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モンハン用語/Pシリーズ

Last-modified: 2019-08-26 (月) 16:49:11

PSPで発売されたモンスターハンターシリーズに対し、
かつてシリーズファンが用いていた総称のこと。

概要 Edit

  • PSPで発売されたハンティングアクションのモンスターハンターシリーズは、
    『モンスターハンター ポータブル』、『モンスターハンターポータブル 2nd』、
    『モンスターハンターポータブル 2nd G』、『モンスターハンターポータブル 3rd』の4つであり、
    基本的にはこの4作品に限定した呼称である。
    すべてに共通してタイトルに「ポータブル」が付いていることから、
    ポータブルの頭文字Pを取って「Pシリーズ」と呼ばれ、更に縮めて「P」と呼ばれることもあった。
    • MHシリーズではアイルー村シリーズもPSP作品だが、
      「ポータブル」という名称を冠さない事、及び後述の理由から「Pシリーズ」とは呼ばれない。
  • 基本的には「PSPで発売されたMHメインシリーズ作品」の事であり、
    2017年現在「Pシリーズ」という単語が出た場合はそういう意味で用いられていると考えて問題ないが、
    かつてはシリーズファンにとって極めて重大なカテゴリ分類の手段であった
    特にMHP2~MHP3の全盛期におけるファンサイト・攻略サイトでは、その痕跡が至る所に見受けられる。

公式における扱い Edit

  • ナンバリングタイトルの記事も参照してほしいが、
    2017年現在では、カプコン公式においては「Pシリーズ」という区分は用いられていない。
  • 一方、MHP3の発売時インタビューによると、
    携帯ゲーム機向けの作品として『モンスターハンターポータブル』シリーズという単語が用いられており、
    「MHP3の前作」として、直前に発売された据え置き機タイトルのMH3ではなく、
    同じPSP作品であるMHP2Gを挙げている他、
    ポータブルシリーズのナンバリングタイトル」という発言も出ている。
    この為、少なくともMHP~MHP3までは、「携帯ゲーム機向けのモンスターハンター」として、
    明確な路線の元で開発されていた事が伺える。
    10周年記念サイトでもこの「ポータブルシリーズ」という表現は用いられている。
  • 開発スタッフに関しては明確な言及はなく、
    当時の据え置き機シリーズとは開発スタッフが全く異なるという推察をしているファンも居る。
    • ポータブルシリーズ4作品のディレクターである一瀬氏は、
      実際に据え置きのナンバリング、及びMH3G・MH4(G)には携わっていない。
    • 一方、ポータブルシリーズの開発スタッフの一人で、現MHF-Zの運営ディレクターである今村氏は、
      MH3の開発にも関わっていたという発言がある事から、
      開発スタッフが「完全に」異なるという訳ではないようではある。

ファンからの扱いとその変遷 Edit

  • 一番最初の「ポータブルシリーズ」であるMHPは、MHGの追加要素付き移植作品であり、
    MHP2Gの爆発的なヒットでプレイヤー数が激増したという事情もあり、
    MHP以前のファンから見れば、「ヘビィユーザー向けの据え置き機タイトル」と
    「それをPSPに移植したライトユーザー向けタイトル」に分けることが出来てしまう様相があった。
  • 上述したとおり、開発の方向性を鑑みればこの認識自体は別段間違ってはいないのだが、
    これによってポータブルシリーズと据え置き機シリーズを完全に別カテゴリ
    (現在の価値観で言う、メインシリーズではない派生作品)と見做す動きが強まる事になる。
  • 当初(特にMH2、MH3時代)は据え置き機との難易度差がかなり存在しており、
    PSP作品を指して「難易度が低すぎる」「適当にやっても勝てる」と指摘する声も多く、
    据え置き機主体のユーザーとPSP主体のユーザーとの間で確執めいた事態も度々発生していた。
    上記のとおり、当時の据え置き機シリーズとポータブルシリーズの方向性は全く異なるものであるため、
    基本的にお互い優劣を比べる関係ではないのだが、
    「モンハンは作品ごとにコンセプトが異なる」というのは当時まだ広く認知されていたとは言い難く、
    同じ枠組みに当てはめて論議しても収拾が付かないため、
    Pシリーズはナンバリングではないから(簡単なのは仕方がない)」
    据え置き機はナンバリングだから(難しくなっている)」
    と言った形で着地点を見出すより他に無かったものと見られる。
  • ちなみにMHP2・MHP2G、MHP3は、ゲームの土台(狩猟環境)こそMH2、MH3であるが、
    実際には拠点やストーリーなどは全く異なるものとなっている。
    上記のインタビュー記事でも、MHP3について
    「『2nd G』でも『3(トライ)』でもない、新しい手触りを持つ作品」になるとの発言がある。
    ただし当時は、(特にシステムがMH3から大きく異なるMHP3において)
    「据え置きから性能を削っただけの移植」という批判も存在していたという。
  • ポータブルシリーズのコンセプトである「ひとりで遊んでも多人数で遊んでも楽しめるゲーム性」
    「携帯ゲーム機でのプレイを考慮したある種の"お手軽さ"」は、
    その後MH3G以降の携帯機ハードに移った「ナンバリングタイトル」にも概ね継承されて現在に至っている。
    また、上記の認識が出来上がってからはPSP作品は
    「ナンバリングをベースに展開される作品(つまりナンバリングではない)」という認識が一般的だったが、
    ナンバリングタイトルの記事にもある通り、ナンバリングタイトルの認識が変化したこともあって、
    PSP作品単体を明確にカテゴリー分けする動きは現在では見られなくなった。
  • モンスターハンタークロス』のディレクターは、
    P3以来長らく姿を見せていなかった一瀬泰範氏であった。
    また、MHXは公式でナンバリングではない作品と言及されたこともあり、
    発売前には「Pシリーズ及びMHX」という新分類が出来るのではという予想もあったが、
    MHXXの発売後も、そのような再分類の動きは乏しい。
    なお、MHXのコンセプトは「パーソナル」…奇しくも「P」をイニシャルに持つ単語である。
    MHXの舞台はベルナ村以外は歴代ポータブルシリーズの舞台となっているのも特徴。
  • 3DS以降のMH3Gから初めて『モンスターハンター』に触れたユーザー、
    特にPSPそのものに一度も触れた事が無いユーザーの中には
    「PSPのモンハンだからPシリーズ」と言うシンプルな捉え方をする者も少なくない。
    こうした「難しい歴史は知らないが、要はモンスターを狩猟するゲームだろう」と言う率直な解釈が
    MHP3とMH3Gの間にあったゲームハードそのものの大変革期をスムーズに浸透・移行させて
    軋轢を理由としたファンの険悪な対立ムードを可能な限り最小限に封じ込めた功績も大きい。
    (ライトユーザーが「ナンバリング」と「Pシリーズ」の世界観の違いの押し付け合いの波を回避できた)
    • 全ての歴史を一本に強引に集約したX(XX)が、シリーズ毎の食い違いなどの揚げ足を取られる事も無く
      「ナンバリングとPシリーズを足して折衷すると、まぁこんな感じになるだろう」と言う
      誰が手に取っても納得(妥協)できる最大公約数的なスタンス浸透の要因ともなった。
      また、PSP未プレイ層がPシリーズベースのかつての世界観に触れるに際しても違和感を感じること無く
      「モンハンの歴史の一端」もしくは「むしろ、まったく新しいモンハンの歴史」として
      個々の自由解釈によって世界観を認識し、それぞれの概念で没頭できる幅広い間口ともなった。

