貫通弾対応の中距離用重弩。
取り回しも考慮され、安定感
のある狩猟が期待できる一丁。
(パワースティンカー)
パワースティンカーの最終形。
いかなる戦局にも対応可能で、
窮地という言葉を忘れる性能。
(ワイルドスティンカー)
目次
概要
- MHFに初期から存在するボウガン。後にメインシリーズにも輸入された。
なお、記事名としている「パワースティンカー」はメインシリーズにおける初期段階の銘であり、
MHFでは単なる「スティンカー」である。
- 見た目はいわゆるキャスト型フレームにババコンガの体毛を巻き付けたようなもの。
牙でできた弓部分と緑色の弦は、後に登場することとなるライトボウガンの方ともよく似ている。
しかし装填速度の速さがウリな傾向にあるキャスト型だが、
この武器は作品にもよるが必ずしもそうとは限らない。
性能
MHF
- 性能としては、攻撃力192、防御力+6、装填速度「やや遅い」、反動「中」など。
ひと通りの弾は装填できるが、LV3は軒並み非対応。
また、生産にあたって爆薬を用いるおかげなのか、素材元の弱点属性ではあるが火炎弾にも対応している。- ババコンガへ挑めるHR1(旧HR制度下でも)から製作に取りかかれるが、
この時点で攻撃力192というのはかなり高い数値である。
また、一見心もとなさそうな防御力+6も、下位最序盤のガンナーからすれば地味にありがたい。
総じて基礎性能は最初期ヘビィのアルバレストをほぼ上回っていると言っていい。
向こうにはスロット3という圧倒的な拡張性の高さがあるが、
これらの武器を扱う段階で装飾品へ意識を向けることはあまりないだろう。
- ババコンガへ挑めるHR1(旧HR制度下でも)から製作に取りかかれるが、
- ちなみに、同期の牙獣種であるドドブランゴのヘビィボウガンも同時に登場しており、
続くシーズン1.5ではその上位段階も実装されたのだが、
スティンカーには何もないままだった。
- そこからはしばらく音沙汰のなかったババコンガヘビィだが、
フォワード.1になってHC武器のベルヴァカノン系列が登場。
HC武器らしく特異個体カラーとなっており、全体的に色味が濃くなっている。
下位のベルヴァカノン(攻撃力252・レア度1)、上位のベルヴァノヴァ(攻撃力324・レア度2)、
凄腕級のベルヴァスレイ(攻撃力384・レア度5)の3段階が存在する。
特長としては、通常弾が素で全LV装填可能、かつLV3は12発装填という点。
これは当時のHCヘビィとしては唯一の個性だった(後に溶岩重砲ヴォルサインも登場)。
またスロットも2個空いている。
しかし装填速度と反動は相変わらずで、爆薬を用いていないためか火炎弾にも非対応となってしまった。
その代わり、なぜか滅龍弾に対応し始めたが……。特異個体が放つ龍風圧付きの屁由来か?- 基礎性能自体は悪くないのだが、
当時のトレンドである貫通撃ちには不向きで(LV1が4発装填できるのみ)、
実際のところはほとんど話題に挙げられたことはない。
また、トリッキーなババコンガらしく状態異常弾も豊富に取り扱えるのだが、
長年猛威を振るった毒麻痺撃ちは直前のシーズン10で弱体化されたばかりという間の悪さ。
圧縮リロードがこの頃から存在していれば、LV3通常弾の12発装填を活かせたのだが……。
- 基礎性能自体は悪くないのだが、
- MHF-G1では、G級武器版のピュービィが登場。
……が、先に言ってしまうとババコンガヘビィの系列でも断トツで不遇な存在である。
まあこの頃のG級ヘビィは大体似たようなもんだけど。
まず装填速度「普通」まで改善された……のはいいが、その代わり反動「大」に悪化。
さらに、対応弾種でマトモなのは通常弾ぐらいで、他はLV1のみ2発装填だったり、
属性弾にも一切非対応という散々な有り様。
そもそもその通常弾でさえ、装填数が6/6/6とベルヴァカノンから大幅劣化している。
状態異常弾のラインナップは相変わらず豊富であり、また拡散弾も2/2/2だったりはするが、
G級の環境におけるこれらの弾の有用性はと言うと……。
利点としてはG級コンガ武器共通の高い会心率だが、
そこの一点突破でやっていけるような性能ではない。
武器説明文には「破壊力は折り紙つき」とあるが、
この性能と見比べれば誰もが「どこが?」と口にしてしまうだろう。
MHP2G
- 本作ではG級から生産可能な武器として登場。
先述のように銘に「パワー」が付け加えられたのは、
最高位の武器としてはシンプルすぎるとされたためだろうか?
