モガの村に隣接している大きな森。
ギルドからは「孤島」と呼ばれている狩猟フィールド。
村から直接行く場合は「モガの森」として扱われる。
狩りの基本を覚えるチュートリアルマップでもあるが、最初に出発する時点では行ける範囲が決まっている。
目次
概要 
- 出発地点は村の門からになる。農場からも出入りできる。
クエストを受けている訳ではないので時間制限は無く、気の済むまで居続ける事が出来る。- また、何度力尽きてもキャンプには運ばれるが失敗にはならない。
ではネコタクの報酬は誰が払っているのだろうか?
仮に村負担だとすれば村の財政が心配になってくる…。
ハンターが集めたり設備を整えた特産物の儲けかもしれない。
モンスターを討伐する度に資源のポイントが貯まっていき、村に帰った後で報告をすると還元される。 - また、何度力尽きてもキャンプには運ばれるが失敗にはならない。
- フィールドそのものは孤島と変わらないが、北部、中部、南部の3エリアに分けられている。
各エリア毎のモンスターの繁殖状況や、森全体の特産品の多寡は日によって変化し、
村長の息子に2日後までの森の状況を教えてもらえる。
特定種のモンスターが繁殖中のエリアには、その種のモンスターがわんさかいる。- それだけではなく、種類によっては、繁殖中や大発生中のモンスターにとんでもない変化が起こっている。
草食竜の繁殖中には3回剥げる巨大アプトノスや
キリン並みの行動をして蒼角まで剥ぎ取れる特大ケルビがいたり、
飛甲虫の大量発生時には途轍もなく巨大なブナハブラがいたり、
ドスジャギィやロアルドロスの出現と肉食竜、水棲モンスターの繁殖が重なって
エリアそのものがえらいことになっていたり……。
なお、この状態の森は希少特産品を入手するチャンスであるため、
モンスターの大量繁殖を確認したら是非森へ足を運んでみよう。
- それだけではなく、種類によっては、繁殖中や大発生中のモンスターにとんでもない変化が起こっている。
- 最初のうちは穏やかだが、ストーリーが進むにつれて大型モンスターが現れ始める。
討伐しても報酬は出ないが、剥ぎ取りや特産品の入手は出来るので狙ってみても良い。
制限時間もなく、何度力尽きても失敗にならないので、武器の試し切りや練習にももってこいである。- 失敗にならないとはつまり、大型モンスターの皆さんは絶対にハンターに勝てない。
また、ネコのおまけ術を発動させられれば、秘薬やこんがり肉を持っていく必要は無くなる。
………とはいえ、普段は大型モンスターが圧倒的有利な中での戦いを強いられ、
最近では乱入までありになったことを考えると、
ハンターもたまにはこれくらい良い思いをしたって、罰は当たらないのではないだろうか。 - なお、時間無制限で死に放題かつ乱入ありと聞くと、
誰もが大型モンスターを倒し続けて希少特産品や素材を稼ぎ放題なのでは……と考えるが、
最大で6匹目が出現した時点で打ち止めになる。 - 大型モンスターを倒した瞬間から2分後に次の大型モンスターが来るので、
そのタイミングで千里眼の薬やふさふさのお面を使用すると良いだろう。
- 失敗にならないとはつまり、大型モンスターの皆さんは絶対にハンターに勝てない。
- このシステムがあるため、MH3・MH3Gの村クエストには「孤島の採取ツアー」が存在しない。
ただし、モガの森でオブジェクトから採取できる最低回数・最高回数は、
通常の孤島より少ない傾向にあり、そして採れる物の確率も若干違う。
MH3G 
- MH3Gでは、序盤は下位クエスト相当の昼の森のみ、
上位クエスト到達後は、昼の森か上位クエスト相当の夜の森かを選択して行くことができるようになる。
- しかし、クエストをこなすにつれて、夜の森に様々な大型モンスターが現れるようになり、
ついには魔窟、魔境とまで呼ばれるようになってしまった。
何故そんな不名誉な称号を賜ったのかと言えば、その顔ぶれに
本来ならばまず孤島に住みつかないであろうモンスターが混じっているから。
- ドスジャギィ、クルペッコ、ロアルドロス、リオレイア、リオレウス、ラギアクルス、
アオアシラ、ナルガクルガ、ドボルベルク、ジンオウガ、ガノトトス、チャナガブル、
ブラキディオス、クルペッコ亜種、ロアルドロス亜種、リオレイア亜種、リオレウス亜種、ラギアクルス亜種。
以上のモンスターは、孤島に出現するクエスト(イベントクエストを含む)があるので、
モガの森に出現するのは当然、というか自然な流れであるとも考えられる。
生態系ブレイカーのイビルジョーは何処にでも出現する…というか、
イビルジョーからすれば、住みやすく獲物の豊富な孤島は超豪華なディナー会場に違いない。
- が、問題はここからである。村クエスト上位中盤以降は
砂原にいるはずのボルボロス、ディアブロス&ディアブロス亜種らを筆頭に、
水没林のドスフロギィ&フロギィ、凍土のドスバギィ&バギィ、
火山のラングロトラ、ウラガンキン&ウラガンキン亜種と、
モガの森から遥か彼方の地に生息しているはずの大型モンスターがわんさか登場するのである。
もう移住した方がいいんじゃないかな
幾ら孤島が気候や食料に恵まれていたとしても、
地理的にも気候的にも相当離れているはずの砂原やら火山やら凍土から、
モンスターがわざわざ孤島に移住する理由とはなんだろうか?
