モンスター/アンジャナフ

Last-modified: 2021-05-18 (火) 06:21:13
種族
獣竜種(竜盤目 獣脚亜目 アンジャナフ科)
別名
蛮顎竜(ばんがくりゅう)
英語表記
Anjanath
危険度
MHRise:★6
登場作品
MHWorld, MHW:I, MHRise, MHST2
狩猟地
古代樹の森, 大蟻塚の荒地, 導きの地(森林、荒地), 大社跡, 砂原, 水没林, 溶岩洞

目次

生態・特徴

主に森林地帯や乾燥帯などに生息する大型の獣竜種。
獲物となる生物を発見すれば即座に襲い掛かるほどの獰猛性に加え、
逃げようとする獲物や外敵を自分の気が済むまでどこまでも追い回す執念深さを併せ持つ。
下顎を覆うように生え揃った大きな棘が最大の特徴で、
戦闘ではその口を大きく開き、獲物や外敵に荒々しく喰らい付く攻撃を得意とする。
そのような性質から《蛮顎竜》の別名を持ち、「森の暴れん坊」とも通称されている。
他にはくすんだ桃色の鱗と獣竜種らしいフォルムが印象的だが、
背中から尻尾にかけて生えている黒い体毛、普段は背中に格納されているなど、
いくつか獣竜種にしては珍しい特徴も備えている。
前述したように普段は格納された翼を持っており、興奮時などにはこれを扇状に展開する。
しかし、これは主に威嚇や体温調節に使われるものと思われ、
少なくともこの翼を大きく動かしたり、飛竜や古龍のように飛行したりする様子は見られない。
快晴の日にはこの翼を広げて腰を下ろし、のんびりと日光浴をしている姿も確認されている。
また、鼻先も上方に展開する非常に特徴的な構造となっており、
周囲に何らかの気配を感じると、鼻先を展開して付近の匂いを嗅ぐようなしぐさを見せる。
この鼻から黄色い粘液を吹き出し、それを辺りに塗り付けて縄張りを誇示する。
翼での飛行はできないとはいえ、そもそも陸上生活に完全適応した獣竜種だけあり、
モンスターの中でも大柄の部類に入るにもかかわらず、動きは基本的に軽快。
特に脚力の発達は著しく、大きな段差や崖のような岩壁も軽々と乗り越えたり、
海辺に立ち並ぶ岩の上に次々と跳び移っていく姿も目撃されている。
屈強な肉体を活かしたタックルや尻尾の一振りは武装したハンターを簡単に跳ね飛ばし、
大きな顎は一度捕らえれば逃れようと必死にもがく中型モンスターをも離さない。
縄張りに侵入した外敵を顎の力だけで投げ飛ばしたり、
仕留めた獲物を咥えたまま森の中を闊歩している様子も確認されている。
まるで生息する地域一帯を牛耳っているかのようにも見える立ち振る舞いであり、
実際にドスジャグラスやトビカガチなどを力任せに捻じ伏せる姿も確認されている。
正面からぶつかり合うならば、ティガレックスやジンオウガなどとも互角に渡り合うなど、
生態系の中では比較的上位の実力を誇る存在と言える。
しかし、自分の得意な戦い方に持ち込ませてくれない飛竜などの相手は苦手。
特に飛竜種の中でも空戦能力に長ける火竜リオレウスなどは、
アンジャナフにとってとりわけ相性が悪い難敵であり、直接戦闘に発展すると黒星を喫する場合が多い。
獲物を追う事に集中しすぎてリオレウスの生息域に踏み込んでしまい、
縄張りを守ろうとするリオレウスから急襲を受けてすごすごと退散する姿も目撃されている。
あるハンターは前述したアンジャナフの執念深さを利用し、
リオレウスなどの強力なモンスターの生息域まで誘導し、テリトリーの主と衝突させるのも一つの手だと語る。
怒ると背中の翼と鼻先を同時に展開し、平常時とは大きく異なるシルエットとなる。
また、その際に喉元に薄らと赤く光らせた「炎熱蓄積状態」と呼ばれる形態に移行する。
この状態では火や熱に弱いものは顎に触れただけで発火するほどの高熱を宿しており、
まともに咬み付かれれば、元々の咬力や鋭い牙もあってただでは済まない。
更に時間経過と共に熱エネルギーは高まっていき、次第に口元からは火の粉が漏れ出し、
エネルギーが限界まで達すると高熱の火炎ブレスを勢いよく放射する事もある。
ただし、炎熱蓄積状態はアンジャナフにとっても少なからず負担を強いるらしく、
この状態を維持している際に頭部に攻撃を受けると、大きく仰け反って隙を見せる事がある。
アンジャナフの素材は自身の放つ炎や熱に鍛えられており非常に丈夫で、
武器のグリップやフレームの補強を中心に幅広く利用される。
その素材を用いた武具は獲物の返り血を浴びる毎に熱を帯びていくと云われ、
まるで荒々しい蛮顎竜の闘志がそのまま宿っているかのようにも感じられるという。
余談だが、尻尾は食材としての需要もある。

