武器/ボーンアックス

Last-modified: 2024-01-21 (日) 22:45:43

目次

概要

  • スラッシュアックスの基本の基本とも言うべき、骨製剣斧。
    ただし、構造が複雑なためか、他の武器種の骨武器と異なり鉄鉱石も用いて
    骨の斧刃と鉄の剣刃のハイブリッドになっている。
    これが原因かは不明だが、MH3Gまでは鉄鉱石メインのスラッシュアックスは登場していなかった。
  • 見た目はシンプルイズベスト。
    基本となる骨斧の背部分に、鉄製の刃が付いた実にわかりやすい外見をしている。
  • MH3では、説明書や広告での「スラッシュアックス」の項目の画像に用いられるという大役を務めた。
    スラアク初登場作と言うこともあり、実質初めて世の人の目に触れたスラッシュアックスである。
    …が装備しているハンターがレウス装備なので、統一感が今ひとつ。
    ちなみにレウススラッシュアックスが登場したのは、なんとMH3発売から4年後のことであった
    (レイア武器の強化先だが、亜種夫婦のスラッシュアックスはMH3Gから存在する)。
  • ちなみに、スラッシュアックスの存在しないMHP2G以前では、
    ハンマーとして「ボーンアクス」というよく似た名前の武器が存在する。
    MH無印やMH2の系列の話題でボーンアクスと言った場合はボーンアクスの誤植と捉えた方が良いだろう。

性能

MH3

  • まずは★2までクエストを進めて、交易船が持ってきてくれる設計図を手に入れなければ入手できない。
    そしていざ作ろうと加工屋に行くと、竜骨【小】×10、鉄鉱石×10、モンスターの体液×2と
    妙に素材の要求個数が多く、しかも加工費用が3210ゼニー。
    駆け出しハンターには結構キツイ金額になっている。
    いよいよ最新鋭武器にお目にかかれる…とワクワクしていたハンターの出鼻を挫かせる仕様である。
    基本武器のくせに武器屋で買う抜け道がないのも嫌らしい。
    • オンラインなら最初から作れるが、前述の通り素材も加工費用も厳しめなので、
      やはりクエストを何度かこなす必要がある。
  • 性能は、と言えば基本武器らしくそれ相応である。
    この段階では斬れ味が黄色であり、
    マカライト鉱石や竜骨【中】を用いて改に強化しても、かなり短い緑しかない。
    ただし、装填されているのが強撃ビンなので、基本武器では頭一つ抜けた火力の持ち主である。
    • 強化すると、改を経てアサルトアックス系統かボルトアックス系統になる。
      特にボルトアックスは生産だと入手困難な海竜の角が必要な上、
      最終的に同じラギア剣斧として4種類に派生するトンデモ武器なので、
      コンプリートしようと思ったらボーンアックスから作ることが多くなるだろう。
  • ちなみにこの作品限定で、覚醒させると火属性がわずかながら付与される。
    何気に強化先のアサルトアックスやボルトアックスとは全く異なる属性である。
    …が、この武器の作成時期に覚醒など出来る訳がないし、発動させる意味も皆無である。
    覚醒させるには上位素材が必要だが、もちろん本作のオンラインサービスが終了しているため、
    今からMH3を始めた人が覚醒ボーンアックスを拝む方法はチート以外存在しない。

