MHFに登場する、HR5(旧HR100)以上になると参加・受注出来るようになるクエストのランク。
HR5~HR7までが該当し、HR7にて昇格試験をクリアすることで、
MHF独自のG級へと到達することとなる。
目次
概要・特徴 
- MHFではHR4(上位)までは無料プレイが可能だが、
このランクのクエストからは月額料金(ハンターライフコース)が必要となり、
入門区では一部を除き凄腕クエストを受けることはできない。
ハンターランクだけを見ると他シリーズにおける上位後半に相当するランクにはなっているが、
当初はこのランク帯が他シリーズにおけるG級クエストに相当するランク帯であった。
現在ではMHFの独自性が強く出てくる、言うなればMHFのスタート地点であるとも言える。
- 凄腕クエストの最大の特徴として、同クエストカテゴリに登場する全てのモンスターが
変種、奇種、剛種、遷悠種、覇種といった、
○種と名の付くモンスター達であること。
これらは○種と付いてはいるが、通常種に対する亜種という関係ではなく、
MHF独自のクエストランク(端的に言えばクエスト難度)を区別したものとなっている。
HR6で解禁される覇種を除くと、全ての○種はHR5で解禁されるが、
その中でも難易度の差が明確に付けられていると考えればよいだろう。
それぞれの詳細はリンク先を参照して欲しい。
- 凄腕級は、上位のさらに上ということからも分かるとおり、
モンスターのステータス値も相応に高めで設定されている。
MHF-G10で下位と上位のステータスが大幅に弱体化され、
NPCを含まない完全ソロやある程度適当な装備でも問題なく狩猟ができるようになったのだが、
この凄腕級にはそのような調整は現段階では確認されておらず、
MHFの前提である「PTプレイ(NPC含む)」「強力な武具を揃えて挑む」が求められるようになる。
- 変種・奇種・剛種・遷悠種・覇種は全て「凄腕ランク」で一括りにされるが、
上述したようにクエスト難度を区別したものであるため、その難易度は○種によって異なる。
また変種・奇種・剛種は個体そのものが上位までとは別のものとなっているため、
下位・上位の通常種/亜種モンスターとは肉質/耐属性/状態異常耐性/怯み値等が異なる
(ランク違いのモンスターに見られる肉質硬化といったものではなく、
根本的に肉質や弱点属性が違っていたりする)。
- ゲリョス変種に火属性を含む属性攻撃系統がほぼ効かなかったり、
ババコンガ変種やフルフル変種の弱点属性が龍属性だったりと、
特に変種についてはかなり変わっている場合があり、
「今までこうだったから今回もこうだろう」などという考えが通用しないモンスターも。
プレイヤー自身の情報収集能力も深く攻略に関わってくると言える。
なお奇種と一部除く剛種はこの部分が多少マイルドになっており、
下位(上位)より属性や物理が通りにくい、という設計となっているものが多い。
- 基本的に変種・奇種・剛種のクエスト難度は上位までのクエストの延長線上にあるのだが、
その中でも剛種は変種と奇種よりは高難度に設計されている。
また、遷悠種は根本的な難度は剛種と同じかそれより若干高いという設計だが、
システム上の理由により、実質的には剛種より難度が高くなっている。
覇種については剛種・遷悠種より更に難度が高くなっており、
討伐を目指す場合の難度は序盤G級クエストよりも困難なものもある(2016年3月時点)。
このように、凄腕ランクの中でも
「覇種クエスト>遷悠クエスト>剛種クエスト>変種クエスト&奇種クエスト」という、
明確な難易度設定が存在する。
- ゼルレウスやディオレックスを始めとする一部のモンスターはこのランク帯で初めて解禁される。
2013年以降、アップデートを飾る新モンスターはいずれも凄腕クエストから狩猟可能となり、
ジンオウガやイビルジョーなどの導入モンスターは、
いずれも遷悠種として実装されているため、狩猟解禁ランクはHR5からということになる。
- なお変種・奇種と一部の剛種・覇種は得られる素材が全て「汎用素材」となっている。
また凄腕クエストではモンスターからは下位・上位の素材が全く手に入らない。
特に変種と奇種は、剥ぎ取り素材が全て汎用素材という事態が当たり前であり、
従来のランクに慣れたプレイヤーは違和感を感じるかもしれない。
遷悠種については導入元の上位素材が割り当てられていることが多いが、
