AARビークル作成/戦艦扶桑制作記 WW2軍艦のすゝめ/1.制作記その1 起工・船体作り1

Last-modified: 2017-01-10 (火) 12:43:53

それでは建造を始めましょう!

 

と、その前に全長等の長さを決めておきます。
今回は

 
  • 全長 212m
  • 全幅 33m
  • 喫水 9m
  • 後部甲板高 4m
  • 前部甲板高 7m
     
    とします。
     
    再現艦を作る!となり、調べた数値すべてを守りたくなる気持ちはわかりますが、FtDにおいて作ることの出来ない長さ、つくり易いor難い長さというものもあるので、厳密に守る必要はありません。大事なのは自分が納得できているかです。

1.骨組み作り

 

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長門(224m)と比べると小ぶりで太く見える

 

長さを決めたら、その長さに従い箱状の骨組みを作ります。
これは大体の大きさを把握することにより完成形をイメージしやすくする、その後の作業である輪郭線引きの補助とするためです。
なお、塗装を行う予定であればこの時点で色を決め、塗りわけも行っていきます。戦艦サイズをあとから全面塗装するのはかなりの労力を必要とします。

2.艦首縦方向の輪郭線作り

 

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シアーの例

 

艦首形状を作ります。
今回はクリッパー形状ですね。シアー(艦首の反り)がある場合は暫定でいいので甲板から何m高さが上がるのか決めておきましょう。

 

3.水平面の輪郭線引き

 

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輪郭線を引きます。
輪郭線は上から順に甲板、水線、艦底と最低でも3本は欲しいところです。
甲板の輪郭線は船を俯瞰した際に形を印象付ける重要な要素です。自分で納得のいくまで何度でもやり直しましょう。

 

4.艦首、および艦尾の大まかな形状作成

 

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艦首と艦尾を作ります。
艦首は先に引いた輪郭線をつなげながら、艦底から甲板まで徐々に反りが強くなるように作ります。具体的にはスロープブロックをずらして配置することにより、微妙な傾斜を生み出す形になります。
艦尾は削ります。もう何も置けねぇ!ってくらい削ります。全長1/3程度の長さから傾斜が始まり、お椀のような形になり、下のほうには船尾材が飛び出しているイメージです。

5.船体側面の縦方向の輪郭作り

 

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水平面の輪郭線を上下につなげていきます。
場所は直線部ではなく、スロープブロックを使用した、「線に変化がある場所」をつなぎます。この際もスロープブロックをずらして配置することにより船体の微妙な傾斜を作ります。

 
 

以上の3、4、5の3項は甲板の輪郭線を除き、完成してから次にではなく、自分がイメージをしやすいよう、順番を前後させてかまいません。
また、3項共通の注意点として艦首から艦尾まで綺麗な流線型になるよう意識しましょう。
上下をつなげる際に輪郭線とうまくつながらない時には、甲板の輪郭を除き適宜修正します。

 

6.穴埋め

 

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さあ完成が見えてきました。ガンガン穴を埋めていきましょう。
穴を埋めて見ると印象が大きく変わる場合もあります、油断なく点検を。

 
 

この時点で製作開始から8時間、時刻は深夜1時を回りました。おやすみなさい。。。

 
 

7.修正作業

 

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さて、一夜明け改めて点検を・・・。甲板が細い気がする・・・。
間違いに気づいたら必ず直しましょう。今回は甲板中央部の幅を1mずつ増やすことに。それにあわせ曲線が変わる部分を修正しました。

 
 

これにて船体造形作業は終了です。
船体造形に関する細かい解説を別ページで行う予定です。次回更新をお待ちください。

 
 

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