システム/特異個体

Last-modified: 2023-09-05 (火) 15:30:33

MHFに登場する特殊なモンスターの総称で、従来とは異なる行動を取る特異な個体のことを指す。

目次

概要

  • 概念としては2010年初頭(シーズン7.0の半ば)から登場し、
    明確なシステムとしては2010年春のシーズン8.0アップデートより登場したもので、
    概して「特異で強力な個体」とクエスト依頼文などで説明されるため、
    通常よりもより強力な能力を兼ね備えたモンスターという立ち位置に当たると思われる。
    特異個体が登場するのは原則としてハードコアモードのクエストであるため、
    「ハードコア○○(モンスター名)」、「HC○○(モンスター名)」と呼称するプレイヤーも多い。
  • MHFでは「変種」「剛種」などクエストランク(難易度)を区別するための特殊な種が存在するが、
    特異個体は「個体」=種の下位区分であるため、
    「亜種」「希少種」のような「種」に属するものではなく
    遷悠種」「始種」などのようにクエストランクを区別するものでもない
    従って「亜種特異個体」「剛種特異個体」も普通に存在する(後述するが特異個体が全く居ない種もある)。
    「~種特異個体」は「~種の内で特異な性質を持つ個体」という意味と考えればいいだろう。
    • 人間で例えるなら、日本人アメリカ人などという違いのことではなく、
      日本人の中でやたら高身長の人がいる、生まれつき茶髪の人がいる等という個人の違いである。
    • また、細かいことだが、定義からわかるように、例えば亜種特異個体は
      通常種とは異なる生息環境に対応し進化した亜種が特異個体化したものであって、
      通常種の特異個体が異なる生息環境に対応し亜種化したわけではない。
      この定義通りであれば亜種特異個体は通常種特異個体と大きく異なる行動をとることが期待されるが、
      ゲーム的には、ヴォルガノス亜種特異個体のように実際にそのようになったモンスターもいれば、
      リオレウス亜種特異個体のように通常種特異個体とそれほど変わらないモンスターもいるのが現状である。*1
  • 特異個体はいくつかのグループに大別することができるが、多くのモンスターでは見た目も大きく異なる
    翼や爪が巨大化したり、体色が変化したりしているほか、多くの特異個体は眼の色まで違うことから、
    ただ強くなった個体、というよりは突然変異した個体*2という見方もできる。
    実際、ディアソルテに特徴が似ている(特徴が意識されている)ディアブロス通常種のようなモンスターも存在するほか、
    ショウグンギザミの特異個体は本来幼体のガミザミしか扱えない毒攻撃を存分に発揮してくるなど、
    種としての突然変異っぷりを強く窺うことができる。
  • 技についてはモンスターによってもピンキリで、
    通常個体から1~2個しか技が増えていないケースもあれば、
    中には全てが変化してもはや別モンスターと化しているものも存在する
    どちらかと言えばMH2時代から存在するモンスターの追加技は多めに、
    MHF独自モンスターの追加技は(モンスターにもよるが)やや控えめにはなっている。
    また、亜種特異個体・希少種特異個体は通常種特異個体との差別化が非常に強いものとなっている。
  • 元々特異個体は純然たる高難度クエストとして定義されていた感が強く、
    最初期の特異個体は初の試みであったため技の変化が乏しかったり、
    強さ設定など全体的に調整不足感が否めなかった(詳しくは後述)。
    だがシーズン8.0の特異個体のコンセプト(追加された技の数々)自体は評判がよく、
    以後単なる高難度化にとどまらず、
    元モンスターの不満点の解消」を特異個体で成していくケースが多くなり、
    新モンスターや新仕様の追加と共に、長年MHFの目玉の一つになっていた。
