- 種族
- 牙獣種
- 別名
- 爆狼(ばくろう)
- 登場作品
- MHF
目次
生態
- 比較的最近になってその存在を確認された獰猛な牙獣種モンスター。
カム・オルガロンが伴侶を失い、長く独り身で生きたことにより変異した亜種*1。
真紅に染まった鬣と黒と灰色の縞模様になった身体が特徴で、ハンターズギルドでは「爆狼」とも呼ぶ。
- 普段目撃されるオルガロンとは異なり、単身で行動する文字通りの“一匹狼”。
これは、連携よりも単独で狩りを行ったほうが効率よく獲物を捕らえることができるという、
自身の強さに裏付けられた習性によるもので、伴侶を失ったカム・オルガロンの新たな形態とも言える。
その生態上、一般的なカム・オルガロンと比べると大柄な体格を誇る個体がほとんどで、
全身に傷を持っており、特に右目のものは隻眼寸前なほど大きく、戦慄する炯眼である。
あくまで「カム・オルガロンの変異体」であるため、"ミドガロンの雌"は存在しない
(なぜ対となるノノ・オルガロンの変異体が確認されていないのかは現時点では不明)。
そのため、自身の子孫を残すにはノノ・オルガロンが必要となることから、
繁殖期になると雌のノノ・オルガロンを探す行動に出始め、
雌を巡って"原種"であるカム・オルガロンと激しい戦闘を繰り広げることもある。
- 通常時の紅い瞳は動くものを察知するのに特化しており、
1人を狙っているようでも、その周囲を巻き込もうと広範囲に及ぶ攻撃を積極的に行う傾向にある。
また、一見普通に見える突進もカーブを入れることで、出来るだけ多くの敵を攻撃しようと試みる。
オルガロン特有の物理的な破壊力を秘めた咆哮も健在で、
狙った対象に歩きながら接近し、ある程度歩いたら直様前方に飛びかかり、
オルガロンと比にならない程の大規模な咆哮を行うこともある。
その威力は広範囲の地面の塵を大量に吹き飛ばすほど。
- しかし、ミドガロンの最大の特徴はそれらではなく、圧倒的なスピードにある。
全速力のミドガロンは到底「速い」などというものではなく、
肉眼では残像を捉えることさえ困難という尋常ならざる超高速度領域であり、
足元の岩場が砕け散るほどの力で地面を蹴り一瞬で最高速度に到達するという異常な瞬発力も備える。
敵から攻撃を受けそうになるとそれを回避するかの如く超速度でその場から消え去り、
標的が消滅したことで混乱した敵へそのまま猛スピードで反撃に掛かる。
ミドガロンに遭遇した者は「突然そいつの姿が消え、次の瞬間には吹き飛ばされていた」と語っており、
それは決して比喩的な表現などではなく、まさに「瞬速」。
単純に筋力が発達しているだけでは、これほどの異様な瞬発力を生み出すことは不可能なはずだが、
如何にして得られるものかは未だに解明できていない。
そして、それを活かした攻撃を支えるのが、激昂に達した時のミドガロンの瞳である。
ミドガロンの瞳は金色へと変化するが、この状態の瞳は動体との距離を把握するのに特化しており、
ミドガロンはこの瞳で動体との距離を瞬間的に計算し、持ち前の瞬速で仕留める攻撃を積極的に行うようになる。
また、興奮状態のミドガロンはラージャンのように体毛の一部が黄金色に光り輝き、
口からは黒煙を吐き出すなど、通常とは全く印象が異なる姿となる。
なお、しばらく全力で暴れ続けると体毛が通常のカム・オルガロンのような黒色となり、
一時的に疲労して動きもある程度落ち着きを取り戻す。
しかし、暫くすると再び調子を取り戻し、それに従って体毛に色が戻ってくる。
- 特定の狩りルートを周回せず、不規則に狩場を変える習性があり、
オルガロンが出没しないような火山地域での目撃情報も上がっている。
実際、体に生える赤い体毛は耐火性に優れており、灼熱の環境にも適応した身体となっている。
また、体内に烈火袋を発達させており、口からは圧縮空気弾ではなく火炎のブレスを吐く。
前述の瞬発力を活かして空高く大ジャンプ、
そこから爆撃するかのようにブレスを放ち、獲物を一網打尽にするといった技も持つ。
オルガロンは強力な個体になるほど低温の体質が強まるという特徴があるが、
ミドガロンは一世代内での変異体にも拘わらず全く正反対の超高温体質に逆転するなどその生態には謎が多い。
- 辿異種
- 長い年月を経る中で獲物を確実に仕留めるために、持ち前の脚力を更に鍛えた個体。
「爆速の脚」とも称される脚から生み出される瞬発力は、
対峙した相手が逃げるという気持ちが芽生える前に接近出来るほどの速度に達する事を可能としている。
- 辿異種に認定されたこの個体は、脚と共にスタミナも鍛えられており、
平時から「獲物との距離を正確に測る」のに特化した金色の眼を維持することが可能となり、
この時から、ミドガロン種が得意とする瞬速の攻撃を用いるようになっている他、
鍛えられた脚とスタミナによって造作も無い為か、
通常種と違って、瞬速を用いた攻撃を終えた後で軽い休息を取ることも無くなっている。
また、更に高まったスピードによる戦いに磨きをかけるために眼も鍛えられ、
結果、最高調子時の眼は「獲物との距離と位置をより精密、瞬時に測れる」白い眼に進化している。
これによって、更に高まった瞬発力を遺憾なく発揮することが可能になり、
より発達した脚を身に着けた個体は、凄まじい速度でフィールドを縦横無尽に駆け回って敵を撹乱させ、
隙を見せた所に高出力の火炎ブレスを御見舞するという、脚と眼を最大限に活かした技を身に着けている。
そして、脚とスタミナが極限まで鍛えられた個体は最高調子状態を終えても大きく疲労することはなくなり、
通常調子状態で軽い休息を取れば直様最高調子を発揮できるまでに至っている。
- この瞬速力、及び戦法を支えているのは脚、眼だけではない。
辿異種個体の体毛は、瞬速を受け続ける中で持ち味である「速度」を殺さないように進化、
更なる柔軟性を獲得し、空気抵抗を低減することで瞬速に大きな影響を与えないようにしている。
また、脚の中にある骨は密度が上がって更に丈夫になり、
腱は更なる弾力性を獲得して骨と筋肉を繋ぎ、その脚力を生み出す支えとなっている。
一方、脚の毛は柔軟性を獲得しておらず、その速度の影響を受け続けた結果硬質化、
爪と比較して違和感がない程の結晶物質に変化している。
また、背中の棘も発達しているが、通常種と違って武器としては用いておらず、
自身の強さを周囲に示すためだけに用いていると考えられている。
- しかし一方で、その脚を最大限に活かした戦いを取り入れてしまったことにより、
最大の肝となっている脚が負傷すると、
負傷前と同じ動きを実現するために激しくスタミナを消費してしまうという弱点が生まれている。
そして、その弊害として最高調子状態を長く維持できず、
短時間暴れまわった後で大きく疲労してしまう他、
一部瞬速攻撃の負担に耐えられず、休息による隙を生じてしまう欠点も生まれている。
概要
- MHF-G1から登場した登場したG級モンスター。難易度は★4。
上述したようにカム・オルガロンの変異した姿であり、カム・オルガロン亜種とも呼べる存在である。
- テオ・テスカトルを彷彿とさせる、威厳ある赤い鬣や髭が特徴。
体色は黒を基調とし、ペールグレーの縞模様が入っている。
その発生過程の関係上、全てのミドガロンは成長済みの経験豊富な個体だと断言可能で、
全体的にカム・オルガロンよりも体格が大きく、全身に数多の傷を負っている。
瞳は通常時は黒いが、興奮すると金色に変色する。
この状態の瞳は動体との距離を把握することに特化しているとのこと。
変化はそれどころではなく、全身に金の縞模様が浮かび上がり、さながら虎のようである。- 黒地に金の縞模様といえば、同じ牙獣種のラージャンを思い浮かべる人は多いはず。
何か関連性があるのだろうか?
