MHP2Gのメインモンスター、迅竜ナルガクルガの素材で作られたライトボウガン。
目次
概要 
- 「ヒドゥン」の名の通り迅竜ナルガクルガのライトボウガンである。
- 黒い翼があしらわれたデザインはまるでどこかに飛んでいきそうである。
さらにバレル部分は発射口が2つ並んだ形であり、その姿は最終強化の武器名のごとくフクロウのよう。
パワーバレルを付けるとこのバレルがぐっと伸び、
サイレンサーを付ければ銃口周りが完全にフクロウの顔になる。
後者の場合は弓部分の黒い翼が顔の後ろから生えており、
また銃身下部のパーツが足のようにも見え、全体で飛ぶフクロウを模した形になり中々かわいらしい。
- 本項では二つ名持ちモンスターである白疾風ナルガクルガ、MHR:Sで復活したナルガクルガ希少種の武器も扱う。
性能 
- また、MH3Gまでは周囲の環境の変化と本人の調整により回を重ねるごとに弱体化していた武器としても有名。
一方、ヘビィは逆に強化を重ねられ活躍している。こちらが強化されだしてからは一気に弱体化されているが…
しかし、ジンオウガのライトとヘビィも比較するとライトとヘビィの間の帳尻合わせを感じるかもしれない。
この記事ではその性能の変遷に迫ってみようと思う。
MHP2G 
- 全ての貫通弾が6発も入る。
それ以外にも通常弾が全レベル9発入るなどこちらも優秀。
意外にも貫通弾速射には対応していないが、貫通弾速射は威力が伸びない割に、隙が大きいのでむしろありがたい。
その代わりLV1徹甲榴弾速射に対応している。上手く使えばあっという間にスタンが取れる。
- 攻撃力は低めだが、ナルガ武器らしく40%という会心率がカバーしてくれる。
リロード速度は速い。隙を見せない怒濤の連撃はまさしくナルガクルガのごとく。
反動は中だが、この時代の貫通弾ならば何も問題はない。- 弱点はライトの中ではサポート弾の装填数が少ないこと。
LV1の毒弾と睡眠弾ぐらいしか入らない。
- 弱点はライトの中ではサポート弾の装填数が少ないこと。
- G級で夜行弩【梟ノ眼】が生産可能になる。
装填可能な弾は全く変わらず、純粋な威力向上型になる。
- ライバルはレックスタンクの系統。
純粋なパワーでは向こうに分があるが、貫通弾の装填数と状態異常弾で差別化したい。
MHP3 
- 貫通弾の仕様変更で産廃化一直線。
反動中ではLV2、LV3貫通弾は無反動で撃てなくなってしまった。
しかも装填数も生産段階では5/3/6とかなり弱体化している。
強化してもLV1貫通弾が6発入るようになるだけ。
他にもLV3通常弾が入らなくなったり、毒弾が使えなくなったり、
代わりに麻痺弾が装填できたり色々な意味で2G時代とは別物。
特徴だったリロード速度も、一段階落ちた「やや速い」になってしまった。
- 速射対応弾はなんとLV2貫通弾のみ。
徹甲榴弾はそもそも使えなくなってしまった。
- 亜種が登場したが、最終強化は相変わらず夜行弩【梟ノ眼】。
ナルガ亜種武器は銘に「裏」がつくのがお約束だが、
「裏梟ノ目」なんかでは語呂が悪く、体裁を保てないと判断されたからかもしれない。
梟の他にも猛禽類はたくさんいるでしょうに
ちなみにMH3Gでは他武器とは一風変わって狂風弩【鷹ノ眼】となっている。
MH3G 
- 初期段階のヒドゥンゲイズでの装填数がさらに悪化してしまった。
なんと通常弾が4/4/0、貫通弾が3/3/4、状態異常弾はLV1麻痺弾のみ、とすさまじく悲惨なことに。
しかも前作では無反動で撃てていたLV1貫通弾がまさかの速射対応。
弾代の節約にはなるのだが、貫通速射は反動がデカいという切実な問題がある。
よってスキル、サイレンサーなしでは売りのはずの貫通弾が全レベル無反動で撃てない。- まぁ装填数については、今回のライトボウガンの貫通弾の装填数が
ほとんど3発以下であることを考えると優秀であることには変わりない。
むしろ以前が異常すぎたのだろう。 - 一応珍しい斬裂弾速射対応ボウガンである。ボウガンで尻尾斬りに行くなら役に立つ…かも。
- まぁ装填数については、今回のライトボウガンの貫通弾の装填数が
