モンスター/ガルバダオラ

Last-modified: 2023-10-30 (月) 15:28:04
種族
古龍種
別名
金塵龍(きんじんりゅう)
登場作品
MHF
狩猟地
大型探査船

目次

生態

伝説に記された天翔龍と同様、高々度の空域に生息する古龍。
鋼龍クシャルダオラに非常に酷似した姿をしているが、銀ではなく黄金の外殻を持つ。
これはクシャルダオラと異なる環境に適応し、
砂金を多く含む石や川の水を摂取した結果であると推測されている。
特殊な鉱石を食べ続けた結果、その鉱物の結晶が体の一部部位に集中、蓄積し、
まるで結晶を纏っているかのような姿をしている。
ガルバダオラが出現すると辺りには眩い黄金色の粉塵が撒き散らされることから、
ギルドはこの龍に「金塵龍」の別名を付けている。
近縁種とされるクシャルダオラとは異なり、
自らの周囲に暴風雨を発生させることは出来ないようで、むしろ晴天時での目撃例が多い。
もっとも、鋼龍最大の特徴である「風を操る」能力自体は健在であり、
外敵に対しては竜巻を発生させて吸い寄せるなど鋼龍を髣髴とさせる技も見せる。
また、ガルバダオラの体内には金粉が蓄積されており、呼吸する際の噴気に混入する。
これによって、ガルバダオラの巻き起こす風は金色で彩られるという。
その攻撃は電気と冷気両方の性質を帯びていることが分かっており、
メゼポルタギルドではこれを「風属性」と定義している。
また、体内に蓄積された鉱物の結晶を攻撃に用いる場面が見られる。
金粉と同時に排出しているのか、結晶を利用した攻撃時には金粉が激しく撒き散らされる。
行動に合わせて結晶を生成することで外敵を拘束することがあるほか、
広範囲に撒き散らして爆散させるなど、攻撃に幅広く用いている。
このような結晶は口からブレスとして吐き出すだけでなく、尾から噴射することもあるようだ。
なお、金塵龍の目撃情報の中には「視界不良に陥った」などといったものもあるが、
これが金粉に依るものなのか、"全く別の要因"なのかは判明していない。
金塵龍が発見された経緯には、メゼポルタハンターズギルドのマスター交代劇が関わっている。
前ギルドマスターがさる事情によってメゼポルタを離れることとなり、
彼からの要請を受け、後任となる現ギルドマスターを乗せて大型探査船を出航させた。
大型探査船が飛行する高々度の空域では、天翔龍シャンティエンによる襲撃が幾度も発生している。
通常であれば、このような外敵に対応する護衛の凄腕ハンターが同乗するのだが、
この時はギルドの要人が居るにもかかわらず、護衛を務めるハンターが乗っていなかった。
故に、天翔龍が普段出没する空域を避ける必要があり、通常とは異なる空域を移動した。
この甲斐もあって天翔龍と遭遇することは無かったが、
航行中に突如叫び声が聞こえ、乗組員が外に出ると周辺には黄金色の粉塵が舞っていた。
更に、探査船の遥か上空を飛行する金色の影が目撃された。
幸運にもその生物に気づかれることは無く、メゼポルタへの航行は終了。
この時に得た情報を元にハンターを乗せて再びその空域へ向かった結果、
件の金色の影が再び姿を現し、正式に「ガルバダオラ」の存在が確認された。