概要

  • その姿は、同じ獣竜種で恐竜がモチーフとなっているイビルジョーディノバルドよりも更に恐竜に近く、
    まるで大型獣脚類の生き写しのようなシンプルで生物感溢れるビジュアルである。
    ただし、当然ながらまんま恐竜そのものというわけではなく、
    蛮顎竜の名の通り、下顎にいかにも野蛮そうな棘を持つ(牙はそれとは別に口内にある)他、
    トサカのように展開することが出来る大きな鼻、尾の裏側に生える小さな棘、
    背中(腰の辺り)に折り畳まれている皮膜(通称:)、そして後述する特殊な生態など、
    MHシリーズのモンスターらしい特徴も確認できる。
    • 展開した鼻からはマーキング用の体液を噴射することができ、
      アンジャナフはこの体液を岩などに吹き付けることで縄張りを主張する。
      このマーキングの行動は1日に約30回行うようである。
      これは特徴的な痕跡としてフィールドに残されることとなる。
      展開中の鼻は内部がとても生々しく、かなりグロテスク。初見で恐怖した者も多いであろう。
    • 背中の帆は興奮時に展開される他、日光浴の際も帆を展開して日を浴びるようだ。
      この日光浴は1日に約3回行うようである。
      体外に膜を持つ獣竜種にはMHFにガスラバズラという先例がいるが、あちらは元水生生物である。
      アンジャナフのそれは翼のようにも見え、発売前から何のために存在するのか話題になっていた。
      どうやらこれは体温を調節する器官らしく、日を浴びることで熱を蓄積したり、
      炎熱蓄積状態の時に展開して放熱したりしているようだ。
      また、怒り状態の時に展開することから、体をより大きく見せる威嚇の役割もあると考えられる。
  • その強面に違わず野蛮で好戦的、狂暴な性格を持ち、他のモンスターに対しても躊躇なく襲い掛かる。
    古代樹の森では様々な場所へと移動する傾向があるため、他大型モンスターとの接触も多く、
    アンジャナフと他のモンスターが「縄張り争い」している場面に出くわしたり、
    狩猟対象と戦っているところに突如乱入、狩猟対象が怯えて逃げるといった場面が発生する。
    古代樹の森の戦闘BGMも「森を牛耳る蛮顎の竜」とアンジャナフを意識した曲名になっている。
    汎用BGMと化しているとはいえMHWorld初出かつ非コラボモンスターにて、戦闘用BGMが用意されているのは古龍種を除くとアンジャナフとバゼルギウスのみである。
    • MHWorldの広報では「アンジャナフがドスジャグラスと縄張り争いする」場面がよく用いられた。
      鉢合わせたドスジャグラスに猛然と喰らい付き、そのまま引きずるように左右に振り回し、
      頭上まで高々と持ち上げてから足元に投げ落とすなど、荒々しく攻め立てる姿を見せる。
      その様子はまさしく「蛮顎竜」という別名が示す通り。
    • MHWorld開始時のストーリーでも色々なトラブルが続出する中で更に乱入、
      主人公一行を追っていたドスジャグラスの後方から襲い掛かり、そのまま縄張り争いを始める。
      主人公には目もくれないが、巨体で暴れ回る中、足元を通り抜けるだけでも一波乱ある。
      幸い、主人公と相棒の編纂者は大した傷も負わずにアステラになんとか到着することができた。
      • しかし、アンジャナフの本領が発揮されるのはむしろここから。
        このイベントで顔見せは済んだということなのか、以後序盤の任務クエストにも姿を見せる
        防御力の高い装備が揃っていない序盤には不釣り合いなほどの力自慢なモンスターであり、
        プケプケを狩りに行ったら死角から突如噛み付かれて即死」といった事態も発生しうる。
        クエストの狩猟対象そっちのけで防御力不足のハンターを続々とBCへと送り返す様は、
        どことなくMH3上位上がりたてでのイビルジョーを連想させる。
        むしろMHWorldからの初心者の場合、勝手が解らないまま力尽きるためより悪質である。
        新大陸においても「獣竜種モンスターは初登場作品で遠慮しない」というジンクスは健在であった。
    • ただし、古代樹の森の"主"である空の王者リオレウスには実力で及ばない。
      リオレウスとの縄張り争いでは一方的に攻撃されて上空から放り捨てられる情けない姿を見せる。
      普通に戦っていてもリオレウスは滞空している関係で一方的に攻撃を仕掛けられてしまうことが多い
      (飛びかかりや火炎放射で一矢報いることもあるが)。
      • MHWorld公開初期のプレイ動画では環境利用の一環としてプレイヤーに誘き出され、
        リオレウスの縄張りまで誘導された挙句上記のような姿をさらす場面が多かった。
        このことや、各種体験版では難易度相応の装備が用意され十分狩れる環境だったことから、
        発売前時点ではやや「かませ」との評が目立っていたモンスターである。
        もっとも実態は上記のとおりであり、慢心してうっかり力尽きた人もまま見られた。
        体験版でサンドバッグにされた恨みかも知れない。
  • 強面なモンスターではあるものの、先述のようにリオレウスの噛ませ扱いを受けたり、
    MHWの生態紹介動画で翼を広げて呑気に日光浴している姿が取り上げられたり
    習性のひとつであるマーキングを披露したりとと、
    どこか愛嬌のあるモンスターとして紹介されることも多い。
    捕食行動に移行する際もゆっくり歩きながら犬のように地面をクンクンと嗅ぎ、
    近くに草食モンスターがいると大股で歩いて食べに行くなど、意外と可愛らしい。
    • 「強面でありながら噛ませになりがち」「そこはかとなく愛嬌がある」といった特徴は、
      先のメインモンスターであるティガレックスの扱いを思わせる。
      奇しくも両者は恐竜をモチーフとしているのみならずリオレウスの引き立て役に甘んじたことがある
      という点でも一致しており、意外にも共通点が多い。
    • フィールドに亜種と同時に存在していると、喧嘩したり威嚇し合ったりする事も多々あるが、
      同じ場所で2頭揃って仲良く日光浴をする微笑ましい場面をたまに見られる。
  • エリアチェンジの際は、獣竜種らしくダイナミックな移動を行うことがある。
    狭い場所であろうと体を低く倒し、全身を捻じ込んで力任せに移動しようとしたり、
    海に屹立する岩の上を次々と跳躍して別のエリアを目指したりと、その様子には圧倒される。
  • 知的な生物学者によると、アンジャナフは体格や骨格、生態行動などの様々な面から
    新大陸のモンスター調査の基準となることが多いのだとか。
    アンジャナフ自身が(シリーズ全体でも珍しく)獣竜種としては比較的標準的な生態を有してる点でも研究に利用し易いのであろう。
    因みにこれはモンハンで最初に作られたワイバーンでもあるリオレイアも同様らしい。