一部の素材入手手段(ジンオウガに虫網を使う、など)はオミットされている。
- HR5以降は、「特殊効果を持つ装備」が登場するのも特徴的。
HR5時点では、凄腕クエストで性能が強化される「SP武器」「SP防具」、
納刀抜刀速度が向上する「親方印武器」、
そして弾かれ無効や超速射、強撃ビン強化などの独自効果を有する「剛種武器」、
特定条件で一部のスキルがワンランクアップする「剛種防具」、
剛種武器と剛種防具を強化した「天嵐武器」「天嵐防具」、
ハードコアクエストで体力自動回復効果がある「HC防具」及びその強化版である「狩護防具」、
早食いスキルが自動発動する「遷悠武器」、
何らかのスキルが1つ(スキル枠を消費せず)自動発動する「遷悠防具」がある。
HR6からは、更に天嵐武具の強化版である「覇種武器」「覇種防具」を作成可能。
- BGMの項でも記載してあるとおり、
固有BGMを持たないモンスターの凄腕クエストでは専用の汎用BGMが流れる。
変遷 
- MHFでは当初MH2と同じハンターランクシステムが採用されていたが、
HRは段階的に上位段階が解放されていき、HR100以降のクエストランク解禁が待ち望まれていた。
そしてシーズン2.0で導入されたのがこの凄腕クエストである。
当時は奇種・剛種・遷悠種カテゴリはなく(奇種のみ、依頼文にて存在が示唆されていた)、
変種クエストのみが実装された。
- 変種クエストは上位の上、つまりメインシリーズで言う所のG級クエストとして導入はされたものの、
肉質の大幅な変化や出現する素材の味気なさ、作成できるSP武具の微妙さ(当時)、
モンスター自体のアクションに変化が無い*1事などが批判を受けることになる。
また後に実装された古龍種変種(後の剛種)はその圧倒的な強さから色んな意味で話題となった。
- シーズン4.0では上述した古龍種変種と新モンスターのHR100ランクとして「剛種」が設定される。
以後フォワード.4までの4年間、剛種がMHF最高のクエスト難度帯として君臨することになった。
なおシーズン8.0では特異個体が登場し、
特異個体変種と特異個体剛種はその恐るべき戦闘力が話題となった。
- フォワード.4では奇種が実装され、更に終盤には覇種が実装される。
覇種はフォワード.5で正式にカテゴライズされ、その常識を超えた戦闘力が恐れられた。
- MHF-G以降はG級コンテンツ側の拡充が中心となったが、
そのG級では原則的に全ての大型モンスターに専用の素材がある他、下位・上位の「弱点属性」を引き継いでいる。
モンスターによっては属性肉質自体も下位や上位から引き継いでいる。
これは上述した変種実装時に問題視された部分を意識して変えたためであることが明らかになっている。
またフォワード.5以降は新規実装のモンスターの最低ランクが剛種となり、
素材も専用のものが用意されるようになった。
これは撃退クエストしかないグァンゾルムを除き、2016年現在も続いている。
- MHF-G8では遷悠種が実装され、MHF-G9.1では剛種の狩猟難度が緩和されたため、
凄腕ランクの体系が現在のものとなる。
MHF-G10ではハンターランクシステムの大幅変更に伴い、
凄腕クエストの解禁と同時に秘伝書や特異個体も同時解禁になった。
(それまではHR300で解禁だった)
余談 
- 凄腕クエストの多くは、クエスト名が比較的システマティックになっている。
(例:「【狩猟】密林の雌火竜」「【討伐】決戦場の覇竜」など)
これは利便性を重視したものであると思われるが、味気ないという印象を抱くハンターも少なくない。
特に近年のコンシューマ系MHのクエスト名と見比べるとかなり印象が異なって見える。
ただし覇種クエストは「至禍凶刻」などかなり個性的。
また、G級クエストでは「沼地に待ち構えし赤き鳥竜」「古塔を照らす燦然たる金火」など、
クエストの性質を問わず、近年のコンシューマ系シリーズのようなクエスト名が付けられている
(上の例で言えば後者はいわゆる救済クエストに相当する期間限定クエストである)。
関連項目 
システム/下位クエスト
システム/上位クエスト
システム/G級クエスト/MHF - 凄腕クエスト、及びHRの次のランク
システム/変種
システム/奇種
システム/剛種
システム/遷悠種
システム/覇種
武器/SP武器
武器/剛種武器
武器/剛猫武器
武器/親方印武器
防具/SP防具