概要

  • 「かつての体は違う色をしていた」とされている通り、クシャルダオラとはまた別な進化を遂げた別種のようで、
    それを裏付けるかのごとく鋼龍とは細部がかなり異なる。
    クシャルダオラとの体色の差異は端的に言えば食性の違いである。
    上記の点からクシャルダオラを源流に持つ種であることは間違いない。
    • クシャルダオラには脱皮を繰り返すなかで経る"錆びた状態"を亜種と誤認されていた経緯があり、
      MHFでは現在も錆びたクシャルダオラはシステム上亜種扱い
      (錆びた鋼龍討伐に関する称号で"クシャルダオラ亜種"と表記されている)である。
      ディアブロスやグラビモスの「亜種」を鑑みればその表記自体が問題とは今更言えないが。
  • 銀色に輝くクシャルダオラとは対照的な金色に煌めく外殻と、煌く氷のような蒼く美しい結晶を纏っている。
    第一印象としては非常に派手な印象を受けるだろう。
    大量の金粉を振りまくなど豪華絢爛な様相であり、黄金のクシャルダオラという表現が似合う。
    体の一部から出ている結晶は、特殊な鉱物を食べ続けた結果体表から出て来たものであり、
    これを意のままに操って猛攻を仕掛けてくる。
    インタビューなどにおいて早い段階からこれが「結晶化」の状態異常を引き起こすことが明かされていた。
    他にも、クシャルダオラは細い尻尾であったが、ガルバダオラはむしろ巨大な尻尾を備えている。
  • また、という二つの属性を同時に発現することで、風属性という力を操る。
    クシャルダオラの攻撃は正しく"暴風"によるものだが、
    クシャルダオラが暴風や竜巻を操るなどして物理的な手段でダメージを与えるのに対し、
    ガルバダオラは攻撃に複属性としての風(氷と雷)を付加させてくる。
    放たれた金粉がガルバダオラが引き起こす暴風に乗って舞い散るため、見てくれはまさに「黄金の風」である。
    • ガルバダオラが操る複属性の名前が「風」と名付けられたのは、
      他でもないクシャルダオラのイメージが影響していると明言されている。
      もちろん「氷と雷の複属性="風属性"」なので、クシャルダオラまで風属性になったわけではない*2
  • 古龍としては非常に珍しく、状態・部位を問わず、龍属性が一切通じない。
    MHF-Gどころか他シリーズを含めても非常に稀有であり、
    他に龍属性に完全な耐性を持つのは全シリーズを通して見てもキリンとバルファルクくらいである。
    クシャルダオラという古龍の代表格の亜種でありながら、
    「龍殺し」としての意味合いを持つ龍属性を遮断するというのは非常に興味深い。
    摂取している鉱石に、龍属性エネルギーを通さない性質でもあるのだろうか?
  • 弱点属性は雷。弱点というよりは、それ以外の属性は一切効かない。
    唯一通じる雷属性は、自身が扱う風属性に内包されている属性の一方であるが、
    一方で(現実での)金は導電性に優れている特徴があり、
    砂金を摂取して金に変質した甲殻を得たために、弱点となった可能性は十分あり得るといえる。
    • 余談であるが、龍属性以外で自身の扱う属性が弱点のモンスターはあまり例が無く、
      そういった意味ではガルバダオラはかなり珍しい弱点属性であるといえる
      (ただし雷という雷らしい攻撃方法はなく、むしろ氷と併せて初めて「風属性」といった感じである)。
  • 大型探査船を襲撃できるレベルの飛翔能力も持ち合わせている。
    しかしながら発見された空域がシャンティエンが目撃された空域と異なるエリアであるため、
    シャンティエンとガルバダオラが生息する空域は基本的には違うということがわかる。
    現実の自然界においても、同じニッチ(生物の生態的地位のこと)を占める動物が
    闘争を避けるために棲み分けを行うのは珍しいことではなく、
    シャンティエンと本種も同じような関係にあるものと推測される。
    • ストーリークエストでは第15章にて登場。
      本格的に大型探査船を襲撃するようになった事が描かれており、
      あろうことか探査船自体を結晶化させて墜落させるという荒業を披露している。
      ギルドもこの能力には手を焼かされたものの、最終的にアクラ種の体液などを元に、
      探査船に結晶化を防ぐ技術が盛り込まれ、ハンター(プレイヤー)を乗せての討伐作戦が可能となった。
  • なお、後述する必殺技の攻撃範囲と回避方法の関係上、
    狩煉道クエストでは通常の大型モンスターの中では事故率の高いモンスターとなっている
    また、主たる攻撃方法の関係上、アクラ・ヴァシムなどと同様にアイテムの消耗が激しくなりがちである。
    そのため、ガルバダオラが選択肢の一つとして登場した際でも回避されることが多い。
    肉質などは昨今のモンスターほどシビアではないため、慎重に戦えば素早く倒すことはできるが、
    野良パーティ―では選ばないほうが賢明である。
    • 狩煉道では「烈種・始種」の枠で登場するのだが、
      烈種は分類上、始種(ヴォージャン、グレアドモス、トア・テスカトラ)に比べ得られるポイントが少し低い。
      また、始種武器強化先が用意されていないなど、元が少し古いモンスターであるため、
      辿異種登場以降は武具生産などであまりガルバダオラに関わらないことも多いだろう。
      そのような事情もあり、MHF-Z後に始めたプレイヤーが貼り主であるなど、
      交戦経験が少ない人が選択権を握っている場合、「ポイント量が少ないから弱いだろう」と
      安直に選出することでPTが大打撃を受けてしまうケースもある。
      ちなみに似たようなポジションとしては遷悠種のジンオウガ(通常種)が挙げられる。*3