戦闘能力

MHW

  • 顎竜の名に恥じぬ荒々しい肉弾攻撃を次々と繰り出す、
    今作における「序盤の壁」と言っても過言ではない強敵。
    噛み付き、突進、尻尾回転、タックルといったオーソドックスなものから、
    後脚引っ掻き、拘束攻撃、火炎放射のような搦め手ないし大技まで多彩な攻撃手段を持ち、
    これに加えて同ランク帯では頭一つ抜けた攻撃力が脅威となる。
    咆哮・風圧・震動と一通りの拘束手段も備えており、なかなかどうして隙がない。
  • 噛みつき攻撃は単発と2~3連続の2種類が存在する。
    単発型は大きく首をひねるようにして食らいついてくるもので、
    予備動作、繰り出した後の隙がともに大きいためダメージチャンスとなる。
    ただし位置取りによっては振り向き、回り込みからの噛みつきなどの派生系も使ってくるので注意。
    2~3連続のタイプは踏み込みながら左右に1度ずつ噛みつきを行うもので、予備動作が短い上に威力が高い。
    当たり判定も上半身全体と広く、アンジャナフの基本攻撃の中では危険な部類に入る。
    予備動作を見た瞬間に側面に飛び込むようにして回避すれば避けられるが、
    少しでも反応が遅れると判定に引っかかってしまう。
    • 怒り時はいずれも火属性を纏い、食らうと火属性やられを発症してしまう。
      不意に食らうとその後も体力がジリジリ減ってしまい、結局解除にスタミナを費やすことになるので、
      怒り時は通常時にも増して警戒したい攻撃の一つ。
    • 単発噛みつきは怯み判定となっており、スーパーアーマーなら食らいつつのゴリ押しが可能。
      ただしダメージはそのまま通るので、調子に乗って攻撃していると
      いつの間にか体力を削られ、不意に放たれた2連噛みつきで死亡なんてことになりかねない。
      特に怒り時は他の攻撃の威力も跳ね上がっており、下手なゴリ押しは死に繋がるので注意。
  • 尻尾を使った攻撃は2連叩きつけと一回転の二つ。
    足元にいれば安全かと思いきや、しっかり風圧判定がある。
    一回転はワイバーン系と違い一瞬で全方位回転するため、接近することすら容易ではない。
    • 叩きつけの予備動作は長いので、見てからの回避が十分可能。
      見た目に反して横よりも縦に対して強烈な判定があるので、胴体側の左右どちらかに避けたい。
  • 通常時において最大の大技となるのが蛮顎突進である。
    口を大きく開け、背部の翼を広げる派手な予備動作ののち、
    その巨大な口でブルドーザーの如く地面を抉り取りながら突進してくる
    突進中は強めのホーミングが生じる上に移動距離が非常に長く、
    開始時にかなり離れた位置にいたとしても強引に軌道修正を行いながら襲いかかる。
    貧弱な防具では一撃で瀕死に追い込まれるほどの威力を持つため、
    防御力に自信がないなら何としてでも直撃は避けたいところ。
    • 連続で突進を行うため、攻撃中に判定が2度発生するという珍しい性質を持ち、
      中途半端なスタミナでガードするとそのまま捲られかねない。
      また判定自体もかなり広く、後脚付近にポジションを取っていても巻き込まれる。
      突進の射程上にいる場合、攻撃が開始されてからの回避はかなり困難なので、
      予備動作を見たら側面に転がり出るようにして避けておいたほうがいい。
    • この攻撃、気絶値が非常に高く、被弾してしまうとかなりの確率で気絶してしまう。
      攻撃後のスキがやや大きめとはいえ、気絶からの復帰よりも早くアンジャナフが行動してくることもある。
      歴戦個体の攻撃力ともなると、最終強化の防具一式を着込んでもいてもハメ殺されてしまうこともあるので要注意。
    • 突進終了後は(アンジャナフの攻撃としては)かなり長めの隙が生じる。
      突進で距離を離されるので活かしにくいが、側面に回避しておけば追いかける余裕が生まれる。
  • 拘束攻撃はくわえたハンターを上に放り投げ、落ちてきたところをガブリと噛みつき、放り捨てるというもの。
