【サボテンボール】

Last-modified: 2024-10-08 (火) 12:14:46

概要

DQ5・DQ7・DQ11およびモンスターズ・スラもりに登場するモンスター。
緑色の真ん丸で、中央に顔がある【サボテン】
上位種には【ダンスニードル】、亜種に【パンプキンおじさん】【転生モンスター】【サボテンゴールド】がいる。
なんともひょうきんな表情をしている上、頭の花がソンブレロっぽくも見えるのもあってマラカスを持たせたらよく似合いそうなモンスター。
なぜか本編シリーズでは、なかなか砂漠地方に登場できなかった。サボテンの癖に。

DQ5

【妖精の世界】北部に出現。出現率は高いが、こんな寒そうなところによくサボテンが生えたものだ。
通常の打撃に加え、【空高く舞い上がる】攻撃を仕掛けてくる。
この強化攻撃は通常の打撃の2倍のダメージを与えるもの。
集団でも出てくるので、ブーメランで一気に片付けてしまいたい。
なお、ジャンプ攻撃は本作のバイキルトとは違い、攻撃力が2倍になっているわけではない。あくまでダメージが2倍になるだけ。そして、コイツ自身の攻撃力もそれほど高いわけではない。
つまり、まともな防具を装備していれば基本的に警戒するほどではない。
参考に、守備力が30程度あれば一桁ダメージに抑えられ、40以上あればほぼ完封できる。
スカラを使わずとも、防具をキチンと整えれば全く怖くなくなる。防具を整えるまで、妖精の世界北部には行かないようにすれば万全。
【ベラ】だけは防具を強化できないが、最初から守備力が31あるのでそう易々と殺されることもないだろう。
 
行動パターンは、本作では数少ない2確率ランダムの使い手である(他は【ベビーニュート】しかいない)。
高確率が「舞い上がる・舞い上がる・通常攻撃」、低確率が「舞い上がる・通常攻撃・通常攻撃」。
舞い上がる攻撃は、1発は食らいやすいが、連発はされにくい調整が入っている。なぜならこれはすべて制限行動のため。
具体的には、1発使われる確率が約6割と非常に高くなっている反面、2発目は3割、3発目は0.6割と大きく下がっていき、4発以上は使わない。
 
ヒャド・冷気・ニフラム系が効きにくいほか、意外にもデイン系も効果が薄い。
サボテンのくせに氷や吹雪に強いのだが、コイツ本当にサボテンなのか?
それ以外の耐性はからっきしであり、この時期こちらが使える呪文は全て素通りする。
主人公たちとの相性が悪すぎた。
 
【青年時代後半に妖精の世界フィールドへ】の裏技を使えば耐性を確認できるが、そもそもそれ以前に周辺のモンスターと同様、ただの雑魚である。
ちなみに、妖精の世界にはもっと無意味な耐性を持つ【スピニー】がいる。

リメイク版

空中攻撃の仕様が変更され、3/4の確率で通常の打撃と同じダメージ、1/4の確率で守備力貫通型の【痛恨の一撃】が出る特技となった。
リメイクでは守備力貫通型痛恨も発動率1/4なので、要するにこれと全く同じ性能。
ついでに、こいつより後に出る【ブラウニー】よりも選択率が高い。
攻撃力は高くないが、ジャンプ攻撃で25前後という瀕死級のダメージを与えてくる手強い相手になった。
 
また、ベラに命令ができなくなっているので、相対的にSFC版より手強くなったと言える。
 
リメイク版では普通に青年時代でも妖精の世界に行けるため上記の耐性を普通に確認できるが、まあ無意味なのは同じ。

DQ7

過去【ウッドパルナ】編の【東の塔】や、現代の【カラーストーン採掘場】に出現する。
出会った当初は攻撃力・守備力共に高く結構手強いが、こっちが強くなると逃げ出すことも。
【まものならし】するときは眠らせてからのほうがいいだろう。
【いばらのむち】を1/256の確率で落とす。買うと770Gもするので、入手できたらかなりラッキー。