    • 元モンスターの不満点の解消で最たるものは、
      クシャルダオラ、ルコディオラの2頭が挙げられる。
      MHFのクシャルダオラはMH2仕様のため、一度浮上すると確定で着地する行動を用いないのだが、
      特異個体クシャルダオラは「浮上→何らかの技→着地」が確定しており
      しかもその技の前には明確な予備動作があるため、ストレスを感じさせない作りになっている。
      ルコディオラは上位以上の個体では防御手段として、
      ふっとばし効果付きの岩石を自身の周囲に浮遊させて周回させる仕様が大不評だったが、
      特異個体ではふっとばし効果が削除されている*3
  • これらは元モンスターの仕様自体を改変すればいいのではないか、と思う人も多いだろうが、
    MHFでそれをやると既存コンテンツのバランス調整が非常に難しいという問題に直面する。
    また、同一ランク同一難度のモンスターなのに突然根本の仕様がガラリと変わってしまう、
    というのは必ずしも歓迎されないため、
    特殊な「個体」を用意することで上記仕様を違和感なく取り入れつつ、
    一味違う狩猟を演出しているということなのだろう。
  • また、特異個体の登場するハードコアクエストには、
    マスクデータとして専用の補正、通称ハードコア補正が存在する。
    詳しくはハードコアクエストの記事を参照してほしいが、
    「体力/攻撃力/全体防御率/怒り時の攻撃力&防御率の変化/怯み値/俊敏性」の変化と、
    「風圧・咆哮・振動の一段階強化」「状態異常蓄積値半減」「罠・閃光玉の効果時間激減」などである。
  • 現在のMHFにおいては、特異個体は原則として「ハードコアモード」、
    及びその上位段階である「アンリミテッドモード」に設定したクエスト、
    もしくは「秘伝書必須・ハードコア専用」クエストで登場する。
    ハードコアモードと秘伝書必須クエストは、
    両者ともHR5で秘伝書を受け取ってから設定・挑戦できるコンテンツであり、
    それまで攻略してきたHR4までのクエストでも、
    ハードコアモードに変更することで新たな発見があるだろう。
    • かつて特異個体に挑むまでに膨大なやり込みを要求されていた時代があり、
      その頃には「低HRでも特異個体に挑むことができる」という趣旨のクエストが存在した。
      現在の「装飾品Gクエスト」にある「○○の脈動」「○○の戦慄」「○○の衝撃」がそれである。
  • 一部の特異個体はハンターの攻撃手段の一部へ何らかの防御策を持っているモンスターが存在する。
    これらには対策が存在するためそれを用いれば今までの戦法が通ずるが、
    デュラガウア、キリンに関しては該当戦法は不可能と割り切った方が良い。
    具体的には以下のようなものである。
    • ガンナー面では特異個体テオ・テスカトルが特定の行動時に纏う龍炎ガード等で弾丸を弾く。
      そのほか、特異個体デュラガウアが怒り時に纏う冷気や、
      特異個体キリンが怒り時に纏う雷は、拡散弾を完全に無効化してしまう。
    • また、剣士に対しては特異個体錆びたクシャルダオラが冷気と共にまき散らす錆の破片によって
      触れた者が装備している武器の斬れ味を消耗させる手段を得ている。
    • 剣士、ガンナー両方に通用する防御策としては
      特異個体オオナズチがステルス時に肉質無視ダメージへの耐性を持つことや
      地上滞在時に閃光玉を投げるとステップで回避してしまう特異個体デュラガウアがそれである。
  • ハードコアモードの特異個体からは、「HC素材」という特殊な素材を剥ぎ取ることができる。
    詳しくは上記リンクを参照の事。
  • ちなみにMHFには激個体、若個体という特殊な個体が存在する。
    これらは特異個体の実装後に一部のクエストで導入されたものである。
    「個体」と称する事からもわかるが、これらは同時には発生しえない。