    噛みつかれた時にグシャアというとてもいやな音がするが、これ自体には追加ダメージはない。
    しかし、後述する炎熱蓄積状態であると、拘束中に強烈な直線ブレスに繋げてくるため、
    防具の防御力が追いついていない下位、上位の序盤や、火耐性が低い防具では容易に致命傷となる。
    • ちなみに、放り投げられてからしばらくは身動きが取れないが、
      スリンガー攻撃は可能であるため、閃光弾やはじけクルミなどで怯ませるとコンボを中断し、
      レバガチャよりも安全に拘束から抜け出ることができる。
  • 怒り時に一定時間が経過すると腰部の翼を広げ、喉がほんのりと赤く染まった「炎熱蓄積状態」に突入する。
    この状態では炎を纏った噛みつきや鼻孔から火炎塵粉を大量放出する大技などが解禁され、
    自然解除直前には最後の切り札として強烈な火炎放射ブレスまで吐いてくる。
    • この火炎放射ブレスは非常に出が早く、予備動作の際に射線上にいるとまず避けられない。
      ゲーム序盤の低防御力装備や火耐性の低い装備ではあっという間にこんがり肉になるほどの威力なので、
      怒り時に眼前に立つのは自殺行為に近い。
    この炎熱蓄積状態時は特殊な怯み判定が適用されるようになり、
    鼻先を攻撃して怯ませるとのけぞり~大ダウンを奪える。
    ただし怒り時のアンジャナフの頭部付近をうろちょろするのは非常に危険であり、
    頭部をまともに狙える機会もそう多くはないので、無理に狙いに行くのは得策ではない。
    • ここで活用すべきはミズタマリゴケから作成できるスリンガー水流弾である。
      複数頭に命中させることで、炎熱蓄積状態を解除するとともに大ダウンを奪える。
      ミズタマリゴケを採取できる機会があればぜひ活用したい。
    • なお、背中の翼は非常にデリケートな部分であるのか肉質が柔らかく、
      特に斬撃と射撃に対してはアンジャナフ最大の弱点部位となっている。
      もしも翼が展開された状態のままダウンを取ることができれば、大ダメージを与えるチャンスとなる。
  • 立ち回りとしては、頭部付近を避けて側面や尻尾付近を狙うのが有効。
    頭部は肉質こそ柔らかいものの強烈な判定を伴った大技が多く、
    部位自体も激しく動き回るため、攻撃パターンによって効率が悪化する場合が少なくない。
    側面で警戒すべきはタックル、飛びかかり、噛みつき突進の判定、
    尻尾付近では尻尾叩きつけと回転攻撃程度なので、これらの予備動作を覚えるだけで難易度は下がる。
    • 側面から狙える脚部は肉質が硬いが、部位破壊を達成することで肉質が軟化する。
      部位破壊でダウンを奪えることもあるので一石二鳥である。
    ただ、アンジャナフ自身は回り込みや突進、振り向きを駆使して
    かなりアグレッシブに体勢を変えてくるモンスターであるため、
    こちらも攻撃を避けながら側面ないし尾付近にポジションを取っていく必要がある。
    予備動作や安地をしっかり把握つつの立ち回りが重要になってくるだろう。
  • 破壊可能部位は頭部、左後脚、右後脚、尻尾(切断)の4か所。
    最大の物理攻撃弱点は怒り時に展開される鼻で、頭部や翼、尻尾なども良くダメージが入る。
    後脚はやや堅めだが、部位破壊を達成した側の脚はそこそこダメージが通るようになる。
  • 状態異常は毒・睡眠が並程度に通り、麻痺・気絶などは少し通り辛い。
    唯一爆破属性に関しては殆ど通用しないので、別の属性を選択した方が効果的。
  • 総じて、該当ランク帯では頭一つ抜けた手強さを誇るモンスター。
    プケプケやボルボロス、リオレイアなどと違って明確な隙が少なく、
    そのうえモーションが多彩で初見では対応困難な攻撃も少なくない。
    弱点となる部位がやや狙いにくいことも重なり、特に初心者は苦戦を強いられるだろう。
    名実ともに序盤の最大の壁なので、防御力や火耐性にも気を配りつつ狩猟に向かいたい。

