MHWorldにて初登場した環境生物。
「テツカブトガニ」「ヘイタイカブトガニ」「キンパクカブトガニ」、「カワリカブトエビ」、
珍しい環境生物である「エメラルドカブトガニ」「ジュンキンカブトガニ」が存在する。
目次
概要
- 「カブトガニ」と名が付く通り、実在のカブトガニと類似した姿が特徴的。
実在のカブトガニは「生きた化石」とも呼ばれ有名であるため、判別は容易だろう。
フィールド内の特定地点をゆっくりと這っていることが多く、気付かず素通りされることも。
- MHWorldに登場するカワリカブトエビ以外のカブトガニたちには共通するフィールドギミック的要素がある。
地面を這うカブトガニたちは腹に「尖鋭石」や「粘着石」といったアイテムを抱えていることがある。
近付くとアイコンが表示され、調べるとハンターは突然彼を蹴り上げる。何をするだァーッ!
驚いたカブトガニは大事に抱えていたアイテムを落とし物として置き去りにし、それを活用できる。- これらアイテムはスリンガー弾の調合素材、あるいは精算アイテムとして扱われる。
大型モンスターから得られる落とし物と比べ弾数は一発分のみと少ないのが難点。
- これらアイテムはスリンガー弾の調合素材、あるいは精算アイテムとして扱われる。
- 環境生物であるため捕獲用ネットを当てると捕らえることが可能。
場所がほぼ固定、近付いても逃げない、地面をゆっくり這ってあまり動かないなど、
捕獲するのが簡単な条件が揃っているため手軽に捕獲できる部類に入る。- ただし、捕獲した場合は上記のようなアイテムを同時入手することはできない。
また、アイテムを落とした後のカブトガニを捕獲することもできない様子。
二者択一となるため、未捕獲の種は先に捕獲しておいた方が良いだろう。 - 後に大型追加コンテンツであるMHW:Iにて食事スキルで「ネコのおこぼれ術」というものが追加された。
これは「一部の環境生物を捕まえた時、スリンガーの弾を落とすようになる。」という効果文であり、
彼らをネットで捕獲した際にもスリンガー弾を得られるようになるというスキル。
- ただし、捕獲した場合は上記のようなアイテムを同時入手することはできない。
- マイハウスで床に放した場合も挙動は大体フィールドと同様。
地面をゆっくりと這いまわる様子から、ロボット掃除機「ルンバ」を連想する人も散見された。
ベッドに腰かけて餌をやっても食べに来るだけで特に珍しいリアクションは取らない。
また、当然ながらマイハウス内ではカブトガニからアイテムを入手することはできない。- フィールド内では時折上体を起こして周囲を警戒する仕草も見せるが、
マイハウス内では見られるものではなく、地味な部類に入るだろう。
- フィールド内では時折上体を起こして周囲を警戒する仕草も見せるが、
- MHWorldのフィールドではこのカブトガニが中に入った採取ポイントが存在する。
「龍結晶の地」で見られる「青い宝石」というものがそれで、特徴は環境生物のものと一致する。
調べるとブルーマリンなどが入手可能。- 目などの特徴から察するに、おそらくヘイタイカブトガニが入っているものと思われるが、
龍結晶の地にはヘイタイカブトガニどころか、カブトガニ種自体一切生息していない。
公式からの見解もないため詳細は不明だが、以前の龍結晶の地は今とは違う環境だったのかもしれない。
- 目などの特徴から察するに、おそらくヘイタイカブトガニが入っているものと思われるが、
テツカブトガニ
- 「大蟻塚の荒地」沼地エリア(4・9・10)で見かけることがあるカブトガニ。
やや暗い鉄のような色味をしており、沼地に溶け込む地味な色のため見過ごすこともままある。- 調べて刺激を与えると「尖鋭石」を落とし、その場で「スリンガー貫通弾」一発分に変換される。
スリンガー貫通弾はモンスターに多段ヒットした場合大ダメージを期待できる弾種であり、
沼地にはボルボロスやジュラトドスなど体が長いモンスターが多いため有効活用できる。
肉質の影響を受けるため、近くのミズタマリゴケで泥をひっぺがしてから
カブトガニを蹴りにいくとより大ダメージが期待できる。 - 捕獲用ネットで捕らえた際に入手できる調査ポイントは8ptsと少なめ。
- 調べて刺激を与えると「尖鋭石」を落とし、その場で「スリンガー貫通弾」一発分に変換される。
- 鉄の兜を彷彿とさせる外観故に「テツカブトガニ」であるらしい。
やや暗い色味に4つの目のようにもみえる部分があり、正面からみるとエイリアンっぽさもある。
尖鋭石が得られるのは「硬いものを持ち歩く」習性によるものである。
ヘイタイカブトガニ
- 「瘴気の谷」中層エリアの一部(エリア6・9)にて地面を這っているカブトガニ。
どちらも普段は瘴気が充満しているため、ハンターにとっては長居したくない環境となる。
体色はやや茶色に近く、プレイヤーが良く知るカブトガニと色味はよく似ている。
瘴気の谷に落ちてきたレイギエナなどの死骸に群がる場面が見られることもある。- 調べて刺激を与えると「粘着石」を落とし、その場で「スリンガー着撃弾」一発分に変換される。
- テツカブトガニ・およびエメラルドカブトガニと比べて姿や大きさが若干異なる。
これら二種よりも小さく、4つ目のようにも見える部分はヘイタイカブトガニには存在しない。
この関係上エメラルドカブトガニが混じった場合にわかりやすいため、
能動的にエメラルドカブトガニを探す場合、瘴気の谷の悪天候時を選択したい。- 粘着石を抱えている理由は、仲間の個体と一緒に行動するためであるらしい。
情熱の生物調査員はなにやらいかがわしいことを想像しているようだが、生殖関連ということだろうか?
