【ヘルゲゴーグ】

Last-modified: 2023-02-17 (金) 17:49:58

概要

Ver.4のメインストーリーに大きく関わるモンスター。大半の個体の見た目は、トカゲに角を生やしたような化け物と言ったところ。
最も下級と思われる黒い個体に関しては、当初は【異形獣】と呼ばれていた。これは辺境警備隊の【ラゴウ隊長】が暫定的に付けたものである。
強力な個体になると異なる体色を持つほか、目玉があったり体が大きかったりと見た目も変わってくる。
角には宝石が付いており、そこから精神エネルギーを吸収する光線を放つ。
宝石の色は通常時は黄色で、エネルギーを吸収すると赤く変色する。そして、精神エネルギーを奪われた人間は昏睡状態に陥ってしまう。
 
その正体は、【ドミネウス王】の指示を受けて【王立アルケミア】で開発された【魔法生物】
ドミネウスの目的は、ヘルゲゴーグをエテーネ王国各地に放って人々から精神エネルギーを奪い、それによって自身の時渡りの力の弱さを補うことであった。
なお、ヘルゲゴーグは魔法生物ゆえ、厳密には魔物と異なる存在と思われるが、消滅する時は【魔瘴】を放出している。ドミネウスやアルケミアの錬金術師が魔族と通じていたという様子は無いが、後述するキュロノスとの繋がりが遠因にあると思われる。
 
Ver.4.1以降は、黒幕【キュロノス】の手駒として登場し、【終焉の繭】から現代アストルティア各地に放たれている。
大量に所持する一般ヘルゲゴーグを雑兵として扱うだけでなく、様々な魔物のチカラを取り込んだ改良版を作り上げもしている。
なお、Ver.4.1では気前よく雑兵ヘルゲゴーグを放っているが、その後Ver.4.5前期までそのような場面は見られなかった。ストックが尽きたのか温存していたのかは不明。
 
バリエーションは多岐にわたるが、根本が同じ魔法生物である為か、系統は殆どが【物質系】で統一され、耐性も概ね似通っている。攻撃力はいずれも時期を考えればかなり高めに設定されている。また精神エネルギー関連の設定からか、MPダメージやMP吸収の攻撃持ちが多い。

遥かなる故郷へ(Ver.4.0)

初登場の本バージョンでは様々な個体が出現した。以下にそれぞれについて触れる。

辺境警備隊を襲撃した個体

初めて出会う個体。辺境警備隊の駐屯地に現れ、兵士数名を昏倒させた。
主人公はラゴウの命を受け、辺境のほら穴までこの個体を追跡して戦うことになる。戦闘面についてはこちらを参照のこと。
敗北後は最後の足掻きで主人公から精神エネルギーを吸い取ろうとするも、主人公の並外れたエネルギーの強さに耐えきれず角の結晶が破損して消滅した。

指針監督官が従える個体

【残響の海蝕洞】【ベルマ】が呼び出した個体。強化版で、赤い体色をしている。
最初はベルマに従っていたが【シャンテ】の音痴過ぎる歌によって暴走を始め、敵味方の区別なく襲いかかるようになってしまう。
最終的に主人公によって討伐された。詳しくは【強化異形獣・狂】を参照のこと。

パドレア邸を襲撃した個体

【マローネ】とその子供たちを2体で襲撃。【ファラス】によって撃破されるものの、マローネから精神エネルギーを奪って昏倒させた。
その角はファラスに回収され、後にそこから精神エネルギーを戻してマローネを治療することとなる。ムービーではあるが本来は強化異形獣・狂から新たに使うようになったローリングアタックを使用している描写がある。
結果的にはマローネを昏倒させるにとどまったが、彼らはドミネウス王の手によって解き放たれており、ここでファラスや主人公たちによる妨害が入らなければ、この時点でマローネとその子供を殺害するつもりだったことが後に判明した。

王立アルケミアを襲撃した個体

【ヨンゲ所長】らを襲っていた個体。研究棟の中を雑魚敵として徘徊している。戦闘面についてはこちらを参照のこと。
また同ダンジョンではボスとして、白い体色をした強化版のヘルゲゴーグと対峙することになる。こちらについては【ヘルゲゴーグ・烈】を参照。
開発に関与した錬金術師たちの口封じをするために、ドミネウスの手によって放たれた模様。

