ドーピングアイテム
【ちからのたね】―【すばやさのたね】―【スタミナのたね】―【かしこさのたね】―【ラックのたね】―【いのちのきのみ】―【ふしぎなきのみ】―【まもりのたね】―【うつくしそう】―【スキルのたね】―【まりょくのたね】―【しんこうのたね】
概要
DQ3以降の全作品とリメイク版DQ1・2で登場する【ドーピング】用アイテム。【すばやさ】を上げる効果がある。
見た目は柿の種(?)みたいな感じ。最近は茶色い唐辛子のような見た目になっている。
DQ9の公式ガイドブックでは珍しく味に関する記述があり、この見た目を反映してか『やや辛い』とのことである。
行動順はランダム要素の影響が強いが、序盤は素早さの数値が1違うだけでも先攻・後攻率にそれなりに違いが出てくることが多いため、使う対象を間違えなければその効果を実感できるだろう。
素早く行動する必要のある人、たとえば回復・補助役などに投与するのがいい。
DQ3、DQ4では仕様上素早さは守備力に直接影響するので、打たれ弱い人に投与するのもあり。
ちなみに種系全部に言えることだが、【やくそう】などの回復アイテムと同様に使用対象を選べる作品と、対象を選べずに自分自身に使ってしまう作品がある。
どちらかの仕様に慣れていると、仕様が異なる作品をプレーしたときにうっかり使うつもりでないキャラに使ってしまう事故が起こりうるので気をつけよう。
各地の【宝箱】や【壷】に入っている以外に、素早さが売りのモンスターの【ドロップアイテム】になっていることが多い。
DQ1(リメイク版)
上昇量は1~3だが、【ラダトーム】の城の【宝箱】から1つ入手できるだけという貴重品。
たった1つとは言え1対1の戦闘であるDQ1において先攻できるかに関わる素早さの影響度は大きい。
リセットを繰り返してしっかり3ポイント上げておこう。
DQ2(リメイク版)
上昇量はDQ1同様1~3。やはり個数限定品で、3つまでしか入手できない。
宝箱に入っているのは【湖の洞窟】の1つだけで、あとは【ローレシア】の【牢屋】(【あくましんかん】の目の前)・【ロンダルキア南のほこら】の床を調べないと入手できない。
しかもローレシアの地下牢のものはSFC版の場合、同じローレシアの【タンス】に入っている【ふくびきけん】と択一でしか入手できない。
SFC版の【宝箱復活バグ】で増殖させる場合は、【旅の扉】によるショートカットを使える事もあり、ローレシア城で入手できる種がもっとも適している。
しかしこの種、取りに行くたびに【囚人】の【あらくれ】に声をかけられ、更に【バリアー】を往復せねばならず、おまけに悪魔神官打倒前だとうっかり悪魔神官に話しかけてしまう恐れもあり…と、なかなか手間がかかる。
それでも【まもりのたね】の増殖よりはマシだが。
【種無限使用バグ】を使う場合はまず【ムーンブルクの王女】に与えて素早さをカンストさせておくといい。
DQ3
初登場作品。上昇値は1~3。
【スタミナのたね】や【かしこさのたね】のような罠アイテムではないが、【職業】とレベルごとの能力上限値や、【転職】で全能力が半減することなどを考慮した上で与えないと無駄になってしまう点には注意。
宝箱からは【ナジミの塔】、【ピラミッド】、【アリアハン】(要魔法の鍵)、【バハラタ東の洞窟】で入手できる。
リメイク版では新たに各地の壺などにも追加されたことに加え、【すごろく場】での入手も可能となっている。最終的には10個以上(SFC・GBC版。すごろくのないガラケー版以降は9個)と、種としては拾うだけでも結構な数が手に入る。
落とす敵は数多いが、特に【デッドペッカー】は1/16という、同作中でもっとも種をドロップしやすい敵である。
【メタルスライム】が1/32の確率で落とす他、【はぐれメタル】頻出地帯である【リムルダール】周辺に出現する【ダースリカント】も1/64の確率で落とす為、【メタル狩り】をしていると自然と入手する機会が増える(リメイク版で【盗賊】を入れている場合は特に)。