- 狩猟地は火山だが、主戦場はヴォルガノスの聖域であったはずのエリア9なども含まれる。
エリア9・10に踏み込める大型モンスターは、ヴォルガノス、リオレウス*2に続いて3種目となる。
また、火山に出現するMHFオリジナルモンスター自体がヴォルガノス以来、約5年ぶりである。
- 黒地に金の縞模様といえば、同じ牙獣種のラージャンを思い浮かべる人は多いはず。
- 初披露はMHF感謝祭におけるムービーで、ほんの一瞬だが映り込んでいた。
四肢を踏ん張り火球を吐き出す場面であるが、火山に溶け込む保護色となっているため、
同様に映り込んだギアオルグと比べ、多くのハンターから見過ごされていたようだ。
その後ファミ通などで姿が公開され、カム・オルガロンとの関連性を当時から指摘されていた。
- PV第2弾でも火山での火球、咆哮といった攻撃を繰り出し、
その直前には沼地でカム・オルガロンと争う姿も見られる。
これは、普段は単独で行動するミドガロンが、繁殖のためにノノ・オルガロンを必要とするため。
なぜかと言えば、ミドガロンのような形態に変異しているのがカム・オルガロンだけであり、
対となるはずのノノ・オルガロンにはミドガロンにあたる個体が存在しない。
実は雌の方が個体数が少ない、ということなのかもしれない。- ミドガロンがカムの完全な上位的存在であるなら一方的な略奪となるだろうが、
実際はそうではなく、あくまでもカムの変異体であり、個体の上下を意味するわけではない。
既に明らかとなっている生態からも、ミドガロンとカム・オルガロンは敵対関係にあるため、
ミドガロンに対抗するカム=G級のカムも存在するのではないかと予想されていた。
- ちなみに後にカム・オルガロンとノノ・オルガロンがG級へと進出したが、
カム・オルガロンはミドガロンよりも難易度の高い★6に設定されている。
ゲームバランス的な都合も多分にあった*3のであろうが、
中々興味深い設定ではある。
- ミドガロンがカムの完全な上位的存在であるなら一方的な略奪となるだろうが、
- MHF-G1の5月22日のアップデートで満を持して登場。
カム・オルガロンより立派な体躯をしている通り、肉弾戦の攻撃範囲も前者より広い。
ミドガロンはクエスト開始直後から怒り状態となっており、
ベースキャンプからノンストップでエリア9へ直行すると出合い頭から全力衝突することになる。
後述するとおり怒り状態のミドガロンは凄まじい戦闘能力を持つため、
開幕の怒り状態を避けたいならば、クエスト開始後1分ほどしてからエリア9に入るとちょうどよい。- また、オルガロンのように通常のティガレックスをも上回る攻撃範囲のバインドボイスを放つが、
ミドガロンに関してはオルガロンたちよりも遥かに気性が荒く、
麻痺したら解除後に咆哮、怯まされたら咆哮、部位破壊されたら咆哮、シビレ罠にかかっても咆哮と、
バインドボイスを用いた反撃の頻度がかなり高い。
元であるオルガロンは部位破壊されると確定で咆哮を行うなどの特徴を持っており、
その特徴をより応用した形となっている。
この性格をあらかじめ熟知しておけば反撃を避けるのは容易である。
- また、オルガロンのように通常のティガレックスをも上回る攻撃範囲のバインドボイスを放つが、
- ミドガロンの攻撃力はまさにG級。
難易度調整を行わない場合、★3までのモンスター相手では覇種防具や秘伝防具でもかろうじて戦えたが、
激昂状態のミドガロンの攻撃力の前ではその防具達もまったくの消し炭。
防御力700程度ではワンパンで蒸発確定の恐怖の即死オンラインと化す。
難易度調整を行った場合でも、その圧倒的な攻撃技の数々に初見では対処が難しいだろう。- ちなみに実装当初は★4の防御力減算補正が600もあり、
GRの防御力ボーナスシステムが現在とは異なり1000前後の防御力が確保できた秘伝防具でも、
大技での一撃即死は免れなかった。
実装当初は現在と違い真根性の発動がほぼ不可能な上にペナルティまでであり、
G級防具を主体とした構成で挑まなければガチンコで勝つのは厳しいといわれたほどである。
現在の防御力補正は-450であるが、その少し前のG2アップデートでGRの防御ボーナスシステムが少し変化し、
GRをそれなりに上げないと恩恵を受けづらくなったため既存防具では厳しいことには変わり無い。
- ちなみに実装当初は★4の防御力減算補正が600もあり、
- また、体力も非常に高い。その値はなんと25000。
これはMHFに存在する牙獣種の中でも第2位の体力量(ちなみにトップはヴォージャン)であり、
G級モンスター全般で見てもトップレベルの水準である。
全体防御率も0.45と覇種と同レベルであり、生半可な武器では火力不足に悩まされることになる。
覇種武器+覇種防具5部位では火力的に十分であるが、そうすると上記の防御力の問題が迫り、
G級防具や秘伝防具+覇種武器では火力面に不安がある。
つまりLv21以降のG級武器も攻略に際し重要な要素となる。
- 以上のことから、ミドガロンはG級における
「既存装備で挑み続ける場合の壁」というポジションを有しているといえる。- 元々ミドガロンは旧GR4へのギルド要請クエストとして初実装されたモンスターであるが、
初めから挑戦できた旧GR3までと差をつけるためか、狩猟難易度が急上昇した形となり、
特にミドガロンは既存防具の壁として立ちはだかるモンスターと捉えられていた。
各種環境が変わった現在においても、そのポジションに変わりはない。
- ニコニコ生放送特番においても、関野APは
「ミドガロンはヒュジキキと並ぶ"最初の壁"」と発言している。
- 元々ミドガロンは旧GR4へのギルド要請クエストとして初実装されたモンスターであるが、
- ちなみにMHF-G1では環境やバランスに問題があったためハメによる狩猟が全盛を極めていたが、
ミドガロンに関してだけはガチで戦ったというハンターも少なくない。
これはミドガロンの仕様上、当時の武器ではハメの難易度が極めて高かったためである。
詳しくは後述の「怒り状態」を参照のこと。
- なお、肉質は剛種カム・オルガロンよりもやや柔らかめになっている。
特に弾肉質は大幅な改善が行われている。
ただし元々剛種カム・オルガロンは非常に硬いので、
それが多少柔らかくなっても圧倒的に物理が有利になったというわけではない。
属性弱点は氷と水。特に怒り時の頭には氷が50も通る。
属性も吟味して用いると更に狩猟が楽になるだろう。
さらに毒属性ダメージも一回で1200ダメージと絶大。
ただしこれはG級カム・オルガロンとほぼ同値であり、体力差を勘案すると、
カム・オルガロンよりは毒が効かないということになる。
戦闘概要
- 基礎的な攻撃行動はカム・オルガロン特異個体、
ノノ・オルガロン特異個体の双方のものを継承しているために極めて多彩。
さらに"ミドガロン"として特有の技も会得し、狼型モンスターの集大成的強敵として立ち塞がる。
怒り状態で発揮し始める特性を活かした技はいずれもスピード、攻撃範囲、威力に優れており、
荒々しさの象徴である雄と、速度を持ち味とする雌の特徴が融合したものが多い。
かなり強大な力を有しているようで、風圧は本体が起こすものは龍風圧、
ブレスの爆風は風圧【大】と混同している。脅威と見る攻撃によって必要な段階が異なるので注意。