MHW:I

  • 当然ながら大型拡張コンテンツであるアイスボーンにも登場し、
    ベータテストが行われた際にドスジャグラスのクエストに非ターゲットという形で登場する。
    さらに雷顎竜の名を持つアンジャナフ亜種が登場する事も判明した。
    シリーズ初の雷属性を持つ獣竜種モンスターでもあり、注目も集まっている。
    新たな行動パターンとして炎熱蓄積状態の時に真下から正面にかけてブレスを吐くという行動が追加された。
    炎熱蓄積状態のままある程度時間が経過しないと使ってこない通常の火炎放射ブレスと異なり、
    このブレスは移行してすぐのタイミングでも放ってくる。
    出の早さと発動で炎熱蓄積状態が解除される特性は火炎放射ブレスと同じなので、
    常にこの攻撃を警戒しなければいけない上、
    攻撃による炎熱蓄積状態解除での大ダウンは狙いにくくなっている。
    • 一方で傷つけによる肉質の軟化で脚の部位破壊、
      及び脚への攻撃によるダウンは狙いやすくなっている。
    • 縄張り争いにおいては古代樹の森の主であるリオレウスには敗北するものの、
      他のモンスター相手にはほぼ優位に立つほどの実力者のアンジャナフだが、
      MHW:Iではイヴェルカーナに氷漬けにされたと思しき個体がアステラに運び込まれている。
      この後、新大陸はイヴェルカーナの来訪による寒冷化でフィールドで調達できる物資が激減し、
      一時は新大陸からの撤退を考える事態となった。
      イヴェルカーナの単純な強さ、そしてこれから古龍が生態系に及ぼすだろう影響を
      氷漬けのアンジャナフは暗示していたのだろう。
  • MHW:Iでは新たにクラッチクローとそれを利用したアクション「ぶっとばし」が追加されたが、
    何故かアンジャナフは亜種共々ぶっとばしダウンの時間が短く設定されている*1
    ただでさえ隙の少ないアンジャナフだが、ぶっとばしではあまりDPSは稼げないという事は念頭に置いておこう。

