◆殺◆ ニンジャ名鑑N125 【ネザークイーン】 ◆伐◆
7フィートの長身をダークラメニンジャ装束に包む、義に厚いドラァグ・クイーン。彼女はヤモトが身を寄せるゲイバー「絵馴染」の経営者であり、ストリートの守り手でもある。ニンジャスレイヤーに一目惚れするが、叶わぬ恋である事を自覚している。
◆忍◆ ニンジャ名鑑#125 【ネザークイーン】 ◆殺◆
7フィートの長身をダークラメニンジャ装束に包み、女めいて話すニチョーム・ストリートの「女王」。陽気で義に厚く、マイノリティ迫害者には容赦しない。ニンジャスレイヤーに一目惚れするが、叶わぬ恋である事を自覚している。
登場エピソード
「アータはね、そこがダメ!アータは。そこがダ!メ!」
「ブッダアスホール!」
人物
- 本名「ザクロ」。ネオサイタマのニチョームにあるゲイバー「絵馴染」を経営する巨漢のオネエであり、ニチョーム自治会所属のニンジャ。
- 改訂後の名鑑では「彼女」と表記されているため、本項目も三人称は「彼女」に統一する。
- 初期のエピソードでは「彼」とも表記されていたが、現在は「彼/彼女(he/she)」といった性別を明示する三人称はあまり用いられず、そのまま「ネザークイーン」ないし「ザクロ」と書かれることが多い。
- なお、地の文では「ザクロ」表記が多く、逆にニンジャネームはあまり使われない。
- マディソンおばあちゃんによると「絵馴染」の読み方は「えなじ」。物理書籍版やオーディオドラマでもこちらの読みが採用されている。
- 「ニンジャスレイヤー グラマラス・キラーズ」版「サツバツ・ナイト・バイ・ナイト」での読みは「エナジー」。
- 改訂後の名鑑では「彼女」と表記されているため、本項目も三人称は「彼女」に統一する。
- 食い詰めたワケありの人間を放っておけない、ニンジャらしからぬ義侠心と人情味溢れる性格の持ち主。この性格故に、ソウカイヤに追われ行き場を失ったヤモト・コキにも手を差し伸べた。
- ミヤモト・マサシのコトワザを好んで引用するが、何故か全てうろ覚えである。
- ニンジャスレイヤープラスのシャード・オブ・マッポーカリプス(66):キャバレー「獄麗」とネザークイーンにて、イージス・ニンジャクランのソウル憑依者であることが明かされた。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【ウェイティング・フォー・マイ・ニンジャ】によると、ソウルの格はグレーター級とのこと。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【ウェイティング・フォー・マイ・ニンジャ】によると、ソウルの格はグレーター級とのこと。
- ニチョームを守るべく、ソウカイヤやザイバツ、アマクダリなどとの折衝に当たっている他、ニチョーム内で起こる事件・トラブルの解決にも奔走している。
- 各組織との交渉に賢く知恵を使い、かつ深刻なインシデントには(ニンジャとしてだけではなく、非合法なものも含め)持てる力を惜しみなく使う様は公式でも「義に厚く、奥ゆかしくて、優しいけれど怒れば恐い、頼れるニンジャ」と紹介されている。
- 店の客からも実際頼られており、恋愛相談などをされることも多いようだ。
- そんなネザークイーン=サンだが、ザ・ヴァーティゴ=サンによると、正義のニンジャというより「打ちひしがれた自警団」だという。彼女の過去に何があったのか?備えよう。
- 一目惚れした相手の前で思わず話し方がおかしくなってしまう、甘味の味にはウルサイなど、クセモノ揃いの忍殺女子の中で誰よりも女子力が高いと評判だが、激昂すると恐ろしげなヤクザスラングを発する。普段は頼りになるオネエだけに怒らせると実際コワイ!
- 「敵にアンブッシュをかけるのを察知される」「主人公に一目惚れし片思いする」「敵ボスに率先して攻撃を加える」「敵中で行動不能に陥る」「触れたらオタッシャ系の敵とよくバッティングする」など、有名なデスノボリを立てまくる。
- 今のところ全て回避しているが、ことあるごとに矢面に晒される彼女は存在そのものがデスノボリと化している節があり、登場のたびにヘッズに身を案じられている。
- ニチョームやヤモトの保護者で、ジツも身を挺して守るもので……カラダニキヲツケテネ!