戦闘能力

  • 基本的な動きは、錆びたクシャルダオラの剛種特異個体が元になっている。
    風を操作する力は維持しているようだが、クシャルダオラ最大の特徴であった"風の鎧"は纏わない
    代わりに行動によってハンターを引き寄せる効果(いわゆるダイソン)として能力を用いる。
    また、結晶化を引き起こす攻撃ばかり行うため、行動阻害の面ではむしろ強化されている。
    • 結晶化と吸引が合わさると、スタミナが極めて少なくなる上に行動が制限され、
      まともに動けないハンターを吸い寄せ封殺するという恐るべき相乗効果をもたらす。
      このため、防護スキルの中でも「結晶耐性」は優先して発動を狙い、
      発動しない場合でもスタミナ維持のために強走薬系統のアイテムを用意しておきたい。
  • クエスト開始早々から誰もが驚く脅威の初見殺し技を仕掛けてくる。
輝く熱の烈光
その見た目からニフラム*4だか光になれー等と呼ばれる最凶の初見殺し。
ハンターを一瞬の間に光の中に消し去る。
幾多のハンターが某ラカン大尉が如く「何の光!?」とだけ叫び、
茫然としたままクエスト失敗画面を眺めたという…。
クエスト開始直後に確定、さらに戦闘中も時折繰り出す。
ガルバダオラの身体に生えた結晶が煌々と輝きだすのが攻撃の合図
(クエスト開始直後以外は、結晶を光らせる以外にも必ずバックジャンプから繰り出すのが特徴)。
大型探査船をぼんやりと白い光が包み込んでいったかと思うと、
ガルバダオラが目の前を脚で振り払い、光の中へ消えろ!と言わんばかりに雄叫びをあげた次の瞬間、
フィールドのほぼ全域が激しく強烈な光で覆われ、画面が真っ白になる
この光に触れている間は超強力なスリップダメージを受け続けてしまう。
その速度は凄まじく、2秒間スリップを受け続ければHP150が一気に0になるほど。
更にスリップダメージ扱いであるため根性スキルと絶対防御態勢スキルは一切無意味であり、
それどころか根性札グレートや魂の再燃等すら一切反応しないという徹底っぷり。
シリーズでもこれまでになかった必殺効果、「防御力とスキルを無視して即死させる技」である。
  • ダメージ範囲はフィールドのほぼ全域であるため、
    ガルバダオラ本体からどれだけ離れても全く意味がない
    そのため、初見では対処方法が全く分からないため、回避不可能と言えるに近しい。
    あまつさえ一度ベースキャンプへ戻されてから再突入した際、
    この烈光攻撃の真っ最中だった場合はあろうことかそのまま連続乙がほぼ確定する
    実装当初は4人同時に即死してしまい、クエスト失敗で帰還するパーティーが続出した。
  • ほぼ唯一の回避方法は、「烈光が届かない安全圏」に避難することである。
    よく観察していれば、烈光攻撃の瞬間、ガルバダオラをバリア状の光が包み込むことに気付くだろう。
    これはガルバダオラ自身を護るための一時的な保護膜と考えられ、
    ハンターもその傘下に潜り込むことで烈光を浴びずに済むのである
    (そのバリアの大きさは、ガルバダオラ自身の体長に比例して大小の差があるので注意)。
    一度バリアのなかに飛び込んでしまえばガルバダオラは烈光攻撃の動作中で反撃ができないため、
    ここが大きな攻撃チャンスになる。積極的に狙っていきたい。
    ただし、最初に述べたように烈光を放出させる咆哮の直前、
    ガルバダオラは目の前を引っ掻くような古龍種おなじみの動作を取る。
    バリアに潜り込もうとして逆に吹き飛ばされるとそこは完全に烈光の渦中なので金塵龍の思う壺。
    • もしガルバダオラから距離が遠く、バリアのなかに避難するのが間に合わないという場合は、
      ダメージを覚悟でスリップダメージをギリギリまで受け続け、
      最大のスリップダメージが発生する瞬間に緊急回避を試みる、という方法もある。
      ただし一瞬でも遅れる、もしくは早すぎると確実に即死するため、
      やってできないことはないが当然タイミングがシビア、最後の手段なので成功は保証されない。
    • 超越秘儀のみ、上手くタイミングを合わせてその発動時の無敵時間を重ねれば回避可能である。