リメイク版

モンスターパークに送ったサボテンボールに【すれちがい石版】を探しに行かせるとき、以下の名前が当てられる。

一匹目二匹目三匹目
名前サボッチトゥナはおう

3匹目の名前はサボテンの別名である覇王樹からだろう。

DQ11

ナンバリングタイトルとしては久々の登場。
序盤の【サマディー地方】に生息。世界に異変が起きた後も変わらず。今までで一番サボテンが似合う場所に出現。
DQ5プレイヤーにはお馴染みのジャンプ攻撃は健在。さらに全体攻撃の【ローリングアタック】まで習得した。
集団で一斉に転がってくることも多いのだからたまらない。PS4版(移植版含む)では対象が1~3人だが、3DS版や2Dモードでは必ず全員に当たるので脅威。ただこちらのレベルが高いと逃げることも。
PS4版等では昼間は砂漠の脇の茂みに生えている玉サボテンに擬態しており、慣れないとシンボルの見分けがつきにくい。3DS版3Dモードでもサボテンらしく擬態しているが見た目で丸わかりである。
転生モンスターの【サボテンゴールド】を討伐するクエストがあることに加え、お供で【メタルスライム】が出現することがあるので、こいつの討伐数も結構な数になっていることが多い。
ドロップアイテムは通常枠が【サンドフルーツ】でレア枠が【いばらのムチ】。今作におけるいばらのむちは非売品である。

邪ver

邪神復活後のサマディー地方に登場。
攻撃力は上がっているものの、やってくる攻撃は通常のサボテンボールと変わっていない。

DQ11S

【希望の旅芸人】でもサマディー地方に引き続き登場する。なおサボテンゴールドは出現しない。

DQM・DQM2

植物系モンスターとして登場。植物系×虫系の基本配合。
成長が早い上に中盤に賢さ以外のステータスが良く伸び、会心率も高い。
さらに強力な【マヒこうげき】を覚えてくれるなど地味にスペックが高い。
しかし耐性が最低レベルの上、初期状態ではレベルが30で打ち止めになるため残念ながら戦力としては微妙なところ。
その他の特技は【たかくとびあがる】【ふしぎなおどり】
DQM1では出現が【まよいのとびら】と遅めなためあまり役に立たない。
DQM2ではNPCに主人公の両親が経営する牧場で飼育されているモンスターの一匹として登場。南国のマルタの国の気候には最適とされといる。
野生では一番最初の【砂漠の世界】でいきなり出てくるため、頑張って育てればマヒ攻撃で無双してくれる。砂漠に出現したのはこれが最初。前作の【ドラキー】と同様、肉をやらずとも仲間になりやすい。
サボテンボールを血統に、【ミミック】を相手に配合すると【ガップリン】が、【エビルシード】が相手だと【マッドプラント】が誕生するが、両者とも系統の基本配合で誕生するので、わざわざこの組み合わせで誕生させる意味合いは薄い。
PS版では【辛口の世界】の植物系モンスターの村で道具屋をしている個体がいるが、クリア前は「さらわれた仲間が心配で商売をする気になれない」と言ってアイテムを売ってくれない。

キャラバンハート

自然系のDランク。重さは2。
ローレシア地方全域に出現する。
習得する特技はマヒこうげき、ふしぎなおどり、【すなけむり】
自然系に自然系の心と物質系の心を与えると転身できる。
これを足掛かりとした転身先や、この心を利用した転身先はない。
しかし相変わらずマヒこうげきは便利。成長もかなり早い。
転生士の能力で転生させるとランク1の地図士(子供・男)になる。

ジョーカー2プロ

自然系のEランク。断崖の入り口に出現する。
断崖入り口はこいつが出現するようになり、激しく処理落ちするようになった。
ステータスは攻撃力がかなり高く、アンチみかわしアップの特性を持つ脳筋。
強化するとカウンターの特性を得てさらに脳筋っぷりが増す。
所持スキルは【むしのしらせ】

テリワン3D

スペックはDQMJ2Pとほぼ変わらない。
しかし、前作から持ってこないと入手できないというまさかのレア化を遂げてしまった。
オリジナル版には登場していたというのに…。
たまに親切な人がすれ違いに設定しているので、それで入手できることもある。
特性は【スタンダードボディ】【アンチみかわしアップ】【封じブレイク】、+25で【カウンター】、+50で【ジャミングブレイク】
同じく配合で生まれない、野生で出現しないなどから激レアモンスターと化してしまったものに【ヘルビースト】がいる。

