さびた槍を強化していく事で完成するランス。
目次
概要 
- 螺旋状の溝が刻まれた銀色の円錐形ランス。
盾も同じ銀色の素材でできている。
…が、ランスの先端は折れ砕けたようにギザギザになっていて、
盾に至っては表面が溶断されたように真っ二つに裂けている。
古代から原型を留める強度を持ったこの槍に、いったい何が起きたのか…。- 破壊されたような外見に反して内部の仕掛けが生きているらしく、
攻撃時にはギュルギュルと回転する。
- 破壊されたような外見に反して内部の仕掛けが生きているらしく、
- 同じく発掘研磨武器で、より珍しい太古の塊から出てくる
マテンロウは、この武器の先端を尖らせたようなデザインになっている。
折れたまま埋もれたのがアンドレイヤーで、
槍先が折れずに埋もれた完品がマテンロウなのだろうか。 - …と思いきや、ガンランスの古代式殲滅銃槍やジェネシスともデザインがそっくり。
あちらは折れたような部分が銃口になっているのに加えて、
「発掘された古代の槍を、本来 搭載されていた砲撃機構ごと再現した銃槍」という説明があり、
もともと尖った先端が無いガンランスが正しい姿とも解釈できる。 - 古代文明の世界には槍として作られたマテンロウと
ガンランスとして作られた殲滅銃槍(の再現元)の
2パターンが存在した…など
辻褄の合いそうな仮定はいくつか考えられるが、
これら古代槍がそれぞれどんな関係だったのかはハッキリしていない。
性能 
- どの登場作品でも下位で作成できるが、MHP2G以前はこれ以上の強化は無い。
しかし、そのMHP2Gではウカムルバス討伐後に作成できるアンドレイヤーGが存在していた。
- 無印およびMHGでは529という、オフラインモードでは規格外の破壊力を持つ。
攻撃力だけなら、どういうわけか完全修復版であるはずのマテンロウより強い。
特に無印の場合、オンラインを含めてもこれを上回る物理攻撃力は黒龍槍(これも異常性能だが)のみ。
斬れ味はやや悪いが、それでも村クエストなら支給品の携帯砥石だけで十分維持できる。
- MHP以降では弱体化したが、それでも攻撃力は400を超えており、
下位の時点の無属性の槍としては最高峰の攻撃力を持つ。
しかし、会心率にマイナスがついている事や素材収集の面倒さ、
攻撃力は若干劣るが斬れ味が青まであるティガスティンガーの存在などから、
目立たない存在となっている。
MHP2G 
- 凄くさびた槍を強化して入手できる。攻撃力414・会心率-20%・緑ゲージという性能。
下位ではトップクラスの攻撃力で、必要な素材も大地の結晶と古龍の血のみと一見お手軽に見えるが、
その大地の結晶を合計60個使用する上に非常にタフである古龍を倒さなくてはならない。
- ウカムルバス討伐後にはアンドレイヤーGを作成できる。
攻撃力667・会心率-20%・匠で紫20・スロット1と中々の性能を持っているように見えるが、
攻撃力736・会心率-20%・匠で紫40・スロット1のレイジングテンペストや、
攻撃力552・会心率40%(ボーナス込50%)・素で紫30・スロット2の暗夜槍【黒雨】には勝てない。- さびた槍Gも作れるが、攻撃力736と引き換えに匠でも緑50という残念性能である。
上記のレイジングテンペストと比べたりしてはいけない。
- さびた槍Gも作れるが、攻撃力736と引き換えに匠でも緑50という残念性能である。
MH3 
- 龍属性を纏って登場。さらに強化先としてハイアンドレイヤーが誕生した。
今回はさびた槍の派生先だった鋼氷槍がクシャルダオラと共に消えてしまったため、
ハイアンドレイヤーが唯一の最終形態である。
以前よりは強力になったが、
同じく龍属性を得た本来の姿であるマテンロウからすると見劣りしてしまうのが残念。
しかし下位段階では高性能な部類でありランス自体も強武器であったため、
下位唯一の龍ランスとして中々の需要があった。
ナバルデウスやジエン・モーラン戦前に入手出来ればかなりの戦力となる。
MH4 
- 大地の結晶を合計60個注ぎ込んだアンドレイヤーは攻撃力230・龍400と属性重視。
集会所★3か旅団★6の相手である豪山龍の腕甲を2つ使うのがネックで、下位攻略には使えない
(イベクエという手もあるにはあるが…)。
更に60個注ぎ込む事でハイアンドレイヤーに。攻撃力299・龍420でスロ0。