    激個体、若個体のクエストでハードコアモードに変更すると、最優先で特異個体に変化し
    各種補正も特異個体準拠(ハードコア補正)になる。
  • 狩煉道に登場する通常のG級モンスターはG級に特異個体が存在する場合は必ず特異個体となる。
    基本的に通常のモンスターは気にする必要はないが、古龍などの強力なモンスターに対しては注意。

特異個体モンスター

  • 特異個体に関しては大きく分けて以下3つのグループに大別される。
    • 既に存在するモンスターの特異個体化
    • 特異個体か否か判断が分かれるモンスター
    • 追加と同時に特異個体に対応する完全新規モンスター
    一番最後のグループはMHF-G以降のモンスターが該当する。
既に存在するモンスターの特異個体化
主にMH2から存在するモンスターと、MHFフォワード.5までのMHF独自モンスターが該当する。
これに該当するモンスターの中では、
ドスイーオス、タイクンザムザ、ラオシャンロン、シェンガオレン、ヤマツカミ、ラヴィエンテの6種が、
全ランクを通して特異個体に対応していない。
逆に言うと、この6種以外は全て特異個体に対応している。
この中で更に特異個体の実装が有力視されていたのはドスイーオスとタイクンザムザの2種だが*4
タイクンザムザは辿異種という形でリバイバルを果たしたため、
事実上ドスイーオスのみが取り残された形となってしまった。
特異個体か否か判断が分かれるモンスター
システム上ハードコアモードにはできるが、
HC素材を入手できなかったり見た目が変化しなかったりするモンスター。
UNKNOWN、アルガノス&ゴルガノス、ミ・ル、MHF-G9までのオディバトラスが該当する。
純粋に難度を高めたり、ハードコア限定にすることでHC素材を入手できるようにしたりというケースが多い。
オディバトラスはG級でのみ見た目が明確に変化するが、HC素材はHRにも存在する。
一般的にはこのHC素材の有無を基準として、特異個体と見なすか見なさないかが分かれるようだ。
オディバトラスはG9.1までG級個体及びHRのHC素材はなかったため、
特異個体とは見做さない人も少なくなかった。
追加と同時に特異個体に対応する完全新規モンスター
MHF-G2のゴウガルフ以降定番化したケース。
いずれも特異個体に対応するのはG級のみで、
なおかつ見た目は一切変化しないという特徴がある。
公式サイトではこれらも「G級特異個体」と呼称しており、HC素材があるため特異個体と見なすのが一般的。
そのアップデートで追加される新規モンスターの内、
「極限征伐戦」「烈種」「始種」に該当しないものがこれにあたる。
具体的には、ゴウガルフ、バルラガル、フォロクルル、イナガミ、ポボルバルム、
ハルドメルグ、ガスラバズラ、トリドクレス、グァンゾルム、ゼナセリスの10頭。
  • ハードコアモード切り替えすらもできない、
    いわゆる特異個体に対応していないモンスターは多数(少なくとも30種類以上)存在はする。
    上述した6体の他、G1とG2で追加されたG級でしか狩れないモンスター(ポカラドンなど)、
    烈種・始種、ジンオウガなどの遷悠種は全て特異個体には対応していない。
    また、MHF-Z以降「既存モンスターの更なる変貌」は辿異種が担うようになったため、
    新しい「特異個体」の追加は行われなくなっていった
    (特異個体ではなく辿異種を追加実装する方向にシフトしている)。

変遷

シーズン7.0
ドドブランゴ、ディアブロス、リオレイア希少種、リオレウス希少種の4体が剛種適性試験シリーズにのみ登場。
ただし実装当初は特異個体とは呼ばれていなかった
特異個体という総称が決定したのは2010年3月9日の運営レポートであり、
当時剛種ランクで上位と異なる行動を取るヤマツカミが実装されたこともあって、
凄腕ランクで登場していなかったリオス希少種はユーザーからは「剛種」と呼ばれていた。
この頃はまだ荒削りな部分が目立ち、従来の攻撃にいくらかの付け足しを行っただけのような状態だった。