- ブレス攻撃も何種類かを使い分け、怒り状態で行う後述の大技を除けば3種類ある。
吐くのは圧縮空気ブレスではなく火山に対応した火炎ブレスだが、
これを単発、3連射、さらに跳びかかりから反転して超広範囲に放射する3パターン。
2つ目の3連射は特に危険で、ハンターがミドガロンに回り込むように回避しようとすると
ブレスの間隔を広げてきたり目の前に着弾させて無理やり爆破するなど賢い。
着弾後の爆発はエフェクトの見た目よりも当たり判定が非常に広く、巻き込まれると上空に吹っ飛ばされる。
放射ブレスは剛種ノノ・オルガロン特異個体が使用した技のアレンジであり、
離れれば離れるほど攻撃範囲が急激に広くなる(真上から見ると扇型の範囲)ので注意が必要。
- 平常時からもミドガロン専用の技を多く持っており、
中でも特徴的なのは「カーブ突進」と「空中回転急襲」の2つだろう。- カーブ突進と書いたが、ドスファンゴのような単純なものではなく、
ホーミング突進⇒半円を描くカーブ突進⇒小タックル⇒ホーミング突進⇒半円を描くカーブ突進、
というように幾つもの技を流れるように連続で放ってくる。
この最中は常に攻撃判定の塊であり、さらに文字通り駆け回ることから
カメラワークの関係で近接武器はミドガロンを見失いやすい。
- 一方、空中回転急襲は浮上してから超高速回転し、対象に一気に襲い掛かるという技。
MHP2GやMH4のラージャンが空中回転後に突撃する技を持つが、あれに近いと言ってもいいだろう。
ただし、こちらはラージャンよりもホーミング性が遥かに凶悪高性能。
どう動いても正確に突っ込んでくるためフレーム回避が必須であるが、
ハンターの上から全身を使って押しつぶしてくるので回避にコツが必要なうえに、
飛び上がってからでも360度全方向に突進可能なので死角が一切存在せず、
さらにはどんなに距離を離しても一瞬にして距離を詰めてくるのでどこにいても安全ではない。
瀕死になった時に追撃でこれを使用されるとかなりヤバイ状況である。
- カーブ突進と書いたが、ドスファンゴのような単純なものではなく、
怒り状態
- 生態の項で述べたミドガロンに遭遇した者の話や、
クエスト名『瞬閃の爆狼』や『瞬襲する紅緋の孤狼』などからも何となく察することはできるが、
ミドガロンは激昂すると全モンスターでもトップ級の速度で戦場を縦横無尽に駆けるようになる。
怒り状態へ移行すると黒と紅の暗めだった体色が金色に輝き始めるのでわかりやすい。
この状態のミドガロンとはまさにスピード勝負であり、
足元の岩盤が粉砕するほどの爆発的な力で地面を蹴って瞬間移動したかの如くのスピードで動き、
消えたと思ったら死角から襲い掛かってきたり、上空に出現してブレスを吐いて来たり、
突如として目の前に現れてゼロ距離でブレスを直撃させて来たりと、
とにかく速すぎるため、初見で捌き切るのは不可能に近い。まるでどこぞのバトル漫画である。- とはいえ、ミドガロンもモンスターという名の生物であり、
決してノーリスクでこの戦闘力を発揮しているわけではない。詳細は後述する。
- とはいえ、ミドガロンもモンスターという名の生物であり、
- また、この状態だとシビレ罠を回避する(下記の高速回避と同時に破壊する)。
そのため、ヒュジキキまで主流だった罠連ハメが通じにくい。
元々がオルガロンなので落とし穴は一切効果がなく、麻痺後に放つ咆哮もあり、
G級のみに登場する罠が効く新モンスターの中でもハメ狩猟の難易度が最も高いモンスターである。
そしてその「難易度の高いハメ」とは、動画などで見ると最早高度な連携プレイの領域。
ハンター側の戦力が充実してきている現在では、昔ほど難易度は高くなくなってはいるが、
今度は火力過多により部位破壊がうまくいかないという事態も起こっている。
また、ガチ戦との差も同時に大きく縮まっており、そもそもの手順が面倒なことには変わりないため、
ハメによる狩猟は現在でも殆ど行われていない。- なお、オルガロンで有効だったランダムボールは一切効果が無く、
閃光玉を使用するとオルガロン同様、金色の怒り状態へ即座に移行してしまう。
ちなみにニコニコ生放送の特番では、ドグマ風見の「これは閃光玉効くの?」に対し、
運営コメントが「閃光玉は一応、効きますね。」とアドバイス、
それを真に受けて使ってみたらいきなり怒って阿鼻叫喚になるなどのやり取りもあった
(視聴者のうち、ミドガロン経験者は運営がやらせたいことにすぐ気づいたのは言うまでもない)。- そういう意味で効くと言ったのではないだろうが、
肉質の軟化や、大技を回避した後に大きな隙が生まれる事、
行動の2回に1回はその大技をプレイヤーが意図的に誘発できる事から、
むしろ多彩な攻撃を振り回す通常状態をすぐに終わらせる為に閃光玉を投げる戦術は存在していた。
インフレが進んだ現在でも、弱点特効スキルを直ぐ様機能させるという意味でも有効である。
- そういう意味で効くと言ったのではないだろうが、
- なお、オルガロンで有効だったランダムボールは一切効果が無く、
- 高速回避
- 怒り状態移行直後や何か技を繰り出した直後など、
特定のタイミングでミドガロンの身体の輝きが強まるが、このときにこちらから攻撃に出ると発動する。
その場から一瞬で消え去って攻撃を回避、
攻撃を行おうとしたハンターの死角へと現れ、そこから高速の突進で奇襲反撃を行う。
特にスピードが凄まじく、ミドガロンの残像が現れるほど。
その場から消え去るという特性と死角から奇襲してくる特性が現れ、
ミドガロンの動きを把握しづらく、狙われていない者が巻き添えを食らいやすい。
ちなみに回避行動はミドガロンに対してどこから攻撃しても発動する。
極ノ型スラッシュアックスFなど、ガード有効範囲がやや狭いブロッキング式ガードを用いる武器種は特に注意だが、
巨大な当たり判定の塊(ミドガロン)が突然出現して超速度で突っ込んでくるなど複雑な判定のため、
ミドガロンに向かって正対するようにガードしても普通にめくられてしまうことが多い。
ミドガロンの移動先を向いてガードすると良いのだが、タイミングがややシビアである。
ランスとガンランスは「強ガード」を用いるか、辿異武具が手に入ったら辿異スキル「ガード性能強化」で、
ガード性能+2以上の段階に強化して通常ガードを行うと、安定して対処できる。
ちなみに、体力を使うためか攻撃後は数秒間その場で身を震わせるなどして隙をさらす。
故に上手く対処できれば最大の攻撃チャンスとなりうる。
- 空中連続ブレス
- 少し唸ってから一瞬で狙ったハンターの上空へ出現し、炎ブレスを真上から吐きつける。
着地後再び、同じようにターゲットしたハンターの上空に一瞬で現れて同じ攻撃を繰り出し、
そこから超高速スピードで地上にぶつかるくらいの勢いで突撃攻撃を行う。
最後の急襲攻撃は突進を開始すると同時に地表へ着地するため、「見てから回避」は不可能である。
上空連続急襲の本命はこの突進であり、防御力1000程度だと一撃で即死する。
更に爆風が発する風圧【大】によって拘束を狙い、拘束されたらされたで直撃が確定してしまうので
是が非でも風圧【大】無効を発動させるべきだろう。
上空と地上を一瞬で行ったり来たりしながらブレスや突進で翻弄してくるので、
初見ではどこにカメラを向けて何をどう避けていいか全く分からいので被弾が多くなりがち。
こちらも使用後は数秒間静止する。