間違ってもヘンタイカブトガニなどと失礼なことを言わないように
- 粘着石を抱えている理由は、仲間の個体と一緒に行動するためであるらしい。
エメラルドカブトガニ
- 「珍しい環境生物」の一種。上記2種の場所にランダムで配置されるレアな種。
その名通り背中にエメラルド色の光沢があり、美麗な姿をしているとされている。
また発見事例も少ないことから、「宝石よりも発見が難しい」とも言われることがあるとか。
蹴とばすと落とし物をする。
調べると換金アイテム「エメラルドな殻(換金:1500Z)」を入手出来るが、流石に勿体ない利用法である。
それでもコレクターな人としては一度は拾っておきたいアイテムだろう。
自分の殻を落としてしまって大丈夫なのだろうか?それとも蹴っ飛ばした時に剥がれてしまったのだろうか……?- エメラルドな殻は見た目は普通の落とし物なのだが、
拾う際のモーションはなぜか骨塚や特産品と同じものになっている。
保護色なわけでも極端に小さいわけでもなさそうなのにまさぐる必要とは……
- エメラルドな殻は見た目は普通の落とし物なのだが、
- 「悪天候時に姿を見せる」との記述があり、事実そのような条件での目撃報告が多い。
「大蟻塚の荒地」では"砂嵐"発生時にテツカブトガニと低確率で入れ替わりで配置、
「瘴気の谷」では"酸の雨"発生時にヘイタイカブトガニと入れ替わりで配置されることがある。
非悪天候時も極低確率で発見できるようだが、基本的には上記条件を狙いたい。- 捕獲に成功した際の獲得調査ポイントは240ptsとかなり高め。
見付けさえすれば捕獲は難しくないので、近くを通り掛かった際に違和感があったら見てみよう。
ただし、誤って衝撃を与えてギミックを発動させないようにしたいところ。
- 捕獲に成功した際の獲得調査ポイントは240ptsとかなり高め。
キンパクカブトガニ
- アップデートVer.3.00にて追加された新フィールド「地脈の黄金郷」のみに出現する新しい個体。
随所に多数配置されており、金色の見た目から、いかにもキレイな殻を落としそうに見えなくも無いが、
説明書きにもあるが何故か滅龍石を蓄える習性があるため、
蹴飛ばすことで滅龍石を落とす。装填すると4発分のスリンガー滅龍弾になる。- このフィールドに現れるマム・タロトには
「直立状態でモンスターから取れるスリンガー弾(スリンガー滅龍弾や貫通弾など)を計4発当てると特殊ダウンする」
という仕様があるので、それを意識したギミックだろう。
- このフィールドに現れるマム・タロトには
- 金箔という名前の割には全体的に金色が施されてるわけではなく、
随所に金色のラインが引かれているような施しがなされている。
ジュンキンカブトガニ
- 「珍しい環境生物」の一種。地脈の黄金郷でのレアな種。
アップデートVer.3.00にてキンパクカブトガニと一緒に追加されたレア種。
エメラルドカブトガニと違って、キンパクカブトガニの中に紛れておらず、
特定の位置にランダムで単独ポップしている。
出現箇所はエリア1に2ヶ所、エリア2に1ヵ所あり、マスターランクでも一応捕獲する事は可能。
ちょうど日が射している場所のため、日向ぼっこをしているようでかわいいと評判。
金ピカなので日光を反射してしまい、眩しいとも評判。
滅龍石を多く蓄えると説明書きにある通り、装填は7発分フルになっている。
- 純金というだけあって外殻が全て金色に施されている。
キンパクカブトガニの塗りを更に増したような個体である。
そしてなんと言ってもデカイ。
テツ・エメラルド・キンパクカブトガニの1.3倍程、
ヘイタイカブトガニと比べるとおよそ2倍はあろうというサイズを誇る。
- 捕獲に成功した際の獲得調査ポイントは120ptsとエメラルドカブトガニよりは低い。
エメラルドカブトガニと違って見やすい場所でデカイからであろうか。
カワリカブトエビ
- MHW:Iにて姿を見せた渡りの凍て地の洞窟内に生息するカブトエビ。
- 主に渡りの凍て地の洞窟内のエリア9,10に生息していて、暗い洞窟内でうっすらと発光している。
サイズが小さめなので少し見つけづらいが、2~3匹ほどで共に行動しているので目を凝らせば見つかる。- 微妙に彼らの間隔が空いており、同時に2匹ネットに入れる事が不可能ではないが結構難しい。
- 体表は枯れた緑褐色をしている。長い触角が特徴的。
