- 種族
- 鋏角種(鋏角目 スキュラ科)
- 別名
- 骸蜘蛛(むくろぐも)
- 英語表記
- Shrouded Nerscylla
- 危険度
- MH4G:★4
- 登場作品
- MH4G, MHSP, MHST, MHST2, MH-R
目次
生態・特徴 
- 通常種の発見に続く形で生息が確認された、《骸蜘蛛》とも呼ばれる影蜘蛛ネルスキュラの亜種。
主に砂漠地帯に生息しており、夜間に活動する姿がよく確認されている。
生息する地域や環境の違いによるものか、通常種とは異なる獲物を好んで捕食しているようで、
身体に纏わせている外套皮も通常種のそれとは異なっている。
- 砂漠で確認される個体はいずれも外套皮としてフルフルの外皮を纏っている個体が目撃されるが、
フルフルの外皮を纏っているのは、自身の弱点である氷属性をカバーするためであるほかに、
保湿性の高いフルフルの外皮を纏うことで乾燥から身を守っているためとされ、
自身の外殻の乾燥耐性が本来的には然程高くないネルスキュラにとっては砂漠に於いて必須のものである。
- 最近の調査研究で明らかとなった事によると、ネルスキュラ亜種の幼生は餌探しのために
自身の糸を風に流すことで凧のように空を飛んで移動する(バルーニング)習性があり、
これによって地底洞窟などにたどり着いた個体は腐肉を漁りながら成長していく。
その後成長過程での狩りでフルフルを仕留めてその皮を得ることで砂漠での保湿対策をできた個体のみが、
産卵期になると故郷の砂漠まで戻るという習性を持つことが明らかとなってきている。
そのため、フルフルの皮を得られなかったネルスキュラ亜種は砂漠に戻れず、
別の地域での生活及び繁殖を行うようだが、こちらに関しては現在まだ調査中であり、
詳しくは明らかとなっていない。
- 通常種のように糸を用いて巨大な巣を展開する事は無く、砂の中に潜んで獲物を待ち伏せ、
その存在に気付かず射程に踏み込んでしまった獲物に向けて鋏角を伸ばし、足元から奇襲を仕掛けて捕らえる。
また、糸の出力と粘着力は通常種以上に強力で、
外敵との戦闘中には遠方の岩場や切り立った崖などに糸を伸ばし、
それを貼り付けることで振り子のような軌道で空中を移動する。
この時、身体の上下を入れ替えて背中から伸びる黄色の結晶体を獲物に突き刺そうとする。
この結晶体は獲物から摂取した麻痺性の神経毒を通常種と同じ要領で蓄積させたもので、
これに傷付つけられるとその傷口から即座に麻痺毒が侵入し、一瞬のうちに体の自由が奪われてしまう。
鋏角や腹部の針には通常種と同様に出血性の猛毒を備えており、これで動けなくなった獲物に止めを刺す。
各個体の戦闘力もかなり高い傾向があり、特に実力を高く評価されたハンターでなければ狩猟を許可されない。
- 影蜘蛛の外殻が高級品として重宝されるほど美しい白色なのに対し、
骸蜘蛛の外殻は夜空に紛れる毒々しい青紫色となっており、その希少性の割に市場では敬遠される場合も多い。
しかし武具の素材としては非常に優秀で、軽さと強度を兼ね備えた刀身は夕闇に溶け込み、
音も無く獲物の命を刈り取るとして評価されている。
概要 
- MH4Gより登場した、影蜘蛛ネルスキュラの亜種。
「骸蜘蛛(むくろぐも)」という歴代シリーズでも指折りの恐ろしい別名を持つ。
特に初登場時はまだ骸龍や屍套龍なども登場していなかったため、
その別名だけで多くのハンターに強烈なインパクトを与えた。
