今までその存在が忘れられていた魔獣。
FF6にて初登場を果たすが、それ以降、FF10の訓練所にて再登場するまで彼の登場する姿はない。
FF6 

Lv67、HP55000、MP19000、種族:なし。魔法生物。
攻撃力20、防御力75、命中100、素早さ63。
回避率0、魔力10、魔法防御70、魔法回避0。
吸収属性:毒、風、聖、地、水。弱点・無効化属性なし。
有効な状態異常:暗闇、スロウ、プロテス、レビテト、ヘイスト、リフレク、シェル、スリップ。
行動:
- 通常時
1ターン:ファイガ、ブリザガ、サザンクロス
2ターン:サンダガ、ブリザガ、ファイガ
3ターン:サンダガ、サンダガ、サザンクロス
4ターン:ファイガ、ノーザンクロス、ノーザンクロス
- HPが32640以下
1ターン:ファイガ、だいかいしょう、クエイク
2ターン:ファイガ、メテオ、フレアスター
3ターン:メテオ、クエイク、だいかいしょう
4ターン:ファイガ、ファイガ、フレアスター
- 12回以上ダメージを受けた
1ターン:未知の光がアルテマをつつむ!(ヘイスト・プロテス・シェルは掛からない)
2ターン:何もしない
3ターン:アルテマ
- カウンター:たたかう/何もしない/何もしない
操る:不可。スケッチ:なぐる/たたかう。
盗み:通常枠ブラッドソード/レア枠クリスタルオーブ。落とすアイテム:なし。
魔法修得値:8。
瓦礫の塔に登場する、長い間存在を忘れられていた魔獣。
我が名はアルテマ‥‥‥時のかなたに忘れ去られし者‥‥‥ 我はそう造されて間もなくこの地に安置された‥‥‥ 我は何をすべきなのか考え続けた‥‥永い間、考え続けた‥‥‥ その答えがようやく出たようだ‥‥‥
「我が名はアルテマ」の台詞の直後に体が光って体内の歯車がカタカタ回り、バトルが始まる。
レベルは67。HP55000でMP19000。属性(吸収)は炎氷雷以外全ての属性。
戦闘BGMは通常のボスと同じ「決戦」であり、「死闘」ではない。
倒すとセーブポイントが出る、FF5でいうところのアポカリョープス的なボス。
登場時の歯車が回るアニメーションは印象深い演出。
モンスターグラフィックの動作アニメーションはシリーズ通して6のアルテマウェポン系が初めてではないか。
(グラ全体が移動や形態変化をしたり、一部分が出現・消滅するような例はいくつもあったが、
滑らかな「動き」のアニメ演出はFF1~FF6の他のモンスターにはなかったはず)
- 旧スマホ版でも高解像度のドット絵で開戦時ちゃんと歯車が回転する。
魔大陸のアルテマウェポンは戦闘の進行によっては歯車が回転する前に倒してしまうが、
アルテマバスターは戦闘開始時に必ず見る事になる。
通常枠でブラッドソード、レア枠でクリスタルオーブが盗める。どちらもレア度・有用性共に高い逸品。
ただし、より量産が難しいのはクリスタルオーブ。ブラッドソードはレア枠ながらリザードから盗むことが可能。クリスタルオーブはこれ以外イエロードラゴンのドロップ及びマジックマスターからの盗み(レア枠、通常枠でエリクサーあり)でしか入手できない。しかもマジックマスターは狂信者の戦闘ではぬすむが使えないので通常の方法では盗めない。
特にGBA及び旧スマホ版以外はこれらのモンスターとの再戦ができないため完全な個数限定品。
スケッチすると、「たたかう」か「なぐる」が発動する。
- 実質的にアルテマウェポンと大差なし。ウェポンをスケッチで発動するパワーぜんかい!は2倍撃。
倒すとウェポンより2少ない魔法習得値8入手。
ステータス異常は暗闇・スロウ・スリップが有効。
GBA版系列ならサンビームを撃っておいて損はない。
因みに、透明は効かないので、バニシュデスは通用せず。
【時のかなたに忘れ去られし者】
「創造されてまもなくこの地に安置された」
「長い間考え続けた」
とか言ってる割には、いる場所はベクタの牢獄部分である。
- 長い間考え続けたことの答えが何だったのか、結局作品中ではわからない。すごく気になるのだが…。
主人公達と出会う事で何をすべきか理解し、戦いを挑んできたという事は、
つまるところ彼が見つけた答えとは「侵入者と戦い、排除する」事と思われる。
生まれてからずっと放置されていて、目的も役割も持てなかったのだろう。
瓦礫の塔のボスで進路を塞いでおらず放置可能なのは竜二匹以外は彼だけである。
放置してもケフカ死後恐らく瓦礫の塔の崩壊に巻き込まれて死ぬ運命にあると思われる。
- 魔法生物だから崩落に埋もれる前に魔法が消失したあおりで消滅していそう。
アルテマウェポンと並んで高度な魔法を多用してくる。
同じポジションのインフェルノと異なり、倒してセーブポイントが出現する関係上、戦闘前にセーブできない点は注意。
たたかうの他、通常はファイガ、ブリザガ、サンダガ、サザンクロス、ノーザンクロスを使い
