- 種族
- 古龍種(古龍目 幻獣亜目 キリン科)
- 英語表記
- Oroshi Kirin
- 危険度
- MH4・MH4G:★5
- 登場作品
- MH4, MH4G, MHST, MHST2, MH-R
目次
特徴・生態
- バルバレギルドの管轄域にある「未知の樹海」と通称される広大な樹海。
その中にて存在を確認された、古龍キリンの亜種。
白銀に輝く通常種とは正反対の漆黒の体躯が特徴。
目撃報告は非常に稀で、熟練のハンターであっても遭遇したという話を聞くことは少ない。
また、ギルドでも通常のクエストとしてキリン亜種の狩猟を受理することは滅多に無く、
通常種以上に幻の存在である。
- 角を振りかざすだけで周囲を凍て付かせるほどの強力な冷気を操る能力を持つ。
この能力の影響により、キリン亜種の周囲には常に霜が発生している。
尻尾を覆うように付着した霜に至っては、その尻尾を素材として剥ぎ取ってもなお溶けることは無いという。
戦闘においてはこの冷気を操る能力を使いこなし、何も無い地面から次々に氷の槍を伸ばし、
自身を中心に広い範囲をまとめて攻撃してくる。
また、冷気のエネルギーを集約することで角を瞬間的に巨大化させたり、
落雷のような形のエネルギーとして発射、着弾点やその周囲を凍らせるといった戦法も取る。
特に強力な個体は全モンスターでも随一の強大な冷気を操ることを可能としており、
嘶きとともに一定の範囲に『絶対零度空間』と呼ばれる冷気の結界を作りだし、
立ち入った全てのものを一瞬にして氷漬けにしてしまうという恐るべき能力を有する。
ある伝説では、かつてその能力を用いて国一つを一夜にして氷に閉ざしたと語られている。
- 怒ると自らを包む冷気がさらに強まり、首元を中心に冷気が渦巻く様子が見て取れるようになる。
漆黒の体躯を白い霜に包み、通常種とは違った意味合いで白銀に輝くその姿は、
幻想的且つ神秘的ですらあるという。
気品すら溢れ出るその姿は一見の価値ありとされ、貴族や王族の間でも噂が立つほどだが、
その光景を拝もうとすれば怒りに燃えるキリン亜種に接近する以外に方法は無く、
自らその機会を得ようとするのは無謀の極みとしか言いようがない。
概要
- 体色は白銀の通常種と対をなす漆黒である。
完全に真っ黒というわけではなく、ぼんやりと白色光を放っており、
白色光と体色のギャップが神秘性をより際立たせている。- ちなみに、剥ぎ取れる素材はキリンの上皮。
つまり、白色の通常種と区別されていない。
表皮そのものは白色で、内部からの氷エネルギーに反応して黒色に変化しているのかもしれない。
- ちなみに、剥ぎ取れる素材はキリンの上皮。
- 固有素材は「キリンの氷角」と「キリンの霜尾」。
氷角は角の部位破壊限定素材だが、破壊に成功すれば確定で入手できるのが救いか。
一方の霜尾は、剥ぎ取りや基本報酬で入手できるが、通常種の雷尾同様、入手確率が低い。
そのくせ、キリン亜種の素材を用いた武具の作成に結構な数が必要になるため、余計に性質が悪い。
霜尾を求めてこいつを狩りまくったというハンターはかなりの数に上るだろう。
- 通常種とは物理肉質や状態異常耐性など、ほとんどのステータスが一致する。
異なるのは怒り時の攻撃力や俊敏性の上昇率、氷と雷の耐属性のみである。
- 作られる武器は非常に高い氷属性を纏う。
防具も一式で氷耐性が30と非常に高い。
MH4
- 「千古不易を謳う王」クリア後に、上位のギルドクエストが出現するようになり、
イベントクエストを除けばそこでしか戦闘することはできない。
さすがは神出鬼没のキリンと言ったところか。
また、ギルドクエストではキリン通常種、もしくはさらにもう一頭の亜種とのタッグで襲いかかるものがあり、
