外敵の攻撃で傷を負い、激昂したモンスターが放つ咆哮。
概要
- モンスターが怒り状態に入った際、突然行うアクション。
咆哮する手段を持つモンスターの殆どが使用する。
一部のモンスターは通常時とは異なるモーション・性質となっている場合もある。
- 連続攻撃を決め込んでいると、反応できずに食らってしまう事が多い。
原因は、モンスターは特定の怒り時行動がある場合、
怒り状態になると麻痺、罠、転倒、スタンにかかっている状態以外であれば
あらゆる行動をキャンセルして怒り行動に移る性質があるため。
また、除外される行動中でも解けた瞬間怒り状態に移行する。
真正面で硬直してしまう上に怒り状態になって反撃してくるため、非常に危険な技。
特にガードができず納刀も遅い太刀やハンマー等にとっては相性は最悪である。
モンスターによっては咆哮の直前にハンターの方に向き直る。- ワイバーン型骨格の飛竜種はカウンター咆哮の際に攻撃判定のある左脚を踏み出すが、
咆哮の予備動作中に股下に潜り込みこの左脚にわざと踏まれることで、
バインドボイスの硬直を無効化するテクニックがある。
ただし体格や動作速度の関係上、グラビモス以外では成功しづらい。
可能なら耳栓系のスキルで対処するのが一番安心である。 - MH2の古龍種はカウンター咆哮ではなく怒りキャンセルからノーモーション突進を行ってくる。
これはMH2の仕様を受け継ぐMHFでも(特異個体などを除き)同様なので、
カウンター咆哮を行うようになったMHP2以降のシリーズから移動してきたプレイヤーは注意しよう。 - MH3以降のリオレウスの場合、地上での咆哮後に確定でバックジャンプブレスを放つ為、
レウスが怒った際に咆哮の回避に失敗かつ耳栓が発動していない場合、
レウスの正面に立ってしまっていたらブレス直撃が確定する。
咆哮の範囲も広く、更にブレスはハンターをある程度狙ってくるため厄介極まりない。
- ワイバーン型骨格の飛竜種はカウンター咆哮の際に攻撃判定のある左脚を踏み出すが、
- ラージャンは以前はその場で咆哮していたが、
MHP2G以降は距離を取ってくれる上に万が一範囲に入っても音圧で吹っ飛ばしてくれる。
しかもダメージも無い。意外と弱体化している?
とはいえ、吹っ飛ばされた位置とタイミングによっては、
起き上がった瞬間に攻撃を重ねられてしまうことも十分有り得るので、
極力咆哮を喰らわないように立ち回るのがベストなのは言うまでもない。- MHP2G以前はカウンター咆哮の後に高確率で高威力の回転タックルを仕掛けてきたせいで
耳を塞いで動けないハンター達が致命傷を負う、或いは即死する事態が絶えなかったとか。あな恐ろしや。 - MH4以降は怒り状態になってもただ咆えるだけでバインド効果や音圧効果は無くなっている。
- MHP2G以前はカウンター咆哮の後に高確率で高威力の回転タックルを仕掛けてきたせいで
- ティガレックス、ラージャン(MHP2Gから)、ジンオウガなどはバックステップ、
ナルガクルガ、タマミツネなどは回り込みでハンターとの距離を置いてから咆哮する。
深追いしなければ危険性は少なく、閃光玉や回復のチャンスになる。
ただしティガレックスに関しては、高レベルギルドクエストに登場する個体、
希少種、MHFの特異個体はこの限りではない。
- MHP2Gにおけるテスカトは吠える前に一度狙っているハンターの方へ向き直るが、
それ以前はガノトトスのように予兆なしでキレ、
MH4以降のテオ・テスカトルはハンターに対して向き直りつつ咆哮する。
また、クシャやテスカトが風鎧や炎鎧を纏っている際に咆哮すると時間差で龍風圧が発生する。
後者の方がスキルで対策しづらく面倒。
- MHXXまでのアルバトリオンは咆哮と同時に周囲に噴火を発生させる。
接触すると大ダメージと共にかち上げられ、見た目に違わず火属性やられも付随する。
また、モーションはクシャルやテスカトと同様であるが、硬直判定の発生がやや早い。
- 似ている現象としてはブロス系のカウンター突き上げがある。
地中に潜っている最中に怒り状態になると、その状態ではキャンセルできないため
とりあえず潜った上で、潜った瞬間、地中移動をキャンセルし即座に地上に飛び出してきてから威嚇する。
この潜ってから飛び出すまでのスパンが非常に短いため、
特に潜り時の風圧にやられたときはほぼ確実に突き上げを食らってしまい、
攻撃でもなんでもない飛び出しでキャンプ送りという珍事が発生する場合も。- ボルボロスも潜った際に怒らせるとカウンター飛び出しを行う。
ただし、こちらはエリア移動する際にしか地面に潜らないため、目にする機会は極めて稀である。
- ボルボロスも潜った際に怒らせるとカウンター飛び出しを行う。
- MHWorld以降では「現在とっている行動が終了してから怒り状態になる」という仕様に変更されており、
「ブレスなどの比較的隙の多い行動中に大きなダメージを与えた場合などはモーション終了後に怒り状態になる」
というケースが増加した。その為「そろそろ怒りそうだ」と判断をして距離をとるなどの対策がとりやすくなっている。
- UNKNOWNも形態変化時にディアブロスの咆哮のような動作でカウンター咆哮を行うが、
同時に赤いオーラを纏ってガンナーの弾を弾き飛ばし、
怯み値やめまい値も全て含めた状態異常蓄積値を全て0に、さらに体力を一定値まで回復する。
- ルコディオラも独特の動作でカウンター咆哮を行うが、こちらには吹き飛ばしと磁力やられの効果がある。
咆哮の直前に全身が金色に輝き出し、巻き上げられた砂鉄が黒い円陣を形作るので見分けるのは容易。
ただし、磁力やられのほうは判定時間が非常に長いため、回転回避しても食らってしまう。
レビディオラもほぼ同様で、展開している円陣の変化で予測が可能となっている。- また、彼らは怒り解除時にも上記と似た性質の咆哮を行う習性がある。
- MHFの激個体は常に怒り状態という特性上、エスピナス以外は基本的にカウンター咆哮を行わない。
- MHSTの野生のケチャワチャは怒り状態に限り、こちらのパワー攻撃に対しカウンターで「パワー封じ」を使ってくるが、
その時の演出は明らかに咆哮である。
ゲームジャンルが違うとは言え、これも一種のカウンター咆哮と言えるだろう。
ケチャワチャに対して有利なパワー攻撃が狙えないのでなかなか厄介。