世界観/ドンドルマ

Last-modified: 2023-08-20 (日) 19:54:13

地図に載っている大陸のほぼ中心に位置する大都市。
MH2およびMH4Gにおけるオンラインモードにおける拠点である。

目次

概要

  • かつてそこに暮らしていた先住民の手によって険しい山あいに切り開かれており、
    絶える事の無い風は風車の原動力となり、豊富な水源と大長老の指導により、
    大陸内では最大の規模を誇る。
    ここでしか見られない施設として古龍観測所、大老殿、アリーナが存在する。
  • ドンドルマ近郊の都市を治める中軸的な街で、
    ミナガルデロックラックよりも工房や鍛冶技術が発達している
    (ガンランスのような特殊機構を備えた武器の普及も早い)。
  • 周囲を大きな山に囲まれており、この地形がモンスターの侵入を阻む。
    南側だけは平地になっているが、多彩な迎撃兵器によって万全を期している。
    危険なモンスターが接近した場合には、この南側を舞台にハンター達による迎撃戦が展開される事がある。
    位置的な関係で古龍やシェンガオレンの襲撃に遭い易く、場合によっては浮岳龍ヤマツカミすらも接近する。
    • これに対抗するため、街門には古龍観測局の本部が置かれている。
      彼らは24時間常に古龍の行動・生態を監視しており、
      古龍が街に接近すると判明した場合、文字通り警鐘を鳴らして住人に伝える。
      モンスターリストが購入制になっているのは観測局の利益貢献のためなのだろう。
  • HR帯によって大衆酒場だけでなく、行政の中心である大老殿でもクエストが受けられるようになる。
    これは、ハンター達の目標意識を高めることを期して大長老が定めたものである。
    • 大老殿の場所は一番高く、中央広場の階段を昇った先にある。首脳部が集まる場所であるため、
      資格を持たないハンターは守護兵団に足止めされてしまう。
      MH2では謎の龍を、MH4Gでは白き雪神を退けることで、十分な資格を認められ入場できるようになる。
    • 入ってすぐに鎮座する大長老に圧倒されるわけだが、この大老殿は元々祈祷所であったらしい。
      大長老は祈りに頼るのではなく、守護兵団やハンターといった武力で街を守る思想を持っており、
      それに合わせて趣を変えたのが現在の大老殿とのこと。武闘派で知られる大長老らしい逸話である。
  • 狩人道場や大闘技大会など、複数の機能が集まったアリーナと呼ばれる施設が存在する。
    闘いと癒しの円形演技場とも称され、ハンターの憩いの場所となっている。
    夜間は歌姫と呼ばれる人物に唄をリクエストでき、
    歌っている間は着席することでムービーを見ることができる。
  • ドンドルマの街には当然ではあるが、一般市民が住む通常の住宅も公的施設も存在する。
    しかしよく見てみると、公的施設には赤色の屋根や旗が、一般住宅には緑色の屋根や旗が掲げられている。
    これはそれぞれ最も有名な飛竜であるリオレウスとリオレイアをイメージしており、
    自然への敬意と感謝を示すものなのだという。

変遷

MH2

  • 初登場。「古龍迎撃戦」開催前後のムービーはこの作品でしか見られない。
    登場NPCが多く、歴代の拠点でもかなり賑やかな部類に入る。
    あの赤鬼&黒鬼も大衆酒場に居たりする。
  • 広場の南東の川沿いで釣りをすることが可能。
  • この時代のドンドルマでは、「射的」というミニゲームを遊ぶことができた。
  • MH2のオンラインサービスは2011年7月1日で終了してしまった。
    故に、数年間プレイヤーが街へ立ち入ることはできなくなった。

MHP2(G)

  • 拠点としては登場せず、狩猟フィールドとしてのみ赴ける。
    強力なモンスターがドンドルマに接近したことで近隣の村落などに救援を求め、
    それに応える形でポッケ村のハンターがクエストに挑むこととなる。
    MHP2Gでヤマツカミが復活したが、ここで戦うことはない。
    • 本作では舞台がポッケ村に終始するためか、ドンドルマは単に"街"と呼ばれることが多い。
      戦闘街という名称も街に改められており、若干味気ない。

