邪龍ミラボレアスを祀る神器。
~大地の龍脈より命を受け
御神体の東門へ注ぐ者也~
目次
概要 
- 黒龍の角をベースに作られ、邪龍の神器であるともされている、不気味な謂れがある槍。
- かつて竜操騎兵と呼ばれる戦士達は黒龍の槍「ドラゴンランス」を愛用していたと言われている。
中でも彼らの君主が持つ得物は「ロードオブドラグーン」として神聖視されていた。
だが何が起こったのか竜操騎兵の血は途絶え、ロードオブドラグーンの名も今や忘れられつつある。
その秘密を追っていた傭兵団「鉄騎」の長もまた愛槍を残して失踪した。
性能 
無印・MHG・MHP 
- ドラゴンランス→ロードオブドラグーン→黒龍槍と派生。
攻撃力552は単純に物理面だけ見ても最強、さらに龍属性30(300)がついてくる。
今の基準だと低めに見えるが、50%通るのがざらにある当時の肉質を踏まえると非常に高い。
欠点らしい欠点といえば、緑ゲージが若干短めであることくらいだろう。
- 生産難易度もミラボレアスさえ討伐できるのならば決して高くはない。
当時は部位破壊報酬が一定ダメージごとに自動発生していたことや、
素材のランクが1段階しかなかったので、後々のシリーズより若干作りやすかったと思われる。
敢えて言うならば100回近い食事を必要とするゴールドチケット10枚がストッパーになるくらいか。
- MHG・MHPでは黒龍素材が3段階に分かれたせいで多少作りにくくなっている。
特に黒龍の胸殻は部位破壊のみで、重胸殻との2択なので出ないときはとことん出ない。
性能に関しては物理483と若干弱体化。属性はほぼそのままだが肉質の変遷により相対的弱化。
後述の強化先を前提としたものだろう。- G級相当の真・黒龍槍が追加された。攻撃529・属性380で実力は申し分ないのだが、
同じ黒龍槍から派生する黒滅龍槍にほぼ負けていて全く目立っていない。
一応防御力ボーナスは黒滅より上だが微妙な利点としか言えない。
「一撃で天災にも匹敵する破壊を呼ぶ」らしいのだが名前負け感が。 - MHPから武器強化の中間形態が多く削られており、この武器系統もロードオブドラグーンが消滅している。
- G級相当の真・黒龍槍が追加された。攻撃529・属性380で実力は申し分ないのだが、
MH2/MHF 
- ドラゴンランスとして生産、黒龍槍へ強化する。その後、派生先が分化することなく黒滅龍槍へ。
MH2とMHFで黒龍槍までの性能に決定的な違いはないが、
最終強化の黒滅龍槍と同様、MHF版のほうが龍属性値に上方修正がかかっている。
- 生産素材にはミラボレアスの角やドラグライト鉱石、ノヴァクリスタルといった素材が必要。
黒龍槍への強化には拡散祭ばかりしていると入手の難しい「黒龍の眼」と、
公式狩猟試験のご褒美的なアイテム「戦友の絆」が必要。
- 本作以降、この武器系統から竜操騎兵云々の記述が消え、
ドラゴンランスの時点でいきなり邪龍を祀る神器扱い。
MHP2/MHP2G 
- 黒いかけらから作るブラックランスを黒龍の素材で強化することで得られる。
高い攻撃力と龍属性を誇るが素で緑で匠でも短い青ゲージであることや
途中派生する黒滅龍槍がより高い性能を持つことから採用されることはほとんどなかった。- 作成面においても入手が面倒な老山龍の紅玉を使うことも使用率の低下につながった。
- G級に上がると真・黒龍槍へ強化できる。
攻撃力と属性値がさらに上がり真・黒滅龍槍にはないスロットをひとつ得たが、
相変わらずそれ以外ではほぼ完敗している為、採用されることは少ない。
一応古龍の大宝玉は1つで済む分、真・黒滅龍槍より作成は楽である。
- ドラゴンランスまで消え、竜操騎兵の面影がまたも薄くなる。
P2Gでは「鉄騎」団長の遺体らしき物が見つかり、いよいよ竜操術を知る手がかりがなくなってしまった。
MH4 
- ミラボレアスにこれといったレア素材がない代わりなのか炎龍の宝玉を要求される。
他の武器でもたびたび使用する為、考えて使おう。
MH4G 
- G級追加に伴い真・黒龍槍が復活。
素材さえ集まれば黒龍槍からは一発で強化が可能となっている。
- 性能は
- 攻撃力644。上位での控えめな攻撃力から一転して高水準になった。
- 上位時点で既に高かった属性値は更に上がって580に。
- 斬れ味は素では短い青だが、匠でやはり白20、紫30が出現。
- スロットと会心率は据え置き
白以上の斬れ味が50しかないので、やはり業物等でカバーすることが望ましいだろう。
- ライバルは今作で復活した祖龍の武器祖龍霊槍と前作でも強力だったマガラ武器のTHEパラディン。
前者は攻撃力こそ621とこちらより低いが、640もの高い龍属性値を持ち、
かつ匠発動時は白20+紫40という優秀な斬れ味を引っ提げている。
スロットも会心率も無いことや青ゲージが短いことはこちらと同じなので、総合的に見ればどっこいどっこい。
後者は攻撃力575に龍属性560と物理・属性共にこちらより下であるが、
素で白70もの長いゲージを持ち、且つ匠で紫40も出るという素晴らしい斬れ味が持ち味。
また会心率も45%と非常に高く、その結果物理期待値が約640となりこちらに肉薄する。
