アイテム/キレアジ

Last-modified: 2024-03-30 (土) 12:53:02

刃のように硬い背ビレを持つ魚。フィールドの水場で釣り糸を垂らせば頻繁に釣れる。

目次

概要

  • 武器を研ぐ事もできるほど硬い背ビレを持つため、砥石の代役として扱うことができる。
    また調合によって水冷弾や接撃ビンを作ることもできるため、ガンナーにとっても不要なアイテムではない。
    斬れ味の回復量や最大所持数は作品によって異なる。
    砥石より性能が低い作品もあり、剣士よりむしろガンナーの方が所有していることが多い。
    水属性の武器の素材になることもある。
  • MHシリーズにおける最古参クラス生物の一種。
    歴代作品における訓練(チャレンジ)クエストにおいては、とんでもないなまくら武器を使用するハメになる上に
    砥石も最低限しか入手できないという事もあり、そうした場面で活躍した。
    シリーズ最初期作品ではキレアジを入手する為に釣りをする為に釣り餌を取る為に虫あみを作る為にクモの巣とツタの葉と竜骨系が必要
    …と、入手するまでにわらしべ長者ばりに遠回りする事になるのが難点だが、後発作品になるにつれて所持アイテムに釣り餌が入れられたり、
    訓練所用のアイテム配置で採取用アイテムなしでも釣り餌が入手できるようになっているのでこれよりは実用的になっていっている。

MH4(G)

  • MH4(G)ではぽかぽか島の投網マシーンでも入手可能になった。
    狙っていなくてもポンポン引っかかり、気づかぬうちにボックスを圧迫することもあるので、
    砥石が尽きてきたら砥石を補充せずにこちらを使うのもアリ。

MHW(:I)

  • MHWorldから、消費アイテム扱いだった魚は環境生物として実装され、
    水中を活き活きと泳ぐ姿が確認できるようになった。
    キレアジにも詳細なグラフィックが与えられ、見た目は硬質なウロコに覆われたアジ風の魚といったところ。
    チコ村のアイルーが語った「硬すぎて歯が立たない」という描写も納得がいく外見である。

キレアジのヒレ

  • 従来アイテムだった魚に関しては捕獲した際に体の一部が従来までの効果を持つアイテムとして入手可能となった。
    キレアジも例外ではなく、捕獲した時に「キレアジのヒレ」が入手できる。
  • MHWorldの砥石は常時携帯する「固定アイテム」枠になり無限に使用出来ることを受けて、
    キレアジのヒレは差別化の為に研ぐ回数が砥石の半分の2回で済むというテコ入れが入っている。
    ただし、砥石使用高速化の恩恵は受けられず、2回から減ることがない。
    例外として、「ネコの研磨術」発動時には確率で研ぐ回数を1回にできる。
    • 砥石使用高速化Lv2相当をアイテムひとつで補完できるので、スキル構築に余裕が出る。
      …とはいえ、モンスターと別エリアで研ぐハンターには無関係であり、
      あくまでも快適性を求める人向け…と思われていたが、本作ではフィールドのシームレス化に伴い
      モンスターから離れて研ぐこと自体難しくなったことに加え、
      斬れ味系スキルの関係から剛刃研磨の採用率が大幅に上昇。
      後述のドスキレアジのヒレと共に価値が格段に上がることになった。
      前述の通り消耗品なので自分で釣ることになるが、
      キレアジのヒレであれば交易船で手に入れることも一応可能。
      アイスボーン以降はとあるイベントクエストの報酬としても大量入手が出来るようになった。

MHR(:S)

  • MHRiseでは再びキレアジ自体を砥石として使用するようになった。
    ただ、本作でも砥石が無限であるためキレアジの性能はMHWと同じ。
    丸ごと持ち歩いているせいなのか所持数上限が5匹とMHWの半分になってしまっている。
    砥石使用高速化の恩恵は受けられるようになり、Lv3であれば研ぎ1回に減らせるようになった。
    • スキル説明文では「研ぎ動作を○回省略」となっているが、Lv3まで上げないと1回も省略できない
      とんだ罠である。
    • なお、今作では砥石使用高速化スキルが非常に軽くなっており、
      加えてガルクに搭乗することで移動しながら武器を研げるようになっているため、
      高速化できるというメリットはやや薄くなっている。
    • 余談だが、本作では砥石使用時に専用のボイスを発し、
      その内容はカムラの里産の砥石の品質を褒め称えるようなものも多い。
      ただ、そのボイスがキレアジ使用時でも変わらないため、
      その辺で釣ったキレアジを使いながらカムラの砥石を褒め称えるという状況になる。皮肉か?

