Spitfire Mk.I

Last-modified: 2024-04-11 (木) 05:52:26
No.250
weapon250.pngSpitfire Mk.I陸軍戦闘機
装備ステータス
火力+1雷装
爆装対空+7
対潜索敵
対爆+2迎撃+1
戦闘行動半径4
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発可(特殊)改修可入手方法
基地航空隊にのみ装備可能
改修更新
Spitfire Mk.I*1 Spitfire Mk.V*2 Seafire Mk.III改
紅茶の国を代表する主力戦闘機、「Spitfire」。その初期型です。
バトル・オブ・ブリテンでは見事な本土防空戦を戦い、その空を守り抜きました。
そして、様々な性能向上型が生まれていきます。

ゲームにおいて

  • 2017年8月10日実装。初の海外陸上機。艦これにおけるカテゴライズは陸軍戦闘機となっているが、厳密にはイギリス王立空軍の戦闘機である
  • 詳しい使用方法は「基地航空隊」を参照。
    • 「出撃時」の制空値*3は対空+8.5相当。
      「防空時」の制空値*4は対空+12相当。
      ★maxまで上げるとそれぞれ+2相当。
  • Ark RoyalWarspiteJervisのサポートで、改修およびSpitfire Mk.Vへの更新が可能。
    ほう…改修にClaudeやZeroを使うのか…確かに、あの国の海軍機は我が国の機体を模範としていたが…→Mk.V改修時の餌になりました。
    • ★+6九六式艦戦、~★max零式艦戦21型、更新:零式艦戦32型と、素材は安く付けられ、確実化しなければ改修資材も★maxまで2で済む。
    • その代わり新型航空兵装資材×1も必要。
      • 上の英国艦たちがいなければ改修も始まらないという課題は大きいが、更新先のSpitfire Mk.Vは手堅く優秀な機体のため、すでに持っている場合は更新も視野に入る。

入手方法について

アップデート履歴

  • 2017/08/10:実装。
  • 2018/12/07:単発任務『戦闘機隊戦力の拡充』の報酬として入手できるようになった。
  • 2018/12/07:改修およびSpitfire Mk.Vへの更新が可能となった。
  • 2020/10/16:WarspiteNelsonを秘書にした状態で開発が可能となった。

性能比較表(装備最大値/局戦・陸戦早見表/テーブルより転送)

長いので折りたたんでいます
No名称火力対空索敵対爆迎撃装甲対空値
(出撃時)
対空値
(防空時)
戦闘行動半径配置コストボーキ
消費*5
入手方法改修備考追加
175雷電65291826108任務、イベント、ランキング-編集
201紫電一一型81119.51136108、ランキング編集
202紫電二一型 紫電改913213.51446108改修、ランキング-編集
263紫電改(三四三空) 戦闘30111242171946108イベント-編集
264紫電改(三四三空) 戦闘70111242171946108イベント編集
265紫電改(三四三空) 戦闘40711242171946108イベント編集
333烈風改10621132449162イベント-編集
334烈風改(三五二空/熟練)1173115.52849162イベント-編集
350Me163B292201472イベント、ランキング-高高度局戦編集
351試製 秋水282181472任務、イベント、ランキング-高高度局戦編集
352秋水393211472イベント、ランキング-高高度局戦編集
354Fw190 D-92123316.52138144イベント-編集
418零式艦戦22型(251空)1211316.5177472イベント編集
416零式艦戦21型(台南空)1111315.5167472イベント編集
417零式艦戦32型(台南空)1211418185472イベント編集
516Me 262 A-1a/R1156116.528313234イベント-爆装+3編集
176三式戦 飛燕81312.51337126任務、イベント編集
177三式戦 飛燕(飛行第244戦隊)934151947126イベント、ランキング、改修編集
185三式戦 飛燕一型丁92313.51647126改修、イベント、ランキング編集
218四式戦 疾風101111.51357126イベント編集
221一式戦 隼II型62986472、イベント、ランキング、開発編集
222一式戦 隼III型甲171311.5126472改修、イベント、ランキング編集
223一式戦 隼III型甲(54戦隊)2811312.5137472イベント、ランキング-編集
225一式戦 隼II型(64戦隊)11111518.5187472イベント、ランキング-編集
250Spitfire Mk.I17218.5124590任務、イベント、開発編集
251Spitfire Mk.V193212175590改修、イベント編集
253Spitfire Mk.IX(熟練)11024161846108イベント-編集
445二式複戦 屠龍34114.51238144開発編集
446二式複戦 屠龍 丙型362261739162改修編集
452キ9655421119310180イベント、改修編集
  • 濃緑色は局戦薄緑色は陸戦
  • 火力および装甲の効果は不明
  • 艦載機との制空値比較はこちらの表を参考のこと
  • ウグイス色は出撃時対空値空色は防空に関連する数値