その場合は大変危険なことになる。- もともと未知の樹海はエリアが狭く、前例を鑑みれば…結果はお察しの通りである。
わがまま王女のお参りよりも段差がロクにないため厳しいかもしれない。
- もともと未知の樹海はエリアが狭く、前例を鑑みれば…結果はお察しの通りである。
- 亜種の能力として、地面から大きな氷塊を突き出す。
突き出た地面は瞬時に凍てつき、その大きさはアルバトリオンの放つものに比肩する。
当然、直撃すれば氷属性やられとなり、逃げ回るだけでヒイヒイ音をあげることになってしまう。
この氷塊は一定時間経過で消え去り、それまではオブジェクトとしてそびえ立っているのだが、
なんと消えるまで攻撃判定が残っている。
もちろんその残っている氷塊に触れても氷属性やられになってしまう。
一度に複数の氷塊を出現させることもかなりの頻度で行い、氷塊が消えるまでキリンは普通に動いているため、
キリンの攻撃を避けようと回避した先に氷塊がそびえ立っていたのでBC送りになりました、ということもあり得る。
これにより、たかがキリンの焼き直しだとナメてかかったハンターを大いに驚かせた。- 睡眠爆殺する場合は注意が必要な攻撃である。
というのも、氷塊が残っていると設置した爆弾が勝手に爆発する可能性があるからである。
氷塊の攻撃判定によって起爆されたということなのだろう。
そのため、氷塊が消えてから爆弾を置いたほうが安全である。
- 睡眠爆殺する場合は注意が必要な攻撃である。
- 更に、やたらと頭突きの頻度が多い。
通常種は落雷攻撃や雷の伴うステップを多用することが多かったが、
キリン亜種はこちらが正面に立ってさえいれば、事あるごとに頭突きをかましてくる。
そのため氷攻撃後の身震いを狙って頭部に切りかかり、見事にどつかれたハンターも少なくない*3。
- ギルドクエストのLv76以降の個体は、氷柱を一直線に打ち出す攻撃を2連続で行ってくることがある。
きちんと2度目も方向をある程度調整してくるため、それ以前の個体と同じ感覚で反撃しようとすると返り討ちに遭う。
また地味に設置後の氷柱に当たった際のリアクションがただの怯みから尻餅に強化されているため、
よそ見して当たって尻餅ついて逃げ遅れたところに追撃を浴びせられることがないように、
それまで以上に周囲の氷柱の把握に警戒する必要が高まったといえる。
MH4G
- 通常種同様続投。今作では旅団クエストにも上位個体が姿を現すようになっている。
そのため、旅団クエストさえ進めれば恐ろしい難易度のクエストをクリアしなくてもキリン亜種の素材が手に入る。
- 勿論G級にも登場する。…が、旅団クエストや大老殿の通常クエストにはやはり出現せず、
基本的にはギルドクエストのみの登場となっている。
前作では派生条件の一つがHR100突破後だったが、
今作では2冊目の古文書を解読することによって出現するアカムトルムのクエストをクリアすることによって派生する。
鬼畜な条件ではないが、それでもラスボスの撃破は避けて通れない。- その後、塔の頂でキリン亜種を討伐するイベントクエスト「氷の稀聖」が配信され、
登場するギルドクエストを持っていなくとも狩猟が可能となっていた。
- その後、塔の頂でキリン亜種を討伐するイベントクエスト「氷の稀聖」が配信され、
- 通常種同様、MH4のLv76以降の個体の追加部分に加えて、最高5連続の角突き攻撃が追加された。
途中に他のモーションを挟むことがあるのも同様だが、
亜種は前方頭突きに加えて後ろ蹴りにも繋げてくるため、
真後ろへの迎撃手段も得てますます避けづらくなっている。
通常種同様に頭突き、さらには後ろ蹴りからも角突き上げに派生してくる。
硬直キャンセルとしか思えない挙動で繋げてくるため、後ろ蹴り時に頭を狙う際には注意が必要。
また、後ろ蹴りの際、その場でする以外に少し後ろに踏み込みつつ蹴ってくることがある。