- 強化していけば多少マシになる。
今回は夜行弩【梟ノ眼】から亜種素材を用いてギリーゲイズという名称になる。
LV3通常弾が入るようになり、LV2通常弾が速射できるようになるなど、全体的に強化される。
…が、そもそも根本的な問題である反動が解決されていないので、使いにくいことに変わりはない。
- 希少種素材を用いてエクリプスゲイズまで強化すると、LV1毒弾の速射に対応する。
しかしそれ以外はほぼ変わりなし。
もちろんこんな性能でもしっかり朧月の欠片は要求される。- そして最大のライバルとしてダイヤモンドクレストの存在が挙げられる。
反動こそ互角の仲だが、リロード速度は「速い」、貫通弾は4/5/5、さらにLV1徹甲榴弾と、
ヒドゥンゲイズが捨ててしまったものを全て持ち合わせている。
希少種素材を用いるだけこちらのほうが火力は上…かと思いきや、実際のところ
エクリプスゲイズが312の会心率40%、ダイヤモンドクレストが325の20%とさほど差はない。
ついでに言うと属性ダメージには会心率が乗らない事を考えると、
氷属性が有効な相手の場合、エクリプスゲイズが勝つことは不可能である。
さらに向こうには氷結弾速射があり、トドメとばかりに大竜玉すら用いずに生産可能。
はっきり言って勝っているのがLV3通常弾以外は、毒弾と麻痺弾が装填可能であることだけである。
わざわざ反動軽減やサイレンサーを用意した上、朧月の欠片を消費してエクリプスゲイズを使うぐらいなら、
同じ構成でダイヤモンドクレストを運用した方が…。
- そして最大のライバルとしてダイヤモンドクレストの存在が挙げられる。
- どちらかと言えば積極的なリミッター解除が推奨されるライトである。
リミッター解除しておけば、少なくともLV1貫通弾は無反動で撃てるようになるため、
MHP3ぐらいの感覚で運用できるようになる。
MHX 
- MH4ではナルガともどもリストラされたが、MHXにて復活。
性能を見るとリロード「やや速い」に反動「中」、貫通弾は3/3/6と下位ではかなり多い。
そして速射対応弾はLV1貫通弾。…要はMH3Gと大して変わっていない。
しかし「やっぱり今回も産廃か」というのは大間違い。
今作のLV1貫通弾速射は隙「小」のため、ちゃんと実用品になっているのだ。
速射による威力減衰は70%ときつめだが、DPSでも何とか同等程度に落ち着いている。
むしろヒドゥンゲイズ最大の欠点である弾持ちをカバーするという意味で、極めて重要である。
ただしやはり銃本体の反動「中」であるため、LV1以外の貫通弾を運用しようと思ったら
やっぱりサイレンサーか反動軽減は必須なのだが。- 剣士武器のナルガ武器がほとんど攻撃力100からスタートするのに対して
こちらは120に会心率40%からスタートする。
このため、作成時点では頭一つどころではないほど強力であり、
本作のテンプレ装備の一つでもあるファンゴジャギィ装備で攻撃力UP大まで発動させようものなら
しばらくの間はLV1貫通弾の速射のみで村クエストをクリアしていけるほど。
ネックとなるのはやはり調合素材の調達だろうか
- 剣士武器のナルガ武器がほとんど攻撃力100からスタートするのに対して
- 最終強化は「夜行弩【梟ノ眼】」。攻撃力190に会心率40%、さらにスロット1と中々のもの。
そして何より気になる貫通弾の装填数は4/6/6発。夜行弩、ここに復活。
LV1貫通弾は速射であるため、4発もあれば十分。高レベル貫通弾もトップクラスである。
さらに狩技「全弾装填」を使うことで、
フルリロードから怒涛の実質貫通弾24連射が可能なのだ。
貫通弾において右に出るものは無い、まさに貫通弾の権化である。
流石にヘビィのしゃがみ撃ちのDPSには大きく劣るが、こちらは常にこの装填数である。
初めて見る人はその速度に圧倒されるであろう。- ただし、やっぱり貫通弾以外はほとんど撃てないのが欠点。
麻痺弾と減気弾だけはそれなりに入るが、LV2通常弾は6発と少なくLV3通常弾は非対応。
武器内蔵弾もLV1&LV2斬裂弾に鬼人弾とかなり微妙。
