◆忍◆ ニンジャ名鑑#162 【ニーズヘグ】 ◆殺◆
ザイバツの幹部級ニンジャ。奇怪に変形するカタナ「ヘビ・ケン」を用いる暗黒カラテの伝承者であり、かつてはバジリスクとコンビを組み、ザイバツ内で双頭蛇(フタツアタマヘビ)の異名で畏怖されていた。
登場エピソード 
「来いニンジャスレイヤー=サン!もっとだ!所詮わしらは卑しき獣ぞ!イクサと殺しが我らが世界よ!」
人物 
- ザイバツ・グランドマスターの一人。
- サムライめいた武人気質な戦闘狂。地の文=サンから「死と殺戮の中にしか喜びを見出せない」と評される通り、実際死ぬレベルの過酷な戦場においても不敵な笑みを崩さず、強者とのイクサを何より好む。
- ザイバツに身を置くのも、より大きなイクサを求めてのことであり、ロード・オブ・ザイバツの思惑や他のグランドマスターの派閥争いには関心を示さない。「痛快なイクサができればトノサマが誰でも構わない」とも語っている。
- とはいえ、彼もグランドマスターである以上礼法や政治的駆け引きは心得ており、さるエピソードにてパーガトリーから迷台詞「行かれぬから!」を引き出した茶室での心理戦を見る限り、結構なお点前である。
- ザ・ヴァーティゴ=サンによる初期のしつもんコーナーではコブラ・ニンジャクランのソウル憑依者とされていたが、第3部以降の本編やしつもんコーナーではヘビ・ニンジャクランとして扱われている。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【キョート・ヘル・オン・アース:急:ラスト・スキャッタリング・サーフィス】後編
にて、グレーターニンジャのソウル憑依者であることと、本名が「ガトウ・ザンゲツ(賀東 残月)」であることが明かされた。
- N-FILESはロードとパラゴンに関する重大なネタバレを含むので注意。
- N-FILESはロードとパラゴンに関する重大なネタバレを含むので注意。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【キョート・ヘル・オン・アース:急:ラスト・スキャッタリング・サーフィス】後編
- 当初はダークニンジャを成り上がりの新参者と軽んじていたが、そのワザマエを目の当たりにして以降は一転して高く評価し、自ら後ろ盾を買って出るようになる。
- また、バジリスクとはかつて同じマスターヴォーパルのドージョーで修行を積んだ兄弟弟子の間柄(ちなみにニーズヘグが兄弟子
)。ザイバツにおいてもコンビを組んでいた時期があり、「双頭蛇(フタツアタマヘビ)」と恐れられたという。マディソンおばあちゃん曰く、当時は二人ともマスター位階だったらしい
。
外見 
- オーカー(黄土)色のニンジャ装束に身を包む。左利きである。
- 「40前半の武人の顔」「蛇めいた目」「琥珀色の目」といった描写があった。
- 外見のためか得物のためか、「ヘビ=サン」「蛇殿」などと呼ばれることがある。
- ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表
によると身長191cm。
- 物理書籍版のイラストデザインにおいては、当初は兄弟弟子のバジリスクと同様のフルメンポが想定されていたが、その暴れっぷりを受けて表情を隠すのはもったいないとデザインが変更されたという経緯を持つ(参考:1
2
)。
元ネタ・考察 
- ニーズヘグ(英:Nidhogg/Nithhogg等)は、北欧神話に登場する大蛇。終末の日に死者を乗せて飛翔する竜とも。
- 氷の国ニヴルヘイムに住み、世界樹ユグドラシルの三番目の根を齧っているという。
部下 
- 未確認。他に直属の部下が確認されていないのはダークドメインくらいである。
- いずれも直接戦場に赴くことを好む武闘派であることが共通している。
- バジリスクがザイバツにいた頃は部下に近い相棒だったと思われる。
関係者 
- ダークニンジャの実力を認めるようになってからは、ダークニンジャ派閥の後見人として振る舞っている。
- またサラマンダー亡き後、サラマンダー派閥のニンジャの一部も匿っていたようである。
- やはり同じカラテ重点グランドマスター同士、仲は良好だったのかもしれない。
名称 | 備考 |
---|---|
ダークニンジャ | 懲罰騎士、被後見人 |
アイボリーイーグル | ザイバツ・シテンノ、ダークニンジャ預かり |
パープルタコ | |
シャドウウィーヴ | パープルタコの弟子 |
バンシー | 元サラマンダー派閥 |
ミラーシェード | |
スパルトイ | アプレンティス |
ディミヌエンド | |
バジリスク | かつての相棒、決別 |
マスターヴォーパル | かつての師匠 |
ワザ・ジツ 
- カラテのワザマエはまさに修羅の如し。ニンジャスレイヤー相手にも一歩も退かない実力を持つ。
- 高いニンジャソウル探知能力の持ち主でもあり、かなり遠くからでも正確に敵の数とワザマエを探知している。