地味であるが、それゆえにうっかりそのことを忘れ、「この距離ならアイテム使えるな」
とか思っていると綺麗に蹴飛ばされるため注意されたし。
- 他にも、氷柱を出現させる時と同じモーションで目標を周囲の空間もろとも氷結させる、
その名も「絶対零度空間」という攻撃が追加された。- この冷気自体にはダメージは無いのだが、触れてしまうと確定で雪だるま状態になってしまう。
ご存知の通り、キリン(亜種)は行動が素早く、ただでさえ変にうろついているとどつかれるというのに、
雪だるま状態で周囲をうろつくのは大変危険である。
オトモがいれば割ってくれることもあるが、オトモも纏めて雪だるまになる事も多いなどアテには出来ない。
消散剤を持っていくか、スキルで対策するかしたい所。
- 冷気は暫くの間エリアに残存し、この中では一定間隔で攻撃判定が発生している。
何らかの要因で足を踏み入れてしまっても運が良ければ雪だるまになる前に脱出することもできるが、
基本的にはなるべく近づかないに越したことはない。
- この攻撃だが、なんとあらゆる無敵時間を無視する。
回転回避だろうが緊急回避だろうがネコ式応援楽団の演奏中だろうが例外無く無視する。
ばかりか、撤退する為に穴掘りをしているオトモ*4やクエスト終了後のガッツポーズ中のハンターなど、
システム的にあらゆる当たり判定が消失している場合でも容赦なく氷漬けにしてくれる。
要するに、対処方法が予備動作中に未然に防ぐか範囲内に入らないの2通りしか存在しない。
全作品を通してみても、このような規格外の技は全く前例がない。
しかも文字通り間髪入れずに放って来るため、範囲外に逃げたと思ったらまた冷気に包まれて…なんてことも。
最高では5連発もしてくる。
当然ながらその付近にはしばらく近付けないため、氷属性やられの対策も兼ねて、
今作から追加された万能湯けむり玉を持ち込むと便利だろう。- スキル「泥&雪無効」を発動させていればのけぞりも尻もちも無くこの攻撃範囲で行動できる。
この場合、この攻撃による被害は、白く輝いて見えにくいこと、オトモが雪だるま状態で行動不能になること、
そして処理落ちが激しくなることである。
- この冷気自体にはダメージは無いのだが、触れてしまうと確定で雪だるま状態になってしまう。
- 素材も新たにG級素材2種類が追加された。
が、剥ぎ取りでは通常種の素材もやっぱり出る…というか半分ぐらい通常種の素材だったりするので、
意外と素材が集めにくい。
基本報酬で集めようにも、そっちでも通常種素材の出現割合が高く、アレでも発動するとなかなか集まらない。- なお、かなり集まりづらいことで有名になっている白銀のたてがみだが、
これは亜種の基本報酬からも出る…ことがある。
- なお、かなり集まりづらいことで有名になっている白銀のたてがみだが、
MHST
- 発売前は一切情報がなかったが、2017年2月18日にイベントサブクエスト「【上位】幻氷は黒に舞う」が配信、
キリン亜種の素材と、キリン亜種のタマゴの入手が解禁された。
モノブロス亜種と同様、事前にこれといった発表がなされなかったことなどもあり*5、
多くのプレイヤーを驚かせることになった。- 「黒に舞う」というクエスト名から、クシャルダオラのクエストではないかと思ってDLしてみたら、
黒いキリンのアイコンの描かれたクエストが表示されて、「え?」と思ったユーザーも多かったはず。
- 「黒に舞う」というクエスト名から、クシャルダオラのクエストではないかと思ってDLしてみたら、
- 同様の形式で配信されたモノブロス亜種とティガレックス希少種と同様、
サブクエストを受注したときのみ、タルジュ雪原のフィールド内に巣が出現し、そこでのみ戦闘できる。
氷属性を操るキリン亜種だが、原典では未知の樹海や塔といった、
