妖しき幻炎をまとう霞龍の杖。
摩訶不思議な舞により、古の魔人を呼び出すという。
目次
概要 
- MH4Gより登場した、オオナズチの素材から作られる操虫棍。
- ナズチ素材の武器の例に漏れず、その外見は他の操虫棍と一線を画す。
納刀状態では片側にオオナズチの眼球を模したらしい渦巻模様の装飾が配置されており、
なんと通常の操虫棍で印弾発射孔があるはずの部位がただの細長い持ち手と化している。
そして肝心の刀身部分が見当たらず、通常の操虫棍の半分ほどの長さしかないという、
初見ではどう戦うのか全く分からない形状をしている。
そしていざ抜刀すると、驚くべきことに装飾部分の先から炎が出現して刀身となる。
システムとしては大剣と同じく納刀時は不可視となっている刀身なのだろうが、
説明文を素直に受け取るなら噴き上がった炎がそのまま刀身に変じていることになる。
弓と同じく凄まじいまでのファンタジー加減だが、
研いだ際にも刀身が見えるため、パッと見だと炎を手で撫でている構図になり激しくシュールである。
とはいえ、刀身が現れないと何もない虚空で手を前後させるハンターという構図になってしまい、
どっちにしてもシュールな構図から逃れられないのだが。
しかしそんな武器が無いこともなかったりするし、最近はそれ以上にシュールな研ぎ方をする武器も登場した。
- 虫への指示時や溜め攻撃のチャージ中は通常の操虫棍と照らし合わせて
中央に位置するはずの装飾部分が発光し、印弾もその部位を前方に向けて発射する。
また、装飾部分に3対6本の触角のようなものが付いているが、
チャージ時などはこれが広がるというギミックも付属している。
性能 
MH4G 
- 初期段階ではキャスターロッド。性能は攻撃力775で毒属性380、会心率0%、スロット2。
付属する猟虫は切断属性のクルドローンとなっている。
高い毒属性が魅力的なものの、斬れ味はごく短い白しかなく、匠でも白がかなり長くなるものの紫は出ない。
これに更に素材を注ぎ込んでいくことでキャスターロッド改→ヘイズキャスターへと強化される。- が、いきなり古龍の大宝玉を要求されるため、古龍の大宝玉を手に入れた頃には
最終強化までできるようになっていた…なんて事も普通にあり得る。
- が、いきなり古龍の大宝玉を要求されるため、古龍の大宝玉を手に入れた頃には
- 最終強化先であるヘイズキャスターの性能は、
- 最終強化したG級操虫棍としては平均的な攻撃力837
- 毒属性は順当に強化され480
- 斬れ味レベル+1により短めながら現れる紫ゲージ
- 取り回しが良いスロット2
毒属性版の焔魔滅龍棍とでも言うべき性能の操虫棍となっている。
毒に弱くジャンプ攻撃も有効なグラビモス亜種やクシャルダオラなどにとっては最早天敵クラスの武器となっており、
狩猟開始時から終了時まで毒エフェクトが見えない時間のほうが短い有様。
耐性の上昇値が激しいイビルジョーなどでも2~3回は毒状態に陥らせることができる。- そして難点も焔魔滅龍棍と同様で、斬れ味ゲージの短さがネックとなる。
匠や業物、砥石高速化によるスキルでの補修と、的確に柔らかい部位を狙う立ち回りで、
その斬れ味を長持ちさせていこう。
- ライバルとしてはネルスキュラの操虫棍リーパーズストロークがある。
あちらは匠不要の紫ゲージによるスキル自由度の高さと、
会心率20%による会心撃【特殊】が有効であるという持ち味があるが、
素の攻撃力や毒属性の数値、スロット数では勝っている。
状態異常攻撃などで基礎性能を上げる形で差別化を図りたい。
- なお、この武器にはちょっとした問題がある。オオナズチを倒せば生産できること、
初期段階でも既にレア10…ピンときた方も多いだろう。
キャスターロッド(初期段階)が地雷装備として恐れられていることを。
どうもレア10だから性能が高いと勘違いされたこと、ミヅハ真も地雷装備として有名であることで
全部一式で来る地雷が頻発している。
少しでも操虫棍を使った人ならわかるが、猟虫が初期レベルでは火力維持が困難であり
戦力として扱うのが厳しい。
ホストになった際は、武器名か虫の見た目だけでも確認しておこう。
MHX 
- G級が存在しないためか、キャスターロッドは下位から作成可能になった。