- 主に夜の旧砂漠にて活動しており、
紫黒色の皮を纏っていた通常種とは対照的に、真っ白な皮を纏っているのが特徴。
逆に、純白であった本体は、砂漠の闇夜に紛れる群青色となっている。
また腹部の巨大針と背面の毒棘は白に映える黄金色に染まっており、
毒棘に含まれる毒は出血毒のほか麻痺毒の性質も併せ持つ。
- 亜種は巣は作らず、代わりに地中に潜み、奇襲を仕掛けて獲物を得るという。
「巣」という目印すら無くなり、且つ殆どの生物にとって完全な死角となる地下から迫る脅威。
これ程までに危険度の高い要素を持ったモンスターも珍しい。
実際の戦闘に於いても頻繁に地中に潜行し、獲物の直下から飛び出して鋏角による猛毒攻撃を繰り出す。
- 糸で体を吊り下げ、振り子の要領で跳んでボディプレスを仕掛けてくるのは通常種と同じだが、
こちらは何とボディプレスが届く距離になるまで何度も使ってくる。
最大数は不明だが、4回以上も行うことがあると、そのしつこさはかなりのもの。
また、一度標的のいない方へ移動してから戻ってくるように狙ってくる事もあり、
PT時は自身が狙われている事に気付かずに直撃してしまうことも多い。
…ただこの攻撃、天井も壁も無い開けた砂漠で繰り出している。
一体どこに糸を付けているのだろうか?- MH4Gの公式サイトに掲載されたネルスキュラ亜種のページでは、
「粘着性の糸を高所に張り付け、空中を振り子のように~」という記述がみられる。
このことから、ゲーム中で再現はしていないものの実際のところは、
砂漠の周囲にそびえる岩山の張り出した部分などに張り付けているのだと思われる。 - 後にネルスキュラ亜種の幼生は自身の糸を風に流すことで凧のように空を飛んで移動する
バルーニングと呼ばれる方法で移動する習性を持つという設定が明かされ、
ネルスキュラもバルーニングを行うクモであることが判明した。
このバルーニングの要領を活用し、風に糸を乗せることで超長距離にある岩山まで
糸を到達させているのかもしれない。 - 時はMH4Gより流れて7年後、今度はハンターが
ネルスキュラ亜種のように糸を使って空を翔けるようになった。
それを受けてか、「実はネルスキュラ亜種も翔蟲に糸を支えて貰ってたんじゃね?」
などとネタとして言われることも。- ちなみに、それ以前は
「たまたま近くを飛んでた飛行船とかリオレウスとかに勝手に糸を張り付けてんじゃね?」
などと言われることもあった。
- ちなみに、それ以前は
- MH4Gの公式サイトに掲載されたネルスキュラ亜種のページでは、
- 滑空時に上述の毒棘に切り裂かれると麻痺状態になってしまう。
当然そのままボディプレスが連続ヒットする事となり、多大なダメージを受ける。
このボディプレスから地中潜行へ派生する事もあり、
ボディプレスで気絶してしまうと更に追撃+猛毒を受ける事となる。
- 通常種がゲリョスの皮を纏っていたのに対し、亜種はフルフルの皮を被っている。
しかもその皮の縁には血か肉片らしきものが残ったままで赤黒く染まっており、非常に気味が悪い。
亜種の最大の弱点は氷であり、フルフルの皮を纏うのもやはり弱点防御の役に立っている
(フルフルの皮は雷属性だけで無く、氷属性にも非常に強い)。
なお、特定の中型飛竜をも餌食としていることが示されているのは現在このネルスキュラ亜種のみである。- このことから、砂漠の洞窟にはフルフルが沢山吊るされているのか…