寒冷地とはほぼ無縁の場所にしか姿を見せなかったため、これはこれで中々新鮮な光景ではある。
- 行動パターンはおおむね通常種と同様で、
スピード系の攻撃をメインに、時折テクニックやパワーを絡めてくるといったところ。
常時2回行動する点、そして他の大型モンスターと比べて体力が低い点も共通する。
- 一方、亜種ということもあって通常種とは異なる攻撃パターンもいくつか追加されている。
- 通常種の「束縛突き」に差し替わる形で、
相手の防御力を確率で低下させる「ブレイクダッシュ」というスピード系の特技を習得。
攻撃力も高く、常時2回行動を繰り出すキリン亜種を相手に、
防御力が低下するということが極めて危険な状態であることはお察しの通り。
先手を取られやすくなる「束縛突き」とはまた違ったベクトルで厄介な攻撃となっている。
- 遠距離攻撃も変化しており、相手PTにランダムで氷属性ダメージを与える「氷柱」や、
相手全体に氷属性の特大ダメージを叩き込むと同時に、
確率で相手を特技封じにする「大氷柱」といった強力な攻撃を繰り出す。
しかし、これらはまだまだほんの序の口に過ぎないのである…。
- ある程度ダメージを与えると、あの「絶対零度空間」を使用。
これは数ターンの間、自身の氷属性ダメージを引き上げると同時に、
常時3回行動するようになる、通常攻撃に特技封じ効果を付与というとんでもない効果を持っている。
ティガレックス希少種の爆轟状態と似た特技だと言えるだろう。
キリンもこの習性を理解しており、絶対零度空間を展開した後は通常攻撃を殆ど行わなくなり、
「氷柱」や「大氷柱」といったノータイプの氷属性攻撃でこちらを特技封じにしようとしてくる。- 怒り状態と重なってしまった場合はもはや最悪の一言で、
怒り補正によって大幅に破壊力の上がったキリン亜種の強力な氷属性攻撃を立て続けに食らう羽目になる。
特技封じにされてしまうと行動も大きく制限されてしまうため、
下手をすると1ターンでライフを悉く消し飛ばされてしまうことも…。
- 怒り状態と重なってしまった場合はもはや最悪の一言で、
- ちなみに、メインシリーズのように雪まみれになって動きを制限されたりはしない。
元々MHSTには雪だるま状態というシステムそのものが実装されていないため当然ではあるが。
ただ、「行動を封じられて敵の猛攻に晒される」という点では、原典の特徴をうまく再現できていると言えるだろう。
- 通常種の「束縛突き」に差し替わる形で、
- 初めて討伐するとモンスター図鑑にもきちんと登録され、新たにNo.112に詳細が載せられるようになる。
また、初討伐時のご褒美としていにしえの仙丹を1つ、
オトモンを入手した時のご褒美として古龍種の目覚めを1つをそれぞれ入手することができる。
- 素材面では新たに「キリンの黒皮」という専用素材が登場。
また、原典では入手の難しかった霜尾もそれなりの確率で報酬に並ぶ。
一方、氷角は非常に出づらく、Sランクでクリアしないと中々報酬に出ないレアアイテムとなっている。
オトモン
- 全体的なステータス配分は通常種とほぼ同じで、「氷属性に特化したキリン」という感覚で扱える。
- そのまま徹底的に氷属性を強化させて相手をねじ伏せるというのもありだが、
特技封じを誘発する技を豊富に取り揃えているため、
相手を特技封じ状態にして出鼻を挫く様なトリッキーな戦法も取ることも可能。
プレイヤーの好みによって育成方向は大きく異なっていくだろう。
- 同じスピード系の氷属性オトモンとしてベリオロスとウルクススがいるが、
このキリン亜種の台頭によってその地位が脅かされつつある。
特にベリオロスの場合、「相手を特技封じにし、全体攻撃が可能な氷属性攻撃で相手を翻弄する」という戦法が