MHRise

     暗夜激盪 送り竜が追い来るぞ 見つかりゃ餌食 胴震い
送り竜が追い来るぞ 走れや走れ 転べば仕舞い
                       蛮顎 妄執が化身なり
  • ハンマーの武器紹介動画にて、しれっと本作に登場することが確定した
    ”和風”や”妖怪”とは程遠い風貌だが大社跡で活動する様子が確認されている。
    映像見聞録にて操竜のモーションが公開されている。
    • MH3から当然のように皆勤であるため、あまり騒がれてはいないものの、
      このアンジャナフの登場によって、しれっと獣竜種の本作参戦が確定した
      また、本作では久々に獣竜種と海竜種が共演することとなった
      • しかし、新規追加も含め7種登場している海竜種と比べると、
        こちらはアンジャナフとボルボロスの2種しかいない、寂しい顔ぶれとなっている。
  • 今作ではなんと里クエストにてリオレウスと同じ☆5での登場となった。
    危険度においても☆6と、かなり高めに設定されている。
    同ランク帯はリオレウスの他にナルガクルガやジンオウガといった実力者揃いであり、
    前作までの待遇を考えるとかなりの出世と言えるのだが……。
    • 今作ではジンオウガやティガレックス、ナルガクルガ、ディアブロスらと縄張り争いが発生し、
      結果は前作の亜種と同じモーションでの引き分けに終わる。
      一方、リオレウスとの縄張り争いでは相変わらず一方的にやられて完敗し、
      更に同骨格のリオレイアとの縄張り争いでも同じモーションでボコボコにされる
      前作のディノバルドのように戦うフィールドによって勝敗が変わることもない。
      縄張り争いを単純流用した結果だろうが、後述のムービーでの扱いを含めて
      今作ではポジションがイマイチ不明瞭なモンスターとなっている。
      真面目に考察するとしたら単純に空を飛ぶ相手は相性が悪いという事だろう。
  • 登場ムービーでは夜の砂原に出没。
    必死に逃げ回る1匹のアイルーを執拗に追跡し、猛然と喰らい付こうとする姿を見せる。
    その様子はまさに「送り狼」ならぬ「送り竜」
    アイルーはギリギリのところで岩場に逃げ込み事なきを得るが、
    あと数秒辿り着くのが遅かったならアンジャナフの餌となっていただろう。
    ゲームシステムの都合から不死身とも言われているアイルーも、野生の世界においては決して無敵ではなく、
    食物連鎖の中では特別地位が高いわけでもないと言える。
    • また、体格からすれば明らかに食いでのないアイルーをしつこく追い回す辺り、
      一度獲物と見定めた対象への執着心は相当に強い事が窺える。
  • 今作では珍しくディアブロスの登場ムービーにもゲスト出演した。
    砂原でこれまた珍しいことにボルボロスとの縄張り争いを繰り広げ、
    突進を避けてから首元に食らいつき、地面に叩きつけて勝利する。
    だがトドメを刺す直前、地中から現れたディアブロスにボルボロス共々吹き飛ばされダウン。
    体勢を立て直し逃げようとするも、ボルボロスと違いたまたま近くにあったサボテンの上で転ぶ形になったため、
    怒りを買い、そのまま角で放り投げられて出番が終了する。
  • 戦闘面では怒り移行時に咆哮しながら炎熱蓄積状態に入るようになった。
    また自然解除時に使用していた火炎放射は普通に使ってくるようになったが、
    代わりにこれで炎熱蓄積状態が解除されることは無くなっている。
    単なる大技として頻繁に繰り出すようになったため危険度は上がっているが、
    弱点の頭部を低めに置く技でもあるため、回避できれば大きなチャンスとなる。
  • MHWorldではスリンガー水流弾を数発頭に当てると炎熱蓄積状態を強制解除できたが、
    水流弾の無い本作ではと言うと、泥玉コロガシを1発当てると解除可能
    手軽にダウンを奪えると同時に水やられによる肉質軟化も起こるので、
    狩猟前に是非とも拾っておきたい。
  • 同ランク帯になるとかなり増えてくる翔蟲受け身殺しであるが、
    アンジャナフの場合は新大陸でも脅威だった蛮顎突進がコレになっている。
    モーション自体が2段構成になっていて、各突進の間に短時間ハンターの位置をサーチし直すため、
    1段目で被弾した際、即座に翔蟲受け身を取ると2段目の被弾がほぼ確定する。
    わざと受け身を遅らせ、通り過ぎるのを待ったほうが安全。
  • 地味にモーションが増えており、イビルジョーよろしく岩飛ばしを習得している。
    上記のムービーでも紹介されていた通り、操竜時にも使用可能。
  • MHRiseでは新たに新大陸組であるクルルヤック、現大陸組のドスフロギィ及び
    新モンスターヨツミワドウとの縄張り争いが追加された。
    いずれも結果はアンジャナフの勝利であり、陸戦においては紛れもない強者として位置付けられていることを伺わせる。
    モーションはMHWにおけるドスジャグラスとの縄張り争いの流用だが、
    前二つはドスジャグラスにも増して体格差が際立っていることもあり、より無慈悲に、
    後者は逆に体格差がそれほどないため、より豪快に感じられる。
  • 世界観上ユクモ村にほど近いとされるカムラの里を襲う百竜夜行にも参加しており、
    同時に現大陸での生息(ないし現大陸への進出)がほぼ確定した。
    新大陸では亜種と違って肩身が狭い思いをすることもしばしばあったが、
    現大陸ではたまにリオスに叩きのめされたりしながらも結構威張り散らしているようである。
    • その百竜夜行においては柵や関門を攻撃する破壊型のモンスターとして登場。
      弾肉質が柔らかめで炎熱蓄積解除の特殊ダウンがあることから見てさえいれば対処は難しくないが、
      脚が他の破壊型に比べて速めなのと、破壊型のモンスターの中では一番身体が細く、
      他のモンスターに引っかかりにくいため、目を離すとスルスル群れをすり抜けてしまい、
      特に道中の柵が壊されているとあっという間に関門攻撃を始めている場合もある。
      また身体の細さの関係で大砲の溜め貫通弾は正面か真後ろから通さないとヒット数を稼げず、
      柵や関門の真横から撃たなければならない場面になるとかなり手間取りやすい。
      • ちなみに登場時は炎熱蓄積状態にはなっておらず、柵や関門の手前に来てから一気に蓄積状態までもっていく。
    • 操竜も出来るが、火属性攻撃がないため属性やられのサブ任務を達成できないのが手痛い。
      代わりか連続噛み付きの↑Aだけで十分戦える性能はある。その他の技はまずまず。