小ネタ

  • 元ネタは、スーパーマリン・スピットファイア*6の初期生産型、Mk.Iaと思われる。
    • 末尾のaは7.7mm機銃8丁を積んだA翼であることを示しており、武装の違いを表す記号である。*7
       
  • スピットファイアは、主にイギリス王立空軍で運用された戦闘機である。「バトル・オブ・ブリテン」をはじめ、ナチスドイツによる航空侵攻からイギリス本土を護り抜き、改良に次ぐ改良で第二次世界大戦を戦い抜いた救国戦闘機として知られ、世界的にも知名度は高い。
    • 設計者はレジナルド・ジョセフ・ミッチェル。彼は1920年から36年までに24種の航空機を設計した。スピットファイア設計時には癌に侵されていたが、余命いくばくもない中で精力的に仕事を続け、1936年3月の原型機初飛行を見届けた後1937年に亡くなった。
      • 水上機による国際エアレース「シュナイダー・トロフィー」で名をはせた彼の座右の銘は「美しい姿形には、高性能が宿る」であった。
      • 彼は自分の作った戦闘機に”スピットファイア”=ガミガミうるさいヤツ、癇癪女と名付けられるのがいたく気に入らなかったらしく、娘にあてた手紙の中で「なんて馬鹿げた名前なんだ」と嘆きを漏らしている。*8
        なお、改良が進めば進むほど「100オクタン以上のガソリンじゃなきゃヤダ」「高い空に行くんだったら過給機と整備はしっかりしなさい」「新型エンジン積むなら全体のバランス考えてよ」とうるさく注文を付けてくるようになる。まさに名は体を表す…*9まぁ、高性能を維持しようとしたら、どの機体でもそうなるが…
  • 基本の空軍戦闘機型のみならず、偵察機型や海軍向けの空母艦載機型*10といった多くの派生型が存在しており、そのナンバリングはMk.IからMk.24、飛んでMk.45からMk.47にまで及ぶ。ロールスロイス社製「マーリン」エンジンを搭載した機体を“マーリン・スピットファイア”、同社の「グリフォン」エンジンを搭載した機体を“グリフォン・スピットファイア”と呼ぶこともある。
  • スピットファイアを特徴づける薄型の楕円翼は、生産に手間がかかる構造であったものの、その他の翼形に比べ翼端での誘導抵抗が低く、翼面積や翼内容積にも余裕があった為、武装強化や燃料タンク増設といった改良に対応できた。また、エルロンより外側の翼端部分は別パーツ化されており、幅や形状の異なる3種類の翼端パーツを都度交換することで、任務に合わせた性能を発揮することが可能だった。
    • スピットファイアの高性能は敵であったドイツ空軍も高く評価している。後にドイツ空軍戦闘機隊総監となるアドルフ・ガーランドは、BoBにおいてヘルマン・ゲーリング元帥から「どんな戦闘機があれば英空軍に勝利できるか」と詰問された際、「スピットファイアを1個中隊分欲しい」と皮肉を込めて返したという逸話が残っている。
  • このように、迎撃機としては優秀な性能を持っていたのだが、スピットファイアシリーズは総じて航続距離がネックとなっており、イギリスから大陸への渡洋爆撃に向かう爆撃機の護衛は片道しか出来なかった。

 