- 性能としては、何というのか非常に地味。
特色としては装填速度やや速いで、全LVの貫通弾に対応していることが挙げられる。
しかし、貫通特化なら夜砲【黒風】、轟砲【大虎頭】のどちらにも単発の威力、リロード速度共に劣っている。
一応、全ての状態異常弾に対応している上、火炎弾が入るので完全劣化にはならないのは救い。- 運用としては、やはり状態異常弾を活かさないことには火力特化型ヘビィには到底敵わない。
サポートもこなせるヘビィボウガンとして、独自の立ち回りが要求されるだろう。
- 運用としては、やはり状態異常弾を活かさないことには火力特化型ヘビィには到底敵わない。
- ウカム後にはパワースティンカーGが生産可能。
純粋に威力を底上げした物なので、無印の上位互換になる。
ちなみに少しだけだが、ババコンガ亜種の素材を用いる。
亜種には火属性は全く効かないので、無印版よりは火炎弾の使用に説得力がある。
MH4
- MH4にもまさかの参戦。
復活できなかった往年の名銃を差し置いて、MH4のキャスト系フレームとしては唯一の銃となった。
- 初期段階では、各種状態異常弾が入るぐらいでさほど優秀とは言えない性能だが、
最終強化のワイルドスティンカーは通常弾と貫通弾が全種類装填できる。
しゃがみ撃ち対応弾はLV2散弾とLV3通常弾と、どちらも微妙。
強化には何故かガルルガ素材が必要であり、入手は非常に面倒である。
同期には弩首領火ッやボーンブラスターなど強化が簡単で使い勝手の良い通常特化銃が多く、
つなぎ武器としてもわざわざ作る意味は皆無だろう。
MH4G
- MH4Gでも登場。
今回はモノデビルキャスト系列が復活しているのでキャスト系唯一ではなくなった。
- G級素材を用いて強化・一発生産できるバーストスティンカーを経て最終強化名はデッドスティンカー。
新たにLV1散弾のしゃがみ撃ちに対応したほか、状態異常弾3種のLV2が装填可能になっている。
また一部装填数が増えたほか、地味に硬化弾も扱えるように。
散弾がメインの割にLV3散弾に対応していないのも相変わらずである。
やはり最終段階になれば火力不足が深刻であるためもっぱら攻略用になるか。
要求素材がG級ババコンガ素材とウルクスス素材だけで済むためG1時点で最終強化までできるのが特徴。
MHXX
- MHXにはババコンガが登場しなかったが、
続編のMHXXで復活したことに伴いパワースティンカーも再登場。
まずはパワースティンカーとして生産し、ワイルドスティンカーを経てデッドスティンカーとなる。
- 本作では、しゃがみ撃ちには対応していないものの、いよいよLV3散弾へ対応することとなった。
しかも、ほぼ全ての弾の装填数がMH4G時代よりも増加しているほか、スロットも1つ追加されスロット2に。
ただしG級昇格直後でも最終段階への強化が可能であったMH4G時代とは異なり、
デッドスティンカーへの強化には獰猛な重竜骨が必要、つまりHR解放後まで究極強化はお預けなので注意。- 一応、現在ではイベントクエストという抜け道が存在し、
それを利用することで当該素材はHR解放前に入手可能だが、
相手は本来HR解放後でやっと狩猟が許可されるモンスターである。心してかかろう。
そこまでしてこの武器を強化するか、という話ではあるが……
- 一応、現在ではイベントクエストという抜け道が存在し、
- さて、多くの方はこの弾の装填可否が気になるところなのではなかろうか。
無印やMHF、MHP2G以降、MHXとことごとく登場時期がズレてきたこやし弾である。
武器内蔵弾を見てみよう。LV1強装弾、毒煙弾に加え、しっかりとこやし弾が内蔵されている。
次にしゃがみ撃ち対応弾を見てみよう。こやし弾は対応……していない。何故だ。
ライトボウガンの方は速射に対応しているどころか、
同期の牙獣種のヘビィボウガンだって何故か氷結弾より先にしゃがみ撃ちに対応していると言うのに。- ちなみにしゃがみ撃ち対応弾は、デッドスティンカー時点でLV3通常弾とLV1・LV2散弾。
実用性という点から考えるとこの方が遥かにいいのは明白だが、
妙に残念な気持ちになるのはなぜだろうか。
- ちなみにしゃがみ撃ち対応弾は、デッドスティンカー時点でLV3通常弾とLV1・LV2散弾。
MHWilds
- ものすごく久しぶりにババコンガと共に復活。