そのため貫通弾が通じないモンスターには何もできない。
ツラヌキの実や鳥竜種の牙は安定供給できるが、使い分けはしっかりする必要がある。
- ただし、やっぱり貫通弾以外はほとんど撃てないのが欠点。
- しかし全弾装填して貫通弾を撃つ場合でも、夜行弩を上回る火力を持つ強力なライバルは結構存在する。
- ライゼクス武器のサージ電竜砲
- タマミツネ武器のあまとぶや軽弩の水珠
- オストガロア(本体)武器の驚嘆ナル弩星グラーグ
会心と護符爪込みの夜行弩の攻撃力期待値は225.5だが、
前2つはそれと同等、グラーグはそれを超える攻撃力を素で持っている。
それに加えて貫通属性弾や滅龍弾などの実用的なサブ弾をそれぞれ持つため、
単純な貫通ガンとしての威力では夜行弩に勝ち目は無い。
しかし、夜行弩はLV1貫通弾が速射対応しているという大きな個性がある。
つまり、LV1貫通弾の運用に限定してしまえば反動軽減は不要になるため、
ロングバレルを採用することが出来るし、狩技も全弾装填に縛られることが無くなる。
全弾装填込みの場合も、速射が加わったことによる圧倒的手数からくる、
狩技ゲージの溜まりやすさも見逃せない。
素の会心率がかなり高いのもライバルたちにはない大きな特徴。
今作初登場の超会心を最も活かせる貫通銃といえる。- LV1貫通弾速射銃としては、
今作初登場の鳥竜種ドスマッカォ武器のキングルバーストがライバル。
あちらはデフォルトの反動が「やや小」なのでロングバレルを選択でき、期待値でこちらを上回る。
またLV1麻痺弾と全LVの徹甲榴弾がそれなりに装填でき、
サイレンサーか反動軽減LV1で無反動にできるためある程度のサポートもできる。
一方でこちらはLV1とLV3貫通弾の装填数が1発ずつ多いので全弾装填による回し撃ちのDPSで上回り、
あちらに無いスロットも1つ空いている。
総合性能で見ればほぼ互角なので、好みで選んでいいだろう。
MHXX 
- 夜行弩は強化の果てに「無明弩【正業】」になり、
攻撃力300の会心率40%、スロット2の銃に強化される。
貫通弾の装填数は6/7/7に強化されており、武器内蔵弾の斬裂弾のストックも増えていると、
順当に強化された、と言って良い強化内容となっている。
- 今作では、MH3Gでしのぎを削ったベリオロスのライトボウガン「ブリザードタビュラ」が復活しており、
あちらは攻撃力320の会心率20%と、大差ない物理性能を持ちLV1貫通弾の速射に対応、
貫通弾の装填数も5/7/6と悪くない数値に収まっている。
ただ、あちらはスロットが無く、武器内蔵弾は氷属性に完全特化したものとなっており、鬼人弾は無い。
高い会心率を活かせる超会心スキルの存在も考えると、そういった面での差別化は十分可能だろう。
- やはりというか、元の会心率を活かすために超会心の発動は強く推奨される。
元の倍率が高いほど上昇幅が大きくなるため、
全体的に武器倍率の高い今作では付けるかどうかで火力はかなり差が出る。
スキル次第ではライトの貫通弾のダメージに関してはトップに立てる性能である。- 幸いにも本作は会心強化のスキルを発動する環境がテコ入れされており、
スロット3でポイント4の装飾品が追加された他、腰だけで8ポイントも得られる防具まで登場した。
これに貫通弾用のスキルを組むことは高レベルのお守りが無くても難しくない環境になったため、
極めるなら是非とも組み合わせを吟味したい。
- 幸いにも本作は会心強化のスキルを発動する環境がテコ入れされており、
- 新登場したブレイヴスタイルとの相性も良い。
ブレイヴ状態限定ではあるが反動を1段階軽減することができるため、
スキルやサイレンサーに頼ることなく高レベル貫通弾を扱えるようになる。
単体狩猟であればLV1の速射のみで足りることが多いが、
これにより大連続狩猟などの長期戦にも対応できるようになった。
- 貫通特化銃として安定した人気を誇り、
マルチでもライトといえばこの銃(と超会心装備)を見かけないことはまずないと言ってもよい。
MHW:I 
ヒドゥンバレット 
