モンハン用語/極み個体

Last-modified: 2024-04-18 (木) 17:19:03

MHFに登場する、「極み」の名を冠する特殊個体モンスター
それらに対してのユーザー間での通称。
公式には「"極み"モンスター」と称されるが、ユーザー間ではこちらの呼称の方が主流である。

目次

概要

  • 主に無双襲撃戦(一部は双頭襲撃戦)で登場する、通常個体より変貌を遂げたモンスター。
    全部で、極み喰らうイビルジョー極み吼えるジンオウガ
    極み統べるグァンゾルム極み駆けるナルガクルガ極み灼き凍るエルゼリオン
    極み傲るドゥレムディラ極み襲うボガバドルム極み耀くゼルレウスの8種が存在する。
    全て頭に「極み」という称が付き、無双襲撃戦公式サイトやクエスト依頼文でその名が確認できる
    (極み傲るドゥレムディラのみ、公式サイトでは極み傲る???となっており、ゲーム内でも名称を確認できない)。
    • 特殊個体のように外見や肉質も異なっているほか、一部のモンスターは属性も変化している。詳細は後述。
    • 辿異種と同様、MHFのメモリアルサイトのモンスター一覧でも通常のモンスターと区別して掲載されている。
  • 初出となった2015年~2016年前半期は遷悠種(メインシリーズからの導入モンスター)に力が入れられており、
    その関係か、2017年初旬までは、極み統べるグァンゾルム以外は全て遷悠種が極み個体化していた。
    それ以降は全てMHFオリジナルモンスターから抜擢されている。
  • 極み個体はいずれもがMHFに登場するモンスターの中でも最強クラスの実力者である。
    各種ステータスが高いだけでなく、繰り出す技の攻撃範囲やタイミングなどが複雑であり、
    その本質はモンスターハンターのモンスターというより、フロム・ソフトウェアの代表作である、
    「ソウルライク」ジャンルのゲームに登場する敵に近しい特徴を有する。
    わかりやすく言い換えると、極み個体の能力と各種モーションは、
    モンスターハンターという土台の上で、アクションゲームの限界を突き詰めた設計」に仕上がっており、
    モンハンというアクションゲームの限界を追い求めるハンター向けの、
    文字通り「モンハンの極み」として君臨している存在達なのである。
    無論、生半可な武具、実力では制限時間内に討伐することは叶わず、
    武具、スキルに関する知識、立ち回り、その全てを極限まで追求するハンター向けのコンテンツが、この極み個体である。
    • その実力の指標として、MHFにおけるクエスト失敗率ランキングのトップ5のうち、
      極み個体が3枠も占有していることが挙げられる*1
    • また、1頭のみの形式では第1弾となる極み吼えるジンオウガに関しては、
      実装初日に討伐できたパーティーはSNS上では全く確認されておらず、
      ソロ討伐にいたっては実装日から7か月以上経過してようやく1人現れたほどである。*2
  • 登場するクエストは「通常難度版」(撃退クエストが多い)と「高難度版」(討伐クエスト)の2種類があるが、
    そのうちの通常難度版ですら生半可な実力では手も足も出ないレベルであり、
    極み個体の討伐をMHFというゲームの最終目標に掲げるハンターも数多くいた。
    • なお、ここで「最終目標」というのは、
      "極み"モンスターがサービス終了を発表したMHFにおいて最高難度を誇るコンテンツであり、
      「これ以上の難易度のものは追加されない」というMHF史における最終到達点としての意味もある。

極み個体の一覧

  • 以下は、それぞれの極み個体の簡潔な概要である。
    詳細はそれぞれの記事を参照してもらいたい。

極み喰らうイビルジョー

  • 初の極み個体にして、少々特殊な扱いでもある。
    通常難度版クエストの方には、メインシリーズの怒り喰らうイビルジョーとほぼ同じ見た目の
    「餓え喰らうイビルジョー」という個体が登場しており、
    極み喰らうイビルジョーは高難度版の方で戦うことになる。
  • 餓え喰らうイビルジョーとは見た目からして別物に見えるが、実は同一の経緯で誕生した個体である。
    登場クエストの依頼文を見る限り、追い込みすぎたせいで突然変異を起こしてしまったようで、
    普通では考えられない変化だった故か、ハンターズギルドの職員も驚きを隠せないでいる。
    皮膚が明るい色見、長く発達した棘、そして全身に身に纏う明るいオーラと、
    もはや普通のイビルジョーの埒外にあたる存在になっている。
    金色に輝く顎はまさしくドリアンである。
  • 餓え喰らうイビルジョーの高難度版に当たるため、動きの変化は全くないが、
    初の極み個体で、当時公式でもまともにクリアできるプレイヤーが居ないと想定していた代物であり、
    その耐久力の高さは多くのハンターの度肝を抜いた。
    また、唯一2頭で現れる極み個体である。

