クエスト/災厄降臨

Last-modified: 2023-09-05 (火) 14:12:15

火山の一画に舞い降りたミラボレアス亜種(ミラバルカン)と対峙するクエスト。
PS2版MHGよりイベントクエストとして初登場した。

 
作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金契約金条件
MHG街Gクラス★8特殊クエスト決戦場12000z3200z受注HR27~
参加HR27~
MHP集会所Gクラス★8受注HR5~
参加HR5~
 

目次

概要

  • 通常モンスターの色違いである亜種モンスターが初登場したMHGより
    イベントクエスト限定で配信された紅いミラボレアス。
    既に公言されているが、クエスト説明文の内容では、
    怒り狂った黒龍、火山の力を得た姿などのニュアンスで呼ばれているので、
    本当に通常種とは別個体なのか言い難いものである。
  • 実はこのクエスト、かなり凶悪な初見殺しが仕掛けられている。
    クエスト開始直後のムービー中、紅龍がハンター目がけ滑空してくるのだが、
    操作可能になったと同時に回避行動を取らないと滑空の残存判定に当たってしまい
    最悪の場合開幕即4乙となるのだ。
    • 当時殆どの攻撃が超火力であった紅龍だが、その中でも滑空は最高の威力を有する技である。
      また、初期シリーズには根性スキルが存在しないため、確実な対策は取れない。*1
      ラグの関係もあり、初手でPTが半壊することはそう珍しくはなかった。
    • さすがにこれはまずいと判断されたのか、
      MHP2では演出は同じだが当たり判定が調整されてこの危険性がなくなり、
      さらにMHP2Gではムービーをスキップしたか否かに関わらず、
      紅龍が正面で地面に着地している状態から戦闘を開始できるようになっている。
  • 後年の作品でもムービーの流れで即座に攻撃を仕掛けるモンスターは存在するが*2
    それらは「今まさに攻撃を仕掛けてくる」場面でプレイヤー操作に移り変わるため、
    初見でも危機感さえあれば回避行動に移ることができなくはない。
    一方、こちらはそういった事例の始祖と呼べるものであり前例がなかった他、
    • 当時の登場ムービーはハンターが映らず、操作可能になるタイミングが判別し辛かった
    • 攻撃判定が早すぎるため、初見だとまず回避不能何をされたかすら判らない
    • オンライン向けクエストで毎回ムービーが入るため、二回目以降も回避しなければならない
    • 通信ラグなどが発生するとベテランであろうと開幕事故死
    ……といった状態であったため、色々と阿鼻叫喚の事態を招いていた。
    棒立ちで無事なこともあれば4乙もありえたりと妙に攻撃判定が不安定なのも事故要因であった。

類似クエスト

  • MHG以降も紅龍を討伐するクエストは存在するものの、別の名前に変更されている。

MHG

  • 上記の「災厄降臨」とは別に、「災厄の逆鱗」(受注・参加HR27~)というものがある。
    こちらはいわゆる強化個体で、ただでさえ恐ろしい程の攻撃力がさらに上昇しているため、
    討伐は容易ではないが、「紅翼」や「紅胸殻」などの低確率な素材が50%と高確率で追加報酬に出る。

MH2

  • イベントクエストで「紅き怒りを追撃せよ!」(受注・参加HR51~)というものがある。
    前作同様イベント限定、撃退無しの一発勝負であり、
    祖龍の書の入手に不可欠な終焉の書が確定で成功報酬にでる。

MHF

  • MH2同様、「紅き怒りを追撃せよ!」が古龍クエストに存在。
    受注・参加はHR4(旧HR81)以上。
    HR帯での紅ミラボレアス*3出現クエストはこれ一つであるため、
    かつてのHR900への開放試練(「ミラボレアス(決戦場)」をソロ討伐)もこのクエストで行っていた。
    無論、多額のゼニーや黒貨で開放する方法もあるが、昔は避けて通れない最後の関門もあった。
    MHF-G10以降はハンターランク試練が廃止され、G級昇格には一切絡まない存在となった。
  • MH2基準の決戦場に登場するが、MHFでは後にアカムトルムが追加実装。
    この時にMHP2準拠の溶岩が寸断された決戦場も導入されており、決戦場にバリエーションが生じた。
    更に後年にはヴァルサブロスと同時に新たな決戦場が増えたが、紅龍はMH2版のままである。
    故に「討伐時に溶岩の中に頭が入って剥ぎ取れない」という事態は残念ながら解消されなかった。