もろ被りしている上、素早さでは完全にキリン亜種に水をあけられた形となっている。- とはいえ、キリン亜種は上位に昇格しなければ遭遇できない上、DLコンテンツ限定である以上、
ネット環境が利用できない3DS版ユーザーは廉価版パッケージ(Ver1.2.0更新データ適用済)頼りとなり、
事実上使用することができない。 - また、ステータスに関しても、ベリオロスはキリンと比べて高い体力を有しているため、
長期戦に強いというメリットがあるなど、一応差別化はされている。
- とはいえ、キリン亜種は上位に昇格しなければ遭遇できない上、DLコンテンツ限定である以上、
- 通常のキリンと同じく、伝承の儀で属性変化が起こると、体のラインが属性由来の色に変化する。
- ただし雷属性にしても白くはならず、黒いボディに黄色のラインが入る姿となる。
これはこれでカッコイイかも
- ただし雷属性にしても白くはならず、黒いボディに黄色のラインが入る姿となる。
MHST2
- MHSTの続編たるMHST2にも登場。
こちらも発売時点には登場せず、2021年9月2日の無料アップデート第3弾で追加された。
因みに同時に追加されるのは天眼タマミツネに銀嶺ガムートと、
二つ名四天王の二体なのでなんとなく場違い感が募る。
- 今までのアップデートで登場した二つ名四天王達とは異なり、
サブクエスト「漆黒の絶対零度」のみの配信となる。
四天王達のタマゴは共闘探索クエストでわりかし簡単に手に入れられたが、
専用の探索クエストがないキリン亜種のタマゴを入手する方法は配信されるまで不明のままであった。
蓋を開けてみると、ロロスカ地方のレアな巣(下位含む)から低確率で手に入る仕様になっており、
ネルギガンテと並んで一般のレアな巣から入手できる数少ないレア度7のモンスターとなる。
なお、超レアな巣からも入手ができるのだが、
タマゴの色がイヴェルカーナとよく似ているため、よく見ないと見分けがつかないのがネック。- ただし、レアな巣であれば入手できるのは良いのだが低確率というだけあって
手に入る確率は同じレア度7のネルギガンテなんかとは比べ物にならないくらい低い。
集める場合はかなりの根気が必要だろう。- できるだけ効率的に手に入れたい場合は、ロロスカの岩峡がおすすめ。
まず、ネコタクの前で巣穴探知を使用し、探索範囲内にレアな巣が出現するまで昼⇔夜と時間を送り続け、
レアな巣が出現したのを確認したら事前にセーブしておき、
キリン亜種のタマゴが手に入るまでリセマラすればよい。
どれだけの試行回数で手に入るかは運も絡むが、
広大なロロスカ地方をひたすら探索するよりかは遥かに楽にタマゴの収集ができるだろう。
なお、同じ方法はロロスカの樹林でも使えないことはないが、
探索範囲内にヒットする巣穴の数が少ないため、岩峡と比べると効率の面では劣る。
- できるだけ効率的に手に入れたい場合は、ロロスカの岩峡がおすすめ。
- ただし、レアな巣であれば入手できるのは良いのだが低確率というだけあって
- いくら古龍種であろうとも亜種は亜種なので、
後に金銀火竜夫妻と共にアップデートで追加された【亜種・希少種の巣】ではコイツの卵も割と高確率で出る。
今ではこちらで集めた方が効率がいいだろう。超レアな巣に入れば最上質の卵も狙えるので一石二鳥である。
- 戦闘ではスピード主体だが、ある程度HPが減ると「アイスオーラ」を使用したり、
全体攻撃の「アイシクルディザスタ」を使用して怒り状態になる。
「アイスオーラ」の効果中はテクニック主体になり、通常攻撃にスキル封じの追加効果がつく以外は
特に言うことは無いが、怒り中はパワー主体になり、2回行動が解禁される。
特にアイシクルディザスタは妙にスキル封じの付与率が高く、
対策無しだと全員まとめてスキル封じにされる事もザラ。