外見
- 7フィート(約213cm)の長身。髪型はボンズ・ヘアー。
- ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表によると身長210cm。
- 普段はレザージャケットを着ている。
- 「ネザークイーン」になる際はこのジャケットが変形し、全身を覆う黒光りのレザーニンジャ装束となる。
- ニンジャ装束には特殊な機構が組み込まれており、表の顔の時に着用しているレザージャケットの内ポケットのスイッチを押すと、わずか3秒でニンジャ装束を身に纏うことができる。
- IRCインカムの付いたメンポを着用。
- 懐にはザゼン・ピル、果物のザクロのウキヨエ刺繍が施されたテヌグイ・チーフなどを忍ばせている。
- 「ニチョーム・ウォー……ビギニング」にて両腕を肩からケジメされて以降、華奢なサイバネ腕に置換している。
- この状態でも後述のジツの発動は可能。
元ネタ・考察
- ネザークイーン(nether queen)は訳すなら「地下の女王」。「ニチョーム(地下)の女王」という意だろうか。
- 多くの種子を実らせる真っ赤な「ザクロ」は、豊饒や多産、女性性や生命のシンボルとして東西の神話・伝説に登場する。
- ギリシャ神話においては、冥界の女王ペルセポネのシンボル。彼女はまた春の乙女コレーという別の顔を持つ。オルフェウスの物語では、暗く冷たく厳格を旨とする冥界に一筋の情をもたらした。
- 日本仏教においては、鬼子母神のシンボル。彼女は慈愛あふれる子供の守護者であると共に、仏敵と苛烈に戦う護法善神(忍殺風に言えばブッダデーモン戦士?)である。
ワザ・ジツ
- ニンジャソウルの痕跡を読み取ることができる。
- ニンジャによってソウルを感知する感覚は異なるようで、彼女の場合は匂いや香りをイメージした探知である。
変種ムテキ・アティチュード
- 身体をニンジャソウルで硬質化して防御した後、その身で受けて蓄積した破壊エネルギーをスリケン化して撃ち出す変種ムテキ・アティチュードの使い手。
- 純粋なムテキではないため、その硬質化能力は通常のムテキよりも劣る。
- なお、不慣れながらも通常のスリケンも使える模様。
ストーリー中での活躍
- 「ウェイティング・フォー・マイ・ニンジャ」にて初登場。ニチョームに流れ着いたヤモトを助手として雇い入れ、猟奇殺人を繰り返していたプロセッサーを追っていたところ、シルバーキーの脊椎にインプラントされたIRC自動ログイン装置を切除すべくバシダを訪ねたニンジャスレイヤー達と邂逅するが、その際ニンジャスレイヤーに一目惚れしてしまう。その後は彼等と共にレッドゴリラ率いるザイバツの部隊と交戦した。
- 第2部では他に「フィジシャン、ヒール・ユアセルフ」にてニンジャスレイヤーに助けられたり、「シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー」では逆にニンジャスレイヤーを匿ったりしている。
- 第3部では「サツバツ・ナイト・バイ・ナイト」にてついにアマクダリと敵対するが、最終的にニチョームはアマクダリの管轄下に入り、新総督ディクテイターの下で支配に甘んじることとなった。
- 「ニチョーム・ウォー……ビギニング」では、デッドフェニックス・ヤクザクランとの交渉中に卑劣な闇討ちを受け、背中を双頭の不死鳥の模様に切り刻まれた上に両腕を肩からケジメされる凄惨な重傷を負ってしまう。
- バシダの手術により一命は取り留めたが、この出来事はヤモトにデッドフェニックス・ヤクザクランへの討ち入りを決心させることとなった。
- 「ニチョーム・ウォー」では冒頭から登場してヘッズを一安心させたが、その姿は失った両腕にサイバネ義手をインプラントし、車椅子から立ち上がれないという痛ましいものだった。
- 前線に打って出られない彼女はニチョーム自治会の本拠地であるヤグラ337ビルで全体指揮と外部連絡を担当していたが、アナイアレイターの負傷による防衛線の決壊、クリスタライズドのヤグラ337強襲とアマクダリの猛攻によりついにビル内へと踏み込まれ、フォースカインド、ヴァルキリーと直接対峙する。
- 進退窮まったかと思われたが、意外な援軍も手伝ってこれを撃退。続くヤグラ337前の最終決戦においてもペイシェントの攻勢を凌ぎ切り、過酷な戦いを最後まで生き延びた。
- 「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」では、ニチョームにてシルバーキー達と合流した矢先にザイバツ・ニンジャの顕現を目の当たりにするも、彼等の標的はアマクダリであったために難を逃れる。彼女はその後もニチョームに留まり、自治会と共に街を守り抜いた模様。
第4部以降
◆忍◆ ニンジャ名鑑#0333 【ネザークイーン】 ◆殺◆