MHP3

  • MH3から大きな性能変更はない。
    ただ、最弱武器の座を古ユクモノ剣斧に譲ったため、
    生産時点でマカライト鉱石が必要になり若干作りにくくなった。
  • 前作同様、ボルボロス素材を用いてアサルトアックスに強化できるのだが、
    本作ではアサルトアックス改から再びボーンアックスと同じ外見のボーンハッカーに強化可能になった。
    ボーンハッカーは上位鉱石素材と上竜骨、大地の結晶のみで恐ろしく簡単に作れる割に
    武器倍率は180強撃ビン搭載のスロット2と、非常に強力な性能を誇る。
    その上、★7緊急クエストのナルガクルガを下してユニオン鉱石が手に入るようになれば、
    あとは尖竜骨とモンスターの濃汁だけで武器倍率200青ゲージ20のボーンハッカー改が作成可能。
    スラアクの斬れ味ゲージは20あれば充分というのはよく言われており、
    これ一本で★8の緊急クエストまで戦い抜けると言っても過言ではない。
    …しかし、戦い抜いた先に待っていたのは悲劇だった。
  • ボーンハッカー改に堅竜骨やグラシスメタル鋼鎚竜の耐熱殻恐暴竜の唾液を加えた最終強化はダイダロス。
    攻撃力は210凶剣斧【白雨】に次ぐ二位タイであり、匠で白ゲージ20が出る。
    凶剣斧【白雨】は今作のスラアク四天王に入る程の大業物であり、
    この武器もその優秀な性能から骨武器ながら四天王入りを果たす…かと思われたが、
    同率の攻撃力を持つのがかの王牙剣斧【裂雷】である。
    あちらは同じ攻撃力に加え雷属性25、匠で白40スロット1と、
    要約すると、たった一つのスロットの差以外勝てる要素が一切存在しない。
    この差だけで奴以上のスキルを組むのは到底不可能であるのはお察しであろう。
    しかし、思い出してほしい。この武器は制作難易度の低さがウリの骨武器である。
    ならばボーンハッカー改と同じく攻略に使えば…と言いたいところだろうが、ここで上記の恐暴竜の唾液が立ち塞がる。
    言うまでもないだろうが、イビルジョーは古龍級の危険度を持ち、★8に上がらなければ戦えない。
    そして★8に上がる緊急クエストはMHP3を遊んだ方なら分かるであろう……ジンオウガ二頭狩猟である。
    当然裂雷は緊急ジンオウガを狩った時点で作れるため、攻略用としてのダイダロスの価値は微塵もない。
    碧玉がうまく例のアレに引っかかってくれればと言いたいが、唾液も基本報酬のみなので逆に牙を剥くことも…
    というか、イビルジョーは雷属性が弱点なため、それを倒すためには裂雷を先に作るのが最適である。
  • 上記の事情により、この武器はグランドワロスワロス兄弟ゴアワロストアンバー*1と並べられ、
    ダイワロス、この4つを纏めてワロス四天王というあまりにあんまりな蔑称を付けられてしまった……。
    • 上述したように、この武器は四天王の中でも性能は頭3つくらいは抜けて高く、
      そもそも攻撃力高めの強撃ビン持ちという時点で今作のスラアク全体で見てもかなりの勝ち組なのだが、
      ほぼ完全上位互換のライバルはあまりに重かったのが痛かったと言えよう。
      せめて★7で製作素材が全て揃えば…と思わざるを得ない一振りである。

MH3G

  • ハード変更の仕切り直しに伴い今回は最初から装備BOXの中に用意されており、
    購入や生産も各施設が利用可能になるのと同時に解禁される。購入は3000z。
    • 生産の必要素材が、竜骨【小】3個にマカライト体液が各1個になったので
      他の武器と同じ程度の生産難易度になった。生産は1500z。
  • アサルトアックスの強化前に、ボーンスマッシャーが追加されている。
    そこそこの長さの緑ゲージに強撃ビンと、序盤の武器にしてはなかなかの性能。
    ただ、ボーンハッカーの派生は削除され、影は薄くなってしまった。

MH4(G)

MHX

  • 強化派生先にジンオウガの剣斧、王剣斧ライデンがある上、
    パワーブロウニーはリオレウスの剣斧、リオフラムグレイブ系統へ派生でき、その将来性は非常に高い。
    しかし、よりにもよってこの武器から裂雷系統に派生させるとは何の当てつけだろうか…。
  • 最終強化はダイダロスとなり、性能は
    • 攻撃力240
    • 属性なし
    • 強撃ビン
    • 素では止まり、斬れ味+2で僅かながらが出る。
  • 今作ではやや弱体化した天嵐ノ剣斧【碧天】と並び
    強撃ビン持ちのスラッシュアックスとしては最大の攻撃力を持つ。
    しかし素では緑ゲージで、斬れ味+2でも青がわずかに表れるだけであるが、
    剣モードの効果に弾かれ無効があるので、鈍器スキルを使って運用するのも一興だろう。
    ただし、強化に勇気の証Gを用いるため、作成時期は遅い。
    そのころには強力な二つ名武器が作れるからネタにしかならないとか言ってはいけない。