性能は攻撃力120に毒属性30、会心率0%、スロット2、猟虫は前作と同じくクルドローン(切断)。
今作では毒属性の操虫棍はキャスターロッド系列と若干早めに作成可能な紅の銃斧系列の2つしかないため、
進行度合いに合わせて選択しよう。
攻撃力はキャスターロッドが生産時点で上回っているが、上位の途中で攻撃力が追い抜かれ、
最終的には負けっぱなしになる。
ただし毒属性は常時こちらの方が上になるため、モンスターを毒漬けにしたいのならばこちらを担げばいい。- 作成難易度はMH4Gを受け継いだのか入手が面倒な霞龍の角を3つ、霞龍の尻尾を2つも要求される。
霞龍の尻尾は切断が面倒な尻尾からの剥ぎ取りか、討伐報酬でしか出ない*1ため
頑張って尻尾を切るしかない。
また霞龍の角も尻尾と同じように部位破壊報酬か討伐報酬ぐらいでしか出ないため、
角や尻尾を集めている間にLV2まで上げるのに十分な霞龍素材が集まっている可能性は十分にある。
ディノ棍といいこれといい、開発陣は操虫棍に何か恨みでもあるのか? - その半面、生産さえ出来てしまえば以降の強化では角や尻尾を要求されることはなく、
獰猛な強毒液と霞龍の宝玉さえ手に入れることが出来れば、
下位と上位のオオナズチを数回狩るだけで強化素材が揃ってしまうレベルでお手軽に完成させることが出来る。
- 作成難易度はMH4Gを受け継いだのか入手が面倒な霞龍の角を3つ、霞龍の尻尾を2つも要求される。
- HRを開放し、霞龍の宝玉を手に入れることで最終強化の「ヘイズキャスター」に強化することができる。
その性能は- 属性偏重としては十分な攻撃力190
- 順当に強化された毒属性38
- 十分に長い青ゲージの斬れ味と匠を発動させることで出る短い白ゲージ
- 安定のスロット2
物理性能ではライバルの「銃斧【紅蝮】」には白ゲージの長さでも敵わないので、
青ゲージの長さを業物でさらに強化して継戦能力の高さで勝負すると良いだろう。
MHXX 
- G級オオナズチの素材を使って究極強化の「ネイビア」へと強化できるようになった。
その性能は、- 攻撃力310
- 毒属性43
- 斬れ味ゲージは素で白30、匠+2で紫30
- スロット2
ややネックだった斬れ味も改善され、使い勝手も良くなった。
ライバルであるイーオス棍の究極強化「蛇銃斧【紅甲毒牙】」とは
属性寄りと物理寄りの対照的な関係にあるため、どちらを重視するかで使い分けよう。
- 強化素材は大幅に改善されており、上位段階同様ナズチの剛角も靭尾も不要。
いつものようにかの悪名高い古龍の大宝玉と覇王の証を要求されるが、
こればっかりはドス古龍武器共通の問題なので諦めよう。
MHRise 
- オオナズチと共にこの武器も復活。
今回は直接キャスターロッドIとして生産することになり、Ver.2.0ではそれ以上強化できなかったが、
Ver.3.0でようやくヘイズキャスターが追加された。
ただし奇しき赫耀のバルファルクから手に入る奇絶の赫灼殻が必要なので、
最終強化の為にはHRを100に上げる必要がある。
- 気になるヘイズキャスターの性能は
- 強化可能時期を考えると物足りない攻撃力190
- 会心率0%
- 毒属性38
- 斬れ味は青30、匠+1から白
- スロットはLv2が1つ、Lv1が2つとそれなり
- 猟虫レベルは6
- 百竜強化は「攻撃力強化III」「防御力強化III」
攻撃がヒットした際、まれに体力・スタミナ・攻撃力・防御力のいずれかが強化される「霞龍の魂」
- 傾向としてはMHXの頃とあまり変わらない。
本作の毒属性操虫棍は他に3種類あり、
そのうち毒妖棍ヒルヴゴルジュはこれのほぼ下位互換なので特に気にする必要はないが、- 毒属性値は25と低く、スロットも持たないが攻撃力210、斬れ味も優秀なクイーンレガリア
- 毒属性値は最大35と僅かに低く、やっぱりスロットも持たないが攻撃力がこちらよりも高く、
カスタマイズ次第では斬れ味も優秀な百竜刃棍【千姿万態】
これらとは属性寄りと物理寄りの対照的な関係にあるため、どちらを重視するかで使い分けよう。
MHR:S 
- MRオオナズチ討伐時にヘイズキャスター改に強化可能になり、奇しき赫耀のバルファルク討伐から「ネイビア」に強化可能に。