と戦慄するハンターが続出したが、上述の通りこのモンスターは巣を作らない為、
ゲリョスの惨劇を再度見る事態にはならずに済んだ。
まさかとは思うが地面には大量の死体が埋まってるなんてことは…
しかしネルスキュラ亜種のクエストの中に【砂中の骸に手向けの花を】何てのもあるので
本当にそうなのかもしれない。
しかもこのクエストは筆頭ランサーからの依頼だが、
これの一つ前の依頼は、G級相当のフルフルの狩猟である。
藤岡Dへのインタビュー・設定解説およびモンハンフェスタ2015名古屋大会のコーナーにおいて、
「ネルスキュラ亜種の幼生は餌を求めてバルーニングで各地に飛んでいき、
地底洞窟付近に到着した個体でフルフルの皮を手に入れられたものが、産卵時期のみ砂漠に里帰りしてくる」
という裏設定が明かされた。
つまりネルスキュラ亜種が纏う皮は、地底洞窟で生活していた時期に狩ったフルフルのものだったのである。
同時に、フルフルの皮を纏う一番の理由は「砂漠での保湿のため」という意外な事実も明らかとなった。- この習性をネルスキュラ亜種は幼体の時点でフルフルを狩れると解釈し、
高い戦闘力の証左とする向きもあるが、成熟した個体が産卵期前に
フルフル狩りを行う習性でも不思議は無い。その辺りは想像力の分野だろう。
また、フルフルは老年期になると筋力が低下して首が垂れ下がり、
餓死を待つだけになってしまうという設定があるので、
ネルスキュラ亜種は年老いた個体や弱った個体を選んで狩る狡猾さを持っているのでは、という解釈もある。 - 逆に言えば、産卵期を前にしてフルフルに遭遇しなかったor狩れなかった個体は
砂漠に里帰りできない事になる。
そうしたネルスキュラ亜種が別の環境に適応して産卵しているのか、
淘汰されてしまうのかは明らかになっていない。- また、「里帰りできなかった幼体はそのまま地底洞窟に住み付き、通常種に成長する」
…と言う考察も存在する。
つまり、グラビモスなどと同じでネルスキュラの通常種と亜種は本質的に全く同じ生物であり、
環境の違いによって異なる性質の成長をするのではないか、と言う事である。
とは言え、この説に関しても決定的な根拠などはなく、あくまで推測に留まっている。
- また、「里帰りできなかった幼体はそのまま地底洞窟に住み付き、通常種に成長する」
- このことから、砂漠の洞窟にはフルフルが沢山吊るされているのか…
- 上述の様に背中には麻痺毒の棘が生えているが、
通常種のそれは上記の通り捕食した生物の成分を析出・結晶化したものである。
亜種がどの様にして麻痺毒を獲得したのかは定かではないが、
もし通常種と同じく喰らった獲物の毒を濃縮したものだとするならば、
麻痺毒を持ち砂漠に生息する何らかのモンスターを捕食している可能性が高い。
MH4G 
- PVなどでも大々的に宣伝されていた麻痺の方にばかり目が行きがちではあるが、
上位以上の通常種が事あるごとにまき散らしていた猛毒を伴う攻撃も同じく得意としている。
一部の初見プレイヤーは鋏角攻撃や尻の針で刺す攻撃も麻痺属性に変化していると思い込み、
毒対策を怠ってしまったようだ。
もっともこれらの攻撃は予備動作が大きいため慣れればそうそう当たるものではない。
ただし、念のため亜種の狩猟に赴く際にも、解毒薬や毒無効のスキルといった対策を忘れないようにしたい。- しかし、通常種通りならこの毒は餌としたゲリョスの毒を蓄積したもののはずである。
どこでこの出血毒を摂取したのであろうか?