    • 戦闘フィールドである大型探査船はかなり狭いため、
      実際のところ予備動作であるバックジャンプ時の光る結晶を確認できれば、
      どの武器種でも避難は十分に間に合うようになっている。
      最悪結晶化状態であっても、解除を後回しにしてバリアに逃げ込むことは可能。
      だが予備動作を把握していなかった場合や、最初の引っかきで吹っ飛ばされてしまった場合、
      或いは逃げる途中に結晶化解除モーションが発生したり、
      バックジャンプの時点で結晶が爆発してしまった場合はすべてを諦め心静かに受け止めるしかない
      また、概要にて少し触れたが、フィールドが非常に広い砦跡では
      ガルバダオラが壁判定に遮られずガッツリと距離を離してくるため、恐るべき危険度となっている
    • ちなみにNPCは烈光でダメージを受けることはない。
      そのため烈光は彼らにとっては絶好の攻撃チャンスであるほか、
      上記のように結晶化状態になっていた場合、
      ガルバダオラとの位置関係に関係なくハンターを救助してくれる。
      それが逆効果(結晶解除時の怯みで移動が阻害される可能性もある)になる危険もあるが…
  • 解禁当初から長らく、烈光を2秒間浴び続けると強制即死すると信じられてきた。
    これは2秒程浴び続けるとHPが突然0になった=即死したと視覚的に認識出来たためであろう。
    しかし他スリップダメージと違い、
    烈光によるスリップが発生した後に安全圏に逃げこんでもHPが減ること、*5
    及び天廊内の蒼い炎のバーナーに触れるとHPゲージが烈光と同じ挙動を見せることから、
    突然HPが0になるのは「内部処理の速さにゲージの減りが追い付いていない」だけだと考えられる。
    • ちなみにこの攻撃を喰らっても根性札グレートや魂の再燃は消費されない
      (逆に言えば、これらを使って生き残るということは絶対に無い)。
      本種以降、ハンターをしとめる手段として「超速スリップダメージ」を用いるものは増えたのだが、
      再燃効果すら無力化されるのは上述した「強制即死(即死判定の押し付け)」を用いるもので、
      スリップダメージ系は一律で根性札グレートや魂の再燃が一応は機能するようになっている。*6
      烈光はこの手の技の先駆者故に、根性札グレートや魂の再燃が機能する設定に出来なかったのだろうか。
  • 特異個体クシャルダオラおなじみの、己を強大な嵐で包み込む「大竜巻」という技も健在だが、
    ガルバダオラが繰り出すバージョンではさらに強化を施されており、
    予備動作中はガルバダオラ自身に向かってハンターが大きく引き寄せられる効果が付随している。
    これによって回避がより困難となり、竜巻自体の大ダメージはもちろん、
    結晶やられの効果もあるので、クシャルダオラのそれに比べ危険度がとんでもないことになっている。
    • なお、この技にも「予備動作として必ずバックジャンプを繰り出す」という特徴がある。
      …そう、先述した即死技「輝く熱の烈光」と同じ
      「近づけば死亡」のこの大竜巻と「離れれば死亡」の烈光攻撃、
      相反する効果であるが故、2択を読み間違えれば窮地に陥る
      竜巻攻撃の場合はバックジャンプの最中に結晶が光らない。よく観察しておこう。
      それ以外にも結晶化を無効化するスキルを発動しておけば、
      万が一大竜巻を食らってしまっても体勢を立て直しやすくなる。
    • ちなみにこの攻撃はモーションこそ特異個体クシャルダオラや覇種テオ・テスカトルと同様のものの、
      攻撃の判定が長くなっており密着してのフレーム回避が比較的難しくなっている。
      その代わりなのか、ガード性能なしでも削りダメージ無くガードが可能である。
      ガード可能武器はガードしてチャンスを作るのも手だろう。
      ランスやガンランスなど抜刀時の移動速度の遅い武器を用いる場合は特に有効だが、
      そのぶん烈光攻撃への対処がやや難しくなるのでしっかり見極めていきたい。