- 溜めブレス
- 体を反らして大きく息を吸い込み、炎ブレスをチャージ、
その状態のままハンターの眼前へ瞬間移動してブレスを大爆発させる。
ブレスをチャージするから何をするのかと思えば、まさかの奇襲であり、
さらに"ワープ"ではないので瞬間移動する本体にも大ダメージの攻撃判定が発生している。
チャージの隙は大きいものの、目の前に突如現れてブレスを大爆発させる、という特性上、
一度狙われればブレスを溜めている最中にどんなに離れても全く意味がない。
フレーム回避はできるが直撃すると防御力1500でも即死しかねない大火力なので要注意。
こちらは使用後もすぐに攻撃を仕掛けてくるが、チャージ中は完全に無防備であり、
更にチャージ中に攻撃を加えていた場合、ほぼ確実に次の行動が高速回避になる。
この一連のパターンを覚えておくと対処しやすくなるだろう。
- このようにまさにありえないスピードで暴れまわるが、
当のミドガロンも平気でこんな能力を行使できるわけもない。
莫大なエネルギー消耗により、怒り状態が解除されると金色だった体毛が真っ黒になってしまい、
その場で息切れして何もできなくなるなど超絶に弱体化する疲労状態へ移行する。
この状態では食らっても尻餅しかしないほどに弱弱しいビンタくらいしか攻撃を行わなくなるなど、
さっきまでのあの強さは一体どうしたというレベルであり、反撃の大チャンス
(距離が離れていると走って接近してくることもある)。
シビレ罠も回避されないので罠を仕掛けるならこのタイミングがよい。
ただし、「疲労」から復帰するまでが非常に速く、
十数秒で解除されてしまうので本家シリーズのような感覚とはいかない。
解除され平常状態へ戻ると身体にグレーのストライプ模様が浮かび上がり、少しずつ勢いを取り戻していく。- あれだけ体力を消耗して暴れまわるのだからある意味当然だが、怒り状態は60秒で終了する。
最高時の戦闘力を保っていられるのはこの1分間なので、
まだ動きになれておらず、ミドガロンの圧倒的なスピードで思うように近づけないという人は
怒り状態が解除されるまで待ってみてもいいだろう。
- ちなみにこの疲労状態時の肉質が最も硬く、怒り状態時が最も柔らかい。
その為慣れてきたら、怒り状態時にできる「隙」を突いていくことで素早く討伐できるようになる。
- あれだけ体力を消耗して暴れまわるのだからある意味当然だが、怒り状態は60秒で終了する。
- なお、上で述べた3つの超高速攻撃は瞬速を表現するため、
ゲーム内プログラムでは実際にワープという形で処理を行っている。
そのため、リアルタイムで処理されるエリアホストの画面では文字通り瞬速で正確に狙ってくるが、
ホスト以外は回線のタイムラグにより、ワープ先に出現するのが少し遅れてしまう。
そのため、ホストか非ホストかによって攻撃の対処法が変わってくるため、別の意味でも注意が必要と言える。- 例として高速回避はホストなら正確に狙ってくるため、
すり抜ける形で回避しないと被弾してしまうが、非ホストは移動するだけで回避可能。
逆に非ホストが、ホストと同じ要領でこの攻撃を回避しようとすると
ワープタイミングが常に一定ではない関係で被弾しやすいなど真逆の状況である。
- 例として高速回避はホストなら正確に狙ってくるため、
辿異種
- ヒュジキキ、ギアオルグに次いでG級限定モンスターとしては3体目となる辿異種個体。
MHF-Z10周年記念アップデートで実装され、8/2に解禁された。
以下の辿異クエストで登場。200、400が火山、600と800は溶岩流が無いタイプの決戦場である。
- ミドガロンの辿異クエスト
受注可能GR クエスト名 GR200 極脚を備えし爆狼 GR400 激走爆炎 GR600 爆炎舞う反撃の狼煙 GR800 爆速の脚
- 四脚が更に発達し、通常個体以上の速度での移動能力を獲得。
その速度によって四脚の毛が硬質化、青紫色の炎を彷彿とさせる結晶に変異しているのが最大の特徴である。
他にも、たてがみを始めとした背部の毛も伸び、先端にかけて結晶と同じように変色しており、
怒り状態の眼の色も、白色に変化している。
- 通常のミドガロン同様、金色の怒り状態、通常状態、疲労状態の3形態を偏移させるのだが、
発達した脚部の影響から、難易度が上がる毎に各状態及びその偏移に明確な変化が発生する。
また、疲労状態でもある程度の戦闘能力は有している。
- 発達した脚部を用いた技だけでなく、更に熱くなった血液(=体温)を活かした強力な火属性攻撃を有する。
同じ火属性辿異種のリオレウスのように体の一部を炎上させるようなことはしないものの、
瞬速の軌道上を炎上させるなど、従来にはない行動を行ってくる。
なおリオレウス同様、火属性攻撃に被弾すると「火属性やられ【特大】」となる。
17年7月アップデートよりその脅威性が大幅に増えた火属性やられ【特大】の対策をどのように行うかも、
ミドガロン戦における重要なポイントとなりうるだろう。
- 解禁される8月2日から8月9日までは、狩人応援コースの無料開放が実施された。
また後述のミドガロン自身の特性もあって、
解禁初週の狩猟難度は開発側の想定よりもかなり下がっているものと思われ、実際そのような声も散見された。
もっとも、火属性やられ【特大】は狩人応援コースでは防御できないため、
その影響を軽んじて対策を怠り、やられてしまったプレイヤーも居たことであろう。
なお、後述するが動き自体はそれまでの辿異種と同じ路線を維持しており、
それもあってか、狩人応援コース無料開放終了後も本種の評に特に影響は無く、
むしろ、それ以降に解禁された辿異種ルコディオラ、ガノトトスが非常に強い癖を有するモンスターであり、
「10周年記念アップデートの辿異種の中で唯一マトモな存在」という評が挙がるほどであった。
- 破壊可能部位は従来通りの頭、背中、尻尾に加え、発達部位である脚。
四脚は左右の脚で判定が独立しており、両方破壊で初めて発達部位を破壊したと認められるが、
それを考慮しても耐久値は高くなく、通常部位も含めての全破壊も難しくない。
背中は相変わらず狙いにくいが、★1では耐久力そのものが大したことはなく、
足を破壊することで大ダウンを奪える事もあって破壊はどの武器種でも難しくはない。
★2以降はある行動を誘発することで短時間ながら大ダウンを奪えるので、それも併せて狙うとよい。
戦闘概要、主な追加技など
- 瞬速に磨きがかかり、それに伴って脚と、スタミナが鍛えられた事で、
辿異種ミドガロンはより小さな隙で瞬速系攻撃を行えるようになった。
また、鍛えられた脚はスタミナ管理も最適化することに貢献しており、
鍛えられたスタミナも相まって、辿異種ミドガロンの怒り状態は通常個体のそれより長くなっている。
- また鍛えられたスタミナによって、チャージブレス攻撃の高速化にも成功している。
スタミナ回復途上の通常状態では従来の速度で放ってくるが、
フルスロットルの怒り状態では、従来速度の約1/3程の速度でチャージを完了する。
対処法自体に変化はなく、チャージ速度の大幅な短縮で長く攻撃することが出来なくなったと言えるが、
放った後の隙には変化はない。
また休む必要もなくなったためか、高速回避と空中連続ブレスの隙も無くなっており、
通常個体の主軸と言えた、この3つの攻撃については新たに攻め方を考える必要が生じるかもしれないだろう。
