かつてアークが聖柩の情報をえるためにおとずれて、恵みの精霊に会った国だ。 今では、ロマリアから送り込まれた将軍ヤグンが仕切っているらしい。 この国からも反応が出とる。おそらく、奴と一戦交える事になりそうだの。 |
(海底油田クリア後は下記に変化)
もうこの国には、ロマリアの影はないの。先に進むんじゃ! |
中央にあるハルシオン大陸の最南東に位置する国。サニアの出身地。
五大精霊とはまた違う 「恵みの精霊」 の加護を受けている、非常に緑豊かな国。
北はグレイシーヌに隣接していて、少し西に行くとバルバラードがある。
人の手による開発は進んでおらず (敢えて、だろうか)、街一つと軍の基地の他は、広大な森や沼が広がる。
北の方にあるクレーターにも見える場所は鉱山らしい。おそらくは露天掘りなのだろう。
王がモンスターに殺害されたことで、軍部のヤグン将軍がほぼ全権を握っている。境遇はスメリアと似ているか。
ヤグンはロマリアの回し者であり、もはやミルマーナ軍も彼の手の者で多くが占められ、
実質ロマリアの別働隊と化した軍は周辺国を次々と攻め滅ぼしている。
しかし人々は以前の静かな暮らしを望み、軍の増長を支持する者はいない。
- 東南アジア諸国、中でも米国による軍事侵攻と植民地時代のあったフィリピン辺りが主なモチーフと思われる。
また、国土の形状的にはマレーシアが近いかもしれない。
アジャール
南東部の海岸沿いにある街。常に大きな鳥の影が地面に見えているのが特徴。
しっかりと整備されており、草木は意外と少ない。
各設備も完備され、特にショップの品揃えがこれまでより一段優秀。ここの専売装備もある。
人々の台詞は愛国心が感じられるものと、それ故のヤグンへの嫌悪が目立つ。
一応、彼が来てから生活が便利になった面などもあるらしいが、
でもやっぱりいない方がいいと言われるあたり、現在の軍が民意を無視しているのは明白である。
酒場にはかつてミルマーナの見習い兵士だったロアンがおり、
ミルマーナ編は掃除屋に扮した彼から情報提供を受けながら進めていくことになる。
トヨーケの森
恵みの精霊のおわす森。木々に囲まれた沼の中に、その恵みの象徴たる巨大な木がそびえる。
しかし前作から風景が大きくかわり、全体的に枯れてきてしまっており、世界の破滅は刻々と迫っていることを実感させられる。
初めは軍本部によって道を塞がれており、グラウノルン攻略後でないと訪れることができない。
初訪問時のみ、恵みの精霊の謁見イベントが起きる。
特に物品は得られないが、前作キャラとの再会の場でもあるので、一度は訪れよう。
ミルマーナ空港
例によってシルバーノア発着に使われる施設。
中を探索する機会はなく影は薄い。
北・西・南を森や山に囲まれ、道があるのは南東のアジャールに向けてのみ。
軍本部
名のごとく軍人たちの施設。
北東部にある半島への入口を塞ぐように作られている。
特に得られるものはない、来る必要のない場所。
奥にはヤグンの執務室があるが、部屋の前で軍人に追い返され入ることはできない。
前作ではイベント時に入室出来たが、今作はそれもなし。
なおスタッフはこのオフィスの下に地下50階のダンジョンを作りたかったらしい…
ここにはキメラやロマリアの回し者はいないのか、それほど高圧的な者はおらず、ミルマーナの変貌を嘆く者も。
グラウノルン攻略後は崩壊して入れなくなり、この先にあるトヨーケの森などを訪れることが出来るようになる。
ニエンの森
空港のすぐ北西に広がる森。いくつかのマップが繋がる簡易ダンジョン。
シナリオではこの奥に位置する巨大列車に向かうために突破することになる。攻略後はFBAとして利用可能。
敵はダークヘモジーとマンイーターが出現する。