テリワンSP

【引越しアプリ】が無くなったので【おもいでの扉】等の【黄金郷】に野生個体が出現するようになった。

イルルカ

Fランクに下がった。
オリジナル版同様、【イル】【ルカ】の両親が経営する牧場で飼われているモンスターとして登場。
敵としてもオリジナル版と同じく始めに訪れる【砂漠の世界】で普通に出てくる。悪天候時は【ドロザラー】に差し替えられ、出現しなくなる。
テリワン3Dのレア化は何だったんだ…。前述のヘルビーストも同じようにごく普通に出現し、配合で生まれるようになっている。
【新生配合】【クスリのちしき】【メガボディ】化で【AI1~3回行動】【ギガボディ】化で【パラメータブレイク】、SP版では【超ギガボディ】化で【やいばのボディ】を習得。
 
マップ上のサボテンに擬態しており、
「モンスターを後ろからおどかせば、驚いて逃げていき、アイテムを落とすこともあるよ!」
というチュートリアルに使われる。
サボテンボールだと思っておどかしたら、普通のサボテンだったということはよくあること。ちなみに本物のサボテンボールは普通のサボテンよりも花の色が明るい。
また、こいつは時折【おおさそり】に捕食されており、捕食中のモンスターを後ろからおどかすと捕食されているモンスターを助けられるというチュートリアルにもなっている(これに関してはゲーム中ノーヒントなのだが、モンスターを手当たり次第おどかしている内に気付きやすい構成にはなっている)。
ちなみに、こいつは【ライオンヘッド】にも襲われることがある。
さそりもライオンも本来は肉食なので、実はサボテンと言いながら食感は肉に近いのかもしれない。
まあ、草食動物がモチーフの【けもののきし】【マンモデウス】が動物のモンスターを捕食していたり、【格闘場】にいる【パオーム】【しもふりにく】を好物としている時点で気にするべきではないのかもしれないが…。
 
アイテムは【ビッグサボテン】などを落とす。
こいつをたくさん倒していると転生モンスターであるサボテンゴールドが出やすくなる。
【オリハルゴン】の背中に乗ると行ける高台の「サボテンの里」はこいつらの故郷であり、砂漠にいるこいつらは里から落ちてしまったマヌケな奴らだととある書物に書かれている。
実際、高台から流れ落ちている砂の滝からこいつらがよく落ちてくる。
 
また、【宿り木の塔】の2階にもこいつは出てくるが、ここにいるこいつを狩ってもサボテンゴールドは出てこないので注意。
代わりにブラウニーの転生モンスターのとげこんぼうが出てくる。
なお宿り木の塔のものは砂漠の世界にいる個体と違い、なんと【しのおどり】を使うことがある。
序盤にもいたやつだしここでもたいしたことないだろ、と舐めてかかると死者を出す羽目になりかねないのでご用心。しかも今回は素でザキ耐性持ちのモンスターが結構減らされており意外に侮れないのだ。
普通のサボテンの上に乗っかっており、ルカorイルを見つけると勢いよく飛びかかってくる。【げんじかぶと】に追いかけられている個体もいるが、狙われているのだろうか…。

ジョーカー3

自然系のFランク。スキルは【ワイルドフォース】
同じ植物系の【オニオーン】系、【おばけきのこ】系、【どんぐりベビー】系、【ナスビナーラ】系とはモーションが同じ。
実は【フレイム】系とも一緒だったりする。使い回されすぎでは……。
特性は【ノーマルボディ】【やいばのボディ】【アンチみかわしアップ】
+25で【カウンター】、+50で【ジャミングブレイク】、+100で【クスリのちしき】
メガボディ化で【AI1~3回行動】、ギガボディ化で【パラメータブレイク】、超ギガボディ化で【神の踊り手】を習得。

ジョーカー3プロ

系統やランクなどは変わらず。【時空の裂け目】に出現することがある。
合体特技【祝福の舞】、合体特性【つねにミラーステップ】を得た。

DQM3

自然系のランクF。野生では【流神殿の魔界】・中級に出現。
ドロップアイテムは【上やくそう】、レアドロップは【スキルのたね】
【とげジョボー】と自然系の配合で生み出せる。
 