MHST

  • MHSTにも登場するが、ライダーの間ではこれを砥石そのものとして使うことはないようで、
    もっぱら高級砥石やサシミ活け造りの調合素材としてのみ使用する。
    前者は砥石に背ビレを取り付けたり体液を塗ったりして補強していると思われるが、
    後者はサシミウオと一緒に活け造りにしているのか、それともキレアジでサシミウオを切っているのかは不明。
    • 一応同作においてもハンターたちは相変わらずキレアジで武器を研いでいるらしく、
      説明文に「砥石の代わりに使う人もいるとか」と書かれている。

ドスキレアジ

  • MH2、MHF、MHWorld以降では
    「ドスキレアジ」と呼ばれる特大サイズのキレアジも確認されている。
    魚影はハリマグロより一回りは大きい。

MH2, MHF

  • 大きい分あまり持ち歩けないがキレアジよりも斬れ味が回復する。
    また焼くとドスこんがり魚になり、こんがり魚より自然回復の持続時間が長い。
    しかし、こちらを素材にした方が水冷弾の調合数が多いので、水冷弾の調合に使われている方が多い。

MHWorld

  • MHWorldではまさかの再登場を果たしている。
    釣り上げた時に獲得できる調査ポイントもキレアジより高く設定されている。
    • 捕らえると同時に「キレアジの上ヒレ」を取得できる。
      所持数は5枚までだが、通常の「キレアジのヒレ」より性能が優れており、研ぐ回数が1回で済む。
      アイテム1つで砥石使用高速化Lv3を補完できるという破格の効果に。
      また、消費アイテムだが90%の確率で再使用可能という嬉しいおまけもついてくる。*1
      「一級品の砥石をしのぐ性能」という説明は伊達ではなかったということだろう。
      消費された場合はブーメランと同じく「キレアジの上ヒレを失いました」とメッセージが出る。
      唯一にして最大の難点は入手性。他のドス魚同様なかなか現れないレアな魚であるため、
      潤沢に使おうと思えば釣り人への転職を余儀なくされる。

MHW:I

  • MHWorldでは再使用可能とは言えあまりにもハードルの高い入手性や砥石の固定アイテム化から
    長らくプレイヤーにラストエリクサー症候群を発症させ続け、
    会心時に斬れ味を消費しない達人芸の存在等の理由から
    そもそも上ヒレを必要としていなかったプレイヤーも少なくなかったが、
    MHW:Iでイベントクエスト「その魚のキレアジはいかが?」が配信された事で状況は一変。
    これはドスキレアジを2匹納品するクエストで、クエストクリアの過程で上ヒレが2枚確定入手でき
    さらに、報酬にも高確率で上ヒレが入るという、かなり優秀な救済クエストとなっている。
    逆にキレアジのヒレばっかりの場合もあるが
    初期キャンプから近いエリア1と中央キャンプ内で釣れるため、回転効率もいい。
    このクエストの配信によって上ヒレの入手性は大幅な改善がなされ、
    それに伴って効果が広く認知されたことから、在り方が大きく変化することになった。
    元々斬れ味消費の激しいガンランスやチャージアックスは勿論、
    達人芸を採用していて防具が固定されていたハンターも、キレアジの上ヒレ+剛刃研磨のおかげで
    達人芸に頼らないスキル構成が現実的になるなど、まさしく青天の霹靂と言える状況となった。
  • また、今となってはこのクエストは常駐であるため手軽に上ヒレを稼げる。
    慣れてくると1時間もやれば数十枚手に入るため、エリクサー症候群に悩まず済むようになった。
    他にも黒龍装備やEXラヴィーナγの追加によりこちらの火力も大幅に上昇し
    研ぐ前に倒せてしまう、なんてケースも増加。
    特に黒龍装備は真・業物を内包しており、斬れ味対策も問題ないため
    どのクエストをよく遊ぶか、そもそも剣士をどの武器種でどれくらい使うかにもよるが、
    1クエスト内でそもそも消費しないというケースも少なくなく、1日1匹とかそういうペースになることも多い。
    たまにキャンペーンなどで数匹配布してくれることもあるので、せいぜい合計2,3時間もキレアジクエを回せば
    そのプレイヤーがMHW:Iをプレイしなくなるまでなくならないだけの個数が確保出来てしまう可能性も充分ある。
  • なお、こちらのクエスト報酬素材で、なんとキレアジが武器になる事態に。
    イベクエ周回による乱獲、自分が武器にされるなど、ドスキレアジからしたらいい迷惑である

