柔らかな素材を巻きつけ、
手にぴたりと馴染む加工を施した。
(ジャグラスアサルト)
非常に柔軟な素材を贅沢に使い、
更に自由自在な取り回しを実現。
(ジャグラスキャノン~牙竜重弩【大暴食】)
目次
概要
- MHWorldで登場する、賊竜ドスジャグラス素材で作られたヘビィボウガン。
過去作で言うドス鳥竜ポジションにあたるモンスターなので最序盤からアイアンアサルトの派生強化で作る事ができる。
アイアンアサルトに賊竜の素材で軽く装飾を施したやや地味な見た目だが、それ故に嫌う人も少ないだろう。
牙竜重弩まで強化すると固有のデザインを獲得し、賊竜の素材の特性を活かしたコンパクトで扱い易そうな形状に変化。
納刀時にはストック部分の皮に装着したリングにバレル付近の突起を引っ掛けてストッパーとする構造になっており、
中々に芸が細かいデザインだと一部から好評。- 銃身上部の突起はアイアンサイトと思われるが、ハンターの構え方からして使われる気配はない。
MRでバレルが装着されるとフロントサイトも追加されるが、やはり一向に使われる気配はない。
ただ、スコープ系やレーザーサイト等が多いボウガンの照準器としては珍しい部類である。
- 銃身上部の突起はアイアンサイトと思われるが、ハンターの構え方からして使われる気配はない。
- 素材にはドスジャグラス素材のほか、手下のジャグラス、そしてなぜかツィツィヤックの爪を大量に使う。
さらに、賊竜派生武器ということで上位の最終強化までに賊竜の尖爪を18個使用する。
レア素材ではないのでそこまで難しくはないが、いったいどこに使っているのだろうか…。
ちなみに、派生先にはアンジャナフ武器のブレイズアサルトが存在する。
性能
MHWorld
- 最初に出会うボスモンスターの武器なんて…と思いきや、実はかなりの高性能武器。
最終強化では牙竜重弩【暴食】という銘に変わり、固有グラフィックを得る。その性能をざっくりと見てみると- 平均レベルの攻撃力270で会心率はなし
- レベル1スロット1つ。ジャグラス武器としては控えめ
- 特殊弾は機関竜弾
- MHWで大幅強化された散弾の装填数が10/6/0
- ブレ中で機関竜弾の使用もギリギリ許容範囲
- レア度7、カスタム強化が2回可能
一見するとLV3散弾が扱えないため、やや低火力の散弾ヘビィといった風体だが、
実は6発装填のLV2散弾をカスタムパーツ無しで扱えるという点がこの銃最大の長所。
MHWorldのヘビィは基本的に「カスタムパーツを付けてようやく主力弾が扱える」というバランスであり、
反動軽減パーツやリロード補助パーツ無しにはロクに機能しないものが多い。
ちなみにその筆頭が、ブレ大・反動大・リロード劣悪と三拍子揃ったブレイズアサルトだったり。
一方でこの牙竜重弩【暴食】は初めからカスタムパーツが完全にフリーで扱いやすいため、
散弾ヘビィに付けたくなるけど実際はほぼ採用する余裕の無い近接射撃パーツや
接近戦で頼りになる多数のシールドパーツを装着しカスタマイズすることができる。
加えて、ゲーム序盤ではカスタムパーツを1つしか装着できないため
他のヘビィはなおさら運用が難しいのだが、ジャグラスキャノンは序盤からフル稼働が可能。
攻略用ヘビィとしては極めて有用な散弾銃といえる。- 最終強化の評価としては、さすがに古龍武器である撃滅の砲火には敵わない。
MHWの物理弾はLV2とLV3で大体1.5倍くらいの威力差があるため、
いくら暴食が手数で優れていると言ってもLV3散弾を素で扱える撃滅の砲火が勝るのである。
とはいえ、ネルギガンテを下したとなればもはやゲームも終盤。
ラスボスもまさに目前という時期である。
さすがにここまで頑張れば十分なはずなので、後を託して装備ボックスで眠ってもらうことになるだろう。 - …というのはラスボスを超えて歴戦個体のモンスターたちと巡り合うまでの話。
歴戦個体の調査クエストでレアな装飾品を手に入れた場合はさらにもう一押しがある。
そう、MHWのぶっ壊れスキル筆頭と名高い無属性強化が適用できるのである。
装飾品ひとつで火力1.1倍*1というのがどれほど異常かはお察しのとおり。
ボウガンにおける発動条件は「属性弾を一切装填できない」ことなので、撃滅の砲火は適用外。
出ない人はとことん出ないが、運よく手に入りさえすれば
取り回しと火力を高いレベルで両立した最強クラスの散弾ヘビィの一角へと返り咲く。
なお無属性強化の装飾品"無撃珠"はレベル2スロットが必要なため、
大剣やスラッシュアックスと違い、武器自体に無撃珠を搭載することはできない。
この銃の場合、LV3通常弾が装填できずLV2通常弾も4発と初期武器以下の装填数な上、
貫通弾はLV1以外非対応、状態異常弾もLV1麻痺弾のみとなる。
