      • 過小評価され過ぎていたのはあったけどそもそもこのコスト払ってまで作るかというと怪しい装備だったのは否定できない。コスト相応の意義がようやく用意されたって印象はある -- 2023-03-05 (日) 14:28:50
      • ↑2 その理論ははっきり言って机上論、というか数年ぐらい認識が遅れている。そもそも対爆による全滅が重要だったのはダメージ0をギミックに要求されたから。最近は優勢取ればOKでダメージは関係無いから周回時のコスト節約位の意味しかなくなっている。そして周回時だとそもそも優勢取る事自体が難しい(後、上級者向けだが補給しないで放置できる回数が増える)から対爆の差より制空値の方が普通に大事。 -- 2023-03-05 (日) 14:37:38
      • 実際の所は「高いコスト掛けてまでキ96を作る価値が無かったから」が本当の理由。屠龍丙で済むならわざわざ共食いしてまで更新する必要が無かったし、逆にイベ報酬でキ96貰った人はわざわざコスト掛けてまで屠龍丙追加する必要は無かった。損得勘定の結果なんよ結局 -- 2023-03-05 (日) 14:42:08
      • 先に本当の理由を言わないと「間違った認識」が流行ることになるから控えたほうがいいなと思った。「補給しないで放置できる回数が増える」は確かにそうだなぁ。幸い資材はあるので何機かそろえてみようかな。 -- 2023-03-10 (金) 13:13:44
  • いや、防空の意味って空襲被害減らすことだから、対爆強い方が良いんだよ。例え均衡でも対爆6なら50%で敵を枯らせるんだから。これが対爆5だと30%になっちゃう。良くある一部隊は防空みたいなシーンでかなり被害に差が出る -- 2023-03-05 (日) 14:43:15
    • 別に枯らせなくても削れはするから言うほど差が付かなかった気もするが…。特に拮抗時だと元より全滅率低いから猶更。
      むしろ空襲被害より補充コストの方が圧倒的に影響はデカイ。拮抗時に1スロ2~5機は落ちるんで、1機燃3ボ5の補充コストが最低24・40、最大で60・80は発生する。空襲の僅かなダメ差よりも毎回補充する方が遥かに「損害」はデカイから、補充回数減らす方が遥かに節約目線では重要性が上 -- 2023-03-05 (日) 15:02:15
      • これを「誤差」と見做して切り捨てるならそもそも対爆の差に拘るのも誤差の範囲でしかなく、対爆だけ殊更に取り上げて弱体化と言い張るのには合理性が無いと言える -- 2023-03-05 (日) 15:03:14
  • キ96はスペック上は雷電の上位互換? -- 2023-03-17 (金) 14:01:00
  • 今までは机上論だったのがE2乙破砕ギミック基地2部隊防空優勢942のせいでこっちが優秀化した もう以後の論争でも基地防空ギミックは ロケット2と対空19を基本に、対空20以上(コレの☆5以降)を2つ以上持ってないと乙すらクリア不能と言うことに… -- 2023-03-18 (土) 01:54:44
    • しかもロケットの常設入手は1、要求した海域は前段中盤海域の乙装甲破砕ギミック わけわからん せめて屠龍丙・キ96に高高度機能0.5とかつけてるのならまだわかるが -- 2023-03-18 (土) 02:02:24
    • まぁロケット機の入手機会はこれから増えるでしょ さすがに19年イベント後、20年に常設1回 22年に配布1回でオシマイは無いはず -- 2023-03-18 (土) 02:32:34
    • 今回のE2が特殊なだけな気もするが…。アレは意図して難しく設定してるのが明白で、足切りの厳しさも身の程を自分で判断できん提督の為のセーフティに見える。 -- 2023-03-19 (日) 15:03:04
      • 前々回前回E1丁雷巡入り警戒陣、前回今回丁空襲ボス均衡止まり、前回E3丁要航続8零戦無印喪失止まり「そうかな?」 フレッチャー、秋月型、(丁型以外の)海防艦のドロップ渋化「そうだといいね」 -- 2023-03-19 (日) 19:23:54
      • 随分とどうでもいい事に詳しいな、暇そうで羨ましい限りだ -- 2023-03-19 (日) 19:35:41
      • それはあるかもな。E2の甲ほどでないにしろE3の甲もかなりヤバいみたいだし、何某か試させてデータを収集したいのかもしれない -- 2023-03-19 (日) 19:51:57

*1 新型航空兵装資材が1個、熟練搭乗員が1個必要
*2 新型航空兵装資材が1個、熟練搭乗員が1個必要
*3 新型航空兵装資材が1個、熟練搭乗員が1個必要
*4 彩雲は機数の都合上防空の航空戦により被害が非常に小さくなる、また補充しなくても制空値に影響が出ない
*5 https://twitter.com/yukicacoon/status/1497556435370004482
*6 1スロ当たり
*7 2号機も複座改修機であったという異説もある
*8 海軍でいう金星
*9 キ66