上記の設定によると幼生時代は地底洞窟で育つらしいので、
その間にたっぷりとゲリョスの毒を溜めこんでおいて砂漠で使っているのだろうか。
あるいは通常種が睡眠毒を持つように、亜種の方は出血毒を生成する器官を
元々体内に備えているのかもしれない。
- しかし、通常種通りならこの毒は餌としたゲリョスの毒を蓄積したもののはずである。
- MH4Gの新要素『G級探索』にも登場する。
新たに追加された未知の樹海のG級探索の砂漠エリアなどに出現する。
MHST 
- 通常種共々参戦。
今作ではG級クエストが存在しないため、シリーズ史上初めて下位・上位相当のネルスキュラ亜種が登場する。
野生の個体はクバ砂漠の北西部付近を中心に生息している。出現率はそこそこ。
- 通常種は睡眠・特技封じ・スピード封じといったでこちらの動きを封じる戦法を得意としていたが、
亜種は毒や麻痺といった状態異常で相手をじわじわと追い込んでいく戦法を用いる。
テクニック系特技である「蜘蛛の搦め手」で相手を毒か麻痺状態にした後、
チェイサー系のパワー技で一気に仕留めにかかるのが一般的な流れ。
- 通常種以上にテクニック系攻撃の使用頻度が高く、
パワー系攻撃を繰り出していれば真っ向勝負でも9割方勝つことができる。
一応、パワー攻撃を挟んでくることもあるが、1回使ってくるかどうかと使用頻度は低いため特に気にならない。
このため、通常種に比べればかなり狩猟しやすいモンスターとなっている。
オトモン 
- オトモンになっても、テクニック主体、毒・麻痺主体であることに変わりはない。
このままテクニック攻撃に磨きをかけるのも良いが、対戦では特定の攻撃傾向に偏っていると対策されやすいため、
敢えて他のモンスターからパワー・スピードタイプの特技を継承させて意表を突くという戦法を取るのも面白い。
- なお、通常種同様、防御力・体力は低めなので非常に打たれ弱い。
対戦中、体力には常に気を配っておくようにしよう。
MHST2 
- 通常種と共に無事続投。
今作では火山に近いベルガ地方で登場する。- ヌア・テ村がある断崖のすぐ真下にシンボルがあるため、何も考えずにそのまま飛び降りると後ろから絡まれやすい。
通常種もそうだが前作以上に見た目が怖くなったのも手伝い、心臓にも悪いため、いろんな意味で要注意。 - ただ、何故かフルフルの皮の縁は前作ではメインシリーズと同じような赤系の色だったのに対し、
本作では不自然な紫に変更されてしまった。
あまりにもグロテスクだから自重したのだろうか…?
CERO:Aではリアルで、Bではリアルではないのは何故なのか。対象年齢が上がったのなら尚更何も問題は無さそうだが…?
- ヌア・テ村がある断崖のすぐ真下にシンボルがあるため、何も考えずにそのまま飛び降りると後ろから絡まれやすい。
- 通常時はテクニック、怒り時はスピードの攻撃を繰り出す。
今作では敵のランダム行動が廃止されたため、前作以上に確実に勝てる。
ただし気を付けたいのが、怒った直後の行動で必ずノータイプ技「テクニック封じ」を繰り出すこと。
これを受けてしまうと、スピードに勝てるテクニック技が使用できなくなってしまう。
地味に絶対回避などでも回避できないという性質を持っているため、なかなか面倒である。
アイテムの多肉ニンニクや熱血サプリなどで対処しよう。
オトモン 
- 今作でもテクニックタイプがメインとなる。
やはり体力と防御力は高くなく、攻撃力も心許ない。一方で回復力や会心率は高め。
- アクティブスキルは「スパイダーベイン」、「毒痺チェイサー」、「ポイズンニードル」。
すべてテクニックタイプである。- スパイダーベインは単体中ダメージ、低確率で毒と麻痺を付与する。
- 毒痺チェイサーは単体中ダメージ、相手が毒か麻痺ならばダメージがアップする。
- ポイズンニードルは単体に極小ダメージを与え、高確率で毒を付与し、