- ナラク・ニンジャを宿すニンジャスレイヤーや、ベッピンを持ちニンジャソウルが研ぎ澄まされた状態のダークニンジャを除けば、こうも詳しく探知出来るニンジャはそういないと思われる。
イアイドー 
- 主に剣状形態のヘビ・ケンで使用される。
◆ムーン・シャドウ◆
- 高速踏み込みからヘビ・ケンで横薙ぎに斬りつけるイアイドー奥義。書籍版にて披露された。
◆ケンサイ◆
- 左右へと大きくヘビ・ケンを振って相手の首を刈るイアイドーの禁じ手。書籍版にて披露された。
ヘビ・ケン・ドー 
- 鞭状形態のヘビ・ケンで使用される。
◆サーペンティン・ムーン・シャドウ◆
- ヘビ・ケン・ドーの技。鞭状のヘビ・ケンによる恐るべきリーチの横薙ぎの斬撃。書籍版にて披露された。
◆サーペンティン・オイ・カゼ◆
- 手首の操作で鞭状のヘビ・ケンの軌道を操り、剣先を曲線に引き戻して対峙している相手の背後を斬りつけるヘビ・ケン・ドー奥義。名称は書籍版にて判明した。
ドク・ジツ 
- 後述のヘビ・ケンやアフリカ投げナイフめいた邪悪なスリケンには毒が塗られている。その威力はニュービーニンジャであれば即死するほどに強力。
- ヘビ・ニンジャクラン由来と思われるジツで、その影響か自身も毒への強い耐性を持つ。
ソウビ 
◆ヘビ・ケン◆
- 彼の代名詞たる恐るべき剣。銛のような逆棘状の異形をしており、刺し貫いた獲物をヘビの如く逃がさない。聖なるヌンチャクとも打ち合える相当な業物。
- 刀身は五つにセグメント化されており、それを高伸縮性のモノフィラメントワイヤ束が繋いでいる。セグメント分割で鞭状にもなる。
- 鞭状形態は彼の切り札であり、敵であれ味方であれ、安易に見せる気はない。
- ニーズヘグ曰く「マスター・ヴォーパルの剣」。
- マスターヴォーパルは皆伝を与えた弟子に、記念として自身の蒐集した武具を(有料で)授けている。このヘビ・ケンもそのような経緯により(有料で)ニーズヘグの手に渡ったと思われる。また現在ヘビ・ケンの操作を継承しているのはフジサン山麓の暗殺ドージョーのみだという。すなわちマスターヴォーパルのドージョーのことであろう。
- とあるイクサで彼の手元から失われていたが、後に同様の剣を帯びている姿が見られた。そう何本もある剣ではなさそうなので、無事回収出来たのだろう。
- なお、このような武器は実在しない。アニメ『機甲界ガリアン』で用いられた通称「ガリアンソード
」が元祖とされる。
- たとえ作ったとしても、強度といい制御といい難があり過ぎるため、モータルにはおよそまともに扱えない代物。ニーズヘグの度外れたワザマエあっての武器である。
- 一応現実に存在する同様の武器としては、古代インド武術カラリパヤットの武器「ウルミ(雷鳴の意。ウルミー、ウルーミとも)」がある。
- これはバネ状の軟鉄を鍛え上げた武器で、普段は束ねて短くしておき、鞭のように振り回すことで伸縮自在の間合いから斬撃を繰り出す恐るべき武器である。フィクションでは『るろうに剣心』に登場した薄刃乃太刀が有名か。
- バジリスクも使っていたアレ。
◆その他の装備◆
- ヘビ・ケンの他にワキザシを帯びている。
- ヘビめいてジグザグに波打つ刃を持つ長柄武器「ヘビ・ナギナタ」を使用する場面も見られた。
- イメージ的には三国志演義の張飛が使っていた蛇矛だろうか。ニーズヘグの豪快な性格にしっくりくる得物と言えよう。
ストーリー中での活躍 
- 初登場エピソードは「カース・オブ・エンシェント・カンジ、オア・ザ・シークレット・オブ・ダークニンジャ・ソウル」。アッパーガイオンのオミヤゲ・ストリートで虐殺の限りを尽くすデスドレイン一味を鎮圧するため、ダークニンジャと共に投入される。
- 高い探知能力で戦力を把握すると二手に分かれて殲滅戦を展開。シーワーラットやメテオストライクを爆発四散させ、なかなかに粒の揃ったメンバーをほぼ殲滅。たった二人で鎮圧してのけた。
- オミヤゲ・ストリートの一件以後、ダークニンジャに肩入れしており、後見人として彼を支援している。
- 「ドゥームズデイ・ディヴァイス」でのパーガトリーとの言葉の攻防は、彼の部下思いな面と武人気質を表していると言えよう。パーガトリーが休暇制度を悪用してダークニンジャを嵌めたことを薄々察知しており、そこを突いて言葉で攻勢に立つとドヤ顔しつつ最後の茶菓子を奪取するというフーリンカザンを見せ、ヘッズの腹筋を爆発四散させた。
- 菓子を奪うことで考える間を与えず速やかな返答を促した、とも取れる。ともあれ、愚鈍を装っていたが故とはいえパーガトリーの威厳はヘッズの間では地に落ちた。
- 菓子を奪うことで考える間を与えず速やかな返答を促した、とも取れる。ともあれ、愚鈍を装っていたが故とはいえパーガトリーの威厳はヘッズの間では地に落ちた。
「ドーモ。ニンジャスレイヤー=サン。ニーズヘグです」
- 第2部最終章「キョート・ヘル・オン・アース」において、威風堂々たるアイサツと共にニンジャスレイヤーの前に立ち塞がる。先制のスリケンを投げることさえ断念させるツワモノ・アトモスフィアにヘッズの体温もウナギ・ライジング!
