防具/バルバニアシリーズ

MHR:Sで初登場した防具。
この世の最果てにある未だ見ぬ財宝を求め、海に生きる荒くれ者を模した衣装。

目次

概要

• 交易船で、オトモにウラ交易を頼むと手に入る事がある錠の掛かった宝箱を使う事で生産できる防具。

• その外見は「海から引き上げられた宝箱」にインスパイアされてか
  片目を覆うアイパッチに海兵風のコートを羽織る、さながら大海原を往く海賊のような出で立ちとなった。
  宝箱はどこ行ったのかって?ほら……木材を割いて衣服の繊維に使ったのかもしれないし。
  例によって女性用は胸元を大きくはだけるが、単純な「エロさ」よりも「セクシーな格好良さ」といった趣が強い。
  • ちなみに、肝心の錠の掛かった宝箱だが、実は海賊の宝箱だとは一度も明言されていない。
    まあこの手の用途不明アイテムを、何が何だかよく分からないまま魔改造して装備にしてしまうという
    ハンターと加工屋の習性は別に今に始まったことでもないので、今更ツッコむのも野暮というものか。

性能

MHR:S

• ウラ交易で錠の掛かった宝箱が手に入ると生産が解禁される。
  モンスター素材も少し使うが、盾蟹、水獣、河童蛙、傘鳥とMR序盤で戦える相手ばかりなので、
  素材を揃えるのはそう苦労しないだろう。

• さて、その性能であるが、
  
  

  部位	防具名	スキル	スロット
  頭	バルバニアパッチ	弱点特効+1	Lv3×1
  		捕獲名人+1
  		逆恨み+2
  胴	バルバニアベスト	破壊王+1	Lv2×2 Lv1×1
  		逆襲+1
  		逆恨み+1
  腕	バルバニアグラブ	弱点特効+1	Lv2×1 Lv1×2
  		破壊王+1
  		幸運+1
  腰	バルバニアベルト	弱点特効+1	Lv2×1 Lv1×2
  		逆襲+1
  		幸運+1
  脚	バルバニアブーツ	破壊王+1	Lv3×1
  		逆襲+1
  		幸運+1
  一式		弱点特効Lv3	Lv3×2 Lv2×4 Lv1×5
  		捕獲名人Lv1
  		逆恨みLv3
  		破壊王Lv3
  		逆襲Lv3
  		幸運Lv3

   
  一式でのスキルの顔ぶれは海賊らしさ全開なのだが、すべての部位にスキルがほぼLv1ずつバラけているせいで、
  パーツ運用できないのが辛い。
  強いて言えば頭と胴はそれなりに強力なスキルがあるものの、
  近いスキル構成でより強力なラスボス装備が生産できれば火力面ではそちらに譲る。
  • 混合装備に向かない上、幸運スキルのせいで、マルチで着ていくのをためらうハンターもいるとか……。
    一応、一式では弱点特効など火力スキルも備え、レア9なので傀異錬成で火力スキルの増強もある程度期待できるため、
    マルチで一式装備を着ていく事もできなくはない。
    ただ、気心の知れた相手でないと火力や生存に特化した装備に劣るという理由で悪感情を抱かれかねない。
  • ソロでモンスター素材を集めながら狩猟する用途でなら割と良い性能。
    属性耐性もオール+1とマイナスも無く、極端に苦手とする相手もいないため、
    強力な装備を整える準備用として作っておくのもいいかもしれない。

• 性能はともかく、見た目のお洒落度は本作の装備の中でも指折り。
  特にバルバニアベストは、エルガドの紋章が入ったコートを、袖を通さずに肩に掛けて靡かせるという
  某海賊漫画の海軍将校めいた着こなしが人気。例によって疾翔けしても吹っ飛ばない謎の接着力を発揮している。
  是非とも重ね着を作製し、海賊気分に浸ってみては如何だろうか?
  • 防具のコンセプトも、デザインの方向性も、発動するスキルの物欲偏重傾向も
    見事に旧作の一部シリーズではお馴染みの海賊装備を受け継いだ形となっている。
    MHXXでは見た目を楽しむ目的のために有用に活用された流れも同じだが
    プレイスタンスによっては物欲装備として本来の使われ方でも人気になった。

バルバニャ・黒髭ガルシリーズ

• 同じく錠の掛かった宝箱を用いたオトモ用装備。
  バルバニャがアイルー用、黒髭ガルがガルク用となる。

• こちらもハンター用と同じく海賊をモチーフとしている。
  アイルーの頭防具はバンダナになっており、まさに下っ端船員といったところだが、
  カッコよさの中にも大きく描かれたネコ髑髏マークが可愛らしさを演出している。
  ガルクの頭防具はアイパッチに加え、首元にネックレスの鎖が何重にも巻かれていて非常にワイルド。
  ハンター用の防具とは異なり、海賊らしく水耐性が高く、火と雷がやや低い(-1なのでそこまで気になるものでもないが)。

• オトモ用では武器もしっかり存在しており、どちらもカトラス型*1。変形ギミックなども無いシンプルな形状になっている。
  いずれも切断系統・水属性・近接特化型。やはり海賊らしい斬り合いを好んでいるのか。

余談

• 「バルバニア」(バルバニャ)の名は、実在した海賊の一つ、バルバロス海賊が由来だろう。
  16～19世紀にかけて、主に北アフリカを拠点として地中海を支配していたが、
  最盛期には地中海を飛び出し、アイスランドや南アメリカにまで進出した事もあったという。
  中でも特に恐れられたのがバルバロッサ兄弟で、
  彼等は北アフリカに成立したオスマン帝国の地中海地域の支配にも大きく貢献した。
  ちなみにバルバロッサとはイタリア語で「赤髭」の意。

• 一方ガルク用の「黒髭」は、同じく「黒髭」の異名で恐れられたエドワード・ティーチが由来とみてまず間違いない。
  こちらは海賊として活動していた時期こそ1716年から没年の1718年までと短いものの、
  大西洋や西インドを中心に数々の海賊行為で悪名を挙げ、現在でも海賊の代表格として名を馳せている。

関連項目

アイテム/錠の掛かった宝箱 - バルバニアシリーズの素材
世界観/海賊
防具/ヴァイクシリーズ - 海賊モチーフ防具仲間。MHRise/MHR:Sにも登場。
防具/海賊Jシリーズ - 同上。共演していないが性能が似ている。