MHXX

  • ダイダロスから2段階の限界突破を経て、アイカラスに究極強化できるようになった。
    その性能は
    • 驚愕の攻撃力350
    • 属性、会心率、スロットは無い
    • しっかり強撃ビン
    • 素でなかなかの青ゲージを持ち、斬れ味+2でなんと紫20が出現
    と驚きの超強化を遂げている。
    この攻撃力は匠で紫を得る強撃ビン武器の中で単独トップであり、最高峰の瞬間物理火力を持つ。
  • とは言っても、攻撃力330に素で紫20とスロット3を持つ真名アナトカルナイム
    攻撃力340で匠でこちらより長い30龍属性30とスロット1を持つ黒龍剣斧
    匠で白20どまりとはいえ攻撃力370でこちらを超える期待値の餓斜ン牙王の大解放など、有力なライバルはいる。
    骨武器故に、レア素材もHR解放後に出てくる強敵の素材も不要、という作製難度の低さが最大の差別点となる。
    上記のライバルたちが完成してしまえば、アイカラスの出番はそう多くはないだろう。
  • とはいえ、まさかラスボス裏ボス二つ名の武器に、骨武器が肩を並べるとは誰が予想しただろうか…
  • MHP3で苦汁を舐めさせられた上記の裂雷の最終強化形、
    真・王牙剣斧【断天】とは武器倍率で30の差を付けており、
    強撃ビンによって物理火力の比重が大きいスラッシュアックスにおいてかなりの差を開くことになっている。
    あちらにも斬れ味・スロットの優位や雷属性はあるが、この武器倍率の壁はそう覆せない。
    約7年ぶりの雪辱を果たしたと言えるだろう。
    MHP3の上位攻略中にボーンハッカー改の世話になってダイダロスに失望した人達にとっては、
    上記のラスボスや裏ボスと並んだことよりも、そちらのほうが嬉しいかもしれない。