また怒り状態になってから3ターン目はイヴェルカーナも使用したアイシクルを使う。
こちらはアイシクルディザスタ程ではないが、それでも1人に集中すると危険。- ただし、3ターン目の攻撃は、絆技を使用すれば完全に行動を潰すことができる。
通常時にできるだけ多くのオトモンと絆ゲージを溜めておき、
怒り時の3ターン目に使うことを徹底しながら立ち回ることを心掛けるとよい。
また、バトルラインが表示されない場合、ある程度体力に余裕があるときは「アイスオーラ」、
体力が少なくなってきた時は「アイシクルディザスタ」を使用してくる傾向にある。
これらを頭に入れて戦闘のプランを練っておくと対策もしやすくなるだろう。
- 全体的なステータスは銀嶺ガムートより低いのだが、
それでも体力は40000超え、攻撃力は400以上である。
行動が読みやすい向こうと違い全体攻撃や二回行動も多用するので、
人によっては銀嶺どころか天眼より難しかったと言う場合もある。
マム・タロトと同じく二つ名四天王を差し置いて公式から
アップデートのメインとして据えられるくらいの実力は持ち合わせているという事だろう。
- また、攻撃力や耐久力が高い為にリヴェルトを連れている場合もあるだろうが、
彼は氷属性が弱点であるため、レベルが低いとかなりダメージを貰いやすい。
スキル封じも食らってしまうと強力な「地衝斬」なども使えなくなってしまうので注意。
慣れないうちは氷耐性の高いヒョウガと、鉄壁の歌で生存率を上げてくれるアユリアを連れて行くのがいいだろう。
- ただし、3ターン目の攻撃は、絆技を使用すれば完全に行動を潰すことができる。
オトモン
- 野生の時と同様にスピードタイプで、ライドアクションは「ジャンプ」。
ステータスは基本的にキリンの氷属性版だが、弱点である火属性以外の防御力が少し高くなっている。
と言うか、野生の時の膨大なHP(40520)はどこに行ってしまったのだろうか?
- アクティブスキルは幻獣遺伝子【大】の「アイスオーラ」、
ブレイク遺伝子【大】の「ブレイクホーン」、そして幻獣遺伝子【特大】の「アイシクルディザスタ」を持つ。- アイスオーラは3ターンの間、自身の通常攻撃にスキル封じの追加効果を付与する。
- ブレイクホーンはスピードタイプの単体無属性大ダメージに加え、
中確率で3ターン防御力をダウンさせる。- 癖が無く扱いやすいスピード技なので伝承に向くが、「角技」ではなくあくまで「スピード技」扱いらしい。
例えば一本角繋がりでモノブロスに伝承すると、角は使わず尻尾でぶん殴るモーションになってしまう。
そもそもキリン亜種よりも野生のあっちが先に使ってたのに…。
- 癖が無く扱いやすいスピード技なので伝承に向くが、「角技」ではなくあくまで「スピード技」扱いらしい。
- アイシクルディザスタはスピード全体技で高確率でスキル封じ状態にできる。
- 一見すると「ディザスター*6」ではなく「ディザスタ」と中途半端に見えるが、
これは恐らくスキル名の文字数に10文字までという制限のかかっていることが原因。
同様の理由で一匹の遺伝子にエクスプロードとエクスプロドが共存している例も。
そもそもただの音写であるため、「ディザスタ」でも間違っているわけではない*7。
- 一見すると「ディザスター*6」ではなく「ディザスタ」と中途半端に見えるが、
- 氷属性には高確率でスキル封じの状態異常を与えるアイシクルや
全体に強制スタンと防御力ダウンと大ダメージを与えるブリザードブレスがあり
これらの強力なスキルをトップクラスの圧倒的素早さによって上から一方的に押し付け、
相手にそもそも行動をさせず、やりたい事を妨害するいやらしい戦法と極めて相性が良い。