余談

  • 一部メディアでは企画初期段階におけるアンジャナフのデザインが公開されている。
    緑色の体色、背中に剣のような棘と、この段階ではMHFのアビオルグに近い姿だったようだ。
    別のデザイン案では鋭い歯を多数持ち、体色が黒くマッシブな姿で描かれており、
    口からは赤い煙を吐き出すなど、この時点で火属性の獣竜種であったことを窺わせるものもある。
  • 「ジャナフ」はアラビア語で「翼」を意味し、翼状の器官を持つアンジャナフの名前の由来の一つと考えられる。
    「アン」の部分は「Anjanath」の綴りやアンジャナフの性質からして英語で「怒り」を意味する「アングリ―(Angry)」あたりからだろうか。後はあくまで翼「状」の器官で飛行能力を持たないことから打ち消しの「un」由来でジャナフと合わせて「翼じゃない」「翼はあれども飛竜ではない」などの意味を込めてのものかもしれない。
  • マーキングに使われる粘液だが、鼻から出る黄色がかった液体ということで鼻水と形容されることも。
    流石に本物の鼻水ではないと思われるが、果たして……?
  • 背中に翼らしき部位を持つ獣竜種は、現状このアンジャナフしか確認されていない。
    また、固有素材に毛(皮)を持つ初の獣竜種でもある。
    従来の獣竜種は爬虫類らしさや筋肉および巨体が強調される傾向が強かったので、
    ある意味で斬新なデザインと言える。
    • ちなみに、四肢以外に翼を持つ爬虫類は実在する。
      トビトカゲと呼ばれる種だが、この“翼”は肋骨が変化したもので、
      体側から伸びた肋骨に皮膜を張ることで翼膜を形成する。
      飛翔することはできないものの、これを用いてムササビのように滑空する。
  • 初めて公開されたMHWのPVの中で主役級に目立っていたほか、その後もメディアへの露出も多く
    スタート画面や裏パッケージではリオレウスとの対峙している姿が採用され
    ストーリーにおいてもチュートリアルでの乱入や序盤の壁として猛威を振るったりと活躍が目立っている。
    このように主役級には劣るが、目立っていたモンスターとしてドドブランゴがおり、
    両者共そのシリーズの開発の最初期に作られたモンスターである。
  • モチーフは言わずとしれた、恐竜の代名詞ともなったティラノサウルスか。
    ティラノサウルスというと体表が硬い鱗に覆われた無骨な姿をイメージする方も多いだろうが、
    近年、ティラノサウルスは羽毛に覆われていたのではないかという学説が唱えられている。
    同じくティラノサウルスをモチーフとしていると思われる
    毛が生えていない鱗説のティラノサウルスの姿をモデルにしているのに対し、
    アンジャナフは羽毛説に則ったティラノサウルスのイメージと言える。
    • なお、獣脚類の中でも最大級(=保温能力が高い)かつ高温多湿な環境に住んでいたこともあり、
      ティラノサウルスが羽毛に覆われていたかどうかについては賛否両論の状態である。
      首や腰等から鱗の痕跡が発見されている為、少なくとも全身羽毛ではなかったようだが。
    • 白亜紀前期にアジア大陸に生息していたティラノサウルスの仲間であるユ―ティラヌスは、
      全長約8mと肉食恐竜の中でも大型の部類にもかかわらず、見つかっている表皮化石の痕跡から
      全身のかなりの部分が羽毛で覆われていたと推定されている。
      ユーティラヌスは平均気温10℃と当時としては寒冷な地域に生息していたため、
      保温のために羽毛を発達させた(ないし羽毛を残したまま進化した)可能性が高い。
      アンジャナフも結構モフモフだが、ユーティラヌスの推定図はそれを遥かに上回るモフモフさである。
  • また、体温調整に使う翼の元ネタは大型肉食恐竜のスピノサウルスかと思われる。
    スピノサウルスは翼状の器官は無いものの、
    背部に背骨が突起状に伸びて骨組みとなった巨大な帆のような器官を持ち、
    一説によると、それを体温調整に使っていたと考えられている。
    ただしアンジャナフとの差異として、アンジャナフは日光を受けて身体を温めるのに使っていたのに対し、
    スピノサウルスは住んでいる場所が高温多湿であったことから身体を冷やす放熱板として用いたとされる。
  • モチーフとなった動物の一つにハゲワシがある。
    没案の中にはハゲワシがそのまま獣竜種のモンスターになったかのようなものもある。
    現在では体色や羽毛、禿げた頭などにその特徴が残っている。
  • 上述でも述べた通りティラノサウルスをモチーフにした正統派デザイン、
    特徴的な顎やドスジャグラス、トビカガチ等を蹂躙し、
    下位・上位になり立てのハンター達を蹴散らし畏れさせる凶暴性の持ち主といった点で、
    MH3唯一の肉食獣竜種にして古龍級生物でもあるイビルジョーと共通点が多く、
    古代樹の森の主であるリオレウスとの縄張り争いで対照的な結果を出している所は一種の因縁の様な物を感じさせる。
  • MHRiseではムービーで、「送り竜」「転べば仕舞い」と言われているように
    妖怪の送り犬(送り狼)がモチーフになっている節が見うけられる。
    山中で旅人の様子を伺いながら付き纏い、転んだり隙を見せると襲ってくるが
    正しい対応をすることで逆に人を守ってくれることもあるという。
    当時存在したニホンオオカミの習性を解釈したものとされることもある。
    最も、ムービーを見る限りアンジャナフは様子見や隙を狙うことなどせず
    いきなり襲い掛かる印象の方が強いので、生態はまるで違うのだが。