拡散や徹甲が撃てるので手も足も出ないと言う事はないが、
弾属性弱点の位置が高かったり、距離を詰めにくいモンスターが相手になると露骨に火力が落ちるため、
担いでいく相手を選ぶか、射撃武器なのにひたすらモンスターに張り付く動きかたが求められる。
カスタムパーツの余裕をシールドに割けるので保険はかけやすく、
ひとつの戦法に集中すれば良いので楽、とも言えるが、
真価を発揮するのは、ある程度の場数を踏んだガンナーによる運用が前提になるだろう。
- Ver.3.00において、マム・タロトが実装。それに伴い、本銃を基礎としたヘビィボウガンが登場。
その名は、「ガイラアサルト・賊」。
優秀な元武器を利用して作成されたこの銃、その気になる性能はというと…- 攻撃力270は据え置き。ただし会心率10%が追加されている
- スロットはなし。ここは元の銃より劣化
- 特殊弾は狙撃竜弾
- 圧倒的な散弾の装填数。なんと、10/6/6
- ブレ中は据え置きだが、狙撃竜弾に影響は無し
- 防御20のオマケつき
- 全属性弾使用不可
スロット以外の性能が元銃より高く、レア7なのでカスタム回数も2回できる。
そして圧倒的な散弾の装填数は、装填拡張スキルを付ければLV3の散弾が8発も撃てる。
マム・タロト武器内でも、大当たりとされるほどの性能を誇る。
とはいえレア7武器なのでドロップ率は低く、入手は困難。
作成が容易という点ではオリジナルにまだ優位性がある。- …はずだったのだが、更なる問題はこの武器の下位互換である「金色の砲筒・賊」の存在。
ガイラアサルト・賊との性能差は攻撃力225である点、レア6である点のみ。
単発威力でこそ撃滅の砲火に及ばないものの、装填数のアドバンテージによりDPSは勝る。
しかもレア6なのでドロップ確率はそこそこ高い。
ガイラアサルト・賊の代用品として考えれば十分すぎるほどの性能がある。
マム・タロトに安定して挑めるレベルのプレイヤーがドスジャグラス武器の素材に難儀するとも思えないが
MHW:I
- マスターランクにおける強化で牙竜重弩【暴食】改を経て、最終形態は牙竜重弩【大暴食】。
ただし性能の変化は攻撃力が405に上昇したのと強化パーツ枠増加以外は、ほとんど上位と変わりない*2。
強化パーツの枠が増えたためシールドも近接射撃強化もたくさん詰めるようになったが、
一方で無属性強化の倍率が弱体化したのが痛い。
M★3で完成するという強化時期の早さがウリであるため、攻略中散弾ヘビィとしての出番はある。- レックスハウル系統への派生も増えているが、あちらは単発自動装填が目立つ。
火力の高さは魅力的だが、最終強化がカーサスハウリングで遅くなることなども考慮すると、
派生させずそのまま使ったほうがいいだろう。 - 一方で、エンディング後即座に戦えるようになるジンオウガのヘビィ、
王砲ライゴウが今作では完成度の高い散弾ヘビィとなっており、
王砲ライゴウ改の時点で同値の攻撃力、王牙砲【震雷】にもなると攻撃力420となる。
かつてのガイラアサルト・賊と同じような使用感を実現しているため、こちらが張り合うには少々厳しい。
ストーリー攻略からジンオウガ狩猟までの繋ぎと割り切ってしまおう。 - 上位で競合していた撃滅の砲火は製作時期がジンオウガ狩猟より後になるものの、
強化をすれば順当な高攻撃力と据え置きの弾種に加え、通常弾Lv.3の運用が出来る
ハイブリッド砲として生まれ変わっていた。その道程が果てしなく長い事は気にしてはいけない
- レックスハウル系統への派生も増えているが、あちらは単発自動装填が目立つ。
- なお、ガイラアサルト・賊に関してはVer.13.50から強化可能になったが、
なんと攻撃力の伸びがかなり抑えられて330という恐ろしい低さ。【暴食】改にすら劣る。
王牙砲の強さは述べた通りであり、カスタム強化やマムガイラのシリーズスキルを考慮しても、
到底及ぶものでは無いと言わざるを得ない。
まさに価値の大暴落と言っても過言では無い仕打ちを受けてしまった。- 同アップデートにおいては武器の重ね着が拡張されたため、
牙竜重弩の外見を他のヘビィに適用することが可能になった。
ガイラアサルト・賊の方も金色ベースと賊竜パーツで再現できる。
(大暴食やガイラアサルトの見た目を他のものに変更することも可能)
- 同アップデートにおいては武器の重ね着が拡張されたため、
- ちなみに、牙竜重弩はストーリー中でプレイヤーの装備に関わらず大活躍する場面がある。
というのも、セリエナ防衛戦で投入されるガンナー隊の武器は全員これであり、
イヴェルカーナを機関竜弾の一斉射で怯ませ、拘束後も蜂の巣にし続ける。
拘束が解けた後は反撃を食らい撤退するが、プレイヤーやソードマスターに並び、
彼らとこのヘビィボウガンもまたイヴェルカーナ撃退の功労者と言えるだろう。