世界観/宗教

Last-modified: 2021-10-04 (月) 02:20:51

自然現象やその人の行く末など、人の力ではどうすることもできない、人を超越した力を信仰すること。
また、その信仰を行う人々によって構成された集団のことを指す言葉。

現実世界での宗教

  • 例えばとある村のすぐ裏手に山があるとする。
    その山から新鮮な空気や清浄な水が流れてくることで、その村は恵まれた暮らしができている。
    その一方で、ひとたび大雨が降ると山で発生した土石流や土砂崩れなどに村が襲われる可能性もある。
    この山がもたらす恵みも災いも、いずれも人の力では根本的にどうすることもできない規模である場合、
    その村の人々はいつしか山を神格視し、恵みを望み災いを起こされぬように崇め奉るようになる。
    このようなものが、基本的な宗教と言える形態である。
  • 現実世界では大小さまざまな宗教が存在している。
    キリスト教やイスラム教、ヒンドゥー教、仏教と言った有名で信者の人口が多い大規模なものから、
    ごく限られた地域でのみ古くからずっと信じられている土着宗教、
    誕生からまだそれほど年月が経っていない新興宗教と、その種類は数え切れないほど。
    更には各宗教ごとにも宗派などが細かく分かれていることがほとんどである。
    • 当然ながら宗教ごとに信じる対象は特定の神や仏、地形や宇宙、あるいは英雄的な人物など様々だが、
      いずれも「人間の力の及ばない超越的な存在」であるという点に関しては共通している。
  • 宗教は古くから信仰されている国や地域の政治・文化に深く根付いており、
    それが原因で様々な宗教問題が異教徒間で起こってしまうことも珍しいことではない。
    また、特定の宗教が弾圧されるようなことも古くから現在に至るまで頻繁に起こっている。
    • 一方で、特定の宗教が行き過ぎた信仰の結果、社会に大きな問題を起こすこともある。
      あえてここでは具体例は述べないが、宗教がきっかけの戦争やテロ、事件と言った出来事は、
      悲しいことにいつの時代でも、どんな国や地域でも起こってしまっている。
  • なお、特定の団体や企業、人物、商品、創作物などを絶対視し、
    それに対するネガティブな意見を絶対に認めようとしない行為なども、皮肉を込めて「宗教」と呼ぶことがある。
    またそれをする人のことを「信者」と呼ぶのも、宗教に絡めた呼び方である。