- ナルガクルガの復活と共にヒドゥンゲイズも復活……していなかった。
今作の迅竜武器はヒドゥンバレットという銘になり、ヒドゥンバレットIIで打ち止めとなる。
早い話がいわゆる皮ペタ武器である
- 気を取り直して性能はと言うと…
- マスターランクでは物足りない攻撃力325
- 過去作から大きく引き下げられた会心率20%
- 貫通弾Lv2の速射には対応したが、装填数はわずか2発
さらに、それ以外の弾は劣悪で使えたものではない。 - ブレ中
- スロットなし
- パーツ強化対応
属性弾が打てないデメリットがあるが、逆に言えば辛うじて無属性強化には対応する。
- 貫通弾銃のライバルはイャンガルルガ武器の黒羽の弩II。
会心率と攻撃力でこちらを上回り、徹甲榴弾Lv2の速射に対応し、極めつけにLv3スロットまで空いている。
一応、毒弾Lv2もこちらより1発多く打てる
さらに悲惨なことに、こちらの攻撃力が低すぎるせいで
なんと素のままだと無属性強化を乗せても黒羽の弩IIの攻撃力に及ばない。
ブレや反動も同じで、パーツ強化もお互い対応するので、冗談抜きで勝ち目がない。
ほぼ完全下位互換とも言える性能に、多くのナルガ銃ファンが涙した。- 一応、アップデートでカスタム強化枠が増加したことだけは追い風。
レア度10と低めなことが幸いして拡張枠は9枠となり、拡張性は広がった。
カスタム強化は武器の素の攻撃力が上がるので、無属性強化にももちろん対応し、
攻撃力や会心率の差は、何とか埋めることが可能になった。 - が、貫通弾は弱点特効との相性が悪いこともあり
会心率を重視する関係上、実はあんまり意味がなかったりする。
なぜなら、ヒドゥンバレットも黒羽の弩も同じ3回のカスタム強化で会心率45%にまで達するためである。
ここから攻撃Lv4、見切りLv7、挑戦者Lv7で会心率をちょうど100%にする装備は特に人気があり、
スロットがない事も災いして、こちらの銃では敵わないこともしばしば。
ぶっ飛ばしが登場したことで睡眠の価値が上がったため、睡眠弾と貫通弾を両立したい場合は
一応、利用する価値はあるのかもしれない。 - 一応、アップデートでカスタム強化枠が増加したことだけは追い風。
- …と、ここまで散々な書かれようだが、これらはあくまでアイスボーン発売当初の話。
徹甲榴弾IIIの歩き撃ちに対応した銃の中では極端に早く手に入る*1ため
終盤のライトによって徹甲榴弾の運用手法が広く確立されて以降は
2ndキャラ等、とにかくストーリーを一通り終わらせたいというケースで活躍するようになった。
特にアイスボーンは物理弾の肉質が渋い敵が多く
後々出てくる他の徹甲榴弾ライトに慣れておく意味でも早めに入手しておこう。- ヒドゥンバレットの作成だけなら天鱗も不要なので
任務クエストとフリークエスト埋め分の素材だけでほぼ事足りるのも嬉しい。
- ヒドゥンバレットの作成だけなら天鱗も不要なので
MHRise 
- 固有デザインのヒドゥンゲイズが復活。
生産時点では4発装填のLv1貫通弾が速射対応しており、
巨大なモンスターに対しては高いポテンシャルを見せてくれる。
とはいえ下位あたりではこれを活かせるモンスターが登場しないため、有効活用できるケースは少ない。
- 上位ナルガクルガとティガレックスを征し、最終強化の夜行弩【梟ノ眼】になるとLV2貫通弾が速射対応する。
よって、スキルを積んで反動小・リロード最速からのLV2貫通弾歩き撃ち速射というのがメインになる。
LV1貫通弾速射に比べると威力が跳ね上がり、しかもツラヌキの実のコスパまで良くなるのでいいことだらけ。
装填数もIBから大幅に増えて4発になっている。
このため、貫通弾が有効な超大型モンスターなどに対しては鬼のような強さを誇る名銃に返り咲いた。- サブ弾としてはLV2通常弾が歩き撃ち・リロード対応の他、斬裂弾も扱える。
また、麻痺弾もLV1・2共に使えるので足止めも可能となっている。
- サブ弾としてはLV2通常弾が歩き撃ち・リロード対応の他、斬裂弾も扱える。
- 発売直後から動画サイトなどでこの銃が集会所ラスボスに有効であることが知れ渡った結果、