MHWorld

  • 新大陸を舞台にした本作でもボーンアックスは続投。
    ボーンアックスのデザインも現大陸のものと比べると変化しており、
    軸が金属製になった代わりに剣刃が骨由来になっている。
  • 本作では竜骨【小】2個で生産可能で、武器屋でも買える。
    例によって多くの武器の派生元となっており、本作では派生できる武器のデザインについても
    「ボーンアックスに他のモンスターの素材を加えた」ようなものが多い。
  • ボーンアックス自体は骨系素材をメインに強化していくことができ、
    ボーンスマッシャーIIIから「パワースマッシャーI」へと派生する事ができる。
    が、何をどうしたのかここにきて強撃ビンから滅龍ビンへとビンの種類が変わってしまう。
    龍属性が萌芽したからか、パワースマッシャーIからはヴァルハザクの「ハザクデミオスI」に派生可能。
  • 最終強化のパワースマッシャーIIも同じく滅龍ビンであり、
    発売直後時点では唯一の滅龍ビン持ち剣斧である。
    攻撃力は665(会心率10%)、匠なしでもそこそこの青ゲージを持ち、
    滅龍ビンの龍属性値は420*2龍封力は[中]である。スロットはLv3が1個空く。
  • これまでの作品(特にMHXシリーズ)では産廃という印象を脱しなかった滅龍ビンであるが、
    本作では滅龍ビン、及び周辺環境の変化に伴いかなり強力なものとなっている。
    まず滅龍ビンは本作のスラアクで重要な「高出力状態」に至るまでのゲージの溜まり方が最速で、
    極めて素早く高出力状態に持っていくことが可能である。
    その気になればほぼ常時高出力状態という立ち回りもできるだろう。
    次に、本作の龍属性武器は「龍封力の高い武器は属性値が低い」
    「龍属性値の高い武器は龍封力が低い」という関係性を有しているが、
    本武器の龍属性値は高く、龍封力も[中]であり、対古龍戦、龍弱点モンスターの両方に有効となっている。
    • ちなみに同じ龍封力も[中]のハザクデミオスIIは、龍属性が剣モード(強属性ビン)でも270しかない。
      あちらは素の攻撃力ではパワースマッシャー以上だが、後述する強烈な差別化要素がある。
    • 龍骨剣斧IIIは剣モード(強属性ビン)での属性値は429に達するが、代わりに攻撃力は560しかない。
      また龍封力も[小]であるため、完全にパワースマッシャーに食われてしまっている。
    そして本武器はあくまで「滅龍ビンを搭載した無属性武器」扱いのため、
    本作で登場した新スキル「無属性強化」が適用される
    適用時の攻撃力は731となり、これはハザクデミオスIIを大きく上回る。
    無撃珠の入手は容易とは言えないが、非現実的というほどでもない。
    ついでに無属性強化の装飾品のスロットレベルは2だが、本武器のスロットはLv3なので装備可能である。
    • ちなみに、滅龍ビンはやっぱり属性扱いなのか、龍属性強化や龍封力強化、
      果ては属性会心までも適用される
      龍属性強化・龍封力強化は滅龍の護石で発動させることができ、その場合龍封力は[大]となる。
      会心撃【属性】は装飾品が存在しないのでスキル自由度が多少下がってしまうが
      余裕があれば採用を検討してみても良いだろう。
    • 尚、参考としてカスタム強化で1回会心率を強化してやれば、
      渾身3と弱点特効3の組み合わせで理論上の会心率は100%となる。
  • 単純な物理性能や龍封力の高さではネルギガンテの「断滅の一閃」が挙げられる。
    こちらは無属性強化こそ乗らないものの攻撃力は700のため剣モードでの物理はこちらが上で、
    龍封力も[大]なのでその点では有利である。
    ただ、属性値は150と低く、強撃ビンのため覚醒ゲージは最も溜まりづらい。
    また、あちらは宝玉などのレア素材を使い、
    ランダム遭遇でしか狩猟できないラスボスの素材も必要なのに対し、
    こちらはせいぜい使うと言っても古龍骨ぐらいで、強化が非常に易しいのも強い差別化要素になる。
    その為本武器は滅龍ビン搭載によって弱体化したどころか、
    一転して龍弱点モンスターや対古龍戦で重宝される武器となっている。
    MHXX同様、骨武器の大躍進と言えるだろう。
  • 先述したように本武器は現時点では唯一の滅龍ビン持ち剣斧である。
    無料アップデートで追加されるイビルジョーの武器も同じ滅龍ビンである可能性はあったが、
    そちらはまさかの強撃ビンかつ素で龍属性持ちでの参戦となり、滅龍ビンはこの武器だけの個性となっている。
    滅龍ビンの方が良かったんじゃ…
    • 更に追加されたマム・タロトから手に入る武器もまた強撃ビンか強属性ビンで、
      依然として唯一無二の滅龍ビン持ちスラッシュアックスの地位を維持している。
      • ガイラアックス・屍套も皇金の剣斧・屍套も、後出であるにもかかわらず
        パワースマッシャーIIに全く敵わない性能になってしまっており、他武器種以上にハズレ扱いされている。

