目次
藍の稲光 
- MH4から登場するキリン素材で作られた操虫棍。
不思議な力で鋼より鋭い斬れ味を発揮するとか…。
- 天雷棍【麒麟】の説明文によると、
幻獣を鎮める古の部族が、祈りの舞に用いたという杖であり、一度振るえば、清浄の大地に雷響が轟くという。
古代から古龍と共存し続ける部族は数少ないが、人間が古龍と共存していた事例は珍しい。
- 見た目は、キリンの角で作られた不思議な形の刃を持つ操虫棍。
虫笛側はキリンの皮で覆われ、全体に不思議な雰囲気を持っている。
MH4 
- 覚醒不要の雷属性操虫棍。
攻撃力は341とイマイチではあるが、雷属性は320とまずまず優秀。便利なスロ1と防御力UPも保持している。
また、キリン素材はキリンの皮6枚しか使っておらず非常に作りやすい。
…ということは、あの刃はああ見えてライトクリスタルだけで出来ているのだろうか?
猟虫は切断タイプのクルドローン。
- 2段階目の蒼の稲魂を経て最終強化は碧の神鳴。
やはりここまでに使うキリン素材は、部位破壊限定のキリンの雷角2本にキリンの蒼角2本のみで、
猟虫の強化素材を抜きにすれば非常に簡単。
ただし、碧の神鳴に亜種素材のキリンの霜尾を使用するので原種だけでは素材は集まらない。
- 肝心の碧の神鳴の性能だが、
- 攻撃力は465と最終強化操虫棍では最低
- 雷属性は420とかなり高い
- スロット2、防御力+23と順当に強化
- 斬れ味は素で青極短、匠でも青延長のみ
- やはりというか手数の多い操虫棍で斬れ味が酷すぎるのが致命的で、
匠なしでは実質緑ゲージでの運用を余儀なくされる。
本作の雷弱点には、ジンオウガ亜種やリオレイア希少種など肉質の堅い連中が多いので、
緑ゲージではまず使えないと考えて良い。
それでも匠込みで白に届かないのは結構痛い欠陥である。
そしてこんなものに劣っている斬れ味とされた鋼の悲しみやいかに。
- 雷属性操虫棍は無駄に数に恵まれており、他に金砕棍ゴーデンライとクリマ・タクトがある。
ただ、ゴーデンライは斬れ味に問題がある上に属性を得るには覚醒が必須であり、
クリマ・タクトは属性武器としても汎用武器としても最終武器として運用するには物足りない。
このため、雷属性操虫棍は最終的には碧の神鳴さえあれば十分である。- ただし、すれ違い通信抜きで碧の神鳴まで強化できるようになるのはキリン亜種が出現可能となるHR100以上、
救済に見せかけた強化イベントクエストもHR7以上と攻略用には使いづらく、
その点ではHR4で生産でき、強化の必要もないクリマ・タクトに劣る。
- ただし、すれ違い通信抜きで碧の神鳴まで強化できるようになるのはキリン亜種が出現可能となるHR100以上、
MH4G 
- MH4Gでは更なる強化先として天雷棍【麒麟】→天雷棍【麒麟王】→天雷宝棍【麒麟帝】が追加された。
作製にはG級キリン素材は勿論だが、バサルモス亜種とイャンガルルガの素材も必要となる。
ギルドクエスト繋がりだろうか… - また、特徴的な枝分かれした刃のデザインは一新され、キリンの攻撃性を象徴するかのような
巨大な一本角をあしらったものへと変化する。
各所にたてがみや飾り紐の装飾が施された、シンプルながらも優美な意匠となる。
- そして気になる最終形態、天雷宝棍【麒麟帝】の性能だが
- 攻撃力713。亜種武器や他の同ランクの操虫棍と比べても低い。
- 手数武器に嬉しい雷属性550。雷属性の操虫棍の中では最も高い。
- 斬れ味は素で長い白ゲージ、一応だが匠で僅かに紫が出る。
- スロット数は変わらず2個、防御力は+38となる。
- 一番変わったのはやはり斬れ味であろう。
上位時点では匠でも青60程度が限界だったというナマクラで、
雷に弱い相手は肉質が硬いのが多かったのもあって非常に使いづらい武器だったのだが、
G級では一転し、匠で一応ながら紫ゲージが付くほか、
素の白ゲージが物凄く長くなったため一気に扱いやすくなった。
しかもこの武器は属性重視なので白ゲージでも十分運用できる上、
匠が切れる事によって心眼などでの弾かれやすさのカバーが簡単になったのが大きいだろう。
- クリマ・タクトはG級強化ができないため戦力外通告となり、
G級でのライバルは前作で残念武器扱いされていた鬼神棍【猿魔王】、
そして今作で復活を遂げた祖龍の武器ミラアンセスロードとなる。- 鬼神棍はゴーデンライの時点ではあんまりだった斬れ味を見事に克服し、
そこそこ長めの白ゲージと紫ゲージを獲得したものの、