レイアのサマーソルトが地面をえぐって岩を飛ばす、ディアの潜行移動が地面を巻き上げて岩を飛ばすなど、
やたら岩を使う行動が目立ったため岩のグラフィックからじゃがいもなどと呼ばれていたりした。
シーズン8.0
ハードコアクエストのシステムが実装され、特異個体の方向性が定まった。
ドドブランゴとディアブロスは剛種適性試験シリーズの仕様のままハードコアモードに対応し、
リオレウスとリオレイアも概ね剛種適性試験の仕様を引き継いだハードコア対応が行われた
(ただし肝心の希少種2体はハードコア対応が行われず、4年後に持ち越しとなる)。
さらに新規特異個体モンスターとしてヴォルガノス、フルフル、イャンクック、ババコンガが追加された。
これら4頭は通常の個体から大幅にモーションが追加されており、
看板モンスターのデュラガウアと並び、シーズン8.0の目玉として扱われた。
ババコンガにおいてはネタ寄りな攻撃がPVのオチ担当に使われている。
前回じゃがいも呼ばわりされてから本気を出した開発スタッフの気合の入れようが伝わってくる仕上がりで、
新モーション(笑)なんて嘲笑しているとまずボッコボコにされる。というかみんなそうなった。
ただしイャンクック変種・ババコンガ変種・フルフル変種はかなりバランスに問題があり、
イャンクック変種はSR999*5でないと怒り時にはどの攻撃を受けてもほぼ即死
ババコンガ変種とフルフル変種は凶悪すぎるほどのタフネスが問題視された。
なおフォワード.5アップデートでババコンガ変種とフルフル変種の肉質と防御率が改善されている。
シーズン9.0
エスピナス亜種、バサルモス、ダイミョウザザミ、パリアプリア、
ヒプノック、ガノトトス、ティガレックス、テオ・テスカトルが追加された。
これ以降は体の一部において形状・色が違うなど外見にも変化が出るようになる。
この見た目変化が特に顕著な隻眼のティガレックスは、広告として各種ゲーム雑誌の背表紙などを飾った。
また、特異個体のラインナップに初めて古龍種が追加され、
「天災に匹敵する」という本来の設定に準じた強化を施されてハンター達の前に立ち塞がることとなる。
剛種特異個体の実装もシーズン9.0が初であった。
この時期の特異個体は弱かったモンスターが特異個体化することで非常に強くなり、
逆にもとから強いモンスターは体力面等で弱点を抱えているという方向で調整されており、
元々そこまで強敵でなかったのに追加技が隙だらけで余計に乱獲されていたガノトトスや、
元がすさまじいタフネスなのに弱体化していないヒプノック変種などの例外を除けば概ね高評価である。
シーズン10
キリン、エスピナス、ゲリョス、デュラガウア、リオレウス亜種、モノブロス、
オオナズチ、ショウグンギザミ、イャンガルルガ、ドスランポス、ラージャンが追加。
このアップデートでは新規モンスターの実装をあえて行わず
そのぶん今までで最も力を入れた特異個体と全武器種の新モーションで
互いに新たな力を手に入れたハンターVSモンスター」という図式を打ち出した。
現時点で新モンスターが一切追加されなかった唯一の大型アップデートであるが、
このコンセプト自体は評価が高い。
エスピナスとリオレウス亜種は先に実装されたエスピナス亜種とリオレウスとは方向性がかなり異なっており、
「亜種の特異個体は通常種特異個体とも一味違う」という方向性を決定付けたといえる。
ちなみに今回追加されたラージャンの特異個体は、アップデート情報でも伏せられた隠し要素として、
変種のみ、非常に低い確率で赤き金獅子(通称:赤ラー)と呼ばれる謎の個体に変化する。
詳細はこちらの項目を参照。
このラージャンからは「金獅子の王牙」という特殊な素材を入手可能。
使い道の無い討伐証明書のようなものであり、もしゲットできたら大事にとっておこう。
また、シーズン10においては特異個体は一週間ごとに実装され、
実装された週には対応した特異個体の登場する「○○の脈動【(ランク)】」が配信された
(ちなみに、該当特異個体の出現するHCクエストを受注できるようになったのはその翌週)。
