MHF-Gにて登場した双剣。
崇高な音色を奏でる竜の素材を用いており、格調高くも愛らしい一品。
概要・性能
- MHF-G6の新モンスター、ポボルバルムのG級個体の素材を用いて作成するG級武器。
ポボルバルムの武器は楽器をモチーフにしたものが多いのだが、
この武器は刃の部分が鉄琴のような形状になっているのが特徴と言える。
- 音を奏でる竜であるポボルバルムの武器ということで、有する属性は複属性の
「奏」属性。
水属性と氷属性の100%複合属性であり、使い勝手の良い属性である。
- G級武器ということでLv1~Lv50までの強化が可能となっているのだが、
ここではG級武器の基本であるLv20、及び最終強化時のLv50の性能を見てみよう。
- まず基本的な性能であるLv20時の性能だが、
- 覇種武器を大きく上回る攻撃力515、会心率10%
- かなり低めに設定されている奏属性290
- デフォルトで50、最大100まで伸びる空色ゲージ
G級の双剣は空色ゲージが出るものは元々非常に少ないため空ゲージ持ちというだけで希少なのだが、
創音双剣【暁鐘】は標準でそれを備えている上に、全G級双剣で最も空ゲージ量が多いのである。
この斬れ味はLv50でも変化しないのだが、それでもこの武器を超える空色ゲージを持つG級双剣はない。
- Lv50時の性能は、
- 平均的な攻撃力644だが、会心率15%を有する
- 奏属性はあまり上がらず370止まり
全体的に見ると、物理に特化した性能を持っていると考えてよいだろう。
- この武器の、G級武器として見た場合のライバルは歌姫武器のトラグ・セールである。
トラグ・セールはこの武器と同じ攻撃力644を持ち、更に奏属性値も580と高い。
ただし空色ゲージは無く、物理火力の面で言えば創音双剣【暁鐘】が大きくリードしている。
また、物理性能に目を向けると、他の空色ゲージ持ちG級双剣はこの武器よりも攻撃力が高めであるが、
会心率15%を活かすことができるのなら実際の火力はこれらを上回る。
いずれにせよ、創音双剣【暁鐘】ほどの長い空色ゲージを持つわけではないため、
火力の維持という面でもこちらに軍配が上がるだろう。
- ただし、MHFの双剣は非常に低いモーション値を手数と刃打ちの攻撃力UPで補う、
というバランスになっているため、必然的に属性ダメージの比重が大きくなっている。
故に、属性値があまり高くないというのは難点に挙げることができるだろう。
また、武器自体の会心率も近年の防具環境では無駄になってしまうことが少なくなく、
その点でも他の双剣と比較して圧倒的な物理火力を持っているとは言いがたい。
とは言え、その長い空色ゲージによる高火力の維持は他のG級双剣にはない魅力であろう。
- 実は、この武器のライバルはトラグ・セールではない。
真のライバルは奇しくも同じくポボルバルムの素材から作る、
剛種武器のバレナフェールを強化した烈種武器「バレナプラティ」である。
このバレナプラティは攻撃力616、奏属性660に素で紫ゲージを持つと、
MHF-G初期に実装されたG級武器のLV50の性能と遜色のない性能を素で持っている。
更に、烈種防具2部位と併用すると攻撃力は658、奏690に長い空色ゲージと、
暁鐘と、トラグ・セール両方のいいとこ取りをしたような性能に変貌する。
G級武器はシジルによって物理、属性を強化することが可能という、
烈種武器にはないアドバンテージを持っているのだが、
物理と属性両方を高水準で併せ持っているバレナプラティを前に、
下手にシジルで補強しても負けてしまうというのが現状である*1。
また、会心率も現在の防具環境では必ずしも役に立つとは限らない*2。
そのため、暁鐘がバレナプラティ、及びトラグ・セールと差別化を図るのであれば、
属性はおまけの物理特化武器として見て、シジルで物理を徹底的に強化することが必要と言える。- 上記の通り非常に高いポテンシャルを秘めているバレナプラティであるが、
更に属する烈種武器自体、MHF-G7以降で更なる強化の可能性を秘めていることも見逃せないポイントである。
- 上記の通り非常に高いポテンシャルを秘めているバレナプラティであるが、