会心率が酷いせいで攻撃力の方が下から数えた方が早いくらい落ちぶれており、
相変わらず属性も覚醒必須である事から、結果として癖の強さは殆ど改善されていない。
尤も、此方も物理火力が低いので覚醒させた時の火力では彼方に軍配が上がる。 - 問題なのはミラアンセスロードの方であり、
鬼神棍と同じ攻撃力でマイナス会心無し、覚醒無しで十分な属性値、
匠発動で紫ゲージ40と、全ての要素を高水準で両立させている。
スロットが無い事や匠に加えて業物や砥石高速化でのカバーが必要な事から
扱い易さでは勝るものの、攻撃性能では殆ど太刀打ちできないためコイツを押しのけての活躍は難しい。
総合性能で見れば殆どの場合ミラアンセスロードで十分なので活躍の幅は狭い。
雷属性が弱点かつ肉質が硬い部位が多いモンスターには最適解かもしれないが…。- G級ジンオウガ亜種に関してはこの棍が最適解となり得るかもしれない。
龍光まとい状態では肉質が硬化する上、嫌らしい性能の蝕龍蟲弾の所為で攻撃する隙が少なく、
砥石を使う暇がなかなか得られないため、この武器の優れた継続戦闘能力が非常に適していると言える。
ただし龍属性やられになってしまうと一転して攻撃力不足の役立たずと化すので
その対策は重要である。
- 鬼神棍はゴーデンライの時点ではあんまりだった斬れ味を見事に克服し、
MHX 
- キリンの続投によりこの武器も登場。性能の傾向は変わらず、今作でも属性重視となっている。
最終強化はLV5の「蒼の稲魂」。その性能は、- 低めの攻撃力170
- かなり高い雷属性42
- 防御力+23
- 斬れ味は素で短い青、匠で青が伸び、その先に白が僅かに出現する
- スロット2
- 猟虫は前作と同じく切断属性
と思いきや、なんと今まで半ばネタ武器として扱われてきたラージャン棍がこちらに牙をむく。
ゴーデンライの派生版「鬼神棍【猿魔王】」の性能は、会心率-20%だが攻撃力は高めの210、
素で白ゲージを持ち匠で延長可能、そしてその属性値はこちらを上回る雷属性44となっている。
スロットは0だが、もはやその程度で覆せる差ではない。
ラージャンと戦う場面も確認されているキリンだが、今回は敢え無く敗走することになってしまった。
MHXX 
- 限界突破でさらに強化できるようになった他、
MH4Gの時に存在した一本角の操虫棍「天雷棍【麒麟】」が派生で登場。
蒼の稲魂は究極強化で「碧の神鳴」になる。
一方天雷棍【麒麟】はLV5の蒼の稲魂から派生し、LV2で「天雷棍【麒麟王】」に、
そしてLV3で究極強化の「天雷宝棍【麒麟帝】」となる。
どちらも属性特化の似たような性能なのでまとめて比較してみよう。攻撃力は碧の神鳴の方がやや高く、属性値は天雷宝棍の方が僅かに高いが、最大の違いは斬れ味だろう。武器名 攻撃力 属性値 斬れ味
(匠+2)スロット 猟虫 その他 碧の神鳴 300 雷47 白20
(白70)○○- 切断 防御+25 天雷宝棍【麒麟帝】 290 雷52 白110
(紫10)○○- 切断 - 碧の神鳴は素の斬れ味が良いわけではなく、かといって匠を発動させても紫が出るわけでもなく、
お世辞にもあまりいい斬れ味とは言い難い。 - 一方の天雷宝棍は匠で出る紫は短いが、素の白ゲージが非常に長く、継戦能力が高い。
匠も業物も不要なほどで、その分を他のスキルに回すことのできる、
雷属性版のドナギハライといった感じの立ち位置となっている。
碧の神鳴は雷属性棍唯一の防御力持ちなので、防御重視で行きたい場合にはもしかしたら出番があるかもしれない。 - 碧の神鳴は素の斬れ味が良いわけではなく、かといって匠を発動させても紫が出るわけでもなく、
- かつて辛酸をなめさせられた猿魔王だが、今作は攻撃力が310に会心率-20%と物理がかなり低くなっており、
属性値も雷50、斬れ味は素で白40に匠で紫10と、前作から一転して天雷宝棍のほぼ下位互換になっている。
代わりにゴーデンライの究極強化「金剛砕棍ゴーデンジン」が強力な性能になっているが、
どちらかというと物理重視な性能で、斬れ味もあまり良くないため、
碧の神鳴はともかく天雷宝棍と競合することはないだろう。
- ちなみに天雷宝棍は究極強化時にラージャンの素材である羅刹の金剛角を3本も使用する。
なんと猿魔王の2本よりも多い。この素材差のおかげで性能で勝てたのだろうか…?それでいいのかキリンよ
藍紫の雹 
- キリン亜種の素材から作成できる操虫棍で、氷属性を帯びる。
藍紫の雹→蒼紫の氷雨→碧紫の氷矛露という3段階での強化。
