MHP2Gに登場する大剣の一つ。
シェンガオレンの素材で出来ており、金属質の重厚な外観が特徴。
古代の貨幣をイメージして作られているという。
目次
概要
- 頑丈さでは他の追随を許さない程の強度と堅牢さを誇るシェンガオレンの素材。
それを幾度も叩き上げ、磨き抜いて完成させた逸品である。
手の込んだ加工のせいかその刀身は金属のような輝きを放っている。
意外にもギミックが仕込んであり、溜め斬りをすると武器が鈍い赤色に染まる。
更に最大まで溜めると刀身全体が真っ赤になる。
さながら脚の部位破壊をされたシェンガオレンのごとしである。
シェンガオレンはMH2が初登場だが、この武器の原型であるブロンズホオビーはMHP2から登場した。
性能
- 下位で生産できるブロンズホオビー、上位強化のガオレンズホオビー共に、
高い攻撃力に安定した斬れ味、更には高い防御力プラス、マイナス会心なしと驚異の性能を誇り、
優秀な武器としての条件をことごとく満たしている。- 特に下位武器のブロンズホオビーは優秀で、攻撃力864を持ちながらマイナス会心もなく、
さらに下位武器でありながら素で十分すぎる青ゲージ40、さらに+20の防御ボーナスまで付いてくる。
武器倍率が10低く素で青10、会心率-25%のティガノアギトの完全上位互換、
といえばその優秀さが分かりやすいだろうか。
唯一欠点として空きスロがないが、この時点では大したマイナス要素ではない。
当時の大剣にはレア度5以下どころか上位序盤クラスにまでわたってコレに比肩しうる得物が存在しない。
スペックだけを見るとバランスブレイカーと思えるが、実はブロンズホオビーでの活躍時期はかなり短い。
上位中盤で攻撃力1000を超え青も出るキリサキなどにとって変わられ、
その後G級終盤になるまでのしばらくは倉庫番となる。 - 特に下位武器のブロンズホオビーは優秀で、攻撃力864を持ちながらマイナス会心もなく、
- MHP2では(鬼金棒を除けば)村だけで作れる最強の大剣。
村上位の追加されたMHP2Gでは
シェンガオレンに勝利していれば村か集会所かどちらかで上位のクエストに行ける関係上、
作成時期は上位序盤と考えるのが妥当だろうか。
だが、この武器は上位中盤までは十二分に活躍が見込める武器であり、後述の通り将来性もあるので、
シェンガオレンとの戦闘がよほど嫌いでなければ、大剣使いには作成することをおススメする。
- G級最終強化のガオレンズトゥーカは、
圧巻の攻撃力1440、斬れ味レベル+1で紫ゲージ出現、更に防御力+30と非の打ちどころがない。
強いて言うならばブロンズの時から空きスロットが付かないことぐらいだろうか。
ライバルとしてはやはり角王剣アーティラートと轟大剣【大王虎】が挙げられる。
特にアーティラートは、1400超えの攻撃力や斬れ味の面でも共通しており、
どちらが強いのかという議論になることが多々あった。
斬れ味レベル+1発動時の紫ゲージはトゥーカが20までなのに対し、
アーティラートは40もある。
ただし、会心率-15%があるため、総合的に見ればどっちもどっちと言ったところである。
当時の抜刀術の効果を考えると基本的にはアーティラートが一歩リードといったところだが、
抜刀からのなぎ払いで追撃を狙える(狙いたい)相手の場合ごく僅かな差だがこちらが上回る可能性も秘める。*1
またガオレンズトゥーカは防御力アップのおかげで防御・安全面も保障されるので、
大連続狩猟や強化クエストでも安心して担いでいける。- ただ、上位までならともかくG級レベルとなると防御力+30の恩恵は微々たるものになってしまう。
恐らくMHP2Gで大剣を使う際多くの人が使うであろう金色・真を想定して計算すると
差の小ささが如何なるものかよくわかるだろう。
勿論、あくまで「微々たるもの」なので全く恩恵がないとは言わないが、
厳密に自分の狩猟スタイル及び防具の耐性を加味して計算しないと恩恵が活きにくい。
なのでこちらを好みで使うという場合を除き、
敢えてアーティラートではなくこちらを使うという場合にきちんとした理由付けが出来る人がいたならば