  • また、そのほか厄介な攻撃技として尻尾叩き付け攻撃がある。
    軸合わせをせずにいきなり尻尾を地面に叩き付け、
    さらに尻尾から風属性のエネルギーを後方へ向けて照射する。
    風のエネルギーに当たると吹き飛ばされるうえに結晶化状態になってしまうので要注意。
    特に「その場でいきなり繰り出す」か、もしくは「突進のあとに確定で繰り出す」という特性があり、
    何も知らないと突進で離れていったガルバダオラを追いかけたら迎撃されるということが頻発する。
    尻尾を切断すると叩き付けのリーチは短くなるが風エネルギーの放出は変わらない。
    なおソロで観察すると分かりやすいが、
    「その場で繰り出す」場合は狙うハンターに尻尾を向けた軸合わせを行う。
    つまりガルバダオラがハンターに対して背を向けている時は危険であると考えておけばよいだろう。
  • 即死攻撃や厄介な結晶攻撃が目立つが、どの大技にも予備動作があるため、
    ある程度見慣れればどの攻撃もきちんと見分けられるようになっている。
    また、結晶化物質を同時に放つことによる影響か、風自体は重くなっているようで、
    クシャルダオラと同じ滞空3連ブレスは毎回向き直るもののブレスの弾速は遅く、
    なぎ払いブレスに至ってはその場所からほぼ動かないというほどであり、
    ガンナーや、体勢を立て直すために離れていても対処しやすくなっている。
    その分初見難易度は突き抜けているため、初見のハンターはある程度その特性を予習しておかないと、
    PTで一人で3乙というシャレにならない自体になりかねない…と言うよりほぼ確実になる
  • これまで上で述べてきたことからの流れでこれを言うと意外に聞こえるかもしれないが、
    実は結晶化対策をしていると、ガルバダオラ戦でのこれといった脅威は、
    対応が不可能なタイミングでの烈光攻撃以外に存在しないと言ってもよいほどに減る。
    また大竜巻を含め、ガード性能が無くてもガード出来る攻撃が非常に多いのも特徴である。
    ガルバダオラは攻撃を浴びせて結晶を付着させ、
    動きを制限させたところに攻撃を入れてトドメを狙う、というタイプのモンスターであるため、
    これら結晶化を無効化する手段を用意すると被弾してもすぐ回復できるなど、格段に戦いやすくなる。
    逆に言い換えると、結晶化やられがガルバダオラを支援していると見ることもできる。
  • なお、烈種モンスター(HR5の剛種段階も含む)の例に漏れず閃光玉は一切通用しない
    クシャルダオラ系で閃光玉が効かないとなると一見非常に凶悪に感じるが、
    ガルバダオラはあまり空中に留まらず、船上に降り立っての戦い方を主としている。
    仮に浮上しても攻撃後には必ず降りてくるため、特に問題はないだろう。
    ちなみに攻撃後に必ず降りてくる特性も特異個体クシャルダオラと同じであり、
    特異個体クシャルダオラの高評価ポイントを上手く踏襲できていると言える。
  • 部位破壊についてはクシャルダオラにあったような体力やよろめき条件が一切無い
    そのため開幕から全部位の破壊が可能であり、麻痺や気絶中でも部位破壊ができる。
    ただし角を折っても能力は一切封じることはできない
    「部位破壊限定素材」は破壊可能な角・翼・尻尾全てにあるが、
    入手確率自体は登場ランクにかかわらず共にそれなりに高い。
    なお、尻尾と翼がクシャルダオラよりも大きくなっている関係でどの武器種でも切断・破壊は狙いやすい。
  • 余談だが、ガルバダオラはいわゆるドス古龍
    「怒り時に事前動作をキャンセルして攻撃する」仕様を引き継いでいる
    (正確には、怒り時の咆哮動作がオミットされているため事前動作がキャンセルされる)
    ガルバダオラの攻撃自体はいずれも予備動作があるので対処自体は難しくないのだが、
    これによって烈光攻撃と大竜巻をバックジャンプ無しで放ってくる場合があるので注意。
    烈光攻撃は怒り状態になった瞬間に結晶が光るので、すぐに距離を詰めたいところ。
    なお、この状況で放たれる大竜巻は吸引効果が発生しない。