さらに低確率で相手を即死させる効果を持つ。
デスホーンと並ぶ、数少ない即死技の1つである。
特徴的なのがダメージ。なんと、最大でも20しか与えられない。強化でも伸びない。
直接的にダメージを与える性能はほとんどないが、毒で体力は削りやすい。
何より、この技には即死効果がある。
どれだけダメージが低くても、即死が決まればダメージに関係なく倒せるので
エンカウントしたら一掃攻撃や逃走ができない探索クエストでの戦闘を
すぐに終わらせるための技として伝承されることも多い。
ただし高確率で毒を付与できるためか、デスホーンと比べて即死の発動率は低めの模様。
なお強化すると即死の発動率を上げることができる。
- 絆技は通常種と同様のプレデターズニードル。
MHSP 
- ネルスキュラ亜種も03弾で無事参戦。
何故か亜種が大量追加された02弾では通常種が継続参戦していた。
02弾で亜種が追加されなかったのはリオス夫妻だけである為、この辺はよく分からない。
- 初期狩力は34と中堅レベルの性能。
亜種らしく麻痺攻撃も使用可能になり、さらに状態異常のエキスパートと化した。
振り子アタックからの確定麻痺⇒毒鋏角⇒毒状態の必殺コンボで嫌になるほどこちらを苦しめてくる。
そして時に連発してくるもんだからたまったものではない。
そしてスピードタイプらしく回避率も比較的高めなので、こっちの速さが足りないとヒョイヒョイかわしてくる。
但しやはり中堅故か、トモが育ってくると脅威にならなくなっていく運命である。
まあ慢心すると麻痺らされ毒らされかわしまくられるわけだが
- 通常種同様落とす素材が偏っている為、やはり道場と化したのは言うまでもない。
実際は上記のコンボを喰らわせてくる鬼師範なのだが
- 特殊攻撃は「振り子ラッシュ連撃」。
通常種に合わせたのか、性能の割に特殊攻撃は一つだけである。
武具 
- 武器は通常種素材のものを強化していき、
そのうちのほとんどがG級以降で亜種素材を投入、最終的に亜種カラーとなる。
通常種武器の長大な白ゲージを受け継いだ上で、斬れ味レベル+1を発動させると紫ゲージを得るものが多い。
ただしネルスキュラ亜種は麻痺毒を有するにも関わらず、
麻痺属性を帯びるスキュラ武器は一切存在しない(ほとんどが睡眠属性、一部が毒属性)。
とは言ってもMH4Gには前作からガララ武器という麻痺属性のエキスパートが存在するので、
そのガララ武器に喰われかねなかった点を加味すると睡眠、または毒属性のまま進んでよかったのかもしれない。
- 防具はスキュラZシリーズ。
黒を基調としたスタイリッシュなデザインであり、見慣れた白い皮も使われている。
性能としては、一式装備時には剥ぎ取り鉄人、回避距離UP、会心撃【特殊】、体力-30が発動する。
特に会心撃【特殊】は、状態異常属性を持つスキュラ武器と相性が良い。
余談 
- 別名に「骸」を持つモンスターは、先にはオラージュの骸竜ギルクゥザが存在し、
後には骸龍オストガロアが登場した。
ギルクゥザは見た目が骸骨のようであることからそう名付けられたが、
オストガロアとは捕食した生物の骸(こちらは骨)を身に纏うという点がネルスキュラ種と共通している。
- ファミ通で行われた『狩りたい新モンスターランキング』では、
ネルスキュラ亜種がゲネル・セルタス亜種やザボアザギル亜種を抑えてトップ10入りを果たしている。
MH4での通常種の評判も上々であったことから、亜種にも期待を寄せていたハンターは多かったようだ。
- 通常種は二重床を駆使した戦法や、
安全圏から執拗に糸での射撃を続けるスタイルを良く思わないプレイヤーもいるが、
その一方で亜種は地中潜行攻撃によって頻繁に向こうから接近して来てくれるという事で、
良モンスと評する声が多い。- ただ、闘技大会となると話は別になる。
Sとなる時間が非常に短く、振り子や潜りによる攻撃できないタイミングが多く、