ただし、★1の時点での変化はこれぐらいであり、
これらに対応できれば通常個体とあまり変わらない感覚で戦うことが出来る。- なお、空中連続ブレス自体も性質が変わっており、
確実に獲物を仕留めるために、ブレスを1発のみを放った後に強襲を行うようになった。
強襲の威力を少々犠牲にしているが、その代わりブレス被弾時の無敵時間が無くなり、
ブレスに当たると垂直に打ち上げられることで、続く強襲のヒットがほぼ確定するようになっており、
脅威度で言えばこちらの方が遥かに高い。
- なお、空中連続ブレス自体も性質が変わっており、
- 一方で、他辿異種と違ってミドガロンは難易度が上がるに連れ、
脚とスタミナが更に鍛えられた、という事が明確に分かる変化をするのも特徴である。
★2からは怒り状態の高速回避が「超瞬速チャージブレス」に置き換わり、
加えて3WAYブレスが著しく高速化しており、正面近距離が危険地帯に変貌している。
★3の変化は無いが、★4では辿異種の通例である更なる技の解放だけでなく、
スタミナ、脚も極まった事で怒り状態の解除時に、疲労状態ではなく通常状態に戻るという変化がある。
疲れたモーション自体は行うものの、
通常状態であるため、ダメージと共にすぐ怒り状態に戻っていくのである。
- また、特徴的な咆哮を放つ響狼の亜種ということで、咆哮は強化されて超咆哮になっている。
回避での対処事態は可能であるが、タイミングが通常の咆哮と異なるので注意が必要である。
- 辿異種ミドガロンは上述した、怒り状態で特徴的な攻撃をほぼ継承している代わりに、
棘飛ばしや回り込み膨張ブレス等、オルガロンから継承した攻撃も用いなくなり、
よりミドガロンオリジナルの戦闘スタイルに傾倒しているといえる。
また、突進駆け回りや回転飛びかかりと言った、
対処は難しくないが反撃も長時間できないことが多い攻撃は用いなくなり、
2連飛びかかりや頭突き、前方タックルと引っ掻きは用いるが頻度は低くなっている。
- 攻撃力に関しては、直前の17年4月アップデート組のような
「発達部位を用いた技の威力が高い」という性質は無く、
手数・コンボ技に特化しているというほどでもない分、全体的な「一発一発の威力」が高くなっている。
例えば上記の頭突きのような小技でも中々の痛手を被るほか、
引っかきや後述のじゃれ付きで発生する削りダメージも、決して軽視できない威力になっている。
チャージブレスの破壊力は健在であり、特に★4については、
十二分に防御力と火耐性を高めていないと耐えることは難しいと、
かつてのMHF-G初期のミドガロンを思い起こさせるものとなっている。- 特に狩煉道の高層階の個体には注意が必要。
予備動作のほぼ存在しない頭突きが即死級の威力となっており、正面は極めて危険。
- 特に狩煉道の高層階の個体には注意が必要。
- 以上のように、発達した脚とスタミナを遺憾なく発揮した戦闘スタイルを、
辿異種ミドガロンが取っている事が判る。
故に、その生命線である四股、つまり発達部位である脚を破壊した場合の弱体化も他辿異種より大きく、
超瞬速チャージブレス、超咆哮の弱化といった、他辿異種でも見られる変化に加え、
ミドガロンでは、
「怒り状態持続時間の弱化、及び★4での怒り状態終了後時に、疲労状態へ移行する」という変化がある。
疲労状態は言うまでもなく、通常状態も隙だらけな攻撃で固まっているため、
驚異的な攻撃に晒される時間が減ると同時に、攻撃チャンスも増えるといえる。- また、その過程で片側の脚を破壊した際に大ダウンし、
4回もがくという大きな隙を作るチャンスもある。
右脚と左脚で前後一括で扱われ、左右両方破壊で発達部位破壊と見なされるが、
見方を変えるとこれは2回大ダウンを奪うチャンスがあるということでもある。
もっとも、後述の通りスーパーアーマーが付与された攻撃が非常に多く、
更に特殊ダウン中や麻痺、スタン、磁縛などの拘束中には、
当然脚破壊によるダウンも発生しないため、脚破壊による大ダウンが発生しないことの方が多い。 - ただし一方で、咆哮の音圧判定が復活する。
しっかり対処しないと吹き飛ばされるので注意が必要である。
- また、その過程で片側の脚を破壊した際に大ダウンし、
- 耐久力については、低難易度では後発組と、
高難易度では最初期4体、及びヒュジキキ以降と概ね同等で、
部位破壊の難易度は後発組寄りとなっている。
ただ、高難易度の狩猟地が即遭遇可能、かつエリア移動が無い決戦場である
(ちなみに「即遭遇可能」「エリア移動がない」は7月アップデートの辿異種の特徴と言える変化である)事、
後述する超瞬速チャージブレスのような、一定時間手が出せない行動を用いるなど、
純粋に耐久力数値だけでは測れない部分もあるため、人によって感じ方が異なってくるかもしれない。
一方、肉質については一部で紫ゲージでは弾かれる程硬化している部位も見られる。
- 他のモンスターと比較して特徴的な点として、スーパーアーマーが付与された行動が非常に多い。
軸合わせ、ダウン時や状態異常時を除くとスーパーアーマーが付与されていない行動は極一部である。
一部の属性の六華閃舞を使用する際や、マグネットスパイクで磁縛を行う際はSA行動に注意したい。
- 総評すると、瞬速によって一気に距離を詰め、高威力の一撃を放ち、
特定の行動で明確に隙を晒すという、ミドガロンらしさは辿異種でも健在である、と言える。
低難易度帯はGX防具等でも十分挑めるが、高難易度帯では流石に厳しいものがあるため、
随時、辿異防具等にシフトして火耐性共々高めて高難易度に備えていくと良いだろう。
それを用意するのが難しい場合、真根性スキルで最低でもチャージブレスに対する保険とするのも有効である。- なお、火属性やられ【特大】は体力の最大値まで削り取られていくだけでなく、
★2以降のミドガロンに関しては、彼の攻撃に対して何かしらのリアクションをとらないと、
回復する隙が出る行動を行わない、つまり防戦一方では回復の隙が見出せないという点がある。
その為、辿異種リオレウスよりも耐性値で火属性やられを防いだほうが、安定した立ち回りが行いやすい。
当然ながら真根性で攻撃を耐える必要がある場合は、耐性で防いでいないと直ぐに倒されてしまう。
- チャージブレスの威力の高さ、それを連発すると、
見方を変えればハンターを徹底的に倒しに来ているとも受け取れるが、
先述したようにミドガロンの場合はコンボに傾注しているわけではなく、
元々通常個体の時点でそういう性質である。
また、怒り解除の仕様については、これまでの辿異種ではやや弱かった(初期組では無いに等しかった)
「発達部位を壊す、報酬面以外での明確なメリット」に繋がっている。
7月アップデートの辿異種は様々な意味で「物議を醸した」モンスターで、
ミドガロンも後述の通り例外ではないのだが、
上記の点からモンスター本体に対するマイナスの評はあまり聞かれない。
当初は先述したように解禁初週には狩人応援コースの無料開放があった事も考えられたが、
その後も変化が無かったこと、そしてそれ以降の辿異種モンスターが何れも(悪い意味で)注目され、
従来の辿異種と同じ特徴を保持している本種は良く言えば「戦って面白い」、
悪く言えば「本種以降の辿異種3種のインパクトに埋もれてしまった」存在となっている。