烈種

  • ガルバダオラは剛種クエストと烈種クエストが同日配信される初のモンスターとなった。
  • 烈種クエストでは新技を披露してくる。
    その内容とは、飛び上がって風の力でハンターを吸引しつつ幾つかの結晶を設置した後、
    高く舞い上がってから地面に突撃、大規模な結晶隆起によって広範囲を攻撃するというもの。
    • 事前に複数箇所へ設置される小さな結晶に触れてしまうと結晶化が発生してしまい、
      ろくに回避出来ない状況でガルバダオラの攻撃を受けるという厳しい状況になる。
      小結晶が発生する箇所には予兆が現れるため、それを見逃がさないように注意。
  • 烈種クエスト専用の新しい攻撃技を除けば、
    HR5のガルバダオラがそのままG級のステータスになったような印象が強い。
    攻略方法そのものは剛種クエストとほぼ同じだと思ってよいだろう。
    とはいえ、G★7を超える烈種クエストゆえに攻撃力はかなり高く、
    強制即死の烈光攻撃と真根性スキルを潰してくる結晶化の存在で、生半可な装備では当然返り討ちに遭う。
    烈種モンスターの中でもかなりの強敵であると認識しているハンターも少なくない。
    • ちなみに攻撃力は高いと言ったが、理不尽なほどの高さではないので、
      対烈種戦の基本にして大原則とも言える「防御力を十分に高めること」が出来ていれば、
      烈光攻撃以外の大技でもいきなり即死してしまうことはそうそうない。
      ガルバダオラ自体がメリハリのある行動を主に行うこともあり、
      気を抜くと一瞬でやられるが、全体的には戦いやすい」という評価になるだろう。
      手ごわいと感じたら、スキルなどで結晶化の対策をしたり、剛種クエストで練習して備えると良い。
  • なお、麻痺の有効時間が4秒と極めて短くなっている。
    さらにもともと頭部を狙いやすいためか、気絶時間も6秒と非常に短い。
    一方で毒は1分間で1800ダメージを与えることが可能
    (ちなみに烈種ガルバダオラの総体力は28000なので毒状態にするだけで全体の7%の体力を奪える)。
    烈種ガルバダオラはクシャルダオラと同様に「毒に弱い」と言える。
    なお、ガルバダオラに関しては毒による部位破壊の難点が無いため、積極的に毒を狙っても問題はない。
  • 先述した狩煉道で出てくるのはこの烈種となる。
    烈種・始種枠で見ると肉質がゼルレウス(適応変化前)に次いで柔らかいのだが、
    結晶やられ対策を個別に取り辛いという関係上、先述の通り事故率増加及びアイテム消費が激しくなりがちである。

武具

  • 武器は大剣、双剣、ハンマー、ガンランス、穿龍棍、ヘビィボウガンが存在する。
    いずれも剛種武器系統であり、MHF-Z現在は烈種武器まで強化することが可能。
    ガルバダオラ自身の武器には、氷と雷を合わせた新属性「」が付加され、
    ガルバダオラ素材を用いた烈種武器は装備するだけで
    回避距離UP」のスキルが自動発動する(後述するが一部例外アリ)。
    始種武器になっても、自動発動スキルは変化しない。
    近接武器は斬れ味ゲージが特異性の塊であり、
    金塵龍の名の通り、全斬れ味ゲージの半分が黄色で覆われ
    残りの半分はすべて紫ゲージで埋め尽くされるというユニークさと強烈性能を両立したものになっている
    (つまり斬れ味ゲージの橙、緑、青、白ゲージは存在しない。
    赤ゲージも存在しないが、斬れ味ゲージを使い切れば強制的に斬れ味赤と扱われる)。
    • 見た目からは想像しづらいが、あしらわれた結晶は暗闇でも光って見える。
      これは武器本体と別のグラフィック処理が行われているからだと思われる。
    • ヘビィボウガンはたまたまなのか、進化武器の大蛇ノ重弩に酷似したデザインになっている。
    • 烈種武器の回避距離UPだが、
      MHF-G時代は発動に20P必要なG級スキルであり、
      スキルを有する防具も2015年以降殆ど追加されていないため、
      その点で自動発動のメリットは強いものがあった。
      ただ、後に実装された纏雷スキルで時間限定ながら自動発動が可能になり、
      MHF-Zでは発動SPが10に緩和される、15Pで回避性能+2と同時発動可能な「超回避」スキルの実装など、
      武器側で自動発動させるメリットが年々減ってきている。
  • ちなみに烈種ガルバダオラの素材を使用することで
    イナガミ、オオナズチ、オディバトラス、グァンゾルムのG級覇種武器を、烈種武器へと強化できる。
    また、フォロクルルのライトボウガンとへビィボウガンの烈種武器についても、
    烈種ガルバダオラの素材で強化できる。
    現在、ガルバ素材を使うオオナズチの烈種武器ランスと、ガルバダオラ自体の武器のみ、
    始種武器強化に対応していない。
    • なお、フォロクルルの烈種武器に関しては、
      先に出ていたディオレックス素材の武器と帳尻を合わせるためか、「逆鱗」が付与される。
  • 防具「ガルバシリーズ」はクシャナ、ウィンドシリーズと違い、
    ガルバダオラの特徴を反映したかのようなデザインとなっている。
    また、G5からの新スキルで、これまたガルバダオラをイメージした「支援」が発動する。
    攻撃力&防御力UPに加え、発動者から一定の範囲内にいるハンターには追加で
    「絶倫(ランナーの上位)」「回復速度UP+2」「状態異常無効」の効果を付与するというもの。
    • 金の鱗や甲殻、水晶で作られたゴージャスな見た目から、
      黄金聖闘士と呼ばれる事も。
  • また、武具の説明文が初代烈種のゼルレウス武具と同じ文型であるのも特徴である。
    たとえばガルバダオラの烈種武器の説明文「神にも等しき古龍の素材より作られた~」と、
    ゼルレウスの烈種武器の説明文「存在自体が幻の飛竜の素材から作った~」を比べてみると、
    両者が同じ文型であることが分かる。
  • 上記の武器の特異な斬れ味であるが、のちにメインシリーズで似たようなものが登場した。