ほとんど何もできずに時間だけが過ぎていく事が多々ある。
戦いやすいが、スピードクリアにはあまり向かないモンスターと言えよう。
- ただ、闘技大会となると話は別になる。
- 通常種と同様に、亜種の皮を纏った個体は存在しない。
ゲリョスはともかく、フルフルは通常種と亜種とで大きく素材の性質が異なるので、
ネルスキュラ亜種もそのことを見抜いているのだろうか。
もっとも、血の色にも例えられる真っ赤な皮を纏ったネルスキュラ亜種という
不気味な絵面ができあがる事を考えると、今のままでいいのかもしれないが…
- 砂地に生息し、鋏角を武器に地中から襲い来るモンスターと言うことで、
ネルスキュラ亜種のデザインは蜘蛛以外にアリジゴクのイメージもあるのかもしれない。
アリジゴクも獲物の体組織のみを吸収し抜け殻だけを残す捕食を行なうため、そういう意味でも似通っている。
- 英名"Shrouded Nerscylla"を直訳すると「覆われたネルスキュラ」になる。
まるで通常種は覆われていないかのように読めるため、一見すると不自然に感じるかもしれないが、
"shroud"という単語には、名詞として「遺体を包む白布」という意味もある。
フルフルの皮をそれに見立て、「骸蜘蛛」を「遺体」に繋いだ名訳と言えよう。- つまり本来の訳は「白布に包まれたネルスキュラ」になるわけだが、
日本には「白布」の文化が存在しないため、これでは意図が伝わりにくい。
意訳するなら「死装束のネルスキュラ」あたりが相応しいか。
- つまり本来の訳は「白布に包まれたネルスキュラ」になるわけだが、
素材 
- 現状、メインシリーズではネルスキュラ亜種はG級個体しか登場しないが、
MHSTでは下位個体・上位個体が存在するため、下位素材・上位素材が存在する。
- 骸蜘蛛の重殻
- ネルスキュラ亜種の外殻。
不気味な色合いのせいか敬遠されがちであるが、武具の素材としては一級品の価値を持つ。
MHSTでは下位素材の「甲殻」、上位素材の「堅殻」が存在する。
- 骸蜘蛛の重鋏角
- ネルスキュラ亜種の口に隠された鋏状の大顎。鋭く長い大顎は巨躯の獲物すら両断する。
MHSTでは下位素材の「鋏角」、上位素材の「堅鋏角」が存在する。
- 骸蜘蛛の剛爪
- ネルスキュラ亜種の立派な爪。
鉤状の爪を使い、仕留めた獲物を解体する光景は背筋が凍る。
MHSTでは下位素材の「爪」、上位素材の「尖爪」が存在する。
- 骸蜘蛛の秘棘
- ネルスキュラ亜種の背中に生えている棘。
亜種は麻痺毒を有するため、通常種の紫色から黄金色へと変化している。
こちらは麻痺液が凝固してしまっているために滴らせることはできないものの、
糸を使っての振り子の要領で連続空中移動を行う際に、獲物をこれで切り裂くことで麻痺させることが可能。
- 強力麻痺袋
- 強烈な神経性の麻痺毒を蓄えたネルスキュラ亜種の内臓器官。
通常種の毒と同じく、これまでに喰らってきた獲物の毒を蓄積したものであるらしい。
- 真珠色の艶皮
- 本来はフルフルの表皮であるが、ネルスキュラ亜種はこれを外套のように身に纏っている。
これは弱点である氷属性をカバーする目的の他にも、保湿性の高いフルフルの外皮を纏うことで
砂漠地帯の強力な乾燥から身を守っているのではないかと考えられる。
ネルスキュラ亜種の本体を集中的に攻撃すると破壊する事ができ、部位破壊報酬として入手できる事がある。
関連項目 
モンスター/ネルスキュラ
モンスター/ヤツカダキ亜種 - 同じ鋏角種で亜種の後輩
武器/スキュラ武器
防具/スキュラシリーズ
システム/糸拘束状態
クエスト/メトロイド・迫りくる骸蜘蛛
モンスター/フルフル - 幼体の捕食対象。地底洞窟周辺でフルフルの表皮を調達している。
モンスター/オストガロア - 捕食した生物の骸を身に纏う点が共通し、「骸龍」の別名を持つ。
モンスター/トビカガチ亜種 - 本種同様、麻痺と毒使いの亜種後輩。