  • 本機のみならず、第二次大戦のイギリス兵器を語るうえで欠かせないのがロールス・ロイス製「マーリン」エンジンである。
    • イギリスの様々な軍用機に、同盟国アメリカのP-51マスタング(主にB型以降)に、さらにはスペインの地で宿敵Bf109に、果ては改修を加えて戦車にも搭載される*11など、累計16万台以上生産されたレシプロエンジンのビッグネームである。
    • 排気量は27lと小さいながらも、流体力学の権威であるスタンレー・フーカー技師らを中心として改良を進め、性能を上げていった。
      • 最初期型のマーリンは離昇出力880馬力、後期型の60/70系では100オクタン使用で1300馬力と排気量そのままで500馬力も出力を上げている。また、60系では最も過給が利く適正高度での出力は1800~2000馬力を発揮するなど極めて高性能だった。
      • この高出力を支えたのが有名な2段2速式スーパーチャージャー。圧縮した空気をインタークーラーで冷却、再圧縮してエンジンに導くという、この機構がマーリンの肝だった。*12
      • 余談だが、シリンダーブロックに手を入れずに原設計の2倍内外以上の出力向上となると、次点は日本の三菱『金星』(800馬力でスタートして1600馬力で終戦)となる。やっぱり島国頭おかしい
    • ちなみに、マーリンの後継機で排気量37lの「グリフォン」エンジンも同時期に実用化に乗り出している。マーリンをベースに、2000馬力を目指し排気量を増大させながら寸法も重量もマーリンとほぼ変わらない…という素晴らしいエンジンだったのだが、実はRR社はグリフォンの開発にはあまり熱心でなく、むしろマーリンの熟成に注力していたようである。
    • このようにマーリンは開発当初から素性の良い将来性に溢れたエンジンだったのだが、一つだけ大きな欠点があった。マーリンは燃料の供給にキャブレターを使っているのだが、マイナスGをかけるとチャンバーの上部に燃料が偏ってしまいフロートからオーバーフローし、燃料供給が出来なくなってエンジンが停止してしまうのである。
      • これは欠陥エンジンの烙印を押されかねないほど、航空機用エンジンとしては致命的だった。なぜそんなことになったのかは謎。設計陣の頭からスポーンと抜けていたとしか…*13
      • 実際、スピットファイアの晴れ舞台であるイギリスの戦い(バトル・オブ・ブリテン)では、急降下するBf109を追いかけようとしてもエンジンが咳き込み速度が上がらず、悠々振り切られてしまう*14という失態を演じている。マイナスGをかけなければ問題にならないので、パイロット達は180度ロールしてからのプラスG降下でなんとかしていたようだ。
      • この欠点は後にキャブレターに多孔ダイヤフラムを追加することで解消される。なおこの改修を考案したのはベアトリス・シリング。王立航空研究所の女性研究者である。

 

  • スピットファイアは、尾部の上に女性を乗せて飛んだことがある。
    • ある日、婦人部隊の女性整備員達がスピットファイアのエンジンをかけた。その中の一人マーガレット・ホルトンは、機体の尾部に腰掛けていた。
      パイロットはマーガレットに気付かないまま、エンジンがかかるとすぐに離陸滑走を始めてしまい、降りるタイミングを失ったマーガレットはそのまま機体にしがみついた。上空で何かおかしいと感じたパイロットは管制塔に連絡、管制塔も飛行中の機体に整備員がしがみついている事にびっくりしたが、パイロットに教えるとかえって危険だと判断、何も教えず緊急着陸させた。マーガレットは着陸後すぐに飛び降り、パイロットも「異常なし」とそのまま再び離陸していった。
      事の顛末を後で知らされたパイロットは、マーガレットに「飛行時間10分と記録しろ」と言ったそうだ。
       
  • スピットファイアには、1/1スケール…すなわち実物大のプラモデルが存在する。
    • BBCの番組『James May's Toy Stories』にて、ジェームズ・メイ*15とイギリスの中学生によって制作されたもの。完成度が高かったため、イギリス空軍博物館に収蔵されている。ちなみに操縦席にはジェームズ氏本人を模した人形が座っているそうな。
  • APEXにある同名の武器との関係性は不明