余談

  • プレイヤー間の通称として「ガルバ」の他に「金クシャ」が広く用いられている。
    これは以前から存在していた防具「クシャナSP」を黄色に染めたものと同じ通称である。
  • 金属質で「ガルバ」と言えば、合金のガルバリウム鋼板が存在する(略称もガルバ)が、
    このガルバダオラというモンスター名と関連があるのかは不明。
    ちなみにガルバリウムはアルミニウムと亜鉛を使用した鋼板で、基本的に金は関係ない。
    実際、名前の由来はクシャルダオラと同様、ヒンドゥー教と関係し、
    サンスクリット語で「蔵(胎内)」を意味する「ガルバ」から由来する。
    • 一方で、風属性に含まれる雷属性に関連、かつ由来になっている可能性がある候補としては、
      「ガルヴァーニ電気」という化学的な電流作用が存在している。「ガルヴァ(バ)リズム」とも呼ばれる。
      奇遇にも先述の通りコラボしたFate作品にはこの「ガルヴァリズム」にまつわるキャラが登場するが、
      UBWの方ではなく後のApocryphaの方に登場するため、コラボ時期的にもモンスター選定は偶然であろう。
  • G5のメインモンスターは雅翁龍イナガミであり、G5は二大古龍がメインを務める形となった。
    イナガミが古き良き「モンスターハンターシリーズ」らしさを打ち出しているのに対し、
    ガルバダオラは非常にド派手なエフェクトの攻撃を放つ「モンハンフロンティアらしさ」をあえて重視している。
    そのため、同じ古龍種モンスター2頭でもそのコンセプトは対になるようになっている。
    • また、メインビジュアルがあからさまな「クシャルダオラの近縁種」とは見えないのは、
      実は故意にそうしてあるのであり、関野運営P曰く「ギリギリまで謎にしておきたかった」とのこと。
  • ガルバダオラの人気自体は上述した通り良好であるが、
    一方で「剛種が(該当ランクのハンターにとっては)強すぎる」という声もある。
    これに関してはインタビューで「元々古龍種ということや、
    見た目のインパクトどおり強いモンスターにしようという意図はあった」とのこと。
    また、剛種が該当ランクのハンターにとって非常に手ごわい存在になっている最大の要因である、
    結晶化対策スキル(結晶耐性)がG級スキルで、HR帯での発動が極めて限定されている*7
    という点について、G6で結晶耐性+5の通常装飾品が追加されたことで一旦の解決を見た。*8
  • 他社作品であるFateシリーズとのコラボクエスト「無限の剣製」にて、
    本来はHR100以上(当時)でしか挑めなかったガルバダオラが、HR1でも挑める存在として登場した。
    ランクに見合わない強力なモンスターだが、これを加味してか驚くべきクリア条件が指定されている。
    • なお、当然ながら低HR帯でも倒せるように体力や攻撃力は調整されている。
      また、本来結晶化になる攻撃の一部で結晶化が発生しないとの報告も寄せられている。
  • 大型探査船では各種迎撃ギミックが存在しているが、ガルバダオラには使用不可。
    大銅鑼は鳴らせないようになっており、拘束弾の採取もできない。
    一応バリスタは使えるのだが、そもそも天翔龍とは異なり船外へと移動しないため、
    使うタイミング自体が存在しない。
    • ちなみにMHF-G1から、気絶状態やガルバダオラも使用する結晶化状態などの
      一部状態異常を音爆弾で解除できるようになった。
      大銅鑼は言わば巨大音爆弾のようなものであるため、
      仮に使用できれば結晶化してしまった味方を大銅鑼で救出…
      などといった事も可能であったかもしれない。