亜種素材で皮の部分が黒くなっているのが特徴。
ちなみに、説明文は原種武器の使い回し。
MH4 
- (4においては)氷属性を持つ唯一の操虫棍で、最終強化の碧紫の氷矛露は、
- 最終強化操虫棍では下から2位の攻撃力496
- 極めて高い氷属性480(属性持ち操虫棍では黒龍棍【天命】の龍と並びトップタイ)
- 斬れ味は素で長大な青ゲージ
- 防御力は+25、スロット1
- 猟虫は打撃属性のマルドローン
属性が違うのでそもそも比べる関係にないと言えばそれまでだが、それでも理不尽なものを感じる。- 匠で白が付かないのは原種と同じだが、そもそもこちらは匠なしでも使えるほど青ゲージが長い。
匠を切れるスキル構成の自由度でアドバンテージを取っているので、結果的にスロ1の差など無いも同然である。
- 難点は生産難度。
そもそもキリン亜種自体がHR解放後(すれちがい通信を使わない完全な自力だとHR100で登場する鬼畜クエスト突破後)、
イベクエもHR7からなので攻略用には使えない上、生産段階で部位破壊限定のキリンの氷角が4本必要になる。
また、最終強化にもキリンの氷角がさらに2本と桃岩竜の翼を2枚使う。
MH4G 
- 続編の4GではG級強化先として幻氷棍【麒麟】が追加された。
藍紫の雹からは一発強化が可能。
デザインも原種武器同様に一本角へと変化し、地味ながら専用の武器解説文も用意された。
- 気になる性能は
- 属性武器として見てもやや低い攻撃力744
- 手数武器にしては破格の数値の氷属性560
- 斬れ味は素で長い白ゲージ、匠で延長。紫は残念ながら出ず
- スロット数は変わらず1、防御は+35に
- 属性値こそ全氷属性棍の中では一番だが、物理攻撃力の低さ、匠で紫ゲージが出ないデメリットが目立つ。
やはり属性強化や業物or心眼を付けて、長い白ゲージによる継続戦闘能力を活かすのがベストか。
しかしよほど物理の通りが悪い相手でもない限り、殆どの場合でサムドラ=ダオラでどうにかなったりする。
加えて今作の氷弱点はジンオウガやラージャン、猛り爆ぜるブラキディオスなど
全体的に肉質が柔らかい面子が多いのも向かい風となっている。
ただ、バサルモス亜種やディアブロスの角折りなど、この武器が最適解になるシチュエーションも
必ず存在するので、この辺りはしっかり使い分けておきたいところ。- しかし作製難易度は上記2種よりも低い。強化には剛氷角が2本に靱霜尾が3つのみと、
G級キリン亜種素材しか使わず、イャンガルルガ素材もバサルモス亜種素材も必要ない。
現在はイベクエも配信されているので、その気になればすぐに作ることが可能。
- しかし作製難易度は上記2種よりも低い。強化には剛氷角が2本に靱霜尾が3つのみと、
余談 
- 武器名の後半部分はいずれも天候に関する単語である。
- 稲光(いなびかり)、稲魂(いなたま)、神鳴(かみなり)はいずれも雷を表す。
- 雹は「ひょう」と読み、積乱雲から落ちる直系5ミリ以上の氷の粒*1、氷雨は「ひさめ」と読み冷たい雨を指す。
氷矛露は存在しない熟語だが、無理矢理読むなら「ひむろ」か。
氷室は氷を保管する施設のことでこれだけ天候とはあまり関係ない。
- 闘技大会のジンオウガ亜種討伐において操虫棍を選択するとこの原種武器のほうで出撃することになる。
有効な属性ではあるのだが、やはり斬れ味がネックとなる。
龍光纏い状態では緑だとかなりはじかれやすい。もちろん心眼なんて便利なスキルは無い。
また猟虫自体もスピードが遅く、使いづらい。
他の武器を使える腕前があるなら、この武器は選ばない方が賢明だろう。- 一方、亜種武器も鎧竜と黒鎧竜討伐に登場する。
原種武器とは違い、こちらのデメリットは雷属性攻撃強化+1が意味もなく発動していることだけ。
というのも、そこ以外の点が総じて優秀なのである。- 蒼紫の氷雨のままでは少し短い青ゲージを、業物と砥石使用高速化がサポート
- 挑発が発動しているため、2頭同時に撃龍槍を当てやすい
- おまけとばかりに力の解放まで付いてくる
- そもそも操虫棍は、乗り放題のグラビモスと相性が良い
一応向こうも大タル爆弾を2個持っているが、麻痺と支給専用落とし穴で相手を長時間拘束できる双剣や
剛射との相性が良い強走薬グレートを持っている弓に比べるとものすごく惨めである。
優遇してくれるのはありがたいが、その反動でここまで貶められた原種武器には目を覆いたくなる。
が、実は同大会で選択できる武器にはさらに下がいるのであった…
- 一方、亜種武器も鎧竜と黒鎧竜討伐に登場する。