モガの森に出現するモンスターの詳細を見ても、そのモンスターが孤島に移動した理由、
方法などの肝心な情報の大半は、ご丁寧にも「不明」とされている。
大人の事情である
- この一件について村長のセガレは、
「ナバルデウスの地震の影響で、生態系が狂い始めているからだ」という見解を示している。
プレイヤーからすれば狂い始めているどころかすでに相当狂っているように見えるが- 3Gでは近所で原因不明の海水温度の上昇を伴う地鳴りが発生しており
それに伴い、孤島地方そのものに何か起こってるのかもしれない。
だとすれば、原因はむしろこっちではないだろうか?- 更に言うなれば、火山(猛暑地域)のモンスターはウラガンキンまで出ているのに対し
凍土(極寒地域)のモンスターは元々いるギィギを除けば、バギィ一味しかやって来ない。
孤島地方そのものが暑くなっているということなのだろうか…?
大方、モーションに氷雪のエフェクトが付くモンスターばかりで、登場させづらかったのだろうが。 - 上記の問題の発生は偶然の一致かもしれないが
解決後、孤島の生態系も明らかに回復しているのも怪しいところではある。
- 更に言うなれば、火山(猛暑地域)のモンスターはウラガンキンまで出ているのに対し
- ちなみに、セガレは新しいモンスターが現れたことを毎回知らせてくれる。
お決まりの言葉は「夜の森を散歩してたら○○を見ちまったんだ」。
最終的には「いったいどれだけ増えれば気が済むんだろうな」と呆れたような台詞も出る。
- 3Gでは近所で原因不明の海水温度の上昇を伴う地鳴りが発生しており
- こんな場違いなモンスター達もちゃんと寝床や捕食場所が存在する。
- ドスフロギィとドスバギィはドスジャギィと同じくエリア6の鳥竜種の巣で休眠するが、
巣にジャギィ・ジャギィノス・バギィ・フロギィがいる場合、同じ仲間以外からは攻撃されてしまう。
- ボルボロス、ウラガンキン、ディアブロス種、ドボルベルクの寝床はエリア7。
ちなみにウラガンキンとディアブロス種はエリア2で休眠をとる事もある。
そしてボルボロスは初期位置のエリア2の地面に潜ったり、転がって泥を補給したりする。
近くに川が流れているからなのだろうが、流石に砂原の泥沼ほど地面は流動していないはずである。
いったいどうやって砂利の中を泳ぎまわるなどという芸当を見せているのだろうか?