MH4G

  • MH2のオンラインサービス終了後、長らく立ち入ることのできなかったドンドルマだが、
    MH4GのPV第3弾にて登場し、久々に足を運べるようになることが分かった
    のような狩猟フィールドではない正式な拠点としての登場はMH2以来、
    すなわち実に8年ぶりの復活であり、古参プレイヤーを歓喜させた。
  • 本作では、物語開始以前にモンスターの襲撃を受けたため既に半壊状態に陥っており、
    その上、さらに古龍らしき別のモンスターがドンドルマに接近しつつあるという緊急事態に見舞われている。
    この事態を乗り切るべく筆頭ハンターがドンドルマの復興と防衛の依頼を受け、
    ギルドや筆頭リーダーより信頼を得ている我らの団ハンターにも協力が仰がれたことから、
    我らの団もドンドルマに滞在することになる。
    また、新たな登場人物として「師匠」と呼ばれる防衛の専門家が関わる。
  • 他の拠点は最初からキャラバンごと乗り入れるため、
    ハンターが足を踏み入れた時点でキャラバンの屋台を含めた各種施設が展開済みだが、
    ドンドルマはまず団長とハンターだけで訪れ、キャラバンを乗り入れる許可を得てから…という流れなので
    最初は元々ある武器屋と道具屋以外の施設が何も無い状態となっている。
  • ドンドルマ関連のストーリーはMH4部分のストーリーである、
    ゴア・マガラとシャガルマガラ絡みの最後のクエスト「天を廻りて戻り来よ」のクリア後からスタートする。
    その一方で、ドンドルマの街に来ること自体はチュートリアル終了直後から可能である。
    釣り(後述)もできるため、最序盤の金策として利用できる。
    MH4のストーリーを終えたのちに引き継ぎでMH4Gを始めた人は体験する機会が無いが、
    そうでない人は団長だけがぽつんと一人立っている何もない*1ドンドルマの街を見る事ができる。
    その様子はさながら廃墟のようであり、MH2時代を知っている者にとってはかなり物寂しい。
  • なお、MH4時点で上記クエストを終了し、純白の龍鱗を受け取っていれば、
    1回団長に話しかけることでストーリー開始可能。
    MH4で受け取っていない、MH4で未クリアで引き継いだ、またはMH4Gから開始した場合、
    上記クエスト終了後団長に2回話しかけることでMH4G部分のストーリーに突入する。
    この2つの会話はドンドルマにいると発生させることはできない。
    団長に話しかけ、ドンドルマに移動したのち、団長が団の皆をドンドルマへ呼び寄せるムービーが挿入されるが、
    このムービーとの整合性が取れるようになっている。
    これ以前にドンドルマに行っても団長以外のメンバーはいないため、
    別にドンドルマで会話を行えてもムービー的にはさほど問題はないのでは…と考えたくなるが、
    この仕様はゲームシステム的な、今いる場所にワールドマップでの移動はできないという都合である。
  • アリーナ及び歌姫も復活。
    歌姫の歌う新曲礎の唄」のPVが公開されている他、アリーナにいる彼女から直接歌を聴くことが可能。
    また本作では、アリーナでG級闘技大会の受注も行うことが出来、
    集会所の闘技大会に比べ、歯ごたえのある強大なモンスターの相手をすることになる。
  • 大老殿はG級クエストを受注できる集会所の役割も兼ねており、
    本作においては特別な許可証を持つもののみが立ち入ることができる場となった。
    近辺地域で活躍するハンターにとって、大老殿で狩猟依頼を受けることは
    それ自体が最高峰の実力を認められた証であり、最高の名誉でもあるという。
    HR解放後にギルドマスターと話すことで、
    「G級への最終試験」と称される緊急クエストを受注することが出来る。
    無事クリアすれば立ち入りが許可され、G級の集会所としてオンラインでも行き来できるようになる。
  • 以降、G級に関する事は基本的に全て大老殿で行うが、
    ふらっとハンターは行き先がG級であってもバルバレの集会所で管理する。
    またギルドクエストはレベルが上位まで相当かG級相当であるかに関わらず、
    バルバレ集会所・大老殿ともにどのレベルのものでも受注できる。
  • なお、物語開始当初は大老殿の外の空は曇っているが、
    ストーリー後半でドンドルマの防衛を果たすと外の景色が青空に変わる。
  • 大臣は大老殿での政務の他、銅鑼を鳴らして他のG級ハンターへの呼びかけを行う役割も担っている。
    オンラインで部屋の募集要項などを途中で変更する時は大臣に話しかけて行うため、
    MH4のバルバレ集会所における銅鑼ねえちゃんのポジションを担当しているが、
    上述の通りふらっとハンターはバルバレ集会所で一括して管理しているため、
    その機能だけは大臣には無い。
  • 新規の施設としては、狂竜ウイルスに関する研究を行っている『狂竜ウイルス研究所』が登場。
    頑固な老人の所長とおっとりとした性格の女性助手という、二人の竜人族が研究を行っている。
    応急耳栓生命の大粉塵、万能湯けむり玉といった特殊なアイテムを、
    旅団ポイントを使って買うことができる。
    また、『抗竜石』と呼ばれる、狂竜ウイルスを鎮静化できるアイテムの研究開発も行っている。
    抗竜石の効果上昇、及び買うことのできるアイテムを増やすには、研究所への貢献が必要なようだ。
  • 広場の前は川となっており、MH2の時と同様、街でありながら釣りができる。
    ただし、位置はMH2の頃と変化しており、広場の南西側に移っている。
    しかも釣りが楽になるスキル*2の恩恵もきっちり受けられる。
    しかもここで釣れるのは他では釣れない珍しい魚ばかりである。
    釣れるものは売却用竜人問屋のチップに使えるものの二種類が殆どで、
    たまに大食いマグロやドス大食いマグロ、稀に交換素材として使うマグロが釣れる。
    攻略の進行度に応じて出現する魚の出現率が変化する。
    なお、釣り自体はMH4からの引継ぎなしのMH4G開始直後からでき、その状態で大物を釣ることもできる。
    すなわち、勲章「釣人の像」と「海幸彦の像」をクエストクリア回数0で入手可能である。
    ゲーム開始によって自動的に入手されるものを除くと、シリーズを通してみても
    モガの森や探索を含むクエストに一度出ることすらなしに入手できる珍しい勲章である。