ギルド仕事・石板調査の護衛の舞台でもあり、こちらでもダークヘモジーが出現。
巨大列車
強大なる列車砲・グラウノルンを擁する巨大列車。ロマリアで製造されたものであり、グラウノルンとは破滅の女神という意味だそう。
巨大な装甲列車が後尾に巨大戦車を牽引しているような外見。
列車と言っても敷かれたレール上を走るものではなく、実態は小型の移動要塞である。
厚い装甲や魔法で守られており、極めて頑丈。各部を守る機能はまとめて 「鉄の城壁」 と呼ばれ、
これらの維持には膨大なエネルギーが使われており、グラウノルン発射時にはそれらのエネルギーが一時的に回される。
シルバーノアへの砲撃シーンでは、計7名が発射前の計算やチェックを行っているのが確認できる。
海底油田への接近を阻む列車砲を無力化するため、一行は二手に分かれる作戦を立てて攻略に臨む。
アーク率いる囮役が正面から攻め込み注意を引き、エルクとサニアを中心とした別働隊がヒエンを駆って屋上より侵入することに。
囮役はキングドラゴン&オーガロードとの戦闘になる。そこそこの敵だが一戦きりで、侵入部隊の方が本番。こちらに戦力を傾けよう。
本体の鉄壁さに加えて内部にも侵入者対策があり、警報を鳴らしたり、対象を強制ワープさせるレーザー装置が行く手を阻む。
敵はシーフ、モンク、アサッシンロード、下法師、グリムロックが出現し、最奥の制御室ではギオネス司令官とのボス戦がある。
クリア後は破壊されて二度と入れないが、その直前にサニアによって軍本部への砲撃に逆用され、女神は自らの主にトドメをさす事となった。
海底油田
ミルマーナ東の海に建造された巨大施設。
ミルマーナにおける殉教者計画の洗脳装置設置場所であり、長かったミルマーナ編のラストダンジョン。
シルバーノアで移動する国を選ぶ画面から直接向かう。侵入シーンがちょっと面白い。
ここでのパーティ編成はサニアが強制参加。
内部はそこそこの広さと複雑さを持ち、仕掛けの都合で行ったり来たりさせられることも。後半部のパイプ迷路が名物。
敵はあやし火&レッドファントムの火属性コンビ。巨大列車で一部の敵を全滅させていない場合のみ、パイプ迷路でバシリスクも出現する。
最深部ではいよいよヤグンとの決戦となるほか、撃破後も制限時間のある脱出イベントがあり、
潜水艦前ではアンデルの部下であるダークパラディンが妨害してくる。
毎度のことながら、クリア後は二度と入れない。手配モンスター・グロヴィスの倒し忘れなどに要注意だ。
ラゼンの沼
南西の山間部にある沼地のFBA。前作の「センバラの沼」がリストラされた後の後釜の沼。
足場は悪く、移動可能範囲も狭いが、敵の方から来てくれるので移動の手間はない。
敵はスライムボンバーとパラライズフライが出現する。
最初はミルマーナでの唯一のFBAとなり、希少なスライムボンバー系との恒常遭遇の地でもある。
何といってもスライムボンバーの印象が強い。とにかくスライムボンバーとセットで語られる場所だろう。
ルワジの森でも出現するが、あちらはエリア自体の影が薄すぎる。
ニカラスの森
北東にある半島の南側にあるFBA。前作からの続投組。
グラウノルン攻略後でないと利用できず、影が薄い。
敵はパラライズフライとウェアジャッカル。
ルワジの森
北東にある半島の東側にあるFBA。前作からの続投組。
ニカラスの森とはほぼ繋がっているようだ。
敵はスライムボンバーとウェアジャッカル。
足場は広めだが、遠くにいる敵がこちらに真っ直ぐ向かってこないことがあり、稼ぎ効率は悪い。
グラッセル炭坑
ギルド仕事・炭坑の落盤事故の炭坑夫救出作業でのみ入れる場所。
ニエンの森の西にあるクレーターのような場所にある。
プロディアスの某大家に似た人が責任者を務める。詳しくはギルド仕事の項を参照。