MHW:I

  • マスターランク実装と共に強化先が登場。
    強化するとマイティ=ギアIという銘になると共に形状が変化し、
    斧刃の根元と剣刃にスパイクの付いた攻撃的なデザインになる。
    また、メインモンスターの武器であるアイスルードに派生も可能。
  • マスターランクでの最終強化はマイティ=ギアIII。気になる性能は
    • 高めの攻撃力945
    • 会心率10%と据え置き
    • 斬れ味は長い青。匠で出る分は全て白
    • 防御力ボーナス+35
    • スロットは引き続きLv3が一つ
    • 滅龍ビン510
    • 龍封力[中]
  • 概ね上位から順当に強化された形となる。
    全体的に属性値の水準が上がった今作だが、それでもこの攻撃力と属性値を両立した武器は他には無い。
    しかし気になる点もいくつかある。
    • まず、素で白ゲージの武器が大多数を占めるマスターランクにおいて青ゲージ止まりな点。
      運用に匠が必須なのは痛いところ。
      マスターランクでは匠の護石がIVまで強化可能なのだが、貴重な護石枠を割くことになるので悩ましい。
      Lv4スロットで匠複合の珠が複数種あるので、それらと素の会心を生かした達人芸でも良いだろう。
    • 無撃が弱体化し、倍率が1.1倍から1.05倍に落ちた。
      強力な無属性武器に属性まで付いているのではなく、
      あくまで属性武器としては高めの物理期待値といった扱いになるだろう。
    • 強属性ビンの倍率が1.45倍に強化された。
      詳しくは後述するが、属性方面では強属性ビンに遅れを取ることになった。
    • レア度が中堅の11となりカスタム枠が減。
  • 色々と逆風が吹いてはいるが、それでもなお一定の強さは保っている。
    匠前提の武器としては紫ゲージが出る武器との競合が気になるところだが、
    白と紫の差は1.05倍なので無撃があれば白と紫の差は埋められる。
    また、同攻撃力以上で長い紫ゲージが出る武器も少ない。
  • 匠と無撃が揃った時の期待値は、なんとあの断滅の一閃【破】にも迫る。
    彼方は攻撃力以外にケア不要の斬れ味も売りだが、
    強撃ビンのため快適な運用には集中や強化持続と、中々重めなスキルを要求される。
    此方は集中も強化持続も不要な快適性があり、その分で斬れ味ケアを行える。
    属性値では倍以上の大差をつけて圧勝しているので、相手の属性肉質で使い分けても良いだろう。
  • 一方新たなライバルとして、上位で見下していたハザクデミオスの強化版、屍剣斧ヴァルデミオスが登場した。
    物理面では白ゲージで無撃無し青ゲージのマイティ=ギアに僅差で負けるという散々な性能だが、
    属性値は上位から急激な成長を見せ、此方と同値の510となった。
    そこに強化されたビンの補正が加わり、739.5という圧巻の数値を誇る。
    マイティは斧では無属性なこともあって、属性攻めでは逆立ちしても勝ち目はない。
    物理の断滅、属性のヴァルデミオス、そしてマイティ=ギアはその中間型という立ち位置になるだろう。
    一方覚醒ゲージの溜めやすさでは圧倒的に優位となっている。
  • アイスボーンで多数の剣斧が追加されたが、滅龍ビン搭載のものは結局1本も追加されず、
    唯一の滅龍ビン剣斧という個性は保たれている。
    零距離解放突きが強力な本作ではゲージの溜めやすさは優位点となっているが、
    強化持続の効果が上方修正されてゲージ溜めの頻度が減ったことで、相対的に優位性が若干薄れてもいる。
  • 以前のような「特別なケアが要らない使いやすさ」は無くなったが、
    代わりに「下地となるスキルを構築することで性能を引き出せる」といった趣の武器となった。
    事実、本武器を使用してミラボレアスを討伐した猛者も存在する。
    どの武器にも言えることだが、一番大事なのは武器を扱う方の腕ということだろう。

MHR(:S)

  • MHRiseにも当然のように続投。
    竜骨【小】3つで作成するか、お金で買う事ができる。高めの攻撃力とひどい斬れ味が特徴。
  • 残念ながらというかMHR:Sではこの武器のデザインのままMR強化することはできない。
    派生先の武器は全てMR強化可能だが。
    その代わりとしてなのか、Ver.12から武器に重ね着を着せられるようになった
    これにはボーンアックスのデザインも対応しているため、骨武器がお望みならいかがだろうか。
    滅龍ビン剣斧に被せて往年のパワースマッシャーの再現も可能である。
    腹を括って強属性ビン龍剣斧のガワにしてもいい。
  • MHRise単体の頃はダイダロスまではMHWorldと同じ変形音が用いられ、
    パワーブロウニーへの強化で見た目の大幅変化に応じて変形音も変化していた。
    しかしMHR:Sへのアップデートと同時にパワーブロウニー以降の変形音で一本化し、
    武器の重ね着どころか百竜剣斧の外装変更にもその仕様は届いており、
    MHWorldの時の軽やかで骨らしい変形音は聞く事ができなくなってしまっている。