氷柱の下に潜んでおり、捕獲時の説明文から氷柱から滴る水の中にいる原虫や藻類を食性とする雑食性のようである。 - 特に石類にまつわる生態は有していないらしく、蹴飛ばしてスリンガー弾を落とさせることはできない。
それ以外のギミックも、彼ら自身は特に有してはいない
(強いて言えば、彼らが蠢いている地点の上には大抵氷柱のギミックがある)。 - 捕獲時の説明文や情熱の生物調査員のメモによると、実は虫らしい。
また、同メモでカワイイとも述べているが
氷柱の下で大量に蠢いている姿を見かけたときは流石に不気味だと感じたようだ。 - ちなみに現実世界のカブトエビは、カブトガニとは全く異なる生物である。
一応、「生きた化石」と呼ばれる類の生物であるという点は共通しているが、
半端に共通点・類似点があることが災いしてか、何かと混同されやすい。- ついでに言うと虫でもない(節足動物という括りにはカブトガニ共々含まれるが)。
モンハン世界のカブトエビと我々の世界のカブトエビは、あくまで別種の生き物のようだ。
- ついでに言うと虫でもない(節足動物という括りにはカブトガニ共々含まれるが)。
余談
- 実在のカブトガニは「カニ」という名を冠しているが、実は甲殻類とはあまり近縁ではない。
鋏角亜門に含まれることから蜘蛛やサソリなどの方が近い種であるとされている。
MHにおいては不明だが、これが踏襲されている場合は鋏角種扱いを受けても不思議ではない。- 一般的に知られるカブトガニと比べると、MHWorldのカブトガニは身体の構造に差異が見られる。
平たい体、前方に大きな殻(前体)、後方に長く伸びる尾(尾剣)というシルエットは一致するが、
実在のカブトガニの背中は「前体」「後体」「尾剣」と3パーツで説明できる一方、
MHWorldのカブトガニは「後体」にあたる部分が複数の殻で構成され、よく曲がるようになっている。
これは化石種の原始的なカブトガニ類に見られる特徴でもある。
また、各殻の後方下方から鰓とも脚とも判断が付かない部位が見られ、
これで体を押して推進力を得つつ移動しているようにも見える。
こういった特徴面も加味すると、むしろ「カブトエビ」という別の実在生物との類似点が見られる。 - テツカブトガニとヘイタイカブトガニには、前体部分に4つの"目"のように見える部分がある。
ヘイタイカブトガニに関しては前方に2つ小規模ながら同様の部分が存在している。
実在のカブトガニは背中に複眼二つ+単眼二つ、腹側に一つと計5か所存在するが、
上記3種の目については不明な点が多い。
- 一般的に知られるカブトガニと比べると、MHWorldのカブトガニは身体の構造に差異が見られる。
- MH世界には「兜ガニ」なる古参の食材が先に登場している。分類は「魚介」。
環境生物であるカブトガニとの関連性などは不明。- ちなみに現実世界のカブトガニは東南アジア諸国など国によっては食用とされている。
可食部は少ないものの(ほとんど卵だけしか食べられない)甲殻類に近い味がして、
殻(外骨格)を煮込んで出汁を取る事も出来るらしい。
日本では天然記念物なので食べてはいけない。蹴り上げるなんてもっての外である。
エラと時期によっては卵にも毒(フグ毒と同じテトロドトキシン)を持つので、
仮に捕まえて食べようとしても自分が酷い目に遭うだけである。
なので仮に見つけたとしても絶対に捕まえたり食べたりしないようにしよう。
もしやってしまうと重い処罰を受けることになる。
- ちなみに現実世界のカブトガニは東南アジア諸国など国によっては食用とされている。
- 岡山県にはカブトガニを専門とする世界唯一の「カブトガニ博物館」が存在する。
博物館そのものがカブトガニを模したユニークなものとなっており、生体展示だけでなく、
這い跡化石やカブトガニの構造模型などが詳しく展示されている。
古生物ファンなら一度は訪れてみたいスポット。
関連項目
システム/環境生物
システム/スリンガー - 彼らが落とすアイテムは即席の弾として使える。
フィールド/龍結晶の地 - 彼らが埋まった採取ポイントが存在する。
システム/環境生物/フンコロガシ - ハンターに蹴り飛ばされて持ち物を奪われる不憫な環境生物仲間
システム/環境生物/イシモリトカゲ - ハンターに蹴り飛ばされて持ち物を奪われる不憫な素材生物