G装飾品の生産素材である特殊な原珠が入手できるため、実際の好評価はそちらが中心であったが。
なお、シーズン8.0以前の外見に変化がない特異個体はこの時期に外見が変更された。
フォワード.1
クシャルダオラ、オルガロン夫婦、リオレイア亜種、ヒプノック繁殖期、フルフル亜種が追加。
かつて多くのハンターを苦しめたMH2の看板古龍クシャルダオラの特異個体が満を持して登場し、
「吹雪の召喚者」の名に恥じぬ強化で再びハンター達に襲い掛かる。
先のアップデートで実装されていたテオ、ナズチと合わせて
ついにMH2の象徴とも言える御三家古龍が特異個体として勢揃いしたことになる。
ちなみに新モンスターの方はMHF初のオリジナル古龍ルコディオラであり、古龍種でのダブル看板となった。
また、アップデートのカウントがシーズンからフォワードになってからは、
それまで高ランクのハンター限定であった特異個体を
より多くの人に体験してもらおうというコンセプトで、脈動に続き「○○の衝撃」などで戦える機会が増えた。
フォワード.2
グラビモス、ドスファンゴ、ドラギュロス、イャンクック亜種、ディアブロス亜種、アカムトルムが追加。
ドラギュロスは先のラージャン同様、超低確率で幻の冥雷竜となる。
やはり初見へのインパクトが強烈なため、このクエスト企画はおおむね高評価を得ている。
また、今回実装されたストーリー仕立てで次々依頼をこなしていく新システム「シリーズクエスト」において、
モンスターの生態調査を進めた結果、アカムトルムの特異個体が発見され狩猟解禁、という演出がなされた。
ドスファンゴは特異個体化しても特定の攻撃に非常に弱かったことから、
ある防具を作るために壮絶な数の個体が狩られることになる
フォワード.3
アビオルグとタイクンザムザという新モンスター2体の同時実装に開発ソースをとられてしまい、
残念ながら特異個体の追加は無し。
しかし、既に特異個体自体が豊富に存在するということからも、
ハードコアクエストに関連した要素のリファインが何点か行われ、
より多くの人が特異個体を楽しむための下地を整備する作業が続けられた。
前述した、HR499以下でも特異個体と戦える脈動/衝撃シリーズは、
フォワード.3より定期的に入れ替わりで配信されるようになり、G装飾品入手の面でも非常に便利になった。
フォワード.4
錆びたクシャルダオラとグレンゼブルの2頭が追加。
グレンゼブルの特異個体は通常種で批判されていた異常な当たり判定や火力が修正され、
状態異常や罠の耐性が跳ね上がる特異個体の仕様と合わさって、
ハメなどに頼らずとも真っ向勝負を楽しめるモンスターとして高い評価を得るに至った。
特異個体のウリのひとつである「通常種で理不尽だった部分をマイルドに調整する」
という手法が本格化した最たる例と言えよう。
また、奇種実装によりリオレウス、リオレイア、ヒプノック、エスピナスの奇種HC素材が登場した。
フォワード.4より、脈動/衝撃シリーズの後継、「戦慄シリーズ」が配信された。
これらはフロンティアクエストであるにもかかわらずHC化が可能。
錆びたクシャルダオラの迎撃戦クエストに新たにSR専用クエストが登場、
こちらはHCチケット1枚消費、強制的にハードコアクエストでの出発となる。
そしてUNKNOWNのハードコアクエストが時限配信のイベントクエストとして解禁。
見事討伐に成功すると、主に飛竜種のHC素材が高確率で入手できる。詳細はこちら
フォワード.5
ベルキュロスとゴゴモアの2体に特異個体が実装された。
また、オディバトラスにもハードコアクエストが存在するが、特異個体ではない。
フォワード.4に引き続き奇種も新たに実装され、
ディアブロス、イャンクック、フルフルの奇種HC素材が追加された。
週末にHC素材が報酬で手に入る「天嵐への導き」が配信されるなど、HC素材の入手はかなり楽になった。
G1
G級コンテンツの実装が大半を占める関係で特異個体の追加はなし。
当初はそれほど問題視されていなかったのだが、肝心のG級コンテンツの調整が事実上失敗したことから
特異個体の追加が無いことに対してもかなりの不満が出ることとなる。