実際にこの戦法はかなり強力でライダー及びオトモンにスキル封じ無効が搭載されていなければほぼ完封できる。- スキル封じが通用する相手が少ないストーリーでは出番は少ないが、対人戦では話が別。
上からスキル封じをばら撒くのは対人戦では最強格の戦法で対策を怠るとまず敗北する。
圧倒的素早さを持ち、主属性が氷属性であるキリン亜種はこの戦法に最も相性が良い。
更に氷属性には何故かアイテム使用より早く攻撃できるソニックストライクTまである。
これらの要素が合わさった結果、対人戦では対策必須の最強オトモンとして君臨していた。
- スキル封じが通用する相手が少ないストーリーでは出番は少ないが、対人戦では話が別。
- また、最高評価の会心率を活かして見切りや根性+危機感を積んで会心特化させるのも面白い。
ありがたい事に、クリティカルが出る氷属性のアクティブスキルには
根性+危機感と相性がいいリベンジアイスドリルがあるため、ハマれば
乱数次第ではライダーすら抜き去る素早さから
高確率で4ケタ台のクリティカルダメージをバッシバシ叩き込むバケモノと化す。
- 絆技はファンタズムホーン。特に変更点は無い。
余談
- 「黒いキリンの亜種」については、MH4発売以前からファンの間で話題になっていた。
初期シリーズでの「キリンに亜種は存在しないのか?」という疑問に端を発するものだが、
MHP2Gに登場する防具「キリンXシリーズ」が黒い皮を用いた外観であったことから、
「仮にキリン亜種が登場するのであれば、キリンX同様黒い見た目ではないか」
といった主張が散見されるようになった。- 実際、MH4にて登場したキリン亜種とキリンXシリーズの色味は似通っている。
元々亜種に関する設定があったのか、上記の期待に応えたのかは定かではない。
- 実際、MH4にて登場したキリン亜種とキリンXシリーズの色味は似通っている。
- 海外名「Oroshi」は恐らく日本語の颪から*8。
日本では阪神タイガースの応援歌のタイトルにもなっている「六甲おろし」が有名であろう。
- MHWorldでは通常種は登場したものの、本種は登場せず終い。
また、MHW:Iのメインモンスターであるイヴェルカーナはキリン亜種と同じく氷属性の古龍なのだが、
開発から「氷属性の古龍が居なかったので登場させた」と説明されており、
まるで忘れ去られたかのような扱いを受けるという踏んだり蹴ったりな状況となってしまった。
本種は絶対零度空間で一国を氷に閉ざすという暴挙に出たこともあるのだが…- 流石に開発側にもあんまりだという声が認知されたからか、
後にMHST2で追加された際には紹介映像などでしっかり姿が映された他、
公式サイトにもモンスター紹介でも個別のページが掲載されている。
- 流石に開発側にもあんまりだという声が認知されたからか、
- シリーズ20周年を記念して行われた「モンスター総選挙」では、全229種の中で丁度100位の座に就いた。
登場作品は少ないながらも全体から見れば比較的高く、何よりある意味印象に残りやすいポジションに収まったので、
結果としては悪くなかったと言えるか。
別名について
- キリンとフルフルおよびそれらの亜種の4種は、長い間別名が無いモンスターとして有名だった。
初代MHからMHXXにかけてそのような寂しい状況だったが、MHWorldを境に一変。
キリンはMHWorldにて遂に正式に《幻獣》という別名を与えられ、
続くMHRiseにて同じ境遇だったフルフルにも《奇怪竜》という別名が与えられる事となった。
また、派生作品ではあるがMHST2にてフルフル亜種にも《赤怪竜》という立派な別名が付けられた。
- そして、MHWorld, MHRise, MHST2(発売当初)に登場せず結果的に最後に残ったキリン亜種はというと、
MHST2のタイトルアップデート第3弾の紹介映像にて、キリン亜種に添えられていた名称は「幻獣」であったため、