オンラインでは夜行弩を持ったハンターが大増殖することになった。
…というわけでもはや恒例、使い方をよくわかってないふんたーさんが大量発生している。
明らかに貫通弾が向いていないモンスターに担いでくるのはまだマシな方で、
これを担いだふんたーさんがそこかしこで誤射や乙を重ねてしまうという悪いイメージが付いてしまっている。
いつぞやのモラクニワーカの再来か- 上記のように、貫通弾やライトボウガンの特性をしっかり理解しなければ
地雷プレイヤーの烙印を押されてしまう。
ロングバレルをつけるのが一般的だが、適性距離で撃たないと1ダメージのオンパレードになるのは明白。
接射なんて以ての外で、もちろん離れすぎてもこの武器の真価は発揮できない。
目に見えてダメージが変わるので、最低限適正距離は保つよう心掛けたい。
しっかりと弱点に当てるなら偏差撃ちの技術も必要になってくる。 - 何より、これによって一番風評被害を食らったのがこの武器を正しく理解して使用しているハンターである。
その為「マルチプレイでは絶対に担がない」というハンターも。
そもそも、きちんと仕様を理解しているならWorld以降の体力が変動する仕様上
ソロで周回したほうが効率がいいのだが
総じて性能は上がっているのだが評価は大きく下がってしまうという苦い結末となってしまった。
良くも悪くも性能が良ければそれで良い訳ではないオンラインの空気を表した武器といえる。 - Ver2.0以降で登場した古龍等の追加モンスターは全体的に弾肉質が異常なほど硬く、
体格は大きくとも、貫通弾との相性が悪いモンスターが非常に多い。
特に巨大な尻尾を弱点としてピンポイントで狙えるオオナズチ、
両前脚を貫通させる立ち回りという選択肢が残されておりその近辺の肉質も悪くはないクシャルダオラは兎も角、
当たり判定が小さめの頭部しかマトモにダメージを稼げないテオ・テスカトルとの相性は良いとはいえない。
こういったモンスターにナルガ弩を担いでいくと武器性能を理解していないと思われがちで、
一応彼ら相手に運用することは出来なくもないが、
その場合はどこかの部位も巻き添えにして弱点部位への集弾効率を上げるという
高度な立ち回りを要求されるため、初心者向け武器ではなくなってしまう。
また集会所の真のラスボスに関しても、
本武器での効率周回が問題視されたのか弾肉質が通常種と比べるとかなり渋くなっている。
- 上記のように、貫通弾やライトボウガンの特性をしっかり理解しなければ
- 本作のロングバレルには適正距離を延長する効果が、サイレンサーには短縮する効果があるため、
弾導強化スキルを発動させる余裕が無いならロングバレルを外す選択肢もある。
ハンターと相手モンスターとの距離が空きやすいラスボス戦はともかく、
それ以外のモンスターと戦う場合はどれだけ上手く立ち回っても接射せざるを得ない状況は多々あるので
ロングバレルを装着するかどうかはよく考えて決めたい。
MHR:S 
- マスターランクで「夜行弩【鵂ノ眼】」へと強化が可能。
LV1貫通弾の装填数が1発増えて5となっている。百竜スロットはLv1。
そしてそこから「夜行弩【鵂ノ眼】改」に強化でき、MR50で最終強化「無明弩【正業】」となる。- 無明弩【正業】になるとLV2貫通弾の装填数が1発増えてこちらも5となっている。
しかし、攻撃力は290と本作MRライトボウガンではぶっちぎりのワースト1位。
次に攻撃力が低い甲銃カンタロスガンですら320あるため、素で1.1倍近い攻撃力差がある計算になる。
会心率は40%と高水準であるが、それを含めた期待値でも約319とやっぱりワースト1位である。
- 無明弩【正業】になるとLV2貫通弾の装填数が1発増えてこちらも5となっている。
- 相変わらずLV2貫通弾の速射であれば一強……かと思いきや、
本作メインモンスター武器の「葬銀のクーゲル」が立ちはだかる。
リロードこそ平凡、かつLV1貫通弾や麻痺弾・斬裂弾は撃てないが、
こちらと同数であるLV2貫通弾は速射対応に歩き撃ちのみならず歩きリロードにまで対応し、