G級ハードコアクエストがまだ存在しないため、G級モンスターに特異個体が居ないことや、
G級に追加された既存モンスターが特異個体ほどの大きな変化を遂げていなかったことが主な理由である。
また、既存のG装飾品クエストが全撤廃され、別の形式で配信されることになったが
確定入手が出来ずピンポイントの素材集めができないことから不評を買うことになる。
G2
G級クエストにおける(一部を除く)既存モンスターに特異個体が実装された。
これによって既存モンスター達もG級ランクの新モンスターに勝るとも劣らない脅威となり、
G級はG1以前に多くのハンターが予想していた修羅の国に近い状況となった。
また、G1で主流だったハメは少なくなり、武器格差が減ることにも繋がっている。
G2で新登場した特異個体は居ないが、新モンスターのゴウガルフがG級クエストのみ特異個体に対応。
こちらは外見の変化がないが、複数のモーションが追加されさらに手強さを増した。
上記のG装飾品クエストは元に近い形で戻されたが、標準で特異個体化はされていないため、
HR499未満のハンターも原珠集めがしやすくなった。
G3
アクラ・ヴァシム、グラビモス亜種、ドスガレオス、リオレイア希少種の4体が新たに登場。
これらは従来のコンテンツのみならず、G級でも登場する。
このうちリオレイア希少種は、上述の通りシーズン7.0で登場している初期の特異個体であるが、
今回のアップデートで外見やモーションがリファインされ、
正式に特異個体モンスターの1体としてデビューした(ただし、剛種適性試験ではハードコア化ができなかった)。
また、G3新モンスターのバルラガルはG級限定でハードコア化が可能。
こちらはゴウガルフと同様の内容である。
ちなみにG3のG級追加モンスター達はいずれもG級専用の新しいモーションを携えており、
特異個体化するとそれも合わさって脅威的な行動を行ってくる。
G級コンテンツに限れば、上の5体とドスランポス、ガノトトス、ベルキュロスの
合計8体の特異個体モンスターが追加されることになる。
ちなみに上記の4体は、非G級環境ではアップデート当日から全種特異個体化が可能
(アクラ・ヴァシムのみG級でもハードコアモードが可能)であったが、
G級での解禁にあわせて新たな戦慄クエストが配信された。
こちらは旧来の戦慄クエスト同様、HR499以下でも特異個体と戦える。
GG
当初は特異個体に関する情報が無いことや、MHF-GGでの追加要素の多さから、
新特異個体の追加に関しては疑問視する声もあったが、
アクラ・ジェビアとリオレウス希少種の2体が新たな特異個体として追加されることが判明した。
この2体はG3で実装された4種の特異個体と同様、G級クエストでも登場する。
また、新モンスターのフォロクルルはバルラガル・ゴウガルフ同様G級限定でハードコアモードに対応。
他にもG級対応されたオルガロン2頭とドスファンゴも最初からハードコアモードに対応している。
なお、G3同様に戦慄クエストも新たに配信されている。
G5
新しくゲリョス亜種とエスピナス希少種が特異個体として追加されることになった。
エスピナス希少種は、MHF-G5メインビジュアルにこのモンスターのものと思われる、
白いへビィボウガンを担いだハンターが居たため特異個体化を予想していた人も居たようだ。
どちらもG級クエストでも登板している。
また、G級クエストでは新モンスターの古龍種イナガミがハードコアモードで登場。
そのため、イナガミが初のG級特異個体古龍種モンスターとなった。
G5.2アップデートではヒプノック、モノブロス、フルフル亜種がG級対応されたが、
これら三体はG級ハードコアクエストも追加されている。
G6
新規の特異個体としてナナ・テスカトリとクアルセプスが追加された。
どちらも剛種クエストが存在するモンスターであるが、
新しく実装される剛種モンスターの特異個体は実にフォワード.5以来2年振りである。
両者はG級での登場も確定している。
また、G級ではリオレウス亜種とリオレイア亜種が新たに登場、こちらも特異個体化可能。
G7
新しい特異個体としてドスゲネポスとガノトトス亜種が追加された。