この時点でキリン亜種の別名は通常種同様の《幻獣》と判明した。
通常種と被ってはいるものの、ゲリョス亜種やダイミョウザザミ亜種などは
メインシリーズだと通常種と同じ別名なのでそういう事もあるのだろう。
ソイツらはMHSTシリーズだと固有の別名を貰っているけど。- 何にせよ、これでメインシリーズ出身の大型モンスターは(中型モンスターを除いて)全て別名を貰えたことになる。
ただし厳密に言うと、フルフル亜種と同じように派生作品なのでメインシリーズでもこちらの別名になるかは不明。
- 何にせよ、これでメインシリーズ出身の大型モンスターは(中型モンスターを除いて)全て別名を貰えたことになる。
- 上記の様に別名に関する議論は一件落着した…と、思われていたのだが、
2024年6月に発刊された『モンスターハンター超百科』という書籍では、
なんとキリン亜種の別名が《虚幻獣》なる表記で登場しており、
MHST2と全く異なる新しい別名を与えられていた。
上記で別名が無い仲間として挙げられていたフルフル亜種についてはMHST2と同じく《赤怪竜》だったため、
余計にMHST2との整合性が取れていないキリン亜種の別名については謎が深まる事になってしまった。
ただしソースはあくまで書籍であるため、単なる表記ミスという線も考えられていた。- ちなみにルビが振られていないため、読み方については良く分かっていない。
「うつろげんじゅう」や「きょげんじゅう」あたりが候補として考えられるが、
こればっかりはメインシリーズで再登場でもしない限り謎のままであろう。
- なお、同書ではゲリョス亜種は《紫毒鳥》、ダイミョウザザミ亜種は《紫盾蟹》と、
基本的に通常種とは明確に区別できる別名が登用されている。
このような方向性から考えるなら、《虚幻獣》という表記も
キリン亜種というモンスターを示す明確な別名として再設定されたものという可能性は十分に考えられる。
モンハンヒストリーゾーンで展示されているキリン亜種のフィギュアの注釈に《虚幻獣》の名が用いられていることから、
公式サイドでも今後はこの別名を用いてゆくことが明らかとなった。
一方でルビは振られていないため、正しい読み方は現在も分かっていない。 - ちなみにルビが振られていないため、読み方については良く分かっていない。
素材
- キリンの氷角
- 瞬時に外気をも凍てつかせるほどの冷気を漂わせる、キリン亜種の角。
外気を凍らせ、刹那に氷を生みだすことの出来る魔法のような代物であるとされる。
さらに強烈な冷気を纏っているものは「剛氷角」と呼ばれ、一国を一夜で凍らせるとも言われている。
- キリンの霜尾
- 解けぬ霜に包まれている、キリン亜種の尾。「キリンのそうび」と読む。
光に照らすと人々の心を魅了すると言われる。
より上質なものは「靱霜尾」と呼ばれ、霜尾の2倍以上の価格で取引される。
MHSTシリーズでは希少な「翔霜尾」という素材も登場しており、こちらは一振りで氷の霧を生み出すらしい。
- キリンの黒皮
- キリン亜種の皮のうち、黒い部分のみを切り出したもの。えも言われぬ神々しさがあるという。
キリンの皮は、メインシリーズでは通常種のものと一緒くたに扱われているが、
外伝作品であるMHSTにて初めて固有の素材として登場した。
より美しい上質な皮は「上黒皮」と呼ばれ、誰もが手に入れたいと夢みる幻の逸品であるという。
関連項目
モンスター/キリン
防具/キリンシリーズ - キリン亜種素材のキリンUシリーズなどについての記載あり。
武器/キリン武器 - キリン亜種素材を用いた各武器へのリンクあり。
システム/亜種
クエスト/かくもめでたきキリンかな - 古龍を2体(通常種と亜種)同時に相手取ることになる珍しいクエスト。