素材

金塵龍の鱗
金色に輝くガルバダオラの鱗。用途は多岐に渡る汎用性の高い素材。
通常より丈夫で、美しい輝きを放つ物は「烈鱗」と呼ばれる。
金塵龍の甲殻
ガルバダオラの甲殻。元々はクシャルダオラと同じ銀色をしていたが、
砂金等を摂取し、長い年月を経て黄金色に変化したと考えられている。
その美しい金色の輝きに、誰もが心を奪われてしまうという。
黄金色が更に輝きを増し、強度も上がっている甲殻は「烈殻」と呼ばれる。
金塵龍の爪
水晶のように透き通っているガルバダオラの爪。
とある鉱物を摂取し続けた結果、その鉱物が蓄積して形成された。
鉱物由来の硬度故か、加工は困難を極める。
透明度と硬度がさらに高まり、宝石と見紛う美しさを持つ爪は「玻璃爪」と呼ばれる。
金塵龍の翼膜
ガルバダオラの黄金翼の膜。
金属のような質感に反し柔軟性に優れている。*9
金塵龍の黄金翼
ガルバダオラの翼そのもの。
素材としての使用に耐えられる翼はそのまま切り出して使用する。
宝物のように美しく、高い飛行力の源にもなっている。
金塵龍の角
ガルバダオラの角。どのように生成されたのかは不明だが、
爪等と同様、食していた鉱物質が頭部に蓄積され、形成された物だと思われる。
さらに透明度と輝きが上質なものは「透輝角」と呼ばれ、
ガルバダオラの周囲に膨大な光を放出する際に眩く輝くという。
金塵龍の尻尾
ガルバダオラの尻尾。クシャルダオラの尻尾が環境の変化に適応した結果、
水晶を骨格とし、太く逞しい尻尾へと進化した。加工を躊躇うほど美しく、魅力的な素材である。
さらに上質で、素材として扱うのには惜しいほど美しい尻尾は「水晶尾」と呼ばれている。
金塵龍の黄玉
ガルバダオラの体内で生成される玉石。
希少性が高い素材で、加工には注意が必要な素材である。
この段階でも希少度は高いが、更に年月を経て上質化することがあり、
その状態の黄玉は「陽玉」と呼ばれて区別される。
長い年月を経て成熟した陽玉の光は、あたかも太陽の光のようであるという。

関連項目

システム/烈種
モンスター/クシャルダオラ - 環境や食性の違いで分化した近縁種とされる。
BGM/ガルバダオラ戦闘BGM
武器/ガルバダオラ武器
モンハン用語/風属性 - ガルバダオラが操る属性。
システム/複属性 - ガルバダオラ武器の風属性についてはこちら。
クエスト/Fateシリーズ - ガルバダオラが登場するコラボクエスト。成功条件にある仕掛けが…。
スキル/支援 - ガルバダオラをイメージした、通称「希少スキル」。
アクション/ニフラム
モンスター/バルファルク - 本種と同様、高空域を生息地とする古龍。こちらは「龍気」と呼ばれる粒子で飛翔する。
モンスター/シャンティエン - 同上。こちらは「翔気」と呼ばれる粒子で自由飛行する。


*1 烈種に関しては従来の例を勘案すると剛種配信の翌週、つまり2014年8月20日になると予想されていたが、剛種クエストと同日解禁となった。
*2 ただし、後にMHF-G10下で実装されたクシャルダオラのG級武器は風属性になっている。
*3 遷悠種の中では一番ポイントが低いが、即死技を多数備える
*4 この名称が定着したのか、後に実装されたモンスターの近似した性質の技もニフラムと呼ばれる事が多い
*5 普通のスリップダメージは無敵時間等スリップを受けない状態になると直ぐ様スリップが止まる仕組みである
*6 性質が最も近い「極み灼き凍るエルゼリオン」の技でも、再燃効果は一応機能する
*7 G5時点ではアップデート直後に実施されていたイベントの報酬である、頭防具のイナバレッタ以外での発動は不可能
*8 同時にG級スキルだった結晶耐性は通常スキル扱いに変更されている。
*9 現実でもそうだが、見た目に反して金は非常に柔らかい金属である。