特性は【やいばのボディ】【休みブレイク大】(Lv20)、【ラージキラー】?(Lv40)。
Lサイズ化で【1~3回行動】【わるあがき】【全体攻撃】(Lv60)も習得。
所持スキルは【グリーンソード】
 
【デッドペッカー】との配合で【デザートランナー】【岩とびあくま】との配合で【ダンスニードル】を生み出せる。

スラもり2

【サラスナ古墳】【大魔王発掘現場】に出現。
こちらが近付くとぶっといトゲを伸ばして攻撃してくる。
トゲが伸びているときにスラ・ストライクをすると相打ちでダメージを食らってしまうので注意。
物を投げてぶつければ安全に倒せる。
単体ではたいした脅威ではないが、【ピクシー】と組まれると一転して凶悪に。
ピクシーが担いでいる間はなぜか常にトゲを伸ばしており、スラ・ストライクをしても一方的に跳ね返される。

また、大魔王発掘現場では普通のサボテンに混じって地中に埋まっており、
接近すると飛び出してトゲを伸ばすという奇襲攻撃を仕掛けてくる。
地中にいる者はしばらくすると「♪」マークが出るため判別できる。
♪が出るサボテンを避けて進むか、逆にスラ・ストライクを食らわせればトゲを伸ばす前に弾き飛ばせる。
同ステージのボスのベロバーラ戦でも4体出現し、一定時間経つとこちらに飛び掛ってくる。
これをベロバーラに食わせればダメージを与えられるが、舌に乗った瞬間トゲを出す。これって主に対する裏切り行為では?

勇車バトルでは「ドカンとぶっぱなせ!」と「リーダーをねらえ!」を命令できる。
フィールドでもそうだが、時々マラカスを振りながら踊ったり頭の花をいじったりヤスリでトゲを磨いたりなどの無駄行動をしていることがある。

勇車バトルでもトゲが伸びている間はほとんどの敵に相打ちでダメージを与えられるが、やはり物をぶつけられると弱い。
なお、二本兵はダンスニードルのカラーリングが使われている。

スラもり3

【ガンバレーこうや】に登場。
攻撃法は変わらないが、こちらを見かけたときに猛スピードで追いかけるようになった。
やはりピクシーと組まれると厄介。
船バトルでの作戦は同じ。
余談だが、コイツをトロッコなどで潰すとFFシリーズのモンスターである【サボテンダー】にそっくりな姿になる。
【シドもじゃ】と同じく、スクウェアとの合併が実現させた製作スタッフの遊び心といえるだろう。

ビルダーズ2

こいつは出てこないがサボテンボールを模した【ボールサボテン】が登場。

トレジャーズ

お宝として【サボテンボールの像】が登場。

ライバルズ

第2弾「解き放たれし力の咆哮」に収録された共通のノーマルカード。

2/3/1
テンションリンク:お互いのリーダーに1ダメージ

敵リーダーに直接ダメージを与えられるアグロデッキ向きのカード。
しかし体力が低く場持ちが良くない。ステータスの優秀なユニットを採用した方が敵リーダーに与える総ダメージは大きくなることがほとんどだった。
また味方リーダーにもダメージを与えることを活かして、僧侶での自傷手段として重宝される…
と思われたが、もっと使いやすい【福音の杖】が同時期に登場したため、その方面でも全く使われなかった。

タクト

自然系のEランク、こうげきタイプで登場。
使用とくぎは【つきとばし】/【はっか】
才能開花で才能開花とくぎ「サボテンダイブ」
才能開花特性で「サボテンスパーキング」を習得できる。

ドラけし!

サービス開始時から登場。
「バクラバ砂丘」に出現する。
☆1・緑属性 スキルは【たいあたり】

蒼天のソウラ

17巻に登場。
【魔境庭師アビー】の策略で【ソウラ】を集中狙いした植物系モンスターのむれの1匹。
【<盟友>ユルール】【ギガスラッシュ】で一網打尽にされた。

第19回 WEB版写真企画でも登場。
魔境庭師アビーの植物園を彩るモンスターの1匹だが絵ではなくテキストのみで登場。
【ドワーフ】女の「ザルエラ」に最近育て始めたサボテンボールを紹介しようとしていた。


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