パワーブロウニー

  • MH4から追加された派生強化。材質向上により性能が上がった改良型らしい。
    と言っても要求素材は相変わらず骨や鉱石、虫素材であり、大型モンスターの固有素材はほとんど用いない。
  • 見た目はボーンアックスの色違いで、紅蓮石や獄炎石を用いるためか赤みがかっており、
    斧部分の基部には我らの団の紋章の眼のような模様が描かれている。

MH4(G)

  • 初登場作品。
    今作では「ボーンスマッシャーの次の強化段階」程度の扱いである。
    ストロングブロウニー、マキシモブロウニーと強化されていき、
    その後待望の鉱石系スラッシュアックス、精鋭討伐隊剣斧になる。
  • 斬れ味にやや物足りなさはあるが、作成が簡単な強撃ビン持ちなので攻略用にはもってこいである。

MHX(X)

  • 前述の通りボーンアックスLV4からの派生か、一発生産でも作成できる。
    基本的には骨・鉱石・虫素材がメインとなるが、「発光する上粘液」や「獰猛化狩猟の証III」なども用いる。
  • MH4系統と違いボーンアックスをそのまま強化していくことが可能となったため、
    差別化要素としてビンが毒ビンに変更されている。蓄積値はやや低めの部類である。
  • 上位での最終強化は「マキシモブロウニー」。
    毒ビンの蓄積値は22と物足りないが、攻撃力は220と高めで、素で青20・匠+2で白30と斬れ味もそこそこある。
  • G級の究極強化で「モストマスキュラー」となる。性能は
    • 攻撃力340
    • 毒ビン27
    • 素で青80、匠+2で白20+紫30の斬れ味
    • スロット1つ
    となっている。
    今作では各種の仕様変更により毒ビンの実用性が上がっており、
    蓄積値27でも1回や2回の毒化は全く問題なく行える。
    紫ゲージさえ出せば火力も優秀。
    • 最も強力な対抗馬は紅熊豪斧【摩雲天】だろうか。
      攻撃力・毒蓄積値・会心率で上回られており、さらに二つ名補正による狩技ゲージボーナスもついている。
      こちらが勝っている点は匠時の紫ゲージの長さとスロット1つ。
      ただしあちらの白とこちらの紫が同等の期待値であるため斬れ味はあまりアドバンテージになっていない。
      むしろ、二つ名武器と骨武器では作成難易度が大きく違うので、そこが一番の差別化要素になるか。

MHRise

  • パワースマッシャーからこちらに強化先が戻った。ダイダロスを経由してパワーブロウニーIに強化できる。
    ボーンアックスのデザイン変更に伴いこちらもデザインが変化している。
    ボーンアックスの形状はそのままに以前より深い紅色に染め上がり、
    刃はXXぶりの金属製のような意匠となっている。
    我らの団の紋章はもはや羽根の部分しか見えない。
  • ボーンアックスの性能をそのまま強化した形で、強撃ビンが残っている。
    攻撃力は立派だが斬れ味は劣悪なのも変わらず。
  • 最終強化のマキシモブロウニーは
    • 攻撃力200
    • 斬れ味は緑70で青は匠Lv4からとあまり良くはない
    • 強撃ビン
    • スロットなし
    • 百竜スキルは「攻撃力強化IV」「会心率強化II」「鈍刃の一撃」
    となっている。
  • 百竜スキルの攻撃力強化IVを付ければ攻撃力は210にもなり、実質的に強撃ビン持ちの中では単独トップ
    代わりとしてか斬れ味が青ゲージすら出しにくい程に犠牲になっているが、鈍器スキルで補おう。
  • どう見ても鉄の材質が使われているが少々の骨素材で作成できる容易さが売りで、攻略用としては悪くない。
    最終的には鈍器込みでも素青武器に勝てなくなるが、巻き戻せるので無駄にはならない。