というか、泥浴びのための泥はどこにあるのだろうか…。
- ラングロトラはエリア7のオルタロスを、ウラガンキンはエリア7の採掘場所から鉱石を、
ディアブロスはエリア5の端っこに生えた雑草、ボルボロスはエリア2のオルタロスが捕食ポイントになっている。
さらに、ドボルベルクに至ってはエリア2の砂利(草の可能性もあるが)を食べる。
ラングロトラは主食が昆虫とされているためまだ納得できるのだが、
ディアブロスの主食はサボテンのはず…。
食糧確保のしやすさという点では、苛酷な環境である火山や砂原よりは問題なさそうだが、
普通の草や岩でもあれだけのパワーが出せるなら、本当になんで火山や砂原にいたんだお前ら。
- ドスフロギィとドスバギィはドスジャギィと同じくエリア6の鳥竜種の巣で休眠するが、
- 専用BGMのあるモンスター以外は、孤島の汎用BGM「海と陸の共震」が流れる。
ボルボロスやディアブロス、ウラガンキンとの戦闘中に流れる「海と陸の共震」は新鮮だが、
少々ミスマッチ感が否めないと感じるハンターも。
- 因みに、集会所をG級まで進め、モガの森へ行く直前に受注したクエストがG級だった場合、
モガの森のモンスターがG級行動を行うようになる
(逆に受注したクエストが下位だった場合、リオレイア亜種の噛みつきが通常種のものと同様、
爆炎を纏わなくなるなど弱体化する)。
モガの森ではクエストの失敗を気にしなくていい上、強さも上位相当に落ち着いているので、
G級特有の攻撃モーションを回避する良い練習にはなるかもしれない。
考察・余談 
- メタ的な結論を脇におけば、
ナバルデウスの発覚と撃退に至るまで、事細かにモガの村の状況と仔細を逐一監視し、
場合によっては「全島民を一時避難」の指示まで出したMH3(G)のギルドが
夜のモガの森の状況に関しては一切の干渉もせず、村に任せて現状を放置している点から
夜のモガの森の苛烈な有様も、ギルドにして見れば「放置していても問題は無い」と言う見解なのであろう。
生態系の破綻(環境不適応生物の闖入)、脅威生物の多数跋扈、昼と夜での生態系の激変、
それら全てに対するハンターの数々の憶測を知ってか知らずか、ギルドからは一切の説明も無く、
受付嬢のアイシャでさえ、素知らぬ態度で夜のモガの森に関してはノーコメントを貫いている
(唯一、村長のセガレが、夜のモガの森の近況や新展を口頭で軽く伝達してくれる程度)。- MHX(X)では「孤島」として同一フィールドでの狩猟や採集が可能となった一方で、
クエスト受注以外ではこのフィールドへの立ち入りが認められず、
様々な村々を変転と移動する中、モガの村へは来訪が認められていない。
龍歴院としては「夜のモガの森の異様は看過できない」状態だと判断し、
竜ノ墓場、旧砦跡、などで最終的にハンターランク解放までの真の実力を認められ、
ハンターランクを上限までカンストした生粋の歴戦のプロハンターであろうとも
クエスト無しでのモガの森への立ち入りは、昼夜、共に認められていない。
なお「孤島」では新たに「二つ名」の一部も跋扈し、それらを狩猟するクエストは、別途、存在する。 - そんなモガの森を自由に探索できるMH3(G)のハンターは、
やはり歴々のハンターとは異なる実力を内に秘めているのか。
あるいは、モガの村からの絶対的な信頼を得られてこそ為せる偉業なのか。
- MHX(X)では「孤島」として同一フィールドでの狩猟や採集が可能となった一方で、
- ここまでくれば、もう全てのモンスターを出してしまっても良いのではないかとさえ思えてくるが、
ハプルボッカは常に半身を埋めている都合上柔らかい砂が必要なため、
ウルクススは腹の甲殻で雪面を滑るので、砂利の多い土地や草原では満足に動けないため、
アグナコトル種は身体に纏う溶岩や氷が無いため(同じくボルボロス亜種も纏う氷雪が無い)、
ジンオウガ亜種は共生関係にある蝕龍蟲が孤島に余り居ないため(?)、
出現することはない。
闘技場では全部強引に解決していたりするが。
草食竜の繁殖期に真っ先に飛んで来そうなティガレックス種は、そもそもMH3及び3Gには出てこない。
- しかし、孤島に出現するクエストがあるはずのガノトトス亜種、ナルガクルガ亜種、
住む分には問題なさそうなギギネブラ(亜種)、ベリオロス(亜種)、ドボルベルク亜種は出現しない。
ギギネブラに至ってはエリア4にギィギ達が大量繁殖しており、
たまに、洞窟の外に姿を現すこともあるにもかかわらず
成体のギギネブラは一匹も生息していない。やはり凍土の環境下でなければダメなのか?
メタ的に見れば、ギギネブラが実力を発揮するには天井が必要であり、
凍土のフィールドじゃないと登場させにくいというだけかもしれないが
また、ベリオロスも凍土や砂原と比べてスパイクの使用頻度も少なく、
孤島への移動も飛行により楽に行えると思われるので、生息していてもおかしくは無い。
ドボルベルク亜種もディアブロスの一件があるなら、過酷な砂原よりも孤島の方が断然良いはずだが…。
十分な広さの住処がない、食性の問題など、何らかの好まない理由が有るのだろうか?- 凍土のモンスターに関しては寒冷地方生物の共通の弱点となるカビの問題もある。*1
温暖湿潤な孤島ではカビが繁殖しやすく、現実のペンギン同様に真菌症で生きていけないものと思われる。
ベリオロスにおいて通常種は冷え切った凍土、亜種は乾き切った砂原に生息しているのもこの点がうかがえる。*2
ボルボロスに関しても通常種のみ来ていられるのは砂原在住とは言え、水分を含んだ泥に浸かったり纏ったりしているため真菌症には強いためだろう。
今度は砂原に君臨しているディアブロス達が温暖湿潤な孤島に乱入していることに説明がつかなくなるが。*3
- これに関しては、カプコンの対応が間に合わなかったからか、
モガの森で簡単にモンスターの素材が手に入らないようにするための調整なのだろう。
特にガノトトス亜種、ナルガクルガ亜種、ドボルベルク亜種、ジンオウガ亜種はG級クエストのみに登場し、
上位素材は存在しないので、オファーが来なかったのも頷ける。
- 凍土のモンスターに関しては寒冷地方生物の共通の弱点となるカビの問題もある。*1
- また、散々魔境と言われたモガの森だが、
実際には一度魔境になった後でも昼のモガの森は何にも変化しない。
つまり、生息地の異なるモンスターたちがモガの森に居座るのは、夜の間だけである。
昼の間はいったいどこにいるのだろうか?