しかし両者ともHC化しても特異個体が出てこないHC素材が設定されていないと実装初日に問題が発生。
同時期にデイリークエストや補償でこの二体のHC素材が配布されており、
どちらの特異個体自体を狩らなくてもHC素材は入手可能だったことで存在感が薄くなってしまっている。
ドスゲネポスの場合は実装から一ヶ月たってようやく修正対応され、
ガノトトス亜種については不具合発覚の翌週に修正されているが、
G7追加の特異個体はどちらも悲惨な目にあってしまったといえる。
なおガノトトス亜種特異個体は通常種特異個体の技や性質を一切継承(流用)していない。
ドスゲネポスもドスランポス特異個体の技や性質は一切持っておらず、
G8・G9の亜種特異個体も同様であることから、
「亜種(希少種)の特異個体はそれまでの特異個体とは完全に別物」という設定がここで確立したようだ。
またハルドメルグのG級特異個体、ヒプノック繁殖期・アカムトルムのG級特異個体も登場している。
ちなみにこのアップデートより、特異個体に挑める時期が早まった(後述)。
G8
新しい特異個体としてアビオルグとモノブロス亜種が実装された。
また新モンスターのガスラバズラも特異個体が実装された。
アビオルグとガスラバズラは初の獣竜種特異個体となる他、
モノブロス亜種の特異個体化に伴い、MHFで狩猟できるソロ専用モンスターは全て特異個体にできるようになった。
上記以外では、ディアブロス亜種のG級特異個体が追加された。
G9
新しい特異個体としてヴォルガノス亜種とヒプノック希少種が実装された。
この二体の登場によって名前が変わらない亜種希少種の特異個体は全て出揃うことになったと同時に、
MHFのシーズン時代に登場したモンスター全ての特異個体化が終了することになった。
新モンスターのトリドクレスも特異個体が実装されている。
既に特異個体の存在するモンスターのG級登壇はエスピナス亜種のみ。
今回はまだ亜種の方向性すら決まっていなかったMHF黎明期の懐かしいオリジナルモンスターたちが、
揃い揃って最前線環境にリバイバルするという古参ハンターにとっては感涙物のアップデートとなった。
G9.1
オディバトラスのG級特異個体が実装された。
オディバトラスは元々強制ハードコアモードの剛種クエストが存在するが、
外見が変貌している正規の特異個体となる。
外見と行動が変化するのはG級のみで、このタイプの特異個体は史上初。
既に特異個体の存在するモンスターのG級登壇としては、ドラギュロスとイャンクック亜種の2頭。
上記遍歴を見ると分かるが、中間アップデートで新特異個体が追加されるのはこれが初*6
なお、以前から存在していたSRにおける討伐クエストとしての個体にもHC素材が追加されているため、
こちらの個体は見た目は変わらないが特異個体とみなされるケースもあるようだ。
G10
G10実装段階では既存モンスターの特異個体はない。
新モンスターのグァンゾルムにはG級特異個体が存在する。
既存特異個体モンスターのG級登壇としては、クシャルダオラ、テオ・テスカトル、オオナズチの3頭。
上述したように既存モンスターの完全新規特異個体はG10では登場しない。
G10ではハンターランクシステムが現在のものに刷新され、特異個体に挑めるタイミングが大幅に早期化された。
一方、HR帯フロンティアクエストの廃止などもあり、
特異個体お目見えクエストの「戦慄シリーズ」*7が配信される見込みが薄まった事を理由に、
特異個体追加はG9.1で打ち止めで、以後は追加されないという予想をしているプレイヤーもいた。
G10.1
上記の予想を覆す形でルコディオラの特異個体が実装された。
また、既存特異個体モンスターとしてキリンのG級登壇も行われる。
ちなみに前述した通りHR帯でのフロンティアクエストは廃止されているが、
G10.1では新たな戦慄シリーズがイベントクエスト枠で配信された。
MHF-Z以降
MHF-Zでは、G級の新展開として「辿異種」が登場。
これ以降、従来特異個体が担っていた変化は辿異種が担うような状況になっており、