- そして実際強者なイクサ人の本領を発揮。ナラクと同調し、聖なるヌンチャクを開放したニンジャスレイヤーを相手に水際立った互角の戦いを見せ、左脚を失い、両腕を骨折してもなお戦意は衰えなかった。切り札のイビルアイを破られるに及んでついにカイシャクに服そうとするが、ダークニンジャらのインタラプトにより命を拾い、その場を退く。
- その後はアナトミーによる応急処置を施された後、ダークニンジャ一行のムーホンに参画。失った左脚には海賊めいて椅子の脚を突き立てることで急ごしらえの義足にし、ヘビ・ナギナタを背に負って、ジゴク・オーガめいた戦いを展開する。
- デスドレインやパーガトリーといった難敵もなんとか捌き切り生き延びている。
- デスドレインやパーガトリーといった難敵もなんとか捌き切り生き延びている。
- 第3部ではダークニンジャ率いる新生ザイバツのグランドマスターとして行動している。
- 「ザイバツ・ヤング・チーム」では、ディミヌエンド、スパルトイの二名のアプレンティスを伴ってニンジャクエストに臨んでいる姿が見られた。
- なお、ザ・ヴァーティゴ=サンの質疑応答にて、きちんとした義足を誂えたらしいことが確認された
。
- なお、ザ・ヴァーティゴ=サンの質疑応答にて、きちんとした義足を誂えたらしいことが確認された
- 「ア・クルエル・ナイト・ウィズ・レイジング・フォース・フロム・ソー・サイレント・フィアフル・レルム」においては組織の内部統制に携わる彼の姿を見ることも出来る。実際武断統治である。
- 「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」ではアマクダリとのイクサの最前線に立ち、カスミガセキ・ジグラット中腹の守りの要にして元同僚のトランスペアレントクィリンと一対一で激しく打ち合う。
- さしもの彼もガンマ・バースト・ジツは無視出来ず中距離での戦闘を強いられ、一時は圧倒されかけるもパープルタコとシャドウウィーヴのインターラプトによって形成は逆転。クィリンに生じた一瞬の隙を逃さずヘビ・ケンの一撃で戦闘不能に追い込んだ。
- 終盤ではクィリンとのイクサの影響によって全身から出血しつつも、ハーヴェスターとの東西イクサオニ対決を演じる。血みどろのイクサを繰り広げたが最後はニーズヘグが一手多く、左腕を切断してダークニンジャのヤミ・ウチへと繋いだ。
第4部以降 
◆忍◆ ニンジャ名鑑#0036 【ニーズヘグ】 ◆殺◆
ザイバツ・シャドーギルドの強大なるニンジャ。ギルド現体制以前からの古株で、常にイクサの前線に自らを投じ、死地のカラテを磨き続けてきた。刀身が分解して鞭状になる奇怪な武器「ヘビ・ケン」を操る他、奥の手としてイビルアイを持つ。
◆ニンジャスレイヤー名鑑カードAoM-0036【ニーズヘグ】◆(プラス記事)
登場エピソード 
「十年一昔……!まるでウラシマ・ニンジャの心持ちじゃ。そして……貴様がニンジャスレイヤーか……!」
人物 
- 第4部においても新生ザイバツに所属し、常に前線にその身を晒して戦い続けている。
- ニンジャスレイヤー名鑑カード
によると、彼は左将軍パーガトリーと同等の地位を持つ右将軍の位にあるらしい。
- ニンジャスレイヤー名鑑カード
外見 
- 「ザ・ホーリイ・ブラッド」での出来事により、その目は青く燃え光っている。
ワザ・ジツ 
ムチ・ドー 
- ムチ・ドーのワザを習得していることが明かされた。鞭状形態のヘビ・ケンの取り扱いにも活かされている可能性も考えられる。
◆ミソギ◆
- 鞭状にしたヘビ・ケンで半円球状のドームの如き軌跡を描き、全方位の敵をネギトロに変えるワザ。
◆オロチ・アラマサ◆