DQ4
上昇量は1~3。
各地の宝箱等から合計9つ手に入る。
また、【とうぞくバコタ】を倒した際に必ずこのアイテムを落とす。
本作では第五章で唯一マニュアル戦闘である【勇者】が相対的に鈍足なこともあり、できるだけ勇者に投与したいところだが、前作に引き続いてレベルごとの【上限値】システムがあるのでその点には注意が必要。
リメイク版
他のドーピングアイテムと同様に収集できる量が増えている。
しかし、DQ7に合せてか上昇量が1~2に変更された。
ちなみに、同じくDQ7での上昇量が1~2である力の種はリメイク版でも1~3のままである。
DS版以降の【トルネコの盗み】+おれにまかせろ(わたしにまかせて)で集める場合は行動パターンに逃走がない【きゅうけつこうもり】か【シャークマンタ】がオススメ。ただし前者はダンジョン内にしか出ず、開始時混乱による逃走や同士討ちのリスクがある。
他は隠しダンジョンに生息する【ゲリュオン】や【ランガー】を除いて、どいつもこいつも逃げる奴ばっかり。
ああ、素早さってそういう…。
DQ5
上昇量は1~3。
前作から一転宝箱などから入手できるのは計4つとかなり少なくなっている。
特にSFC版では他作品に比べて行動順決定における素早さの信頼度が高いため、良く考えて使いたいところ。
ちなみに、SFC版では【ドワーフの洞窟】にあるものは入手できる期間が限定されるので取り逃さないように。
青年期に持ち越すアイテム枠に余裕が無いならこの1つは主人公に使ってしまおう。
主人公の素早さは適正レベルだと本作の敵モンスターの平均的な素早さに近いため、種の効果を特に実感しやすい。
よほどひねくれたプレイをしない限り常に戦闘に参加させるであろう主人公が先手を取りやすくなる恩恵は大きく、主人公は自力ではカンストまで伸びないので、レベルごとの上限値にかからない限り無駄にもならない。
【くびながイタチ】、【おばけねずみ】が1/128の確率で、【メタルスライム】、【マムー】、【グレイトマムー】が1/64の確率でそれぞれ落とす。
このアイテムに限った話ではないが、SFC版ではアイテムドロップの仕様上別種のモンスターがいるとアイテムをドロップしなくなるので注意。
ドロップを狙う場合はニフラムや風神の盾を活用しよう。
なお、上記の他に【ムチおとこ】が1/4096の確率でドロップすることがある。
確率を見れば分かる通り落とすこと自体非常に稀なのだが、SFC版では仮に持越しアイテムが満杯の状態でドロップが発生すると【ビアンカのリボン】が入手できなくなるという不具合が生じる。その場合は、入手直後に使ってしまえば問題は発生しない。
なお、リメイク版ではアイテムドロップの仕様が変更された上、前述の5種のうちメタルスライムが仲間にできるようになり、しかも起き上がる確率は1/256とドロップ率よりも低確率なため、メタルスライム勧誘目的で粘って戦っているとこれが複数個たまっていることが多いだろう。
DQ6
上昇量は1~3。
【ライフコッド】の自宅で入手できる他各地の宝箱などから合計7つ入手できる。
レベルごとの上限値による成長抑制が撤廃されたため、序盤から積極的に使っていける。
ドロップアイテムとしては【ひとくいばこ】、【スカルガルー】、【ガマニアン】、【マドハンド】、【ブチュチュンパ】が各々1/256の確率で落とす。
ボスモンスターである【しれんその1】のみ1/64の確率で落とす。
落とす確率自体が低いので、本格的に収集するなら盗賊を複数人準備しよう。
他のドーピングアイテムにも言えることだが、本作では使用時のメッセージに表示される上昇量は職業によるステータス補正が適用済みとなっている点に注意する必要がある。