HPが減るとメテオ(魔法版)、クエイク、フレアスター、大海嘯も使う。
BGMも相まってアルテマウェポンほどの威厳はないが、どの攻撃もこの時点ではなかなか強い。
- モードチェンジ前の攻撃は全てミネルバビスチェで無効化可能。
極端な話、時間はかかるがミネルバビスチェを装備して放置すれば無力化され勝ててしまう。
12回以上攻撃を与えると次のターンで「未知の光がアルテマをつつむ!」という文章が出て3回光った後、究極魔法アルテマを撃つ。もちろん威力はかなり高い。
- GBA版公式攻略本では13回と書かれているが、内部的には12回である。
コイツのアルテマはPT全員2500~2800ダメージほどの威力。鬼神の特技メテオとほぼ同程度。
ケフカの最終形態もほぼ同値のステータスである為、威力はほぼ同じになっている。
魔法生物でもある。
SFC版のFF6には「ラスボスより強い隠しボス」がいないから
(強いて挙げるなら真ジーク、ブラキオレイドスくらい)、
いっそ彼をもっと強くしてやってもよかったのではと思う。
能力的には決して弱くなく、かなり強い。ただ設定された行動パターン上、実際に戦うとそれほど強く感じられないのも確か。
「秘めた力は高いけど、前作5の神竜と似た「懐の深さ」でこちらを虐殺したりはしないヤツ」、と個人的には思っている。
実際こいつはトリッキーな攻撃をしないため、ガチンコ勝負の様相になり、正統派のバトルを楽しめる。
- 防御系は2桁しかないものの素早さは63と速め、ただアルテマモードの時にアルテマやオメガのように「膨大な…」がなくヘイスト・プロテス・シェルが掛からない。
もしあったらプレイヤーはジリ貧になってこそこ強く感じただろう。 - あとカウンターのたたかうの発動率は1/3と高くないから、そこももうちょい高かったらね。
コンプリートの解説は「長い間存在を忘れられていた魔獣」。結局なんなんだコイツは。
- 解釈として、1000年前の魔大戦時にアルテマウェポンと同時期に造られた説と、世界崩壊後にケフカに造られた説とがある。
1000年前の魔大戦時にアルテマウェポンと同時期に造られた説
名前からして、アルテマウェポン暴走時に備えて開発されたのかもしれない。
- アルテマウェポンを作った勢力と敵対していた勢力が作った対アルテマウェポン兵器かもしれない。しかし本格的に運用される前に魔大戦そのものが終わってしまい、一度も戦う事なくそのまま封印された結果記録にも残らず忘れ去られ、世界崩壊に伴い偶然封印が解けたが既に倒すべき相手は存在せず、何の為に自分は存在するのか自問していた所にアルテマウェポンを倒した一行が現れたので「ようやく答えが出た」、つまり本来の敵を倒した存在を超える事で間接的に使命を果たそうとした……なんてドラマがあってもいいんじゃないかなぁ。
- 安置された座標と、世界崩壊時に建造された瓦礫の塔の座標が合致したのかもしれない。この場合は造られたのは太古という事になる。
おそらくもっと違う場所に登場させるつもりでセリフも設定したんじゃなかろうか?でもソフトを開発するうちに出す場所に困って「しょうがないからここに置いちゃえ」ってされたのかも。
- 製作者も名前やドット絵だけ作っておいたが、以降の制作中に存在を忘れてしまったのかもしれん。
開発終盤になって気付き、ボツにするのも何なのでとってつけたように配置して、皮肉を込めた台詞を言わせたとか…。
実際、居場所を無視してセリフだけ読むと、かつて魔大戦に使われた城かどこかで出会う敵としか思えない。
FF6の戦闘時のセリフの内部データは、没になったものが多く残っており、中にはデスゲイズのように設定資料編時点の設定の名残のようなデータもある。開発当初は世界が崩壊する予定ではなかったということを合わせて考えると、もともと瓦礫の塔ではない何か別のラストダンジョンだという想定で書かれたセリフだったのだろうか。
世界崩壊後にケフカに造られた説
崩壊前にはいなかったことを考えると、崩壊後に創造されたならば、こいつの「長い間」ってのはせいぜい1年足らずということになる。
イマイチ存在感がないのはこの辺の事情もあるかもしれない。
- 生き物は生まれてから生きてきた時間に反比例して、時間の流れの感覚が早くなる。
生まれてから1年だろうと、放置され考える事がその生涯のほぼ全てだったとすると、
彼にとっては1年も悠久の時であろう。
出現ポイントから推測できる創造主がケフカだとすると、
もはやその創造主に忘れられている可能性すらある。
- そう考えるとケフカの道楽(アルテマウェポンを参考にしたのだろうか?)で作られた哀れな生き物で、
放置してもエンディング以降生きていけるとは思えない。
せめて戦って倒してやるのが、彼に対する慈悲なのかもしれない。