最終強化はワイルドスティンカー。
- 性能はMHXXから再び方針転換し、ワイルドスティンカーは貫通弾と麻痺弾の扱いに優れたヘビィとなっている。
素でLv2貫通弾が3発撃てるのだが、これをカスタムパーツで強化することでLv3貫通弾が4発装填にできるのがウリ。
それでいて麻痺弾もLv2を4発装填とハイレベルに扱えるため、サポート性能もなかなか。
武器スキルは特殊射撃強化Lv2とファーストショットLv1。
ファーストショットは装填速度スキルを内包しているため、武器装飾品でLv3まで引き上げればかなり快適になる。
特殊射撃強化のおかげで竜熱機関竜弾などの威力が上昇しているのも旨味。
「麻痺させて高威力の特殊弾をぶち込む」という運用にマッチしたスキルとなっており、とても完成度が高い。
しかもこの性能でありながら他モンスターの素材を使うといったこともなく、
歴戦狩猟の証Ⅰや獣玉が必要とはいえ歴戦個体を含めてババコンガを狩猟するだけで
最後まで強化出来るという作成難易度であることも手伝って、
ババコンガ武器としてはかつてないほど高性能と言える武器に仕上がっている。
貫通弾を初めて扱う人だけでなく扱いに慣れた人にもうってつけの名銃と言える。- Lv3貫通弾を主軸としたヘビィとしてはトリガーofデマイズが対抗馬。
あちらは武器スキルの属性会心が微妙に役に立たない代わりにカスタムパーツで「通常モード強化」が選べる。
そのため貫通弾の純粋火力としてはパワースティンカーがちょっと押され気味だが、
とはいえ元々の攻撃力期待値はこちらが上であるため、そこまで大きな差はない。
内蔵スキルの差から機関竜弾を併せて考えればこちらが火力で勝ることも多く、
「麻痺弾が撃てる」という強みがあるこちらを選ぶのもいいだろう。
- Lv3貫通弾を主軸としたヘビィとしてはトリガーofデマイズが対抗馬。
余談
- 武器名の「スティンカー」(stinker)とは、「悪臭を放つもの」を意味する英単語。
何の臭いかはお察し下さい。
いくらババコンガの素材とはいえ、武器の名前にしてはちょっとあんまりではなかろうか……。
メインシリーズではさらに「パワー」「バースト」「ワイルド」「デッド」といった
割とかっこいい言葉を冠するようになるが、
直訳してしまえば結局のところ「強く/爆発的な/野性的な/死の悪臭を放つもの」なので、
色々と台無しである。- ちょくちょくスティンガーと名前を間違えられる。
実際スティンガーという名前の武器はランスに腐るほどあるが*1、この武器はそんなかっこいいものではない。 - ちなみに英語版のある作品ではなんと”Power Stinger”の銘を与えられている。
誤訳なのか意図されたものなのかは不明だが、これはこれでかっこよすぎる気も…
「(鼻を)強く突き刺すもの(臭い)」と解釈できなくはないが- 一応、現実世界には「スティンガー」と名付けられた対空ミサイルも存在する。
ボウガンであるこの武器をあえてStingerと訳したのは、このミサイルと掛けたからなのかもしれない。
逆にミサイルの名前に引っ張られて誤訳した可能性もあるが。
- 一応、現実世界には「スティンガー」と名付けられた対空ミサイルも存在する。
- ちょくちょくスティンガーと名前を間違えられる。
- HC武器の共通名である「ベルヴァ」は、イタリア語で「野獣」を意味する。
- G級武器の「ピュービィ」は、他のG級コンガ武器の命名法則から外れていることもあり不明。
放屁の擬音っぽい……というのは考えすぎだろうか。- なお、その名前に反し臭いに関して触れられていなかったスティンカー系列に対し、
ピュービィでは「桃毛獣の臭いが残るヘビィボウガン」との記述がある。
となると、記述がなかっただけでやはり他の系統もそうなのだろうか……。
- なお、その名前に反し臭いに関して触れられていなかったスティンカー系列に対し、
- 「デッドスティンカー」の銘が初登場したのは2014年発売のMH4Gからだが、
なんの因果か同年4月のMHFにおいて、文字通りデッドスティンカーなババコンガが登場していた。
- 実は、ババコンガ亜種と共演したことのあるコンガ武器の中で、
唯一亜種カラー版の存在しないのがこのヘビィボウガンである。
いつしか緑色のスティンカーを拝める日は来るのだろうか?