MHR:S

  • マスターランクではMR1でマキシモブロウニ―改へと強化できる。
    攻撃力280と強撃ビンであることを踏まえるとMR1では破格の攻撃力だが、
    青ゲージ20とやや心もとない。
    この時点では強撃ビンの使い勝手はそこまで劇的にはよろしくないのも厄介。
  • MR3では「モストマスキュラー」と強化できる。
    攻撃力は320と劇的に上がったが、素では青40とまだ怪しい。
    一応匠4から白ゲージは出はするのだが、
    攻撃力差をビン性能で補う減気ビン武器に利便性で劣るため、中々採用されづらい。
  • そしてMR10にて「モストマスキュラー改」となる。
    その性能だが、
    • 強撃ビンの剣斧としてはトップタイの攻撃力350
    • 武器スロットはLv2×2と使い勝手向上、百竜スロットはLv2
    • 心もとない白ゲージ20、匠でも白が伸びるのみ
    となった。
    単純な物理性能だけなら全剣斧で見ても上位に君臨するのだが、
    まったく同じ攻撃力で属性付き、しかもビン変形強化が付く百竜スロットLv3持ちの、
    電刃ボルシュレッド改砂海剣斧デルクガレオンが立ちはだかる。
    属性が効かないのは±ゼロであってマイナスではないので、単に攻撃性能だけで言えば両者に一歩譲りがち。
    また、本作には攻撃力340&紫ゲージ&強撃ビンという属性(爆破)剣斧が3本存在するため、
    当然ながらそれらには敵う訳もない。
    MR10で作れるという利点は電刃ボルシュレッド改や砂海剣斧デルクガレオンも一緒
    (それどころか必要な傀異素材までモロ被りされている)なので、
    繋ぎと考えてもそちらを差し置いて本武器が優先されることはそうそうないだろう。
  • ちなみに本作では数少ない無属性強撃ビン剣斧であり、
    もう一本のカムラノ傑剣斧は紫ゲージの補正を加味してもこちらが明確に勝る。
    つまり強撃ビンの扱いがRiseより持ち直したにもかかわらず、
    無属性強撃ビン剣斧自体には相変わらず冷風が吹き荒れているのである。
    かつての天下は最早遠い昔の話である

余談

  • 記念すべき最初のスラッシュアックスであることからか、
    この武器は剣斧の武器アイコンのモデルになっている。
    MHWorldで武器のデザインが変更されたが、
    アイコンは変わっていない。
  • ダイダロスはギリシャ神話に登場する職工。
    ミノタウロス(本来の名前はアステリオス)を封じるための迷宮(ラビリンス)を造った人物でもある。
  • MHXXの究極強化後の「アイカラス」は、前述のダイダロスの息子であるイカロスの別名。
    ミノタウロスが討たれた後、ラビリンスの責任をミノス王に問われ、父ダイダロスと共に幽閉されてしまったが、
    彼らが集めた鳥の羽根を蝋で固めて人工の翼を作り、飛行し脱出に成功。
    しかし、イカロス自身はこのまま太陽にも到達できると過信し、太陽に近付き過ぎた結果、
    太陽の熱で蝋が溶けてしまい墜落死してしまった。
    この伝説は「イカロスの翼」と呼ばれ、有名となった。
  • ちなみにモストマスキュラーの意味は「最も逞しい・力強い(筋肉)」。
    ボディビルのポージング名の1つでもある。

関連項目

武器/骨武器
武器/ワイルドアックス - 基本武器仲間
武器/精鋭討伐隊剣斧 - 4シリーズでの更なる強化先
武器/王牙剣斧【裂雷】 - 宿敵
武器/天具・法輪の斧 - 貴重な滅龍ビン・レベル3スロット・良斬れ味という共通点を持つ後輩とも言える剣斧


*1 ただし、ゴアフロストアンバーは対ジンオウガ性能を評価され、後に四天王落ちしている
*2 強属性ビン補正を除けばトップ