武器/クラスターハンマー

Last-modified: 2023-08-29 (火) 10:44:00

目次

概要

  • 影蜘蛛ネルスキュラの素材で作られたハンマー。
    軽く振るだけでも死と破壊をもたらす。
  • 通称エビ。理由は見た目が白いエビっぽいから。
    奇しくも前作のエビハンマーも睡眠属性である。
    • 抜刀すると、先端部分から棘が伸びるギミックあり。
      また抜刀・納刀時はライトセイバーのような「ブォン」という音が鳴る。
  • 説明文からMHXXでマスタークラスターにおいては、
    癒えない傷を残す凶悪な槌とされており、一時は禁忌扱いされた事もあったという。

性能

MH4

  • 鉱石ハンマーのアイアンストライク改からの強化で手に入る。一発生産は不可。
    強化順はクラスターハンマー→クラスターハンマー改→ハイマルクラスター→マスタークラスター。
  • スキュラ武器の例に漏れず睡眠属性で、睡眠ハンマーとしてはめずらしく非常に実戦的な性能をしている。
    初期段階では睡眠属性値も低く、攻撃力がイマイチなので使いにくいが、強化を重ねれば改善されていく。
    特にハイマルクラスターは素の斬れ味こそ緑だが、を発動させると青をすっ飛ばして白になる。
    • 最終強化のマスタークラスターは攻撃力は728と上位武器としては低めだが、
      会心率25%を持ち物理火力も決して低くない。
      斬れ味も素で白を持ち、匠で白50が追加される強みがある。
      回転攻撃などを織り交ぜてヒット数を稼げば、ハンマーとは言えかなりの頻度で寝てくれる。
      その特性上、キリンとの相性は抜群。
  • ライバルはバサル亜種ハンマーのジェム=ヘッド
    匠と覚醒を併用することで白ゲージの長さ以外はほぼ上位互換となるが、
    本作での覚醒の発動難度を考えると両者を揃えるのが難しく、
    匠なしだと緑止まり、覚醒なしだと凡庸な無属性なので、差別化はできていると言える。

MH4G

  • G級では亜種素材と何故か鋼龍素材を用いて、最終強化のネルシュトロレイドまで強化できる。
  • やはりG級としては攻撃力が1248と控え目だが、それを会心率35%が補っている為、
    期待値で見ると1357.2と及第点レベルである。
    斬れ味は素で異常な長さの白、匠で長い紫と相変わらず優秀。
    また、睡眠属性値は330まで上昇した。
  • 今作では睡眠ハンマーのライバルとして、ラスボス武器の禁戒のデスモテリオンが追加されている。
    素の攻撃力ではネルシュトロレイドを大きく上回るが、互いの会心率を含めると
    期待値の差はあまり大きくない*1
    また、あちらは匠無効でデフォルトの紫ゲージが10と継戦能力に乏しく、
    かと言って白ゲージ運用になれば、物理性能ですら紫ゲージのネルシュトロレイドに敗北してしまう為、
    防具が使用できないクエストでもない限り、こちらに軍配が上がると見てよい。
  • バサルハンマーもメテオ=ヘッドというG級強化先を得て続投している。
    覚醒させれば属性値でネルシュトロレイドを上回るが、
    素の物理期待値がネルシュトロレイドの方が微かに上であり、斬れ味も匠でようやく短い紫が出るだけ。
    防御力UP効果や一個多いスロットもあるが、
    睡眠ハンマーとしてはやはりネルシュトロレイドが一歩上を行く。
  • 2015年7月30日に配信されたイベクエ『ハンター日誌 怪鳥の回』により、
    過去作の睡眠ハンマーであるおやすみベアが復活。
    こちらはデフォルトで攻撃力1300と睡眠属性値430と言う性能を持つ上に、斬れ味に付いても及第点レベル。
    よって運用の方向性がネルシュトロレイドと被っている為、最も肉薄するライバルと言えるだろう。
    ただ、属性値以外は全てこちらの方が勝っているため、パーティーで使用するか、ソロで使用するかで
    担ぐ武器が変わりそうである。

MHXX

  • MHXでは席を空けたものの、MHXXにて無事復活。
    派生先を伴う二つの究極強化を引っさげてハンター達の前に姿を見せた。
    派生元と派生先が同じ睡眠属性である為、他のスキュラ武器と違い睡眠の専門家である。
  • いずれの武器も睡眠特化型であり、純粋に物理攻撃力を見るとお察しレベルと言って良い。
    ただし、睡眠属性ハンマーを比較してみると、いずれも須らく物理スペックが低いという事情がある。
    「睡眠属性ハンマー」という括りの中で言えば、それなりに器用なポジションにいる。
    睡眠属性ハンマー自体がニッチとかは言わない約束
  • ラギアハンマーから派生するか一発生産で作成可能。
    G級素材で最終強化・ネルスクラスターを生産する道もある。