素材

素材はすべて薄めのピンク色で、亜種との共通素材が存在しない特徴がある。

蛮顎竜の鱗
アンジャナフの体表の鱗。汎用性が高く、幅広い用途で使われる。
自身の発する熱に鍛えられた鱗は、並の刃物では歯が立たない。
上質な鱗は「蛮顎竜の上鱗」と呼ばれ、炎熱を帯びた鱗は、もはや鉄に近い強度に鍛えられている。
マスター級素材は「蛮顎竜の厚鱗」と呼ばれる。
蛮顎竜の牙
アンジャナフ最大の武器と言える巨大な口に生え揃う牙。
圧倒的な咬合力と高熱に耐えうる素材。火を扱う防具に重宝される。
上位素材は「蛮顎竜の鋭牙」、マスター級素材は「蛮顎竜の重牙」と呼ばれる。
蛮顎竜の毛皮
耐熱性に優れるアンジャナフの毛皮。その材質から防具の素材としての用途が多い。
優れた防火性を持ち、消防団の装備に用いる地域も存在している。
上質なものは「蛮顎竜の上毛皮」と呼ばれ、丈夫さに加え、毛並みが良いものが、上物として扱われる。
マスター級素材は「蛮顎竜の厚毛皮」と呼ばれる。
導きの地に生息する個体のものは「ゆらめく炎の毛皮」と呼ばれ、
その中でも歴戦の個体のものは「歴戦の炎毛皮」と呼ばれる。
蛮顎竜の鼻骨
特徴的な形に展開するアンジャナフの鼻の骨。特殊な材質なので扱うには技術が必要とされる。
展開される鼻の独特な構造は、最新の武具技術の研究対象。
発達したものは「蛮顎竜の大鼻骨」と呼ばれ、その一回り大きく成長した鼻骨は、過酷な生存競争の勝者の証。
マスター級素材は「蛮顎竜の重鼻骨」と呼ばれる。
蛮顎竜の尻尾
アンジャナフの強靭な尻尾。外敵との戦闘時には武器にもなる。
防具用の素材としての需要が主である他、食材としても利用できる。
マスター級素材は「蛮顎竜の靭尾」と呼ばれる。
蛮顎竜の逆鱗
アンジャナフからごくまれに入手できる素材。
武具の強化の鍵となる貴重な素材として重宝される。
蛮顎竜の荒々しく、堂々たる振る舞いが具現化された逸品。
蛮顎竜の宝玉
アンジャナフの中でも強靭な肉体と相応の実力を持つ、上位の個体の体内で生成される貴重な素材。
素材として利用する事で武具の性能を飛躍的に高めるとされている。
炎熱を帯び、雄々しく光輝いている。
蛮顎竜の天鱗
マスター級のアンジャナフからごくまれに入手できる激レア素材。
亜種には「雷顎竜の天鱗」が存在するため入手できない。

関連項目

モンスター/アンジャナフ亜種
モンスター/ケチャワチャ亜種 - 鼻から火を噴く先輩。
武器/ジャナフ武器
防具/ジャナフシリーズ
BGM/古代樹の森戦闘BGM - テーマBGM『森を牛耳る蛮顎の竜』についての記述あり。
フィールド/古代樹の森


*1 ぶっとばしによるダウンが取れる全モンスター中、わずか2回のもがきという最速で起き上がる。