- なお、火属性やられ【特大】は体力の最大値まで削り取られていくだけでなく、
- 主な追加行動は以下の通り。
- 地面掘り
- 非怒り時のみ使用する攻撃の1つ。その場で頭に地面を突っ込み、掘り進める。
掘った影響で周囲に溶岩石がばら撒かれるが、あまり遠くまで飛ぶことはない。
掘り終わった後、顔に溶岩石が付着しているという和ましい姿のミドガロンがお目にかかるが、
その後首を振るって溶岩石を落とし、やはりばら撒くので注意が必要。
ガンナーはやや距離を離せば攻撃が全く当たらないため、一方的に反撃可能。
こちらは被弾すると吹っ飛ぶこともあり、威力は控えめ。
- じゃれつく
- 非怒り時にのみ使用する攻撃の1つ。その場で寝っ転がってじゃれつき始める。
特異個体ババコンガのラリアット後の倒れ込み暴れと同じく、
じゃれながら狙ったハンターに軸を合わせ、起き上がってすぐ飛びかかり軽い規模のブレスを炸裂させる。
こちらも和ましい光景が繰り広げられるが、それに釣られて起き上がりを見逃さないよう気をつけたい。
なおじゃれ付き中は削りダメージが発生するのだが、この威力は見た目に反してかなり高い。
★4では辿異防具一式で固めていても、張り付きすぎていると危険である。
逆に飛びかかりについては、怒り状態でないこともあって大した威力ではない。
もちろん、じゃれつきで体力を大きく減らしていると命の保証はないが。
ガンナーは最後の飛びかかりだけ注意すればこちらも一方的に攻撃でき、
肝心の飛びかかりの威力も低いため、回避に失敗しても軽傷で済むため、
地面掘り共々剣士向けの攻撃と言える。
なお、数少ないSAが付与されていない行動の一つである。
- 後方瞬速飛びかかり
- 怒り時にのみ使用する。
その場で素早く後方に移動し、じゃれついた後のそれと同じように飛びかかり小規模のブレスを炸裂させる。
威力は通常のチャージブレスほどではないが、怒り状態ということもありやや高め。
特に軸修正はしないが、素早いのでこれを警戒しながら戦いたい。
- ブレス降らし
- いわゆる疲労のような状態を除いて使用してくる。
直様天空にブレスを放ち、降り注がせる。
近距離には届かないが、中距離以遠ではピンポイント1発が降ってくるので気をつけたい。
着弾時点は明るくなるので、中距離以遠で足元が光ったら備えたい。
- 瞬速回り込みブレス
- 怒り状態時のみ使用する、10周年記念アップデートPVで披露していた攻撃。
口元にブレスを溜め、そのまま瞬速で一直線に駆け巡って回り込み、
前方にブレスを発射して飛ばす。
瞬速移動時に側面が炎上し、こちらに接触すると強制怯みになるため、
ダッシュで逃れようとしても上手くいかないという性質である。
ただ、チャージを始める前にしか軸修正を行わないため、
抜刀ダッシュ等で素早く移動すると側面の炎共々当たらない。
また、ブレスは貫通しないため、ラスタなどが当たるとハンターは無傷ということも。
なお炎上した地面に触れても火属性やられ【特大】になる。
- 超瞬速チャージブレス
- ★2以降、怒り状態の高速回避を置き換える形で解禁される。
エリア内を縦横無尽に駆け回り、
ターゲットしたハンターの目の前に姿を現した後、チャージブレスを炸裂させる。
縦横無尽に移動するため、一見誰を狙っているのかわかりづらいこの攻撃であるが、
ブレス前の瞬速は必ず狙ったハンターの正面に現れるため、惑わされないようにしたい。
また、このブレス前の瞬速のみ一瞬溜めが発生するためそれで攻撃を見極めることも可能。
本行動は四肢破壊前は連続で2回行ってくるが、
1回目又は2回目のブレスの直後に頭に一撃でも当てると、もがき1回だけだが大ダウンを取れる。
ダメージは1入ればいいため、ペイントボールなどでも大ダウンできる。
剣士では狙いづらい背中を破壊するチャンスになるので狙っていきたい。
なおこのダウンはいわゆる特殊な怯み扱いで、よろめき耐性は増加しない。
チャージブレス自体の判定は他のものと同じく一瞬で、瞬速移動中は当たり判定がない。
四股破壊後は、負傷した脚が連続行動に耐えられないためか、1回のみで終える他、
行動後に従来通りの隙を晒し、大ダウン時のもがきが2回になる。
- 火炎竜巻
- ★4の怒り状態時のみ使用する、辿異種ミドガロンの最大技。
その場で炎を纏い長時間遠吠えを行い、態勢を作った後*4瞬速移動を行い、
狙ったハンターを包み込むように上空で駆け回るように回転して炎の竜巻を起こす。
最初の1回転は展開準備で、2回転目から本格的に炎上を開始し当たり判定が発生、
包み込んだハンターを打ち上げて上空で焼き尽くす。
誰かを狙って行い、なにがしらの手段で拘束した状態にしてスリップダメージを浴びせる、
というこの攻撃はヴォージャンの「業火の洗礼」に似た特徴を持っている。
巻き上げられてしまっているためか、竜巻に焼かれている間はどんどん上に持っていかれるため、
体力が0になって落下し始めても地面までの距離が長く、粉塵等の救出が間に合うことが多い。
ただし火属性やられ【特大】になっていると、広域&ウチケシの実などがないとまず助けられない。
竜巻自体は大きくないため、抜刀ダッシュ等の高速移動手段で範囲外に行くことは容易である
(ランスとガンランスはダッシュが比較的遅く、ギリギリまで走って回避行動を挟む必要があるので注意)。
終了後は地面に着地して休息を取るが、この時の着地箇所は必ず決まっており、
決戦場のエリア1入り口から見て右側の方向に着地する。
この事を把握すると、着地直後から長時間攻撃することが可能になるだろう。
また当たるとほぼ力尽きるのに対して、この攻撃自体が辿異種ミドガロンの攻撃の中で数少ない、
攻撃前後で(何もしなくても)長時間隙を晒す攻撃であるので、しっかり対処したい。
武具
- ミドガロンのG級防具のビジュアルはMHF-Gアップデート以前より公開されており、
剣士用が「御神楽G」、ガンナー用が「里神楽G」という名称。
オルガロン防具とは頭のデザインなどに差異がみられ(卑弥呼様ではなくなった)、
ミドガロンの生態に則った「一匹狼」というSPが付加される。- ちなみに剣士は全部位に匠+4が付与されている。
匠+4自体は珍しくもなんともないが、頭・胴・脚はスロットが3つになる。
スロット3の非課金匠+4防具は従来では殆ど無かった存在であるため、そういう意味でも人気は高かった。
ちなみに全部位匠+4を持つ防具は他にオルガロンの神楽GFシリーズがあるが、
GFシリーズへの派生は★6のカム・オルガロンの狩猟が不可欠である。
- ちなみに剣士は全部位に匠+4が付与されている。
- G級武器は双剣・狩猟笛・ランス・穿龍棍・スラッシュアックスF・ヘビィボウガン・弓が存在している。
すべて火属性。
なお、穿龍棍はMHF-GGで、ヘビィボウガンはMHF-G7で、スラッシュアックスFはMHF-G10で追加された。
- 辿異防具は「ミドZ」シリーズ。
和風だった従来の「御神楽/里神楽」とはデザインの方向性が大きく異なり、
コンガシリーズやゴゴシリーズを彷彿とさせるワイルドさ。男性は股間に爆狼の顔が……
同アップデート実装の新スキル「幕無」「腕利き」を有する部位や、
新辿異スキル「血気活性強化」を有する部位がある。
実装されたばかりの幕無と血気活性強化が高く評価された事もあり、人気は高い。