LV3貫通弾も歩き撃ちができる。
そして百竜スロットは同じLv1ながら、武器スロットはLv4、
攻撃力は330とかなりの差を付けられてしまっている。
また、LV2貫通弾速射のみで言えば攻撃力310・会心35%のTHEヴァーチも手ごわい…
というか傀異強化込みで考えると事実上の下位互換である。
そのTHEヴァーチでさえ葬銀のクーゲルに食われ気味であり、本銃の立場は非常に厳しい。- 葬銀のクーゲルはMR100、THEヴァーチはMR50と解禁が遅いのだが、
こちらもMR50と解禁が遅い上に、そこまでの攻略途上で使いたい超大型モンスターが出尽くすのが痛い。
そもそも葬銀のクーゲルはMR5上がりたてで派生できるデュークウィバスの段階で
無明弩【正業】を期待値で上回っており、同じタイミングで使える【鵂ノ眼】改との期待値差は大きい。
一応、麻痺弾や斬裂弾と言った補助弾を扱える点は数少ない差別化のポイントであるが…
- 葬銀のクーゲルはMR100、THEヴァーチはMR50と解禁が遅いのだが、
MHF 
- 2016年春のMHF-G10アップデートでナルガクルガがMHFにも登場し、ヒドゥンゲイズも無事実装された。
HR遷悠クエスト(HR5~)で作成可能な遷悠武器としてヒドゥンゲイズ、
G級遷悠クエスト(GR100*2~)で生産可能な遷悠武器として夜行弩【梟ノ眼】がある。
- どちらもリロードは速い、反動中、武器スロット3となっている。
MHFのナルガクルガの特性を踏まえてかLV2毒弾を標準で2発装填できるようになっている。
速射には対応しないが、貫通弾は全レベル6発装填、通常弾は9/9/12とMHP2Gに近い仕様である。
何よりMHFの貫通弾はMHP2Gとほぼ同じ仕様なので、LV2貫通弾まで最速・無反動で使用できるのは大きい。
速射が無い点も、ジャストショットで補って余りある力を発揮させることができる。
一方MHFの貫通弾ボウガンで重視される弾速は「速い」。
基本的に貫通弾を弱点部位に集弾させる場合、弾速が速いと不利になる。
弾速の関係上射程距離は長いため、ロングバレルはモンスターにもよるが無理につけなくてもよい*3。
- ヒドゥンゲイズは、攻撃力372、会心率30%となる。
貫通弾ジャストショットに秀でたHR帯の銃としてはかなりの高ポテンシャルである。
MHFでの直接のライバルは、先に導入されていたベリオロスのブリザードタビュラ。
攻撃力378、会心率10%と基礎火力自体はヒドゥンゲイズが上であるものの、
弾速が「やや遅い」であり、こちらも全レベル貫通弾6発装填と、
ヒドゥンゲイズ以上に貫通撃ちに秀でた性能となる。
LV3通常弾が撃てない、武器スロットが2止まりという差別化要素もあるので工夫の余地はある。
- 夜行弩【梟ノ眼】は攻撃力648、会心率40%となる。
弾速は相変わらず「速い」のままだが、加工レベルが無くなったことによって実質的な弾速は低下し、
貫通弾の集弾性はUPして更に使いやすくなっている。
例によって直接のライバルはベリオロスのダイヤモンドクレストだが、
貫通弾ジャストショットはそれ以上に非常に強力な武器が控えている。
ただ、この武器はスキル構成次第ではそれらと差別化することは十分可能となっている。
詳しくはこちらを参照のこと。- 閃転スキルとMHF-Zで登場した辿異スキル「閃転強化」との相性は良い。
特に、閃転強化+2と併用するだけで、攻撃力は約723までにも上昇する。
最終強化辿異武器が720であるため、
それと遜色ないラインまで上昇すると言えば、その強力さがお分かりいただけるだろう。
そして武器の会心率40%分、閃転スキルの上昇値が更に伸びるため、実際には更に上がることになる。
ただし欠点として、「閃転強化」持ち防具に縛られやすいという点もある。- そのため、直接競合するのはゴア・マガラの「レイofシャンバラ」である。
攻撃力が642と低いとは言え誤差程度であり、それ以外は会心率含めて基本性能は同じ、
その上で弾速が遅いためこの銃の上位互換…に見えるが、