MHP2

  • ★8に「終末の時」というクエストが存在する。
    出現条件は、MHP2が各古龍を10体討伐で、MHP2Gが上位の「伝説の黒龍」のクリア。
  • この他に、MHP2では、MHGおよびMHPと同様、イベントクエストも配信されている。
    上位★8の「紅の災厄」というクエストがそれである。
    こちらはイベントクエストなので、撃退無しの一発勝負である。

MHP2G

  • G★3に上位と同じく「終末の時」というクエストが存在し、
    G★3「伝説の黒龍」およびG★3の古龍全て(キリン含む)を討伐し、
    G★3の古龍クエスト全て(キリン含む)にクリアマークを付与することで出現する。
    黒龍のクエストを出現させてクリアすることに加え、
    全ての古龍を討伐若しくは撃退させなければならないので、クエストの出現は非常に大変。
    • このクエストは、数ある紅龍クエストの中で唯一、
      黒龍クエストのように撃退を繰り返して討伐することができる。
      したがって、ある程度リスクを軽減して討伐を目指すことが可能である。
  • また、イベントクエストで「緋天終焉」が存在する。
    HR9以上ならば、MHP2のイベントクエスト同様常時受注できるが、撃退無しの一発勝負である。

MH4

  • 2014年2月21日にイベントクエスト「紅龍来降」が配信された。
    現状、紅龍ミラボレアスと戦闘できる唯一のクエストとなる。
  • 因みに、上記の開幕4乙がきっちりと再現されている
    とはいえ今作では防具の防御力をかなり上げる事が出来るので、
    ある程度鍛えてあるのならば開幕で乙る事はそうそう無いと思われる。

MH4G

  • MH4の拡張版である本作では遂にソロ専用である旅団クエストにおいて「紅龍生誕」という名のクエストが登場。
    通常種を差し置いてミラボレアス系統でソロ専用クエスト進出という快挙を成し遂げたのである。
  • 出現条件の方ではあるが秘密の卵運搬シリーズのクエストを旅団下位から上位まですべてクリアすることである。
  • ちなみに能力はソロ専用故にイベントクエストの時よりも低めに設定されている。

MHXX

  • MHXで登場を逃したミラ三種がXXにて復活。クエストは後述のクエスト依頼文をほぼほぼ流用した「終末の時」である。
    MH4GではG級で登場するのが特殊個体であったため、MH4のリファイン後初のG級紅龍である。
    ただし素材がミララースのものが流用されてる。(海外版では修正されたようだが。)

余談

  • 「災厄降臨」の依頼文は以下の通りである。
ギルドマスター
なんと恐ろしいことじゃ…。
黒龍ミラボレアスが火山地帯の火口付近に潜み、
不穏なうめきを放ちつつ、力を蓄えておる。
この悪しき予兆を防ぐのじゃ!
  • 一方、「終末の時」の依頼文はこうである。
謎の赤衣の男
ついに、このときが来た!
血染めの鱗に身を包む紅龍が、*4獄炎の大地に降り立たんとしている。
ハンターよ、止められるものなら止めてみるがいい!
  • 前者はまぁ普通と言えば普通である。
    ギルドマスターすら恐れる紅龍の脅威がその文章からも垣間見えるようである。
    しかしそれは置いておこう。問題は後者である。
    念のために記しておくが、これはギルド及びそれに所属するハンターに対しての依頼である
    にもかかわらず、他の依頼のように「頼む」わけでもなく、「○○しろ!」などと命令するわけでもなく、
    やれるものならやってみろ」という挑発するような台詞に多くのハンターが思わず目を疑った。
    ましてや相手は世界規模の脅威として危惧される紅龍である。
    そして改めて依頼主を確認してみると、そこには「謎の赤衣の男」という意味深な名前が。
    さらに調べてみると、この男が「最後の招待状」や「祖龍」の依頼主であった事が分かる。
    明らかに異色な文面に加え、他のクエストとは一線を画す高難度クエストの数々、
    そして何よりギルドも簡単には表に出さない紅龍や祖龍の存在を知るこの人物は何者だ!?
    …と、それまではあまり目立っていなかった赤衣の男に多くのプレイヤーが一斉に注目する切っ掛けとなった。

関連項目

モンスター/ミラボレアス【紅龍】
クエスト/紅龍来降
クエスト/伝説の黒龍
クエスト/祖龍


*1 もっとも、根性で生き残れたとしてもフィールドの暑さで力尽きてしまうはずである
*2 MH4のグラビモスやラージャン、MHFの極み系モンスターなど。
*3 MHFでの紅龍の呼称。
*4 MHXXではどういうわけか、「血染めの鱗を纏いし紅き災いが、」と変更されている。