MHF

  • MHFはベースがMH2であったため、当初はドンドルマが拠点となっていた。
    その後アップデートにてメゼポルタ広場が開放され*3
    シーズン5.0にて狩猟拠点が完全にメゼポルタ広場に統一されるリニューアルが行われたことで、
    ドンドルマの街が撤去されて2の面影は全くなくなった。
    その為旧ドンドルマの街並みどころか、大長老や歌姫も居なくなり、
    画像や動画のみでしかその姿を見ることができなくなってしまった。
  • ちなみに古龍の迎撃戦はその後も戦闘街を舞台に行われていたが、
    フォワード.1アップデートにてメゼポルタの迎撃拠点が完成したことにより舞台はそちらに移行している。
    ただし、廃止されたわけでもなく、現在でもヤマツカミなど一部のクエストで行くことは可能。

余談

  • 間違って覚えている人も結構多いのだが、
    「ドンルマ(DO N TO RU MA)」ではなく「ドンルマ(DO N DO RU MA)」である。
    • ちなみにドンドルマとはトルコ語で「凍らせたもの」を意味し、転じて氷菓全般のことを指す。
      トルコの視点で言えばこれもドンドルマである。
      日本においては「トルコアイス」の名で親しまれている粘り気の強いアイスクリームが有名だが、
      あれはもともとは気温の高い地方ですぐにアイスクリームが溶けてしまわない為の工夫らしい。
  • 2014年7月18日に開催された「狩ーリバル」における食事のメニューが以下のものである。
    • こんがり肉ケバブサンド
    • こんがり肉ケバブサンドG
    • のび~るフルフルアイス
    • フルーツジュース(マンゴー/チェリー/アプリコット)
    ケバブはトルコおよびその周辺国の料理であり、のびるアイスは上述のトルコアイス、
    そしてチェリー(サクランボ)とアプリコット(アンズ)はトルコが生産量世界1位である。
    このイベントはMH4Gの宣伝・体験イベントであり、上述の通りMH4Gにはドンドルマが復活する。
    街名の由来はやはりトルコ語なのであろう。
  • ドンドルマの大衆酒場で使用されていたBGM「酒興の奏楽」は、
    携帯向けアプリ「アイルーでバザール」にて流れた、歌付きのBGMである
    「アイルーのバクダン宣言!!!」の原曲となっている。

関連項目

フィールド/戦闘街
登場人物/大長老
登場人物/師匠
世界観/ガーディアンズ


*1 上述したように、ごく一部のNPCはいるが、団に所属するものであるマイハウスすらない。
*2 ネコの釣り上手でも可能
*3 メゼポルタ広場自体はサービス開始当初からあるが、クエストの受注はドンドルマの街のみに限られていた。