- 辿異武器は大剣、太刀、狩猟笛、ランス、穿龍棍、ライトボウガンと、
MHF-ZZアップデートによって追加されたマグネットスパイクの計7種。
辿異スキル「巧撃強化」を有する強力な武器だが、
代償としてか、近接武器はリオレウス武器と比較して最終強化時の属性値がかなり低い。
物理性能に関しては会心率を別にしても極端な差は無いが、紫が長い代わりに空色ゲージが短いのに加え、
生産段階から斬れ味がそれで完成しているため強化で伸びることもない。- 武器銘は「絶爆狼+カタカナ」となっておりG級武器とはやや異なる意匠である。
また、武器説明文にはキーワードが潜伏しており、
最終強化では、それがカタカナ文字で武器銘に現れたうえで【】に括られ、G級武器と似た形式になる。
例として、大剣は「闘志」がキーワードになっており、最終強化で「絶爆狼大剣【トウシ】」となる。 - ランスはマイクスタンドとスピーカー、狩猟笛はドラム、他武器種はギターと、
いずれもパンクロック、あるいはヘヴィメタルバンドを想起させるデザインなのも特徴。
また武器のSEに派生楽器を鳴らしている音が入っている他、
狩猟笛の演奏はドラム(若干ミドガロンの声も混じっている)になっている。
防具共々、モチーフが通常G級武具と真逆の洋風、かつ現代風であるが、
これは意図的にそうしたものである事が「10周年メモリアルブック」にて語られている。
また、同書によると武具デザインは全て「UKパンク」であるとのこと。
4人辿異ミド武具で集まり、バンドを組むのも面白いだろう。
- 先述した「物議を醸した7月アップデートの辿異種」について、
ミドガロンで物議になったのはこの「武器の性能」に実質限られている。
理由は「巧撃強化を前提にした(と思われる)性能」のただ1点であり、
今までの「(スキル分の調整が入っている)辿異武器」にも、その声は少しは見られていたのだが、
ミドガロン武器に関しては、それが顕著に現れていた形となっていた。
ただし、こちらは明確に(同じ火属性の)レウス武器に負けているのは属性値だけであり、
そもそもレウス武器と被っているのは運用が大きく異なるライトボウガンのみである。
後の、辿異種ガノトトス武器で「防具で辿異スキルが被ってしまう」点が明確になったため、
どちらかと言えば批判の的になったのは「スタイルが合わないと活かせない辿異スキルなのに、
それを前提として性能(属性値)が低いのはいかがなものか」という点に絞られるといえるか。
とは言えガノトトス武器と違い、防具側の巧撃強化とは重複できる。
なので巧撃を発動させてさえいれば、大体の恩恵は得られるようになっているため、
7月アップデートの武器の中では、扱いやすいものとして認識はされているようだ。- 大剣、太刀、ランスは回避を全くしない(巧撃が無意味)立ち回りが可能だが、
一方でこの3武器種は回避攻撃があるため、巧撃を全く活かせないというほどでもない。
大剣については輝烈剣ありきでも属性値はあくまで補助要素であり、
GR600までの攻撃力についても、同リーチの武器と致命的な差はない。
穿龍棍はMHF-Z以降属性値も強く意識されるようになり、低い火属性値は重大な弱点ではあるが、
物理は他の辿異棍よりやや高く、巧撃スキルを立ち回り問わず最大限活かせる。
狩猟笛は巧撃を載せるかどうかは他スキルとの兼ね合いによる部分が大きいが、
プレイスタイル上は齟齬が少なく、やはりこちらも扱いやすくはある。
- ライトボウガンはMHF-Z後の環境では巧撃スキルを発動させないプレイヤーが多く、
巧撃強化が死にスキルになりやすい。
また、LV1貫通弾が使用できないため小回りが利かせづらく、
会心率もなければ攻撃力も他のGR800辿異武器に比べ若干だが劣る。
一方、こちらは他の辿異武器や凍王始軽弩【牡丹雪】との大きな差別化要素として、
穏射+1だけでLV2貫通弾とLV3貫通弾のジャストショットに対応可能という点が評価されている。
つまり、直接の性能では他と競合せず、運用面での差別化が出来るようになっているといえる。
- 大剣、太刀、ランスは回避を全くしない(巧撃が無意味)立ち回りが可能だが、
- 武器銘は「絶爆狼+カタカナ」となっておりG級武器とはやや異なる意匠である。
余談
- とんでもないスピードから繰り出される超威力の技の数々に初見ハンターからは悲鳴の声が勃発。
GR4(=G★4)から本当に覇種真っ青の難易度になるという触れ込みをその身に叩き込まれることになった。
しかし、大技は殆どが分かりやすい予備動作が付いているので見切りやすく、
攻撃後に隙をさらすのも相まってハンターもしっかり反撃できるようになっている。
そのため、戦うのは怖いが狩りがいのあるモンスターとして、ハンターからの人気は相応に高い。
超スピードで暴れまわる怒り状態から打って変わって疲労状態は非常に弱々しいが、
大暴れした後の疲労だからだと、野性味のある説明が付けられる点も評価されている。- 実際に後年行われたアンケートでも、G1で登場した新モンスターでは唯一ランクインしている。
MHF-G1は上述したようにバランスの悪さからモンスター自体にもその矛先が向けられる状態であったが、
「かなりの数を狩ったが、飽きなかった」という意見があるように、
MHF-G1の環境下においても評価された数少ないモンスターだったと言っていいだろう。
- 実際に後年行われたアンケートでも、G1で登場した新モンスターでは唯一ランクインしている。
- このミドガロンという名前が初めて確認されたのは先行テスト。
チーターによって「爆狼の燃爪」という素材が確認され、ミドガロンというネーミングから、
PVに出ていたあの謎のオルガロンの名前であると予想されていた。
- オルガロンの初期案は「火山に生息する、一匹狼」という設定だったが、
ミドガロンはその没案を色濃く継承しているといえよう。- ただし、初期デザインにおけるオルガロンの体毛はむしろ青色で、
完全に没ネタが復活しているというわけではない。 - 防具の「一匹狼」というSPの存在や、単独行動を好み体に古傷らしきものが確認できる点など、
イャンガルルガとの共通点が垣間見られる部分もある。
イベントなどで共演する機会がみられるのだろうか。
- ただし、初期デザインにおけるオルガロンの体毛はむしろ青色で、
- 特に秘伝防具全盛期において、武器魂中集めにノノ・オルガロンが大量に乱獲されたため、
「ミドガロンはその全盛期に伴侶を殺された個体なのではないか」とネ実では言われている。
- 2013年3月頃からネット上で話題になった「ギャルによる怒りの6段活用」。
Twitterなどから「激おこぷんぷん丸」といった怒りの表現が取り上げられたものとされるが、
その中に「カム着火インフェルノ」なるものがあり、ネ実界隈では物議を醸した。
語源はもちろん「カムチャツカ半島」と「ムカ(つく)」「(怒りの)着火」を合わせたものであるが、
カム・オルガロンが独り身になった結果火属性を得て、火山に出現するようになったという設定の
ミドガロンとあまりにマッチしているためである。- 無論、ミドガロン自体はこれらの単語が流行るより早くお披露目されており、
これをインスパイアしたものではない。
故にこの単語の流行とミドガロンの登場はほぼ偶然であるわけだが、それはそれで逆に凄い。