既存モンスターの特異個体化は一切行われていない
新モンスターは定期的に実装されてはいるのだが、
それらのうち特異個体に対応しているのはゼナセリスのみであり、
ケオアルボルとエルゼリオンは非対応、
ボガバドルムに至っては最初から辿異種として実装されている。
よって、ゼナセリスが最後に追加された特異個体ということになる*8
なおMHF-Zから、ゼナセリスを除く全てのG級HC素材がポイント交換の対象となり、
(ゼナセリスの素材も後に対応した)、現存する全てのHC素材がポイント交換可能となった。

余談

  • 上でも少し触れたが、特異個体システム実装当時のMHFでは、
    特異個体に挑める=秘伝書を入手できるのがHR500から*9であった。
    実装当初は特異個体もやり込みコンテンツであったためだが、
    MHFのHR100(当時。現在はHR5~)コンテンツは当時汎用素材という規格化された素材が主であった事や、
    ギルド優先依頼及びそれの実装に伴う秘伝防具の爆発的普及によって、
    特異個体がいないモンスターは素材がうまくないので狩る価値がないといわれ、
    自動的に不人気モンスターになるという問題点が浮上していた。
    そのため、全種類のモンスターに特異個体の実装を望むユーザーは多かった。
    • ただし一方で、特異個体化することで難点が解消されるモンスターの場合、
      SR以降のプレイヤーがHR帯(HR499以下)プレイヤーを手伝っても見返りが少なくなり、
      新規プレイヤーがPTを集めにくくなり、戦うことが難しくなる、という問題も指摘されていた。
      特異個体で戦闘バランスが改善されていたものが多かったためである。
  • これらの問題はG7で秘伝書を貰えるランクがHR500からHR300へと引き落とされて改善され、
    G10で更にHRシステムが刷新されたことによって解決を見ることになった。
    HRシステムの刷新と同時にHR4までのクエスト難度が大幅に低下したため、
    秘伝書を貰えるまでのランク帯における進めづらさも同時に解消された。
  • 誤変換で「特異体」と記載されることがよくある。
    当然編集しているのは人間であるので、当Wikiも例外ではない。
    探してみると意外なほどこの誤変換は多い。
  • メインシリーズでよく用いられる「特殊個体」という用語とは無関係である。
    MHFにおいては特異個体の方がメジャーになったこともあり、
    「特殊個体」に定義分類され、実際に特殊個体と呼ばれるモンスターはごく少数にとどまる。

関連項目

システム/ハードコアクエスト
システム/激個体
システム/若個体
アイテム/HC素材


*1 例外的に、錆びたクシャルダオラ特異個体は、モーションの受け継ぎから察するに、通常種特異個体が錆びたモンスターなのであろうが、通常種及び通常種特異個体とも尾の形状が完全に異なっており、この個体の発生には謎な点が多い。
*2 仮に突然変異したならば生物学的には突然変異体が正しい
*3 代わりに磁力やられにはなるが、ふっとばしに比べれば些細なことである
*4 他はシステム上変化をつけづらい超大型モンスターであるため。また、ヤマツカミはヤマクライという別種が存在し、ラヴィエンテは狂暴期、猛狂期という見た目も異なる特殊個体が存在している。
*5 当時はSR999でないと防御マイナスが解除されず、根性スキルも無いため。当時のSR999は現在の全GSR999にするよりもはるかに苦行であったことを付け加えておく。
*6 F.5中間アップデートで登場した覇種アルガノスとゴルガノスを新特異個体として見なさないこと、MHF-G2を当初の計画である「MHF-G1中間アップデート」として見なさないことが条件
*7 ただし、G7以降はお目見えというタイミングでは配信されておらず、特異個体実装から間をおいて配信されていた
*8 見た目の変化がある特異個体、という点ならルコディオラになるが。
*9 当時はクエストクリアポイントの累積でHRが上がる仕組みだった