その気になる性能だが- 標準的攻撃力な320
- 会心率0%
- 毒属性48
- 斬れ味は素で紫ゲージ。長さは30。
- 猟虫レベルは14
- スロットはLv2が2つ、Lv1が1つと強化。
- 百竜スロットLv2
- 全体的に手堅く纏まった性能で、高い毒属性値と手数の多い操虫棍は高相性。
容易に毒漬けにする事が出来る。
しかしながら、今作は属性武器の強化が著しく、
幾ら毒状態に持ち込めるのが容易と言えど、そもそもとして毒が非力。
もちろん、クシャルダオラには抑制効果やそこそこの総ダメージが望めるのだが…
それなりの拡張性を持った汎用武器に毒属性がおまけで付いている…
と、思えばいいかもしれない。- 操虫斬りはスタミナの消耗が激しいので、このスロットに体術を入れてしまうのも手だろう。
- そんな無難な武器筆頭だったネイビアだが、アップデートを経て、独自の立ち位置を得た。
まず毒属性と非常に相性のいい攻勢、毒属性時間を倍化させる効果を持つ霞皮の恩恵の装飾品が登場。
加えて、状態異常武器の火力を底上げする蓄積時攻撃強化スキル、
傀異錬成によるスロット解放強化の実装。
このスロット解放強化で、ネイビアは最大+30もの攻撃力強化を獲得出来る。
そう、属性環境において、属性武器すらも凌駕する可能性を秘めた武器になっていたのだ。 - 加えて、元々斬れ味ゲージやスロット数など、扱いやすさで使われていた当武器。
噛み合わない筈がない。- 流石に相性の良いスキルを全て搭載するのは、インフレが進んだ現在と言えど余りに果てしないが、
何かしらを斬り捨ててでも補って余りある火力が期待できる。
元々の斬れ味の長さや達人芸で紫を維持することもそう難しくもない。
物理補正が高い操虫斬りを主体にすることで、属性武器と差別化していきたい。
- 流石に相性の良いスキルを全て搭載するのは、インフレが進んだ現在と言えど余りに果てしないが、
余談 
- 最終強化の名前にある「ヘイズ」とは気象用語として「煙霧」の意味がある英語で、
広義には視界を悪くする大気現象全般を指すが、
霧を使って姿を隠すオオナズチの特性を表した銘だといえるだろう。
- 「キャスター」とは「詠唱する者」。転じて「(呪いや魔法を)掛ける者」を意味し、
ゲームなどでは時々魔法使い系の役職を指す単語として使われることがある。
魔法じみたこの武器に相応しい銘だろう。
もちろん家具の足についているコロコロするアレは関係ない。- なお、フロンティアでコラボされた「Fate/stay night」の作中にも同名のクラスのキャラが存在しているが、
残念ながら彼女の装備はコラボ対象にはならなかった。
因みに、選択肢次第では、主人公は彼女の杖にされてしまう。
- なお、フロンティアでコラボされた「Fate/stay night」の作中にも同名のクラスのキャラが存在しているが、
- 「舞によって古の魔人を呼び出す」とあるが、
当然狩猟中に得体のしれない何かが出てきて加勢してくれるというようなことはない。
というか、そもそも舞ってるのではなくモンスターをボコボコに殴ってるだけなので、
逆に言えば魔法の道具をただの鈍器扱いにしてるハンターのほうがおかしいと言えなくもない……のだろうか。
あるいは、もしかしたらG級で頻繁に乱入してくる怒り狂うとおぞましい本性を現す食欲魔人とか、
極限の力を身に着けて紫黒色のオーラをまとった破壊人が記された魔人の正体なのかもしれない。
呼び出すとは書かれてるけど使役できるとは書いてないし
- 魔法使いの杖ということで、猟虫を操る様はさながら使い魔を使役しているかのよう。
防具を整えてみたり猟虫の属性値を上げて色を変えたりしてみるのも一興。
最終進化のひとつであるオスパーダドゥーレは羽根を閉じた時の模様がまんま山羊の頭蓋骨なので、
それっぽさが更に増すこと請け合いである。
関連項目 
武器/ナズチ武器
モンスター/オオナズチ
武器/魔弓グリモワール - 魔導具仲間
武器/シェルキャスター - 紫色でキャスターな操虫棍仲間
防具/ミヅハ・トヨタマシリーズ - 剣士上位防具の見た目が魔法使い
武器/マギア=ピタリーン - コンセプトが似て非なる魔法少女の杖。