修復版のマテンロウとは攻撃力で並び、属性値とスロットで後れ取るが素の斬れ味で勝る。
ただ属性重視なのに、属性値が殆んど伸びなかった事で中途半端な性能に。
また強化に上位ゴア素材を使うが、そのゴアランスが
強化段階を残した「シールドofレイジ」の段階で攻撃力322・龍350。
「THEガーディアン」に強化すれば攻撃力368・龍440・スロ1・素白・会心35%と完全上位互換。
看板古龍相手には分が悪く、マテンロウ共々強化されるかすら怪しい立場に追いやられてしまった。
MHX 
- 引き続き登場。
攻撃力190、属性値21はバランスタイプとしてまずまずなのだが斬れ味に問題を抱えており、
素だと白10青10しかない。匠追加分は全て白なので、まともに運用するには匠+1以上が必須。
その匠が非常に重いスキルである中、スロットが1つもないのが非常に痛い上、
匠+1を追加するとスカイスクレイパー(スロ2)がこちらの完全な上位互換になる。
鈍器運用には上述の中途半端な斬れ味が邪魔で向いていない。
攻略用の龍属性槍としても、まず入手出来るかどうかという壁が立ちはだかるうえ、強化段階が微妙。
悲哀の重鎗及び、獰猛化イビルジョーを狩れれば素材は何とかなる、
その強化先のアトロシスタワーの方が便利。
作成難易度は大量に要求される大地の結晶、古龍の血以外に特にレアなものは要求されないのだが。
MHXX 
- 限界突破と究極強化としてネオアンドレイヤーが登場。
匠追加が楽になったため、攻略用としてもまずまず使えるように。
その性能は- 攻撃力320
- 龍属性24
- 会心率0%
- スロット0
- 斬れ味は素で紫10、匠で25ずつ追加、最大60まで増える。
目の上のたんこぶであったスカイスクレイパー、その究極強化先のラスカシェロスを抜き去る大躍進。
が、復活したラオ槍・封龍槍【刹那】や、
アトロシスタワーの究極強化・ネロ=アトロシスに物理期待値で大きく水を開けられている。
あちらは斬れ味が最大でも紫30とランスでは心許無い値であるので、
匠だけで済むという点で差を付けよう。
匠+2での紫ゲージが長い龍槍として真・祖龍霊槍【無始】もあるが、
あちらは属性特化槍なので用途はほとんど被らないだろう。
- コイツもそうなのだが、匠ナシだと問題外、あっても他に斬れ味維持スキルが必要、
という槍ばかりな龍槍界隈において、運用がとても楽な一本。- 匠なしだと白ゲージが非常に短いため、産廃レベルの槍になる点だけは注意。
- 古龍の浄血を使うくらいで他にはレア素材も不要。
相変わらず物凄い数の大地の結晶が必要になる点だけが人によってはネックになるだろうか。
余談 
- この武器はカプコン製格闘ゲーム『ウォーザード』の中ボス「ブレイド」の持つ武器
「魔剣アンドレイアー(ヤーではない)」が元ネタとなっている。デザインもほぼ同じ。
ブレイドは片手剣のように軽々とこの武器を振るっているが、人間が振り回すには大きすぎるからか
モンハンでは剣ではなくランスの1つとして分類されている。
原作ではドリルのように回転するだけでなく、伸縮自在で伸ばしながら長リーチの突きを繰り出す、
瘴気を発射する飛び道具攻撃、次元を歪ませながらの斬撃など
様々なギミックが組み込まれているものの、MHシリーズではそうしたギミックは再現されていない。- また、剣士用防具のモノデビルシリーズのデザインもブレイドのデザインを参考にしている。
さらに、オオナズチの防具であるミヅハシリーズも、
この「ウォーザード」に登場するプレイヤーキャラ「タバサ」がモチーフになっている。 - 明言こそされていないが、Fateシリーズに登場する「乖離剣エア」も
アンドレイアーがモチーフではないかと言われている。
輪切りになったドリルが互い違いに回転するギミックは確かに良く似ている
(一応、アンドレイアーもエアも元ネタは「岩盤を削るための特殊な形状をしたドリル」である)。- …とか言っていたら、本当にコラボしてしまった
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- …とか言っていたら、本当にコラボしてしまった
- また、剣士用防具のモノデビルシリーズのデザインもブレイドのデザインを参考にしている。
- 『ウォーザード』の設定資料などでは『アンドレイアー』は「勇気」という意味であるとされる。
これはギリシア語からの音写であると思われる。