FF6(GBA版/旧スマホ版) 
上位種のオメガウェポンが登場した。
盗めるアイテムが貴重だが、残念ながらアルテマバスターはGBA版の魂の祠には現れない。
恐らく入れるグループがなく、先述の設定やら台詞等の関係で配置するのは変だと判断されたか。
- インフェルノなどの他の瓦礫の塔のボスは再出演しているのに、何故かこいつはリストラされ出現しない。
FF6(ピクセルリマスター版) 
盗めるアイテムが通常枠/レア枠共に「なし」に変更されていたが、不具合だったらしく、アップデートによりver1.0.6から従来通り盗めるようになった。
FF10 

全種族のモンスターを各5匹以上捕獲すると訓練場に登場。登場時にダークマター99個を入手できる。
シンのコケラ・ギイの色違い。頭・本体・両腕の4つの部位が存在。
頭は「不浄液」、本体は通常攻撃と「アルテマ」で攻撃し、腕が存在すると本体の受けるダメージが激減する。
HPは本体が5,000,000で他は80,000。
魔力がそこそこあるので、魔法防御が低いと話にならない。魔法防御が255あればHPが高いだけの雑魚と化す。
ただし、「不浄液」にはフルブレイクの追加効果があるので要注意。
- 三人ともアルテマを耐えられないHPと魔法防御だとリレイズとアルテマのかけ合いでジリ貧になり負ける。
とにかく一人でもアルテマに耐えられるかどうかがキモ。
もしくは素早さが十分あれば瀕死復帰からアルテマまでに二回行動できるため、
MPが持つ限りはリレイズ→攻撃の繰り返しで削っていくことはできる。
1ターン目に全体攻撃をして本体以外を一掃したいが
頭部は遠距離判定(オーバードライブ技は近距離)なので
魔力MAXのアルテマを使用して一掃するのが有効。
「不浄液」を使うのは、やはり先代が御不浄(=トイレ)の住人だったためであろうか。
「不浄液」は「ダメージ+毒+混乱+スロウ+ゾンビ+フルブレイク」という不浄極まりない単体攻撃。
ただし、習性そのものはコケラと同じなので、頭を攻撃すれば使われずに済む。
あとは本体の通常攻撃とアルテマしかないので、それなりの素早さとリレイズがあればしぶといだけの的。
ちなみに、「不浄液」の追加効果のうち「毒」と「ゾンビ」だけは防具の耐性を無視する性質がある。
- 今作の毒は非常に痛いので、耐性無視は非常に痛い。
- 魔力スフィアを全く稼いでなくてもスフィア盤を一周していれば
魔法ブースターなしの連続魔法アルテマで腕ごと破壊できるため、
アルテマバスターに勝てるPTなら「不浄液」をお目にかかることはないはず。
逆に言えば「不浄液」でどうこうなるようなら、アルテマバスターにはまず勝てないだろう。
- 魔力スフィアを全く稼いでなくてもスフィア盤を一周していれば
- ユウナの能力次第だが、アニマだけでも倒せる。威力のカンストしたカオティック・Dなら160万弱のダメージを与えられる。魔法防御が育っていない場合はアルテマの盾にするついでにお見舞いしてやろう。
たまに【AP3倍】【トリプルドライブ】【ドライブをAPに】のアビリティがついた装備を落とす。
育成用の武器としては最高の性能なので、是非全員分は揃えたい。
- 一つ目からAP3倍の付いたS3の武器を手に入れている場合
戦利品の勝利の方程式から自力でトリプルドライブをつける手段がある。 - トリプルドライブを付けるために勝利の方程式を集めようとしてアルテマバスターを狩っていたら、アルテマバスターが AP3倍 や トリプルドライブ や ドライブをAPに 付きの武器を運良く落として、勝利の方程式が不要になる…ということもある。
その一方で防具は、MP限界突破が付いているのだが
売却すると安値で買い取られることになる。
SFC世代のプレイヤーには懐かしい名前。
かつての姿を思い出しつつ挑んでみれば、出てきたのは何だかわからないクリーチャー。
貴様如きが「アルテマ」を名乗るな。
- コイツのグラフィックをアルテマやオメガの色違いにして、すべ超えはオリジナルグラフィックでも良かったと思う。
- 「聖地のガーディアン」の色違いにして欲しかった。どことなくFF6版アルテマバスターと似てるし。
- それは既にいるし…
- コイツがしょぼく見えるのは「シンのコケラ」の色違いだからだろうからやっぱ聖地のガーディアンの色違いとかにすべきだったね。
- 魔法防御が充実してないと、「なぁんだ、雑魚じゃんこいつ」→『アルテマ』99,999ダメージ→「あれ?」となる。決して見かけ倒しのクリーチャーではないので注意。
充実していると、ただのザコですが。
FFRK 
FF6からボスとして登場。ノーマルダンジョンではガレキの塔 4のボス。
また、深淵の間のアルテマの記憶のボスとして【深淵】アルテマバスターが登場している。