オールドカブキチョ(旧ネオカブキチョ)地下の巨大キャバレー「獄麗」の支配人であり、侠客の長をつとめるドラァグのニンジャ。弱きを助け強きを挫く。歴戦のニンジャであり、ムテキ・アティチュードを進化させたムテキ・バリアを習得している。
登場エピソード
「オバケの分際でウチのシマまで入ってくるたァ、いい度胸じゃないの」
人物
外見
- 整ったボンズヘアーとネオン・アイシャドー。カラス羽根めいた装飾を襟元に奥ゆかしくあしらったダーク・ミラー・コートを、クロームのボディスーツの上に羽織っている。
- 「スレイト・オブ・ニンジャ」では、「襟飾りにツルの羽根を豪勢にあしらったグリッター装束姿のニンジャ」と記述されている。
- ハイヒールを履いている。
- 両腕は繊細な彫金を施されたサイバネティクスである。
ワザ・ジツ
- 月破砕後の10年を経て、かつて受けたダメージを完全に克服しており、華麗かつパワフルなカラテで戦う。
- 変種ムテキ・アティチュードも健在である。
ムテキ・バリア
- 自身の周囲半径数メートルに、半球状のエネルギー・ドームを展開するジツ。
- シャード・オブ・マッポーカリプス(66)によると、憑依ニンジャソウルに由来する力をムテキ・アティチュードと組み合わせたものであるとのこと。
- インタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(71)によると、ネザークイーンの憑依ソウルが元々有していた能力だが、ネザークイーンの成長やエテルの濃度の増大よって本来の力を引き出せるようになったとのこと。
- キアイすることでバリアの濃度を増す描写がある。
- 従来の変種ムテキ・アティチュードと同様の性質を持ち、バリア自体を拡散させて敵を吹き飛ばしたり、バリアに突き刺さったスリケンを跳ね返したりすることができる。
- ただし、反撃を行った後はバリアを張り直す必要がある。
ストーリー中での活躍
- 「ビースト・オブ・マッポーカリプス」にて本編に登場。ブライカンと共にクロヤギ・ニンジャのブンシンと交戦するも、クロヤギがサモンエレメンタル・ジツを発動したことで劣勢となるが、そこにエントリーしたニンジャスレイヤーがクロヤギを撃破したため難を逃れた。
- ストラグル・オブ・カリュドーンの開始後は、キンカク・テンプルの威光に打たれ、他の獄麗のニンジャ達と共に為す術なくセイケン・ツキを繰り返した。
- エピソード終盤ではセイケン・ツキ同期現象を打ち破り、ブライカンやスコーピオンと共にマルノウチ・スゴイタカイビル前広場のイクサに参戦。ムテキ・バリアを活かし、壁役として活躍した。
一言コメント
- noteの好きなサケ一覧に何故かいないんだよね。ただバー経営者なのに好きなサケが不明なの逆にロマンチックな気がしてきた。 -- 2022-05-11 (水) 11:44:07
- トリロジー時代けっこう活躍したニンジャであるにも関わらずAoM以降はスレイトでちょっと出てくるくらいなのは実際寂しい サブエピソードとかでフューチャリング重点してほしいな -- 2022-08-29 (月) 21:50:12
- むしろ任侠めいたノワールなサツバツエピソードオーに放り込まれるより、文字通り壮健そうな場面をチラチラと見せてくれる方が安心する感はあるけど……でも実際今の本編舞台と被害の規模感から言ってなんかありそうな気もするし……ヌウーッ…… -- 2022-08-30 (火) 09:45:27
- マスラダvsアヴァリスの話で出てくるでしょ。アヴァリスはネオン刺青タイガーのジツ使ってたが、アレはザクロ=サンが経営してる獄麗のサマナ=サンのジツだ。ってことはサマナ=サンは良くて廃人で最悪死んでるだろうから、ザクロ=サンと獄麗のニンジャ達が仇討ちかジツを取り戻しにやってくるはずだ。 -- 2022-08-30 (火) 20:35:14
- ウキヨエ版でRPGをムテキで防いでるシーンがあったが、最初にムテキを披露して至近距離からのショットガンを耐えたアイアン=サンよりスゴいように見えるんだが。 -- 2022-11-29 (火) 19:28:46
- 実際シキ・ニンジャとしてネオサイタマに戻ったヤモトチャンをしばらく滞在させてあげそう -- 2023-01-24 (火) 11:28:12
- ゴウランガ!数年ぶりの登場にしてなんたるカラテか! -- 2023-02-02 (木) 00:41:21
- うら若き少女ニンジャはザクロ=サンに預けておけばひとまず安心という風潮、ボンモーテメッコラーザクロ=サンの女の幸せどうすんだオラー! -- 2023-11-10 (金) 07:27:33
- 実際ヤモッチャンのママだから心の故郷ニチョームに立ち寄って心温まる交流をしてるのを見たい… -- 2024-02-05 (月) 04:19:03
- ↑2 自分で子供を作れない身にとっては結構救いに近い時間だったりするものよ...... -- 2024-09-25 (水) 01:49:36