モンハン世界での宗教

  • モンハン世界においては、世界的に広く信じられている宗教と言うものは今のところ登場していない。
    その一方で、小規模ながらも「宗教」と言えそうな形態を取っているものは意外とたくさん登場している。
  • シリーズ通して様々な大型モンスターが登場し、それに対しハンターを操作して狩猟を行うモンハンシリーズだが、
    当たり前だが「大型モンスターを狩猟することができるのは技術を持ったハンターだから」と言うだけに過ぎない。
    この世界では一般人はもちろん、武装した軍隊であってもモンスター相手に壊滅させられることが珍しくないのである。
    そんな一般人の目線からすれば、モンスターは文字通り「大自然の脅威」と言ってもよく、
    結果的にモンスターを神聖視するような文化が根付いていると思われる事例が時折見られる。
    • この事例で最も有名なのは火の国関連のクエスト依頼文だろう。
      同国は噴火やそれに伴う大型モンスターの暴走などで
      国土が半壊してしまうことも珍しくない過酷な地なのだが、
      同国では近隣に位置する火山そのものを神格視しており、国の重鎮はそれらを「山の怒り」と捉えている。
      そして、怒りを鎮めるために国民を生贄に捧げると言う風習が残っているのである。
    • ドンドルマの街ではリオレウスとリオレイアをイメージした、赤と緑の旗や屋根が多数見られる。
      これは、大自然への敬意と感謝を示すためのものであることが判明しており、
      これもある意味では宗教に近い考え方と言ってよいだろう。
    • シナト村は近隣に位置する天空山を「お天さん」と呼び信仰している。
      また、村の奥には天空山を祀るための神殿が建っており、大僧正と呼ばれる人物もいる。
      さらに村内の至る所に風車(かざぐるま)が設置されている。
      これはシナト村に伝わる、とある言い伝えを元に、魔除けとして置かれているものである。
      • なおシナト村の村人を含む竜人族は本来、合理的で神話や宗教とは無縁とされている種族とのこと。
        にも拘らずここシナト村ではその通例に沿っていないのは、はるか昔に村人が決めた約束の証とされる。
  • 作中に登場する人々の間で、新興宗教のようなものが自然発生したと思しき事例も一部見られる。
    • この例ではMH3における煌黒龍アルバトリオン関連を見ると分かりやすい。
      アルバトリオン自体ははっきりとした伝説が残っていない、詳細のよく分からないモンスターなのだが、
      火山地帯奥地のとある空域では飛行船の墜落や行方不明と言った事故がある時期を境に急増しており、
      その調査を進めた結果新たに発見されたとされている。
      そして、付近で墜落した飛行船は炎で焼け焦げたものだけでなく、
      雷に撃たれたものや氷漬けにされたものまで発見されたという。
      明らかに人智を超越した力が働き、それでいて自然現象によるものとも考えにくく、
      アルバトリオンの生息が明らかになるまで、それはまるで神の如き存在によるものだと畏れられた。
      その結果、いつしか問題の空域の付近を「神域」と人々が呼ぶようになったという。
      • また、モンスターの正体が明らかになって以降も、
        その天変地異を司ると言ってもよいほどの恐るべき古龍に心から心酔してしまったのか、
        アルバトリオンのことを「」と呼び崇拝していると思われる人物まで現れている。
  • 自然崇拝の一環として自然現象やモンスターを神と称して崇めている人物はシリーズ中でもいくらか出ているが、
    一方で何かの教えや死生観をともなった、キリスト教などの人物由来と思われる宗教の関係者はほとんど出てこない。
    モンスターを狩る立場というハンター目線からは関わりが薄かったり、
    そもそもそこまでの人物がまだ出ていないのかもしれない。
    その辺を掘り下げてもストーリーに絡ませるとなると面倒になりそうだし
    • さらに言うと「神と呼ばれるモンスター」は数多く存在するが、実際それに対して信者がいたり
      どういう風に崇めているかといった具体的な宗教観となるとあまり情報がない。
      おとぎ話に出てくる「○○の神様」と言った割とアバウトな存在なのだろうか。
  • MHSTシリーズのライダーの思想や習慣も一種の宗教と言える。
    彼らは古来からモンスターと心を通わせ、共に生きるということを大切にしており、
    それに反する行為に対しては当然ながら強く反発する。
    ライダーの考えは世間一般にはなかなか理解されにくい部分もあるため、
    思想の違いが原因でいさかいが起こってしまうこともあるようだ。
    なおモンスターをタマゴから孵し、絆を結ぶための儀式は「絆合わせの儀」と呼ばれており、
    地域によってその内容は微妙に異なるものの、いずれも極めて大切な儀式とされている様子。
    • MHST2のマハナ村ではライダー文化に加え、リオレウスを神聖視するという独自の文化もある。
      また同作内では、作中でかつて起こったとある出来事によって一部の人々が危険な思想に目覚め、
      それによって新興宗教のようなものが発生し各地で暗躍したり、
      その思想に感化された一部ハンターがギルドの統治に従わず暴走するといった問題も発生しているようだ。
  • 映画『モンスターハンター』では、作中に登場するハンターが、
    失った家族を弔うために自身が潜む住処に祭壇のようなものを作っている。
    それを部外者に破壊された際には本気で怒り、部外者と取っ組み合いになったほど。

関連項目

世界観/天災