この装備についてのコメント

  • 25㎜三連装機銃が出る可能性のある10/30/10/40で回すのが無難かな -- 2021-01-14 (木) 05:29:41
  • ウォー様ともども開発落ちしてたのか。ちゃんとお知らせ読まないとなぁMkV量産目指す -- 2021-02-03 (水) 12:44:32
  • これ開発できるようになってたのか…ああ烈風十一型… -- 2021-02-06 (土) 02:34:55
    • 間違えた一一型 -- 2021-02-06 (土) 02:35:36
  • アークロイヤルでも開発できれば、他艦載機系と絡ませるのになぁ…。 -- 2021-02-06 (土) 16:35:10
  • Warspite、Nelsonga秘書 -- 2021-02-13 (土) 22:48:29
    • 誤送信しちゃった。その2人じゃないと開発できなかったのね。ずっとアークで開発してて、全然出ねえなとは思ってたんだ。 -- 2021-02-13 (土) 22:50:24
  • ウォースパイトかネルソンを仲間に出来た初心者はスピットファイア10機位作って置いた方が良い どうしても乙あたりでクリアせざるを得なくなった時に防空優勢取れなくて詰む事が恐らく無くなる 使わなくなってもVの改修で消費できるから腐らんし -- 2021-04-25 (日) 00:56:29
  • 突然出てきたからびびった。開発できるようになったんだ。 -- 2021-06-17 (木) 03:13:38
  • 個別の装備ページ。ここみたいに開発レシピと担当艦書いてくれてるとほんと助かる。 -- 2021-07-29 (木) 06:09:19
  • Spitfire Mk.Vの改修のために急遽10個開発しようかと思ったけどさすがに資源もったいないか。 -- 2021-09-05 (日) 16:31:53
  • Seafire3の為に20個ほど作成したわ。勲章30個ほど飛んだ。 -- 2021-09-11 (土) 19:51:57
  • 俺も2機目作るかな、来年も欧州特効頼むぞ!秋に特効乗っても良いぞ -- 2021-09-16 (木) 03:00:47
  • 艦隊レベル113、ウォースパイトレベル11週間回して出ないのは何故? -- 2021-09-24 (金) 00:31:04
    • 余ーちゃんに変えようか -- 2021-09-25 (土) 16:18:44
  • さっきニュースでおじいさんが個人で16年かけて自作したのを飛ばしたってやってた、、型とかはよくわかんなかったけど・・・ -- 2022-10-20 (木) 00:15:22
    • Me262を復原させてメッサーシュミット社(の継承先)から制式番号つけてもらって、言わば公認を得たチームがいたり、向こうの人たちのこうした機体にかける情熱って本当にすごいし尊敬しかない。いまも飛行可能なスピットファイアがいくらか残っているしなあ。それに、日本でも元海軍のパイロットが極めて困難と言われた富士山レーダーの設営に参加してたし、なんていうかヒコーキ野郎ってスゲエ…… -- 2023-07-23 (日) 19:00:32
      • 空を飛ぶ位だから皆冒険家なのかも知れない。 大陸横断記録に挑戦したり、それも外の視認方法がペリスコープな機体で・・・。 -- 2023-07-23 (日) 19:40:31
  • ロドニーで開発出来るよ 10/20/10/40 -- 2023-09-24 (日) 08:52:10
  • バラクーダの改修でやたら使うな。戦艦のボーキレシピだから副産物期待できないのが辛い。 -- 2023-11-29 (水) 21:40:55
    • これ全然出ないな -- 2023-11-30 (木) 15:11:44

*1 新型航空兵装資材が1個必要
*2 新型航空兵装資材が1個必要
*3 対空+迎撃×1.5で計算
*4 対空+迎撃+対爆×2で計算
*5 1スロ当たり
*6 英語表記:Supermarine Spitfire
*7 A,B,C,Eの4種類。Dは正式にはない
*8 パイロット達からも同様の苦情が上がったそうだが、この名称が変更されることは無かった。
*9 もっとも、「ヘンな名前」は海賊(F4U)や性悪女(F6F)が活躍した同盟軍も似たようなものではあるが。
*10 海軍型は「シーファイア」と呼ばれる
*11 戦車用の改修型は「ミーティア」と呼ばれる
*12 エンジンの排気を動力源とする「ターボチャージャー」と異なり、スーパーチャージャーはエンジンの動力そのものを使って作動する吸気過給機である。エンジンの気筒に入る「吸気の容量」は決まっているため、空気を圧縮して「密度」を高めれば、圧縮した分酸素濃度が上がるため、燃焼効率が上がって出力が上がるという仕組みである。ただし、空気は圧縮すると、「断熱圧縮」という現象により温度が上がって熱膨張を起こすため、マーリンでは水と空気を併用したインタークーラー(中間冷却器)を通して吸気を冷やしたのちにシリンダーに送り込んでいた。ここら辺の仕組みは、1980年代後半の走り屋ブームを知っている、車好きのオジサンに聞いてみると、喜々として語ってくれるぞ。
*13 まぁ、そもそもキャブレターの原理上の限界でもあった。太平洋でもインジェクターの火星二〇系で高々度飛行する一式陸攻を追いかけようとした米軍機が低空に落っこちてしまい零戦に遊んでもらうことになるとかまれによくあったし。
*14 Bf109のエンジンであるDB601は直接噴射式のため、Gの変化による性能変化が少なかった。
*15 一部提督には『TopGear』の"キャプテン・スロー"でお馴染みだろうか。これ以外にも同番組で色々と玩具を使ったチャレンジを行っているとのこと