時見の神殿に現れた個体

【魔人王ドミネウス】撃破後に現れた【黒衣の剣士】が3体連れている。エテーネ人から吸い取った時渡りのチカラを時見の箱に供給していた。
黒衣の剣士は「長い旅路になるのだから……。」と語っており、大掛かりな時間移動を行おうとするための準備をしていたと思われる。

エテーネ王宮を襲撃した個体

上記のイベントの後、【エテーネ王宮】をヘルゲゴーグが襲撃しているシーンが描写される。
ドミネウスの死によって制御を失ったのか、黒衣の剣士が意図的に暴走させたのかは定かではないが、後の展開を考えると後者の可能性が高い。

栄光の勇者と消されし盟友(Ver.4.1)

【グランゼドーラ城】上空に移動した終焉の繭から、【不死の魔王ネロドス】のチカラを取り込んだ【魔獣ネロスゴーグ】が出現。
ネロドス譲りの不死のチカラにより一度倒されても復活し、更に【無限獣ネロスゴーグ】へと進化した。
ネロスゴーグ撃破後は黒衣の剣士が通常のヘルゲゴーグを何体も呼び出すが、ファラスと【叡智の冠】に各個撃破される。

赤き大地の双王子(Ver.4.2)

【グレン城】【原獣プレゴーグ】が出現。一度は【悪鬼ゾンガロン】に捕食されるが、逆に腹の中からゾンガロンを食らってそのチカラを吸収し、【喪心獣ゾンテドール】へとパワーアップした。なおゾンテドールは、ヘルゲゴーグの中では唯一の【けもの系】である。

砂上の魔神帝国(Ver.4.3)

【ウルベア大魔神】の核といえる地脈の結晶の中におたまじゃくしのような小型のヘルゲゴーグが潜んでおり、恐らくこれが大魔神を操っていたと推測できる。
Ver.4.5前期【遥かなる未来への旅路】でこの異形獣の名は【憑依獣ザルボーグ】と判明する。

うつろなる花のゆりかご(Ver.4.4)

【魔瘴調査区画】【増殖獣バイロゴーグ】が出現。
UFOのようなベースから触手の生体パーツが伸びているという、以前のヘルゲゴーグとは一線を画した異様な姿をしており、自身を無限に増殖させる特殊能力を有する。
プクランド大陸地下に封じられた魔瘴を吸収する役目を持つほか、主人公が討伐の糸口を見つける前の時間軸ではアストルティアを滅ぼした張本人ということにもなっている。これまでのヘルゲゴーグと違い人里を襲っていないため今一つピンと来ないが、今シナリオはバイロゴーグが周囲を攻撃するだけで収拾が付かなくなるため、秘密裏に始末する必要があった。

遥かなる未来への旅路(Ver.4.5前期)

キュロノス及び傀儡となったマローネが【黄金獣アルムゴーグ】【白銀獣ロムドゴーグ】を召喚。
それらを主人公が撃破したのち、通常のヘルゲゴーグも呼び出し王都キィンベルを襲撃するが、住人たちの決死の対抗により退けられた。
この時、シャンテの音痴過ぎる歌によって力がそがれ、これを機に住民たちが反撃に出ている描写がある。

選ぶべき道(Ver.4.5後期)

【小さな異形獣】という個体が登場。

ヘルゲゴーグの本質

以上からヘルケゴーグの本質は、キュロノスが害悪となる存在を全て滅ぼすため自らの手駒とすると同時に、実体を持たなかった彼が究極の肉体を得るための足掛かりとする役割も与えて作り上げた実験体である、と導き出される。
そもそも、キュロノスが時見を通して操っていたドミネウスに開発命令を出させ、間接的に開発を主導していたため、キュロノス勢力が生産された個体やら知識技術やらを奪い取って大量所持および実験体の開発を行っていたのも当然のことであろう。
そして、主人公に倒された実験体は終焉の繭へと吸収させ、【ナドラガ】の心臓を媒介して更なる強化個体を生み出す力としていたのであった。
これらの進化の果てに究極の肉体となった【時獄獣キュロノス】が、ヘルケゴーグの最終形態といえる。
魔瘴を発していたのも、もととなったナドラガの心臓に宿っていたそれを利用していたと考えれば説明がつく。

蒼天のソウラ

Dragon Departureにて特殊に変異した個体がエテーネの血を引く者を抹殺すべく、時を超えてその力を強く発現させている【墓守の一族】を襲撃。
力を吸い取られた一族は成す術もなかった為、ヘルゲゴーグに対抗しうるユルールを呼ぶべく【ディオニシア】【ネフェルニシア】を未来へと派遣。
そしてユルールによって撃退された。