夜のみモガの森にやってきて、朝になったら元の生息地に戻るのだろうか?不思議な話である。
- これだけの魔物の森に隣接するモガの農場とモガの村は本当に大丈夫なのだろうか?
村在中のハンターには是が非でも頑張っていただきたい。- もっともそのモガの村人逹は、
村長のセガレがガノトトスを釣り上げたり、
村の子供たちがチャナガブルを釣り上げたり、
漁師たちが飛竜種や海竜種を狩ってきたりする超人集団であるため、
そこまで心配する必要はないのかもしれない。
- 狩猟船団に至っては対モンスター用の大槍も持っている上、
船を最大まで強化すれば上位のラギアクルスを1人で狩ってくる事がある。
「ハンターなんか目じゃないのによぉ!」という団長の言葉はあながち間違いではないのである。
まあハンターがもし船を強化させていなかったらそんな事言えないのだが。
例のバグもあったことだし。- 一応、我らが専属ハンターの擁護をしておくと、
漁師たちがモンスターを狩猟できるのは、あくまで体調が非常に良い時のみである。
そう考えると、体調という不確定要素が絡まずにモンスターを狩猟できる
専属のハンター(とオトモ)はやはり村にとって不可欠な存在といえる…かも。
- 一応、我らが専属ハンターの擁護をしておくと、
- もっともそのモガの村人逹は、
- あまり知られていないが、モガの森での狩猟記録は精算せずに放置可能。
その場合、狩猟記録は次回の精算時に持ち越されることになる、
そのため数回ほど精算しないまま続けて狩猟すると、精算したときのアイテム欄がヤバいことになる。
受け取れる特産品の量には限界があるのでメリットは何もないが。
- MH3Gでは、MH3時代には生息していなかったモンスターが多数現れ、
その多くが本来の生息地との差異や様々な点に不自然な要素が見られるところから、
この改変に戸惑いを隠せない人もいたようだ。
一方で、「これはこれでおもしろい」「森へ行く楽しみが広がったし、新鮮な気持ちになる」といった声も聞かれた。
- 後のMH4系列では、モガの森と同じく自由に出入りが可能な探索とその舞台となる未知の樹海が登場した。
以降の作品でも探索システムは形を変えて存続されている他、探索用のフィールドとしては更に後のMHW:Iで導きの地が登場している。
- MHST2でも、夜のモガの森に負けず劣らずの
カオス魔境っぷりを誇る「ロロスカ地方」が登場している。
こちらはどちらかというと寒冷地なのにそれにそぐわないモンスターがいる、
というなにかとツッコミどころが多いフィールドとなっている。
偶然にも、ボルボロスの泥浴びのための泥はどこにあるのかが疑問な点も共通している。
関連項目 
フィールド/孤島
世界観/モガの村
システム/資源化
アイテム/特産品
アイテム/希少特産品
システム/探索 ‐ システム的にはモガの森を発展させたものと言えるが、設定その他様々な差異が存在する。
他シリーズにおける魔境と言われがちなフィールド
フィールド/未知の樹海 - MH4(G)における探索フィールド。その名の通り全貌が分からないほど広大。
フィールド/導きの地 - MHW:Iにおける探索フィールド。森林や砂漠、灼熱地帯に氷雪地帯が混在している。
フィールド/城塞高地 - MHR:Sの汎用フィールド。森林と極寒地帯、城塞跡が混在する特異な環境を持つ。
フィールド/塔, フィールド/獄泉郷 - MHR:Sの傀異討究クエストにおいてのみ、ほぼ全てのモンスターが登場し得る決戦場フィールド。
フィールド/竜の拠り地 - MHST2におけるクリア後ダンジョン。今まで登場したマップが階層構造になっている。