LV2弾がぽっかり穴が空いたように非対応という欠点を抱えており、
実質イーブンと言ってもいい状態である。
- そのため、直接競合するのはゴア・マガラの「レイofシャンバラ」である。
- 閃転スキルとMHF-Zで登場した辿異スキル「閃転強化」との相性は良い。
ラファガゲイズ 
MHX 
- 今作には二つ名持ちモンスターとして「白疾風ナルガクルガ」が登場。
その素材を用いた武器として「ラファガゲイズ」及び最終強化の「黎明弩【鷹ノ眼】」も作成できる。
- 性能は通常種のものとほぼ同一だが、攻撃力200に会心率40%と若干威力が高い代わりにスロットが無い。
装填数もLV1貫通弾が1発増えた代わりにLV3貫通弾が1発減ったことでさらにLV1貫通弾速射に傾倒し、
全弾装填を使えば26発もの貫通弾を連続発射するようになる。
前述の差別点をさらに極端に、さらに先鋭化した銃と考えれば良いだろう。
もちろん二つ名武器特有の狩技ゲージが溜まりやすい特性があるので、尋常ではない頻度で狩技を使用できる。
というかここまでくるとLV1貫通弾速射のみで全弾装填のゲージが溜まってしまう程であるため、
ストライカースタイルによってさらなる狩技の活用を目指すのも良いかもしれない。
エリアルやブシドーで全弾装填以外の狩技をつけるのも中々面白い。
特に主力となるLV1貫通弾を常に最大数で調合できるようになる完全調合は、
結果的に総ダメージを大幅に増加させる火力スキルとして使うことができるため、これを用いる人も見られる。
いっそLV1貫通弾のみで戦うのなら絶対回避【臨戦】の採用も検討できる。
ただし、最終強化までには白疾風ナルガクルガを何度も、何匹も、様々な条件で倒さなければならない。
そのため最後まで強化して実用レベルにまで強化するのはかなり難しい。- ちなみにこのラファガゲイズ、9回という多すぎる強化のせいか強化の度に会心率が上下する。
具体的に言うと「会心率が10%上がる」と
「攻撃力が10上がる代わりに会心率が10%下がる」を交互に繰り返している。
特殊な武器とはいえ強化する度にステータスが上下するというのは極めて珍しい。
- ちなみにこのラファガゲイズ、9回という多すぎる強化のせいか強化の度に会心率が上下する。
MHXX 
- 更に5回の強化を経て究極強化「曙光弩【晨風】」に至る。
- 攻撃力は限界突破時に30、それ以降は20ずつ上昇していき、
最終的には正業より10高い、攻撃力310に至る。
一方、絶えず変化し続けていた会心率は40%のままで変化しない。 - 武器内蔵弾は鬼人弾が鬼人会心弾に置き換わっている事を除けば、
正業より斬裂弾のストック数、装填数が多い程度である。 - 貫通弾装填数は限界突破直後では変化せず、
LV12でLV2が、LV15でLV3がそれぞれ1発追加され、正業と同じ装填数となる。 - LV1麻痺弾の装填数が正業は3発に対してこちらは2発に落ちており、
サイレンサー+ブレイヴスタイルによる麻痺狙いへの適性は下がってしまっている。
- 攻撃力は限界突破時に30、それ以降は20ずつ上昇していき、
- 一方で正業との差が攻撃力と武器スロット、狩技ゲージが溜まりやすいか否かぐらいでしかなく、
狩技を乱発しないのであれば「武器スロット2の有無でスキル構成に影響があるか」という点が
正業との比較の焦点となるだろう。- 例えば、防御が低くなるガンナーにとって嬉しい根性などの生存目的のスキルがそれに当たるだろう。
G級獰猛化や超特殊許可など生存スキルが必要なクエストは多数存在するので、
火力と生存どちらを重視するかで使い分けていくといい。
- 例えば、防御が低くなるガンナーにとって嬉しい根性などの生存目的のスキルがそれに当たるだろう。
斗宿銃【天相】 
- MHR:Sにてアップデート第1弾で復活相成ったナルガクルガ希少種の素材を使用したライトボウガン。
MHR:S 
- 一発生産または「夜行弩【鵂ノ眼】」からの派生強化で作成可能。
- 一発生産するとナルガ希少種のレア素材「朧月の欠片」を要求されるため大変だが、
