あけましておめでとうございます!
MH4で2014年1月1日配信の、新年を彩ったイベントクエスト。
同年の干支「午(うま)年」にちなみ、塔の頂でキリンとキリン亜種を同時に狩猟する。
概要 
- イベントクエストでキリンがターゲットとなるのは「ゼルダの伝説・力と知恵と勇気」についで2つ目、
そしてキリン亜種はこれが初めての事例となった。
HR7以上で受注可能であるためHR解放前から参加が可能であり、
救済クエストの一種だと考えられていたが…
- 内容は、キリンとキリン亜種の同時狩猟。
「HR7から参加できるんだ」「同時狩猟でも強力なキリン武器を作れるなら行ってみようか」という期待を胸に、
颯爽と向かっていったハンターであった…はずだった。
- 意気揚々と狩りに出たハンター達が見たものは、攻撃倍率強化された最大金冠サイズのキリンとキリン亜種だった。
通常の個体よりも頭の位置が高いために届きにくくなった弱点の角。
巨体から繰り出される、普段と比べて避けにくい突進やステップ。
剣士の体力が3分の1近く削られる攻撃力。
これらが、同時狩猟クエストなので、さらに倍。ソロでの難易度は非常に高い。
因みに、サイズは共に989.64cmとなっている。
- 新年早々にして誰かさん(後述)のワガママに付き合わされる誰得クエ、
もといHR解放前からキリン亜種と戦える救済クエかと思いきや、
ドSカプコンからの有難ーいおとし玉だったのである。勘弁してくれ。- ただし、同時狩猟であるゆえに互いの同士討ちダメージもかなり見込めるクエストでもある。
片方が倒れるまでは逃げ回るのを主体にして隙を見ながらちまちまと殴るだけに留めるのも手だろう。
そしてどちらかが倒れたら、同士討ちで弱っている残りの1頭と本格的に戦うというわけである。 - なお、一部武器では上で述べたチキン戦法を応用し
同士討ちをとことん利用することで難易度を劇的に下げることが可能。
簡単に言えば、「大型モンスターの中でもかなり体力値が低い」キリン原種&亜種が
「広範囲を巻き込む大ダメージ攻撃を連発する」ことを逆手にとった戦法である。
キリン・キリン亜種の攻撃があまりに凄まじいため、
ランスやガンランスでガード性能+1を発動させ削りダメージを無効化し、
強走薬を飲んでステージ端でガードし続けるだけで原種と亜種の攻撃が1ヵ所に密集し、
同士討ちによって下手に攻撃をするよりも楽に狩猟出来てしまうのである。
特にガンスの場合、ちょっとした隙に砲撃を当てることで時間短縮が狙える。
たとえ全く手を出さなくとも余程の事が無い限り15分以内に片方(大抵は亜種)が沈んでくれる。
おまけに部位破壊も勝手に達成されていることが殆ど。 - この方法は集会所☆7「太陽と月が交わる刻」においても効果を発揮する。
こちらも金銀夫妻を同時に相手にするというソロでは難易度が高いクエだが、
このチキン戦法でかなり安全に狩猟することが出来る。- ただし、この戦法でも全く思考停止が出来るわけではない。
と言うのは、壁際に陣取ってガードしていても、キリンに押されそのうち壁際から引き剥がされてしまう。
雷・氷による攻撃は方向を問わずガードができるが、
突進や頭突きなどの物理攻撃はガード方向があるため、上手く調整しないとめくられて被弾する。
そして言うまでもなく壁際で被弾すると、
2頭のキリンの波状攻撃に起き攻めされてそのまま1乙することが多い。
また、強走薬が切れた時の対処も問題で、上手く逃げ出さないと
すぐにスタミナ切れでガードクラッシュする。
さらに攻撃が熾烈すぎるので納刀→モドリ玉を使う隙すらないことが多い。
強走薬が切れたら1乙して仕切り直し、というくらいの心構えでちょうどいいかもしれない。
- ただし、この戦法でも全く思考停止が出来るわけではない。
- ただし、同時狩猟であるゆえに互いの同士討ちダメージもかなり見込めるクエストでもある。
- 報酬では確定で「幻獣チケット」が入手できる。
これを使うことで、防具「EXキリンUシリーズ」が作成可能となる。
ただし、EXキリンUシリーズの作成にはギルドチケットGが必要となるが、
ギルドチケットGはこのクエストでは入手できない(此方の報酬で出るのはギルドチケットSのみ)ため、
作成するためには他のクエストも併行してマラソンしなければならない。- ギルドチケットGを入手できるクエストは、「マガジン・鋼龍飛翔!」、「総べてを屠り、喰らう者」、
「女王の座を賭けた戦い!」、「塔の頂きに銀陽は輝く」、「驚天轟地」、
「金の仁王、並び立つ」、「よみがえる黒龍伝説」、そして「紅龍来降」の8つ。- このうち、「マガジン・鋼龍飛翔!」は比較的マラソンしやすいことから、
正月以降、キリン装備作成のために全国各地で大量のクシャルダオラが乱獲されることとなった。
クシャルダオラからしてみればとんだとばっちりである。
また、仁王も前評判の割にはけむり玉でしっかり分断すれば大した難易度でないことから、
HR上げとギルドチケット稼ぎを並行して行うことが可能である。 - その後、2014年2月7日にギルドチケットGを確定で1枚入手できる「よみがえる黒龍伝説」が、
さらに、2月21日にはやはりギルドチケットGが確定報酬となっている「紅龍来降」が
それぞれ配信された。
相手が相手だけにマガクシャと比べるとマラソンしにくいものの、
ある程度のPSがあるプレイヤーの中にはこちらを利用する者も多い。
- このうち、「マガジン・鋼龍飛翔!」は比較的マラソンしやすいことから、
- ギルドチケットGを入手できるクエストは、「マガジン・鋼龍飛翔!」、「総べてを屠り、喰らう者」、
- 強化された古龍種の同時討伐ということからか、獲得できるHRPが2400ととんでもなく高い。
分かりやすく言うと、かのアカムトルム単体クエの約2倍である。- だいたい2~3回クリアすればHRが1上がっていくため、
ある程度慣れたプレイヤーからは配信初日から既にHR上げのためのクエストとして重宝されていたようだ。
- だいたい2~3回クリアすればHRが1上がっていくため、
余談 
- なお、このクエストの依頼者は依頼文を読めば一目瞭然。
今日は良き日じゃ。わらわもお参りに行くとするかの。
ふぅ…歩き疲れて足が痛い。たれぞ、馬を引け!