MHR(:S)

  • MHRiseにも登場。一部の武器の素材として活用されている。
    砥石としてはどうか、と言うと、MHW:Iと比べると価値がかなり下がっている。
    一応1回で研ぎ終わる効果自体はそのままなのだが、再使用可能の仕様が削除
    更に所持上限が3匹に減ってしまった為、長期戦では切らしてしまうこともしばしば。
    極めつけに装飾品の仕様も向かい風になっており、多くのスキルの装飾品のレベルが2以上になり、
    余り気味なレベル1スロットに研磨珠を詰め込んでいるハンターが多い。
  • 一方で入手難度は劇的に低下し、特に釣りでの出現確率がかなり上がっている。
    釣りの仕様変更によって、キレアジ系の魚だけを狙って延々と釣り続けることができるようになったため、
    やろうと思えば2分足らずでキレアジ共々所持数上限まで補充することができる。
    釣りで集める場合は釣り場がキャンプにある砂原や水没林がおすすめ。
    他にも、クエストの合間に勝手に溜まっていくフクズクの巣での採取、交易でのポイント交換、
    オトモ隠密隊の溶岩洞への派遣など、依然ランダムではあるものの入手に掛かる手間は劇的に改善されている。
  • 所持数上限が少なく手持ちが溢れやすい上に出現率が高め、
    かつ釣り上げると大物モーションでいちいち時間がかかる…
    と、カジキマグロ狙いの釣り人からは割と外道扱いされがち。
  • 実はキレアジとドスキレアジは砥石使用高速化のスキルの影響を受けるようになった。
    Lv3発動時に本当に若干だが研ぎ終了までの時間が短くなる。
    片手剣で足元に抜刀小タル→ドスキレアジの順で使用した際、砥石使用高速化なしでは
    斬れ味回復前に爆発するのが、斬れ味が回復してから爆発するようになる程度。
    他武器は言わずもがな、その片手剣ですら実用性があるかと言われるとハッキリ言ってないだろう。
    モーションを見比べると、一瞬だけ研ぎ終わりの時間が短くなっているのが分かる。
    • なお、通常の砥石はこの効果を受けない。
      本家砥石よりも先に文字通り「高速化」してしまっている。

余談

  • 名前は「斬れ味」と「鯵(あじ)」を掛けた、モンハンにおいて定番な駄洒落ネタの一つだろう。
    因み日本で単にアジといえば「マアジ(真鯵)」の事だが、厳密にはアジ科アジ亜科に属する魚の総称である。
    • 小魚のイメージが強いアジだが、成魚になると全長が人の背丈ほどにまで大きくなる種もいる*2
  • MHXX以前の作品では砥石として使うか調合素材かの2択であり、背ビレと本体が個別に使われることは無かった。
    背ビレを使った後の本体にも利用価値がありそうな物だが、チコ村の釣りをするアイルー曰く
    「食べようとしたら固くて歯が立たなかった」らしいので、少なくとも生食用には適していないらしい。
  • MHWorldから環境生物としての実装に伴いグラフィックが一新。
    さぞ発達した背ビレを持っている…かと思えば、背ビレの大きさは控えめである。
    硬さは足りえるとして、あの大きさで研ぐのはかなり難儀しそうだが……

関連項目

アイテム/砥石
アイテム/接撃ビン
武器/キレアジセーバー


*1 500回の検証によるデータ
*2 ロウニンアジなど