開発陣の発想がギャルたちと全く一緒だった可能性もないわけではないが。
- 無論、ミドガロン自体はこれらの単語が流行るより早くお披露目されており、
- 20頭倒すと「世捨人」の称号が手に入る。まあ確かにそれっぽいけど…
ちなみに50頭倒すと「跳梁跋扈」の称号が手に入る。
意味は大まかに言うと「自分のほしいままに、好き勝手に行動すること」であり、ミドガロンをよく表していると言えるだろう。
- 上述の通り、オルガロンがG級に進出することになり、
ハンターがカム・オルガロンとミドガロンの争いに巻き込まれる可能性も十分ありうる。
最悪カム、ノノ、ミドの三つ巴の大乱戦もある…かもしれない。- ちなみに、雌のノノ・オルガロンのランクはG★3なのだが、
カム・オルガロンのランクはラージャンなどと肩を並べる★6であり、ミドガロンを大きく上回る。
上述したようにゲームバランスの調整ゆえの結果という声もあるが、
ここまで雌を守りきることが出来た強力な個体という見方もできなくはない。
なおG級カム・オルガロンの体力は11200で、ノノ・オルガロンと合わせると20800になる。
ミドガロンは単体で夫婦2頭を上回る耐久力を持つということで、如何に変異が凄まじかったのかがうかがえる。- なおG級オルガロンは氷属性を利用した攻撃と防御が可能になり、
ミドガロンに対して攻撃面では有利になったものの、防御面では不利になっている。
- なおG級オルガロンは氷属性を利用した攻撃と防御が可能になり、
- ちなみに、雌のノノ・オルガロンのランクはG★3なのだが、
- 第101回狩人祭では、まるでどこぞのキショウシュが如く巨大な体躯を持つミドガロンが週末限定で登場。
そのサイズたるや、5670.0cm。
密着するとほぼ脚しか視界に入らず、あのチャージブレスさえ小さな爆発に見えてしまうほどの巨体である。
ただこのミドガロン巨大すぎるあまりしばしばエリア外へ飛び出してしまう。
特に狭いエリアではこの現象が頻繁に起こりやすい。
特別な素材が手に入るということはないが、クエスト達成で30魂
(ミドガロン狩猟で入手可能な13魂+ボーナス17魂)を入手できるボーナス試練としての扱いとなった。
素材
- 爆狼の毛
- 猛るミドガロンの毛。漆黒の毛は高い耐火性に優れている。
辿異種個体から得られる毛は紫色に変色していることから「靭紫毛」と呼ばれる。
この毛は柔軟性にも優れており、異常発達した脚による高速移動の障害となり得る、
空気抵抗を大きく抑える特性を持っている。
また、怒りの際に活発となる火属性エネルギーに反応し、怪しい炎のような赤紫色に光輝く。
- 爆狼の牙
- 爆狼の熱せられた牙。この牙が貫いた箇所は焦げ跡が残る。
噛みつかれた獲物が耐えることが難しいほど熱せられた、
辿異種個体の鋭い牙は「熱貫牙」と呼ばれ、区別される。
鋭く、高熱を帯びており、噛みつかれた獲物は、その熱さに耐えられず絶命する。
- 爆狼の耐炎皮
- 辿異種個体の皮。決して燃えない特性と高い耐熱性を持つ。
通常個体の皮は素材としての価値が見出されていないが、
どちらも自身の調子に合せて模様が浮かび上がり、怒りに達すると、模様が金色に輝く特性が確認されている。
- 爆狼の太骨
- 辿異種個体から発見された、爆狼の脚の骨。
ただ太いだけではなく、密度が高く衝撃吸収にも優れており、
辿異種個体の更なる高速移動を影から支えている、重要な部分である。
- 爆狼の強腱
- ミドガロンの強靭な腱。弾力性が高い素材で、様々な用途で使用される。
更に弾力性が増した、辿異種個体の腱は「柔腱」と呼ばれる。
更なる発達を遂げた脚と、その内部で太骨と筋肉を繋ぐ柔腱の2つによって、
辿異種個体は更なるスピードと、瞬発力を得た。
- 爆狼のたてがみ
- 燃える炎の様に荒々しい爆狼のたてがみ。高温のため、扱いには注意が必要。
部位破壊限定レア素材で入手確率は低いが、どの武器でも攻撃しやすい頭の破壊が対象なのが幸いな点か。
- 爆狼の真棘
- 爆狼の背中に生えている棘。外敵から身を守ると共に攻撃としても使用される。
ミドガロンの部位破壊限定素材であるが、背中を破壊することさえできれば50%の確率で入手可能。
辿異種個体のそれは更に発達した結果、更に鋭く、硬く、紅く変化した姿に変えており、
「紅棘」と呼ばれ、区別されると共に、外界に対しても自身の強さを十分示す程にもなっている。
どちらも、ミドガロンの背はオルガロンより一回り大きい体格によって通常の武器では届きづらく、
なにがしらの手を打たない場合、一部の武器以外での破壊は比較的困難である。
- 爆狼の鞭尾
- ミドガロンの尻尾。高速移動後の体の平衡を保つ役割を持つ、重要な部位。
通常個体のそれは素材としての価値が見出されておらず、発達して大きくなり、
靭やかも増した辿異種個体のそれのみ、素材としての需要がある。
- 爆狼の瞬眼
- 赤色の時は「相手との位置を探る」のに特化し、
金色の時は「相手との距離を正確に測る」事に特化したミドガロンの眼。
ミドガロンの、高速移動を用いた戦いに重要な器官である。
辿異種個体の眼は更に発達し、右に出る眼は無い程に捕捉力が強化され、
怒りに呼応すると白くなる「瞬眼」を持ち、これのみが素材としての価値を見出されている。
- 爆狼の幹髄
- 辿異種個体の背中の奥から見つかった、血を作っている大きな骨髄。
外気に触れさせてはいけない程の熱を持っている。
この髄で作られた血液が「燃焦血」で、爆狼の体内を駆け巡り、栄養を届けている。
肝心の血液の温度は、空気に触れた箇所から順に燃える程までに高い。
- 爆狼の照閃玉
- 辿異種個体の体内で、突発的に生成される玉石。明るく輝き、燃えるように熱い。
体内で突発的に生成される一方、素材としての価値を維持した状態のそれは、
部位破壊した尻尾から得る事以外に手段はない。
- 爆狼の燃爪
- ミドガロンの朱色の剛爪。高温の爪は切裂いた獲物を火傷させ、治癒を遅らせる。
辿異種個体の爪は青紫色に染まった「抉鋭爪」に進化しており、
肉だけでなく、硬い地面すらも抉るほどに鋭く、
特に怒り状態の時は地に付けた際に炎を発するほどに高温である。
- 爆狼の極脚
- 長い年月を生き、「獲物を追いかけ、確実に仕留める」事が全てとなった爆狼が、
それの実現のために、更に高速移動に磨きをかけると共に発達していった脚。
内部にある発達した筋肉と、上述した太骨と柔髄にも支えられ、
獲物に逃げる意識が芽生えるより速く移動できるスピードと、より遠くへ移動できる脚力を得、
そのスピードによって、脚の毛は爪と比較しても違和感がない程結晶の様に変形、硬質化している。
辿異種個体の凄まじいスピードは、この脚によって生み出されていると言っても過言ではないが、
一方でそのスピードを戦法に取り入れた結果、脚が負傷している状態でも無理にそれを行おうとし、
スタミナを激しく消費してすぐバテてしまうという弱点にもなっている。
より強力に発達した物は、「極上脚」「極剛脚」「極絶脚」に分類される。
関連項目
モンスター/オルガロン
スキル/一匹狼 - 主にこのモンスターの防具で発動できるスキル。
BGM/火山戦闘BGM
ミドガロン素材を用いた装備
武器/爆狼双剣【シュン】 - G級双剣
武器/爆狼槍【ウガチ】 - G級ランス
武器/爆狼重砲【タケル】 - G級ヘビィボウガン