極み吼えるジンオウガ

  • 通常種とも亜種とも異なる白基調の体色が特徴的であり、
    前脚の甲殻はより頑強に発達し、また帯電毛も鋭さを増している。
  • 「単体で極み喰らうイビルジョー2頭分」
    「(当時の)MHF最強クラス」という公式の触れ込みに偽りはなく、
    特に討伐を目指す高難度版では、通常のジンオウガをも超える怒涛の攻めと超耐久力を有している。
  • また、本種はその強さと性質から、MHFプレイヤーの「装備変革」を劇的に進める事になるなど、
    非常に大きな影響をもたらすことになった。

極み統べるグァンゾルム

  • この極み統べるグァンゾルムは、MHFオリジナルモンスター初の極み個体である。
    エギュラスが放つ龍属性ブレスが金色の炎に変わると同時に姿を現し、
    金銀色の豪華絢爛なカラーリングに更に禍々しくなった翼膜、
    体の節々をまるで鬣のように炎上させてハンターに立ちはだかる。
  • 通常のグァンゾルムは激昂するとエギュラスとの連携を捨てて単独で戦闘するようになるが、
    極み統べるグァンゾルムは討伐の瞬間までエギュラスとの連携を保って攻撃を繰り出してくる。
    また、吐き出す炎は金色に変化しているのだが、
    どういう訳かエギュラスが吐き出す炎も同様に金色へと変化する。
  • こちらも圧倒的な戦闘力を有する点に変わりはないものの、体力は極み喰らうイビルジョー1頭分程度であり、
    極み吼えるジンオウガ自体の評価が当時安定していなかったこともあって、
    強さとのバランスが取れた初めての極み個体と言われていた。
    なお、本種はMHF-G時代最終盤の追加モンスターであるため、MHF-Gのラスボスと言えなくもない。

極み駆けるナルガクルガ

  • 全身が純白の体毛で覆われ、翼の刃や尻尾の先など要所要所が赤く染まっているのが大きな特徴。
    MHFにて確認されているナルガクルガは眼の残光が青くなっているが、
    こちらは他作品同様の赤色になっている。
  • 他の極み個体が出現する無双襲撃戦同様、通常難度と高難度のクエストに分かれているが、
    こちらは通常難度が撃退ではなく討伐となっており、
    高難度版との違いは純粋に攻撃力と全体防御率の差のみとなっている。
    高難度では極み吼えるジンオウガと同等クラスの実力をもってハンターに襲いかかる。

極み灼き凍るエルゼリオン

  • 通常個体とは真逆の「黒」を基調とした体色となっており、
    角の端や胴体等に見られる、白銀色の突起は黄金色に変色している。
    右半身が凍て付いたような青色、左半身が燃え盛るような赤色を持つことが特徴のモンスターであるが、
    黒の体色と合わさったことでそれが更に強まって見える。
    特に属性エネルギーの影響が目立つ角に、その特徴が顕著に見られる。
  • こちらも例によって極み吼えるジンオウガ同様のクエスト設定になっているのだが、
    素のエルゼリオンの時点で非常に高い戦闘能力を有しているため、
    通常難度の撃退クエストでもかなりの難関クエストとなっているのが特徴である。
  • 高難度版の討伐クエストは、極み吼えるジンオウガの2倍以上の耐久力である
    体力30,000、全体防御率0.03ともはや極限の数値。
    さらに、畳みかけるような連続攻撃、さらにそのどれもが炎と氷を利用した広範囲攻撃で対処しづらい上に、
    体力と共に体力の最大値を削られる火属性やられ【特大】、
    凍結の状態異常を発症する氷属性やられ【特大】の2つの属性を用いてくるため
    対策を講じて挑まない場合は他の極みモンスターよりも遥かに厄介。
    ソロでの討伐は、強豪揃いの極み個体の中でも最高の難易度と言われることが多い。