…なに? 世にも珍しき幻獣が現れただと?
これはよい、今すぐ狩るのじゃ!
これに乗り、お参りに行くぞ!
- そう、例の王女である。
- しかしよく考えるとこのクエスト、
- 王女は雷や氷を扱うキリンに乗ることは出来るのか?
- そして、正月にふと思いつき、その日中にギルドから許可が出るのか?
- そもそも、討伐してしまったら馬に乗れなくなるが良いのか?
一応古龍は討伐しても死なないと言う噂もある
もしや馬にキリンの皮を……
- しかしよく考えるとこのクエスト、
- また、報酬で作成できるEXキリンUシリーズも見逃せない。
これは発掘装備でしか入手できない外見の防具かつ、優秀な能力が期待できる逸品。その上
キリン装備という点においても紳士から喜びの声が上がっている。
- 新年初の記念すべきクエストにキリンを割り当てた理由としては、
午年ということで馬とキリンのデザインが似ていること、
そして現実世界の「麒麟」が神聖でめでたい動物とされていることなどからだろう。
また、麒麟のように足の速い馬の事を「騏驎」と呼ぶ例もあったりする。
その他、「ウマ」と未確認生命体の総称「UMA」を掛けたダジャレの可能性も。誰がUMAいことを言えと- なお、あちらの世界の馬はハンター大全の生物樹形図で未確認生物として記載されている。
上記の通り、本クエストの依頼文では「たれぞ、馬を引け!」という一文が見られるため、
あちらの世界でも遂に「馬」が発見され、メジャーなものになったのだと思われる。
…あるいは、ケルビはMH世界ではウマに似ているらしいので、ドスケルビと混同された可能性もある。- 尚、2014年8月15日発行の「モンスターハンター超解釈生物論」にある生物樹形図では、
馬は奇蹄目ウマ科に属しているが調査中の生物とされている。
つまりMH世界において馬は未だにメジャーどころか未解明の存在なのである。
そんな馬を普通に使っている辺りは流石王族と言わざるを得ないだろう。 - ややこしい話になるが、
こちらの世界に想像上の生物「麒麟」と実在する「(首の長い)キリン」が存在するように、
MH世界にも未確認生物「ウマ」と、実在する「馬」がいる…のかもしれない。 - 話は少しズレてしまうが、MHSTでは、ゼルダの伝説とのコラボレーションとして
キリンと同じ骨格モーションを流用した馬のエポナが登場している。
こちらは紛うこと無き正真正銘、文字通りの「馬」である。
- 尚、2014年8月15日発行の「モンスターハンター超解釈生物論」にある生物樹形図では、
- なお、あちらの世界の馬はハンター大全の生物樹形図で未確認生物として記載されている。
- 干支をテーマにしたクエストとしては、
かつて2007年(亥年)の正月、MH2にて巨大ドスファンゴを狩猟するイベクエが
配信されたことがある。
また、干支をテーマにしたわけではないが、
MH3ではアルバトリオンの強化イベントクエスト「神への挑戦」が元日に配信された。
なお、MH4Gでもイベントクエスト「桃岩竜からの贈り物」が元日に配信された。- お正月限定クエストはMHFでも毎年配信されているが、
その年の干支にちなんだクエストは残念ながら配信されていない。
- お正月限定クエストはMHFでも毎年配信されているが、
- キリンを塔で狩猟するクエストはMH2以来数多く登場しているが、
塔の頂上でキリンと対決するクエストはこれが初である。
MH2とMHFではキリン専用の戦闘エリアとなっている塔中腹部の場所が終点であり、
MHP2Gでは秘境エリアのみでしか戦えないため、従来は実現していなかった。
更に、救済クエストに見せかけた強化クエストは前例の無い事である。
さすがはカプコン- ちなみに、漫画版の「閃光の狩人」では塔の頂上でキリンを狩猟するという展開があった。
関連項目 
モンスター/キリン
モンスター/キリン亜種
モンハン用語/強化クエスト
クエスト/夢幻泡影 - キリン原種の二頭クエスト
登場人物/わがままな第三王女 - すべての元凶
世界観/ウマ