その人は相当な手慣れだろう。- より具体的には、防御力596の金色・真一式ではダメージカット率79%だが、
これを装備することで防御力626となり80%に引き上げられ、
更に硬化薬グレートも飲めば81%まで上昇する。
微々たる差だが、ミラボレアス種やファミクシャ、GJテオといった
攻撃力が高い(=1%あたりの軽減率が大きい)相手なら差を感じることもあるだろう。
- より具体的には、防御力596の金色・真一式ではダメージカット率79%だが、
- ただ、上位までならともかくG級レベルとなると防御力+30の恩恵は微々たるものになってしまう。
- さて、散々性能を褒め称えたが、これはあのシェンガオレンの武器である。そう簡単に作れるはずがない。
特に鋏・背甲・天殻は、例のセンサーが発動してしまうと中々出ない。
しかも能動的にハンターを狙って来ないため、マンネリになりやすいシェンガオレン戦である。
討伐のための装備と一緒に、だるい連戦に打ち勝つ強靭な精神力も必要になってくる。
砦蟹の素材は街での防衛戦で集めると多少は楽だろう。
それに加えてラオシャンロン素材やブロンズホオビー生産の際に要求される黒真珠×20など、
地味に入手の面倒臭い素材も要求される。気がめいるようだが、それだけに完成した時の感動は大きい。
しかも無属性大剣と言う仕様上、汎用性の高さもピカイチである。
- MHFでは、SP武器として鈍い赤銅色に変化した「カッパーホオビー」も登場。こちらは睡眠属性を持つ。
説明文によれば、表面の錆びまでを表現した事でこの色になったようだ。
余談
- この独特の銘の由来は「ガオレン's 刀貨」、もしくは「ガオレン's 通貨」だと思われる。
実際、古銭を模した形状とその名前から、『通貨』と呼ぶ人もいるらしい。- 「模した」というだけあり、現実の刀貨とよく似ているどころの騒ぎではなく、
どう見ても刀貨そのものである(リンク先はGoogle画像検索)。
現実世界でも古墳から出土することがあるようで、
日本史や世界史の資料集にも載せられていることも多い。良かったら見てみよう。
- 「模した」というだけあり、現実の刀貨とよく似ているどころの騒ぎではなく、
- MHFには似たような立場の武器として剛種武器の殻王大剣【不壊】がある。
読み方が被るがアーティラートとは関係ない。
攻撃力1296、無属性で会心率0%。そして圧巻なのが防御力+72。更にリーチ長。
高攻撃力とリーチのおかげで部位破壊もしやすく、高い防御力のおかげで生存率も上がるのだが、
当時のMHFではリーチ長大剣はメリットが見いだされていたとは言い難く、
むしろ味方を巻き込みやすい欠点と見られていた。
そしてこの武器はその欠点とされる点を補えるだけの跳びぬけた性能を持っていたわけではなく、
当時の強化難度等の問題もあり、殆ど作成される事はなかった。
この武器が実装されたフォワード.3時点では、
ただでさえ評判が悪かった剛種シェンガオレンの悪評を更に高めるものとして、
ネ実などでは不愉快と不壊を掛けて不快と呼ぶ人も。- ただし、不壊の本来の読みは「ふかい」ではなく「ふえ」である。
- MHFにはMHP2より追加されたブロンズホオビー・ガオレンズホオビーも当初から存在するが、
初期の頃にはこの二つの武器が原因でゲームの挙動がおかしくなる不具合が存在していた。
具体的には4人以上のハンターがこれらの剣を装備した状態で同じエリア(ドンドルマ等)に居た場合、
エリア内のハンターは操作がおかしくなり、挙句強制ログアウトされてしまうというもので、
この事件から、現在も一部のハンターの間ではこれらを『魔剣ホオビー』と呼ぶことがある。- 一連の事件から時が流れ2017年3月、今度はあるコラボ外装防具が原因で同様の事件が発生し、
古参のMHFハンターの中にはこれを受けて「魔剣ホオビー」の名を挙げる者も見受けられた。
なおよりにもよって偶然にも、そのコラボ外装防具の元となったキャラクターは
本当に魔を操る力を持っていたりする。
- 一連の事件から時が流れ2017年3月、今度はあるコラボ外装防具が原因で同様の事件が発生し、