だからと言って下から作って派生強化しようにも強化ツリーは途中のどこにも一発生産ができるポイントが存在せず、
ナルガライトをそもそも作っていない場合はもとより、
作ってあっても「夜行弩【鵂ノ眼】改」以上に強化してしまっている場合でも、
初期武器の初期段階である「カムラノ鉄軽弩」からもう一本作り直しになるため地味に面倒くさい。
- 一発生産するとナルガ希少種のレア素材「朧月の欠片」を要求されるため大変だが、
- 気になる性能はというと…
- 標準以上の攻撃力340、会心率0%
- 武器スロットはLv3が1つ、百竜スロットはLv1
- 反動「小」、リロード「速い」、ブレ無し
- 装填可能な弾は通常弾のLV1と3、全レベル貫通弾、LV1と2の毒弾、LV1減気弾、
鬼人弾・硬化弾・斬裂弾・捕獲用麻酔弾- LV1・2貫通弾は速射対応、それぞれ5発で歩きリロードのみ対応
- 既存のLV2貫通弾速射に対応した銃は、ナルガ通常種武器を含めてどいつもこいつもデフォ反動は「中」。
これはつまり、LV2貫通弾を最小反動で運用するには反動軽減がLV2必要ということであり、
反動が2段階増える「適正射撃法」を扱うなら、反動軽減LV3に加えサイレンサーが必要になる。
そんなLV2貫通弾速射に対応した銃の中で、
適正射撃法とロングバレルを両立できる唯一の銃が斗宿銃【天相】というわけである。
この運用ならば攻撃力そのものが340と最上位であることも併せ、
貫通ライトの中でも頭抜けた威力を見せてくれることだろう。
- ただそれでも、斗宿銃【天相】に全く難点が無い訳ではない。
それは「歩き撃ちができない」ことと「貫通弾以外ほとんど何もできない」ことの2点。
今作におけるLV2貫通弾速射銃の代名詞である葬銀のクーゲルは歩き撃ち・歩きリロード両対応の快適性を持ち、
THEヴァーチと無明弩も歩きリロードはともかく歩き撃ちはできるため、
それらに慣れていると逐一足を止めて撃たないといけない斗宿銃【天相】の取り回しはストレスに感じるかも知れない。
弾種に関しては、どうせスキルを貫通特化で組むのだし攻撃に専念すれば大きな問題はないだろう。
コストの安い調合で弾持ちにも不足はない。
烈弩【飛泉】 
- MHXRに登場する特殊種・ナルガクルガ烈水種の素材を用いたライトボウガン。
ストックとバレルが鮮やかな蒼色、フレームは白銀色に変化しており美しいカラーリングの組み合せが目に映る。
- MHXRではデザインとしてほぼ全てのボウガンにデフォルトでオプションパーツが装着されているが、
本武器は通常種、亜種、希少種の三丁(というかほぼ全てのライトボウガン)とは異なり
サイレンサーが装着されている。
余談 
- MH3Gの闘技大会・リオレウス討伐で使用するライトがこの系統のギリーゲイズである。
貫通弾強化が発動しており、貫通弾をしっかり当てていきたい大会…なのだが、
サイレンサーも反動軽減も用意されていないため使いにくいことこの上ない。
それどころか、用意されている弾が全レベルの貫通弾の他には速射対応のLV2通常弾しかないので、
無反動で撃てる弾がLV1通常弾のみ。
そもそもの問題としてレウス自体、貫通弾との相性はそこまで良くない。- 基本的にはまだ使いやすいLV2通常弾速射を、セオリー通り頭に当てていくことになる。
幸いこの大会での他の武器と同様、罠と閃光玉はしっかり支給されているので、
チャンスに貫通弾を叩き込めばタイム短縮は狙えるはずである。
さすがにラギアクルス×ヘビィやジンオウガ亜種×ヘビィほどの難易度ではないので、
反動中の貫通銃というものがいかに使いにくいか実感したい人は是非。
- 基本的にはまだ使いやすいLV2通常弾速射を、セオリー通り頭に当てていくことになる。
関連項目 
モンスター/ナルガクルガ
モンスター/ナルガクルガ亜種
モンスター/ナルガクルガ希少種
モンスター/白疾風ナルガクルガ
モンスター/ナルガクルガ/派生作品
武器/ナルガ武器
武器/レックスタンク - 本武器と対を成すティガレックスのライト
武器/ブリザードタビュラ - 共演する作品にて方向性の競合により度々ライバル関係になる銃