余談 Edit

  • かつてはPシリーズは据え置きナンバリングからの派生作品(もっと極端に言えば外伝)と見做されていたが、
    これらの作品群は他のメインシリーズ作品と完全に世界観が共有されており
    MH4以降はPシリーズの登場人物が、作品のストーリーを踏襲した上で登場することも多い
    (例えばネコートさんはMH4Gで登場した際、MHP2Gのハンター(プレイヤー)を思い出している)。
    各作品の正確な時系列は明らかにされていないが、
    基本的にはPシリーズを含めたメインシリーズ各作品は同一の世界に収めても概ね矛盾が無いようになっている。
    2017年現在の各種「派生作品」はメインシリーズとは世界観の細部共有がされておらず、
    メインシリーズと全く同じ世界に収めると、時系列等での矛盾が生じるケースが多々ある
    (これについては明確なコンセプトの元で、そう設定されている事が伺える)ため、
    そういう意味ではPシリーズを「派生作品」と位置づけるのには無理があると言えるだろう。
  • 一方、Pシリーズが「派生作品」と見做されていたことは、同じくPシリーズの全盛期より存在し、
    こちらは正真正銘の「派生作品」であるMHFの位置付けを、長い間多くのプレイヤーに誤解させることになった。
    詳しくはモンハン用語/本家を参照のこと。
  • 一瀬氏曰く、
    ポータブルシリーズのメインモンスターは「ガ」で終わるのが多い」との事。
    MHP2Gのナルガクル、MHP3のジンオウはズバリその通りであり、
    MHPのメインモンスターはリオレウスだが、唯一の新規参戦モンスターであるイャンガルルも「ガ」で終わる。
    「ガ」では終わらないが「ガ」を含むモンスターであれば、MHP2のティレックスもそうである。
    偶然か意図的かは不明だが、面白い一致といえるだろう。
  • ちなみに「ポータブル」の語源となったPSPが製造終了となったこともあり、
    2016年現在、「ポータブル」の名を冠するタイトルは発売されていない。
    基本的には、先述したように携帯機のモンスターハンターシリーズが
    「ポータブルシリーズ」のコンセプトをある程度継承しているものと見られる。
  • 各作品はP、P2、P2G、P3と略されることもあるが、
    P2は"ペルソナ2"、P3はペルソナ3(しかもPSP版が発売されている)と区別が付かないので、略称としては敬遠されることが多い。
    そのためP2nd、P3rdといった表記も多く見られる。

関連項目 Edit

ゲーム用語/プレイステーション・ポータブル
シリーズ/モンスターハンターポータブル
シリーズ/モンスターハンターポータブル 2nd
シリーズ/モンスターハンターポータブル 2nd G
シリーズ/モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS
シリーズ/モンスターハンターポータブル 3rd
シリーズ/モンスターハンターポータブル 3rd HD ver.
シリーズ/モンスターハンターフロンティアオンライン - 「派生作品のPシリーズ」という区分が出来たことで、作品自体の位置付けが長年誤解されていた派生作品。