素早さに上昇の補正が入る職業では4上がることもあれば、下降の補正が入る職業では3上がらないこともある。
これらはあくまでも見かけの上昇量の変化に過ぎず、無職(か素早さへの補正が無い職業)に転職すれば1~3の範囲でしか変動していない(つまり、素早さが上がる職業で吟味しても意味が無いし素早さが下がる職業で使っても損はしない)。
転職状態では実際の上昇量とのずれが生じて紛らわしいことが多いため、吟味するなら無職で行うのがベターとなる。
なお、職業による補正だけでなく、【ほしふるうでわ】を装備していると見かけだけ2倍上がる点にも注意が必要(【まじんのよろい】を装備していると見かけ上の上昇値は0になる)。
すばやさの補正が最高の【はぐれメタル(職業)】(+100%)でやると、補正の積算により最大12ポイントも上昇したと表示されるが、もちろん実際には1~3の範囲でしか変動していない。
ほしふるうでわを装備した状態でステータスの上限である500ポイントまで達していると、「0ポイント上がった」と表示されるが、実際にはちゃんと1~3の範囲であがっているので、正しい数値を知りたければ腕輪を外して使うこと。
DQ7
上昇量は1~2と前作までと比べて上昇量が1下がっている。
宝箱等からの入手量自体は11個とそれなりだがクリア後に入れなくなるダンジョンにも置いてあるので取り逃さないよう注意。
他のドーピングアイテム同様カジノのラッキーパネルで入手することもできる。
このアイテムを落とすモンスターは【フーガ】、【ダッシュラン】、【あばれ足鳥】、【テラノライナー】、【シープダック】、【ヘルジュラシック】、【キルゲータ】と多いがいずれも落とす確率が1/256と低いため、DQ6同様本格的に収集するなら盗賊等の職業の出番となる。
なお、本作でも使用時のメッセージに表示される上昇量に職業によるステータス補正が適用されるため、実際の上昇量との間にずれが生じる可能性がある点に注意。
吟味をするなら無職の時がベターなのも変わっていないが、本作では職歴というシステムもあるため職歴技を狙っている場合は迂闊に転職しないように。
リメイク版
他のドーピングアイテムと同様に上昇量が1~3とDQ6と同じ範囲に戻り、使用時に「無職時」のすばやさの値が表示されるようになったので、職歴廃止も相まって吟味の際に転職する必要は完全になくなった。
また、完全上位互換アイテムとして【超すばやさのたね】が追加された……が、どう頑張っても3個までしか手に入らない完全個数限定品なので使うのは推奨できない。
【トクベツなモンスター】として追加された【おばけねずみ】が1/128の確率でこの種を落とす。これ以上高い確率で落とすモンスターはいないので、これを利用して【すれちがい石版】でおばけねずみ3匹を詰め込んだ自作石版を作ればおばけねずみしか出ない石版が出来上がるので、PS版の2倍以上のペースでこの種を集めることが出来る。
他にも高レベルモンスターがリーダーの石版世界の宝箱、一部モンスターがリーダーの自作石版のクリア報酬などといった入手手段はあるものの、手間を考えればおばけねずみ狩りがベストなのはほぼ間違いない。
DQ8
素早さ上昇量は1~2。
本作は敵の素早さが大幅に上方修正されており、ほしふるうでわの効果も弱いため価値が上昇。
敵からは【はぐれメタル】(1/128)が通常枠で、【メタルスライム】(1/256)がレア枠で落とす。
ドロップ率の面では比較的ましな方だが、相手が相手なので【メタル狩り】の活用が必須となるだろう。
今作では錬金に使う事も可能で、これと【いのりの指輪】を合わせると【はやてのリング】になる。
これはカジノ等で簡単に手に入る物なので、レシピ埋め以外の目的で作るのはオススメしない。
売値は13G。
3DS版
【モリー】の【メタルブロウ】や【ゲルダ】の【キラージャグリング】というメタル狩りにうってつけな人員と技が追加されている。