影潰ネル=ダラバ

  • 生産時点からネルスクラスターを経て究極強化まで持っていくとこれになる。
    影○ネル=○○○という銘になるスキュラ武器の場合、二文字目は武器種に応じた漢字が入るが、
    ハンマーはである。ハンマーらしくはあるが、どこか惨たらしさを感じずにはいられない。
  • 肝心の性能だが、
    • べらぼうに低い攻撃力280
    • 無視できない会心率20%
    • 睡眠ハンマーとしては最低値の睡眠属性23
    • 匠不要の紫30長大な白ゲージ
    • 無いより嬉しいスロット1
    といったところ。
    他のスキュラ武器同様、優秀な斬れ味を持つため、斬れ味対策は意識しなくてもいいだろう。
    その反面で攻撃力はG級武器としては低すぎる為、物理性能で戦うには手当てが必要。
    とはいえ、期待値は全睡眠ハンマー中最高である。
    • 会心率20%は、たかが20%、されど20%。決して無視できない数字である。
      というのも、見切りや連撃の心得等で+30%を上乗せすれば50%に達する。
      これは超会心で補うのに充分な数値であるため、非常にありがたい「底上げ」である。
    • なお、単純に火力を強化するだけであれば、攻撃力UP【大】をつけたほうが期待値は高い。
      だがそこはスキル自由度随一のハンマー、いっそ全部盛れば良い
      充分実用的な火力を出せる上に、最大の武器である睡眠属性で追撃が可能。
      睡眠モーションを拘束と捉えて全力で殴り続けるもよし、
      頭に大タル爆弾Gやスタンプを叩き込んでもよし、
      スピニングメテオを空振るもよし臨機応変に立ち回れるだろう。
  • 当然ながら、他の斬れ味が優れる武器で火力特化スキルを盛りまくった装備には到底敵うはずもない。
    超特殊許可クエストのように苛烈な攻撃を潜り抜ける必要がある場合は、
    絶対的な安全を確保できる睡眠属性はありがたいものの、そうでない場合、
    大抵は純粋な火力低下と捉えられがちである。
    • 特に、この武器はそれなりの物理性能と引き換えに睡眠属性もそれなり
      何度も寝かせられる代物ではないので、
      ただただ火力が落ちるだけと言われても否定はできない。
    • なお、低い攻撃力・高い会心率・優れた斬れ味といえばおなじみナルガ武器があるが、
      ナルガハンマーである「無明槌【中諦】」には全てにおいて負けている
      当然ながら、この武器で使うスキル構成で無明鎚を担げば化け物じみた期待値を叩き出す。
      やはり睡眠属性をうまく使わないことには、相対的な火力低下は避けられないだろう。
  • G級相手でも充分な火力を出せるものではあるが、他の武器と比べると相対的に立場が
    下がってしまうのが実情。決して弱い武器ではないのだが、扱いづらいのは事実である。
    • とはいえ、睡眠属性持ちでありながら物理武器と比較できるというのは大きい。
      睡眠に弱いモンスターや、前述のように強大な敵と戦う場合に備えて、
      一本用意しておいても悪くない性能といえる。

マクディコル

  • ハイマルクラスターに派生強化するとマスタークラスターを経てマクディコルになる。
    完全に属性偏重に寄せた性能であり、
    いよいよ睡眠に特化した武器と言える。
  • 具体的なスペックは以下の通り。
    • 最早期待するのが間違っている攻撃力260
    • 申し訳程度のささやかな会心率10%
    • ハンマーの中では第二位の睡眠30
    • 100を優に超える凄まじく長大な白ゲージの斬れ味
    • スキュラ武器としては珍しくスロット無し
    見ての通りの睡眠特化武器であり、物理はドブに捨ててきたと言わんばかりの代物
  • 高い属性値で充分な睡眠能力を発揮できる為、眠らせたい局面ではかなりの実力を発揮する。
    特に溜め3回転攻撃で属性を叩きつけまくれば、面白いほどに眠ってくれる。
  • エリアルスタイルであれば能動的に乗りも狙えるため、罠師やボマーを発動すれば、
    乗り(エリアル)・スタン疲労睡眠・からの罠+3倍ダメージ爆弾
    この武器だけで狙えてしまう。…ん??
  • 睡眠の扱いに非常に長けており、拘束役や睡爆には持って来いの武器…のはずだったが、
    上述の説明文を見て既視感を覚えたあなたは間違っていない
    …そう、おやすみベアの究極強化、ZZZ…ベアが満を持して立ちはだかるのだ。
    • どう足掻いても奴を差し置いてこの武器を採用する理由が無い
      派生元はまだ火力がある程度出せる為、あちらとの差別化は充分にできているのだが、
      こちらはZZZ…ベアと比べればまだマシ程度であり、単純な物理火力では産廃である。
      一応白ゲージでも紫ゲージのZZZ…ベアよりは物理性能は高いが、
      ある程度の物理性能と睡眠の両立であれば影潰の方が向いている。
      そして睡眠に特化するならZZZ…ベアに勝てるはずもなくどっちつかずの性能になっている。
      さらに、ZZZ…ベアに必要なモンスター由来の素材は雲羊鹿の毛玉や重角程度のものなので、
      素材集めにも困らない。
      一方でこちらは究極強化にまさかのカマキリ素材を要求される*2
      その上で睡眠属性値で負けているのだから事実上の完敗である
  • 元のスペックは決して悪くなく、むしろ睡眠の扱いに関してはスキュラ武器らしく優秀なのだが、
    どう足掻いても勝てないライバルのせいで、完全に立つ瀬が無くなってしまった。
    今日もどこかでスキュラ愛好家が泣いている
    …何?泣きたいのはむしろモンスターの方だって?

余談

  • クラスターハンマーから改への強化の際には、ジンオウガのハンマーである王鎚カミナリに分岐強化させることもできる。
    王鎚カミナリの一発生産には逆鱗が必要だが、派生させることでMH4の雷ハンマー最高峰であるダイラージャンとなる。
    MH4ではこれを目的にクラスターハンマーを生産したプレイヤーも多いのではないだろうか。

関連項目

モンスター/ネルスキュラ
モンスター/ネルスキュラ亜種
武器/スキュラ武器


*1 期待値を倍率で表すと、ネルシュトロレイドは261でデスモテリオンは279である
*2 今作のネルスキュラ武器の派生系統は全て究極強化に閣螳螂素材を必要とする。