何と言っても継戦能力の差が酷すぎるのが致命的だろう。
白ゲージまで含めた長さだと此方の2.4倍である。
黒龍槍が瞬発力で他をぶっちぎる程だったらまだ差別化できていたかもしれないが、
パラディンは黒龍槍とほぼ同等の瞬発力も兼ね備えているわけで、残念ながら喰われ気味なのが実情である。- ジンオウガ亜種武器の狼牙槍【怒獄】も龍属性ランスだが、
攻撃力・属性値共にこちらを下回っており、勝る点は素で白ゲージ30を備えることとスロット2ぐらい。
作成時期を除けば実質THEパラディンの下位互換である為、そこまで気にしなくてもいいだろう。
- ジンオウガ亜種武器の狼牙槍【怒獄】も龍属性ランスだが、
- 作成には剛角4本に邪眼2つと最早恒例となっている古龍の大宝玉の他、
イビルジョーのレア素材である恐暴竜の滅鱗を要求される。
MHX 
- MHXではミラボレアスは登場しないが、黒いかけら・黒い塊から作られるブラックランス系統が登場する。
デザインは黒龍槍と同じ。
- 最終強化「クロノランス」は攻撃力200・龍属性35と共に優秀。
斬れ味は素で長大な緑120を持ち、匠+2で白ゲージ20を得るため、鈍器と匠のどちらの運用でも扱える。
MHXX 
- MHXXでミラボレアスが復活したことで黒龍槍が復活した。
その性能は- 属性武器としては高めの攻撃力330、会心率-10%
- 龍属性ランス二位の龍属性50
- 素では青ゲージしか出ないが、匠+2で紫30を得る
- 残念ながらスロット0
斬れ味が悪いのでフォローこそ必要だが、匠と業物を両立できるグギグギグを着込めば問題無いだろう。 - 属性重視のランスとしてのライバルはMH4Gと同じく真・祖龍霊槍【無始】とTHEパラディンの二本。
これらを比較すると
武器名 | 龍属性値 | 攻撃力 | 会心率 | 匠+2物理期待値*1 | 匠+2斬れ味 |
---|---|---|---|---|---|
黒龍槍 | 50 | 330 | -10% | 467 | 紫30 |
真・祖龍霊槍【無始】 | 64 | 300 | 0% | 437 | 紫50 |
THEパラディン | 45 | 280 | 35% | 445 | 紫40 |
- 最も物理と属性値のバランスが良いのは黒龍槍だが、斬れ味が3本の中では最も短くフォローが必要となる。
祖龍霊槍は龍属性ランス最高の属性値に優れた斬れ味を持ち、属性特化運用に向いている。
THEパラディンは単純な期待値こそ劣るものの、素の白ゲージの長さとスロット1のおかげで拡張性が高く
会心系スキルとの相性も良い為スキル構成を練れば2本に肉薄する火力を出せるようになる。
仮想敵やスキル環境に応じて使い分けていくのが良いだろう。
- あの黒龍のランスなだけあって作るのには苦労する・・・と思いきや、
あの古龍の大宝玉は要求されず部位破壊しなければ入手困難な邪眼と剛角程度しか要求されない。
ミラボレアスを狩る腕さえあれば、作成にはそこまで苦労しないだろう。
MHW:I 
- ver15.01でのミラボレアス復活とともに黒龍槍も復活。
そこから真・黒龍槍へと強化される。
その性能は- 全ランスぶっちぎりトップの攻撃力851
- 斬れ味は素で紫30。更に匠で延長可能
- おまけ程度の龍属性120
- 会心率は-20%
- あって嬉しい龍封力[大]
- 極めつけのスロットLv4×2
正にすべてのランスを過去にした、間違いなく作中最強の一本。
- 特に物理攻撃力は圧巻の一言。武器倍率換算はなんと370。
これまでの最高火力が赤龍ノ貫ク角を攻撃力に全振りした数値が325だったことを考えると、
真・黒龍槍の異常な攻撃力がよく分かる。更にこちらは素で紫ゲージ。
MHW:Iどころか、メインシリーズすべてを見渡してもトップクラスの攻撃力を誇る。
会心率、斬れ味補正を含めた物理期待値でいうと、MHXX勢を抑えて堂々の1位である。
(MHXXの銀嶺槍の最終強化は380に会心率+5%だが
白ゲージであり、その白ゲージもスキルがないと出てこない)
- 欠点としてはマイナス会心と低い属性値があるが、ランスではどちらもあまり苦にならない。
マイナス会心については傷のつけやすいランスであれば弱点特効で補いやすく、
属性値はそもそもランスでは他の武器種ほど重要視されていない。
- ちなみに、武器倍率370、会心率-20%という数字は、他武器種のミラボレアス武器と比べてもかなりの高水準。
これより上はガンランスしかなく同値で見ても双剣と弓しかない、
しかもこの2武器は会心率-30%なので数値上では黒龍武器の中では期待値が2番目に高い。
MHW:Iの属性ダメージカットにより苦汁を飲まされてきたランサーへのご褒美なのかもしれない。
とはいえ弟は更に凄まじい性能なのだが。
- ミラボレアスの大幅な強化に伴って作成難度は非常に高くなっているが、
大きな困難を乗り越えた先の到達点にふさわしい一本となっている。
関連項目 
武器/黒滅龍槍
モンスター/ミラボレアス
武器/ミラ系武器
世界観/竜操術 - 強化前のドラゴンランスはこの技術の使い手が愛用していたという。
武器/黒龍剣 - 北門に注ぐ神器
武器/ミラバスター - 南門に注ぐ神器