これらではぐれメタルを狩りつつ、ゲルダのオートぬすむに賭けるのが良い。
だが、【追憶の回廊】で必ずこれをドロップする【追憶のトラップ】【追憶の妖魔ゲモン】【追憶のレオパルド】が新たに追加され、紫宝箱からも確率で入手でき、【エスターク】を二度目以降に撃破すると確率でこれを10個入手出来るようになった為、大量入手を目指すなら断然こっちがいい。【ゴールドニャン】も落とす。
比較的倒しやすいのは、トラップの方。
入り口からも比較的近いので、回廊攻略の序盤でも集めやすい。
回廊のボス達は攻撃のみならず素早さも非常に高い為、それらに対抗する為にはすばやさのドーピングの意義は大きい。
DQ9
上昇量は2で固定。
落とすモンスターは【キラーマシン】。
ことのほか、行動順が戦局を大きく左右する本作では、無計画に投与してはいけない。
たとえば、すばやいバトルマスターを作った場合、ザコ戦では活躍できるが、
ボス戦では補助がかかる前に行動してしまったり、【コンボ】が繋がらなくなったりする。
魔王戦まで見越してやりこむのなら、他の種以上によく考えてから使おう。
DQ10
上昇量は1で固定だが転職しても上昇分は有効。個数限定品。
詳しくはこちらを参照。
DQ11
上昇量は2で固定。売値は15G。
異変前・異変後の世界では割と楽に乱獲できるが、過ぎ去りし時を求めた後の世界では落とす敵が【賢者の試練】の【デスフラッター・強】と【グレイトマムー・強】の2体しか居なくなり、いずれも【メタルハンド・強】がお供として現れる可能性があるので乱獲には【ザラキ】の恐怖が付きまとう。
PS4版・DQ11Sの【マジックスロット】では特訓モードのアイテムとしてたまに拾える。拾った個数が多いほど期待値が上がる。
3DS版の【ウマレース】では路上アイテムとして登場。拾うとダッシュ状態になりスタミナも回復する。
不思議のダンジョンシリーズ
一定時間行動速度を上げる草として登場。
これを飲んで倍速状態になれば、等速の敵ならば攻撃→後退→攻撃→後退と繰り返すことにより無傷で倒せる。大事な場面にとっておきたいところ。
初代のみ、飲んだ直後にトルネコのターンが回ってこない場合があるが、これは冒険を開始してからの総ターン数で決まる。
総ターン数が奇数なら飲んだ直後もトルネコが行動することが出来るが、偶数なら敵にターンが回ってしまうのだ。
もっとも、冒険を開始してからのターン数を数えておくのは非現実的なので、知っていても有効活用はできないだろう。
2以降は飲んだ直後に2回連続で行動できるようになり、より有用な草になった。
少年ヤンガスでは上記に加え「かいひ」が上がる本編に近い効果が追加された。
DQM1
モンスターに使用すると素早さが3上がる。
売却すれば12G。
トレジャーズ
【お宝】の一つとして登場。
お宝No. | 308 |
レアリティ | トレジャー |
カテゴリー | ヒストリー |
コレクション | どうぐ |
標準価格 | 900,000G |
アベル伝説
魔法の種の一種で、食べると一時的に素早く動けるようになる。
【グリンラッド】で行き倒れた【アベル】が謎の老人【ザナック】に助けられた際、他の種と共に与えられた。
【ドランの都】に向かう海峡の吊り橋での戦いでアベルが食べ、【アークデーモン】の【イオナズン】をかわすのに使用。【デイジィ】も食べて取り巻き相手に立ち回っている。
ダイの大冒険 アニメ版(2020)
若かりし頃の勇者アバンを描いた61話「勇者アバン」で「スープにパデキア草の茎をすりつぶして混ぜると味が締まり病気やケガによく効くし栄養も満点」という原作にもある台詞にアニメオリジナル要素として隠し味にすばやさのたねをひとつまみ入れていた。
パデキアはDQ作品であまり登場しない薬草だからか?