極み傲るドゥレムディラ

  • 天廊の番人ことドゥレムディラが大きな変貌を遂げた存在。傲るは「おごる」と読む。
    ドゥレムディラは元々は暗蒼色の体色で、
    部屋を凍りつかせるほどの強烈な冷気を放つモンスターであるが、
    極み傲るドゥレムディラは白と青紫を基調としたものに様変わりしており、
    冷気を全く用いず、代わりに紫色の稲妻を用いるようになる。
    極み個体で、行使属性・弱点属性まで変わってしまうのは本種が唯一。
  • 本種は元々3回以上力尽きることができるステージでの戦闘となり、極み個体でもそれは同様である。
    ゆえにブレス攻撃は全てほぼ即死など通常のドゥレムディラから加速された暴力的な強さを誇り
    凶悪な状態異常「壊毒」も絡めた怒涛の攻めでハンターを徹底的に倒しにくる設定となっている。
    このため、上記のエルゼリオンと共に、強豪ひしめくMHFの中でも最高峰の難易度となっている。
    • ドゥレムディラというモンスター自体、通常個体の時点において
      初登場したアップデート初日に十数人しか討伐成功しなかったという驚異的な歴史を持ち、
      極み個体において最高難易度の評を争うに相応しいモンスターであるともいえる。

極み襲うボガバドルム

  • 体色が黒く染まり、背びれが翡翠のような色合いに染まっている。
    ボガバドルムは発見された個体について腕が異常発達する特性を持ち、
    ギルドに「辿異種」として認定されたという経緯を持っているが、
    本個体は腕の異常発達は確認されておらず、故に辿異種ではなく辿異化もしない
    (ただし受注可能ランクは★4辿異種準拠のGR800、かつ強制HCモードのためGSRも800以上が必要)。
  • 爆破ガスの危険性が大幅に上がっており、付着するとほんの僅かの時間で爆発するようになる。
    また、行動速度や一撃の破壊力も向上している。
    さらに体力と全体防御率は、討伐版の極み灼き凍るエルゼリオンと並ぶ。
    通常難度版と高難度版で体力は同じであり、通常難度版は撃退でクエストクリアになる。

極み耀くゼルレウス

  • 蒼色の光を放つ従来のものとは異なり、赤く耀く(かがやく)ゼルレウス。
    戦闘中の適応変化は行わず、開幕時から全部位が適応変化した状態となっており、部位破壊により解除できる。
    なお、適応変化の解除によって肉質は変化しないが、
    代わりに対応する部位を用いた超咆哮、超震動、超風圧が、咆哮【特大】、強震動、暴風圧に弱体化する。
  • ゼルレウスと対になるUNKNOWNの行動をいくつか取り入れており、
    超滑空攻撃を代表として、打ち上げなどのコンボを絡めてハンターを仕留めに来る傾向にある。
  • なお、極み耀くゼルレウスが、MHFというゲームで最後に追加された新モンスターでもある。

余談

  • ラヴィエンテ猛狂期にも、【極】と銘打たれた高難度版が存在する。
    ただしこちらは猛狂期のステータス強化版であり、極み個体という訳ではないが、
    募集文などでは「極ラヴィ」と呼称されることがあった。
  • MHWorldにおいては「極ベヒーモス」と呼ばれるモンスターが登場しているが、
    この頭文字の『極』はベヒーモスの登場元であるFFXIVの高難度コンテンツから採られたものなので、
    当然と言うべきか本記事の極み個体とは関係ない。
  • 「極み個体」という通称の方がユーザー間では主流とは最初に述べたが、
    当wikiではクォーテーションマーク(")を含む公式名称が記事名に使えないという事情もある。

関連項目

モンハン用語/特殊個体
クエスト/双頭襲撃戦
クエスト/無双襲撃戦


*1 1位が極み灼き凍るエルゼリオン、2位が極み駆けるナルガクルガ、5位が極み吼えるジンオウガ。ちなみに3位はUNKNOWN、4位はディスフィロアである。
*2 ただし、クエストは不定期での配信であったため、7か月間毎日挑めたわけではない。