- 最長射程に伸ばしたヘビ・ケンをコマ回しめいて強く引き、相手をズタズタに切断するムチ・ドーの禁じ手。
ストーリー中での活躍 
- 「ソウカイ・シンジケート」にて第4部に登場。ニンジャスレイヤーを捕縛すべくネオサイタマに顕現する。
- ニンジャスレイヤーとガーランドを相手に圧倒的なイクサを展開するも、ナラク・ニンジャの表出とヴァニティの加勢、さらには現世での活動限界時間が迫ってきたことにより退却の判断を下し、ヴァニティの追撃を凌ぎ切って01ノイズに覆われ消失した。
- その後は詳細は不明ながら極限のイクサの果てに爆発四散を遂げたが、戦場付近に存在していた「ホーリイ・ブラッド」の磁場に捕らわれる。「ザ・ホーリイ・ブラッド」にて彼は呪いの磁場を断ち切り、変則的に蘇りを果たした。
- 第4部シーズン3の時点ではキョート城に帰還すべくUCAの強襲部隊に一時的に身を置いており、「ヘラルド・オブ・メイヘム」にてニンジャスレイヤーへの復讐に燃えるヘラルドと邂逅する。奇しくもネザーキョウ領内のギンカクを目指すという目的が一致した二人は、暫しの間共に行動することとなる。
- 「ナラク・ウィズイン」では、ヘラルドと共に多数のセンシやゲニンを蹴散らしつつギンカクのもとへと向かう。彼はそこでネクサスによってキョート城に「釣り上げられる」手筈だったが、ヘラルドをニンジャスレイヤーにぶつけるべく召喚を拒絶し、ザンマ・ニンジャと交戦する。
- しかし、ヘラルドは土壇場で己の感情に戸惑いを見せたことにより敗北を喫し、自身もザンマ・ニンジャの圧倒的なカラテを前に劣勢となる。彼の闘志はなおも不屈であったが、最終的には継戦を断念してキョート城へと帰還した。
一言コメント
- 家族と話をしているだろうか…… -- 2021-10-25 (月) 14:40:17
- 強さ議論は楽しいものですが、あまり熱が入りすぎるのは奥ゆかしくない事ですね?少なくともニーズヘグ=サンがグランドマスター位級に相応しいカラテ強者であることは作中描写からも間違いないことですね -- 2021-10-25 (月) 17:56:54
- ↑3ボブの方がよっぽどまともなこというぞ -- 2021-10-26 (火) 04:03:23
- ワンソー差し置いてザンマを最高峰言うのがまともか?ザンマ相手なら負けても恥にならんって部分は否定する気は無いがザンマの持ち上げ過ぎはかなり気になる。 -- 2021-10-26 (火) 08:44:32
- あの薄情な弟子は我が素晴らしきドージョーがいかに素晴らしきドージョーであったのかをザイバツのヒヨッコ共にきちんと宣伝しているのだろうな? -- 2021-10-26 (火) 08:54:19
- ↑2恐らく最高峰という言葉の捉え方で誤解が生じていると思われる。本来の意味で言うならば「その分野で最高の」という意味なので確かにカツ・ワンソーを指すべき言葉ではあるが、今は「トップクラス」くらいの意味で使ってる人が殆どではなかろうか。ただ、その辺の齟齬を抜きにしても未だひみつのヴェールに包まれた絶対的神話存在のワンソーを引き合いに出すのはちと突飛ではないかと -- 2021-10-26 (火) 10:20:48
- 静かに飲んでるのが以外だったが、頼まれたり気分がノると荒々しいオスモウ始めるのかな? -- 2022-01-11 (火) 07:28:06
- ラッコチャン鍋を食べて「我慢できねえ……オスモウしようぜ!」となる姿を想像してしまった -- 2022-01-13 (木) 03:59:48
- この蛇殿スケベすぎ! -- 2022-01-26 (水) 18:52:04
- ↑3パーガトリー主催の宴だから花を持たせるために引っ込んでたのかもわからん -- 2022-01-27 (木) 20:44:18