轟竜ティガレックスの素材から作られたライトボウガン。
本項ではティガレックス亜種、ティガレックス希少種、
そして二つ名持ちモンスターである荒鉤爪ティガレックスの武器も扱う。
以下に作品ごとの性能の変遷を紹介する。
目次
概要
- まるで戦車のような奇抜なデザインのボウガン。
恐らく大戦中に使われたドイツ軍の戦車ティーガーII(キングタイガー)が元ネタであろう。
ティガレックスの名前そのものがティガ=英語の「タイガー」、レックス=ラテン語で「王」なので
そのまんまとも言える。- 因みにレックスタンクは『ライト』ボウガンだが、ティーガーIIは当時世界屈指の『重』戦車である。
後述する性能がまるでヘビィボウガンのスペックに似ている点を考えれば、むしろ妥当と言えるか。
- 因みにレックスタンクは『ライト』ボウガンだが、ティーガーIIは当時世界屈指の『重』戦車である。
- よく見ると戦車の無限軌道(キャタピラ)に見える部分は左右3つずつ、
計6つの換えの弾倉である事が分かる。
どのようにして弾丸を放っているのか首を傾げざるを得ない。- 砲塔部分にもう一つ弾倉が取り付けられており、装填された弾はここに入っているのだろう。
とはいえ、この小さな砲塔のどこに弾丸を撃ち出すカラクリが仕込まれているのやら……。 - 因みに現実の戦車のように砲身部分だけを上下に可動させられるという機能も付いているらしい。
ただし、正しい構え方が横に90度傾いた状態であることから、
構え中は実質的に左右に砲身が動いてしまうことになる。ブレの原因がこの機構ではない事を祈ろう。
- 砲塔部分にもう一つ弾倉が取り付けられており、装填された弾はここに入っているのだろう。
轟弩【戦虎】
MHP2
- 登場初期はまだ、ライトボウガンはサポートを重視した武器としての印象が強かった時代である。
その中でレックスタンクはその常識に物申した。
なんと属性弾や特殊弾が一切使用不可で、さらに速射対象の弾丸も無い。おまけに会心率はマイナス。
一方で、攻撃力は同時期に作られるライトボウガンを圧倒する程の高火力。
ライトボウガンの長所を取り込んだヘビィボウガンなんていうものもあるが、
こちらはその逆を行く考えの設計がなされている。
すなわち、通常弾や貫通弾をベースとしたヘビィボウガンの如き戦い方を、
敢えてライトボウガンで売り込んだのである。
会心率が気になるハンター向けか、LV2拡散弾や徹甲榴弾全種にも対応している。
リロードは速い。むしろリロードしづらそうだが。
- 対応する弾はヘビィボウガンのレックスハウルと同じで、火力はもちろんレックスハウルに劣る。
しかし、機動力はライトボウガンであるレックスタンクが圧倒的に有利である。
当時はまだ属性弾の効果が薄く、需要がほとんど無かったため、
属性弾が使えない事を苦に思うハンターは少なかった。
そのため、会心率に不安は残るものの全体的な性能は高く評価された。
ただ、特殊弾まで使えないのは少々痛かったか。
MHP2G
- MHP2GではG級版として、轟弩【大戦虎】が登場した。
性能は上位までのものを純粋にパワーアップさせた感じになっている。
- 残念ながら、MHP2Gでは属性弾の性能が強化されたことで、
属性弾を装填できないレックスタンク系統は影を潜めてしまっている。
自動装填が猛威を振るっていた作品でもあるため、リロードの早さも評価されづらかった。
しかし、攻撃力だけを見れば相変わらず凄まじく、
轟弩【大戦虎】はMHP2GのG級ライトボウガンの中では第2位である。
MHP2Gで追加された、属性の使い分けが難しい大連続狩猟クエストに持ち込むというのもありか。- ただし、会心率-30%が祟り、期待値では11位にまで落ちる。
この武器の強みは、リロード速度「速い」により全レベルの貫通弾を最速装填・反動無しで使えることにある。
ところが、装填数は4/4/4とさほど多くない。
ナルガライトの夜行弩【梟ノ眼】は同等のスペック・こちらとさほど変わらない期待値に
装填数6/6/6。これにより、DPSではどうあがいてもかなわない。
あれ、この状況どっかで見たような…
スロットはあちらと違い1個開いているが、それだけでこの差を埋められるほどではないだろう。
とはいえ、愛があれば十分使える性能ではあるので、気に入ったならぜひ使ってあげよう。
- ただし、会心率-30%が祟り、期待値では11位にまで落ちる。
MHP3
- MHP3にてLV2通常弾とLV2徹甲榴弾の速射機構を導入。
さらに、全レベルの拡散弾と減気弾、滅龍弾、鬼人弾にも対応、若干ながら会心率も改善された。
しかし、LV3以外の貫通弾は非対応、リロードが以前ほど速くない、スロットが無いなど、
良くも悪くも前作とはかなり違っている。
強化する場合は通常種の素材を使うと従来の轟弩【戦虎】となり、
亜種の素材を使うとカーサスタンク、さらに吼弩【軍咬】となる。
- 通常種武器最終強化の轟弩【戦虎】は攻撃力240(ブーストLB込みで271)、会心率-20%である。
リロード速度普通、反動中、ブレ左/小とまずまず安定した性能である。
速射対応の通常弾LV2は5発、非対応のLV3は8発装填となっている。
MH4G
- MH4Gにてついに、レックスタンク系統が復活。
通常種・希少種武器の強化ルートが統一されて一本道となっている。
- …その最終強化先のあまりにも残念な性能に関しては、希少種武器の見出しを参照していただきたい。
MHX
- 前作で弱体化を受けたレックスタンク系統が、今回も登場。
ヤクトバレットからの強化か一発生産で入手可能。
果たしてその性能は…。
- 強化システムの都合上、レックスタンクLV3から強化することで、轟弩【戦虎】という銘になる。
攻撃力は220と、抜きん出て高い訳ではないが、会心率は-10%と改善されている。
その他スペックは…- 装填速度「普通」
- 反動「中」
- ブレ「左/小」
また、速射対応弾はLV2通常弾はそのまま、
徹甲榴弾はLV1にランクダウンしているかわりに、反動は「中」になった。- ちなみに、MHP3時代と比べ、徹甲榴弾の装填数が全体的に減っている代わりに、
滅龍弾の装填数は増えている。
- 武器内蔵弾は、LV1、LV2大砲弾がそれぞれ10発、5発に加え、
LV2強装弾が15発、鬼人弾が5発と、かなり攻撃的なラインナップとなっている。
悪い意味で気になる装填数であるが、
通常弾は各レベルが8/6/9、貫通弾は0/5/4、散弾も0/6/6と、以前と比べてだいぶ強化されている。
特に、速射対応のLV2通常弾の装填数が大きく増えており、使い勝手が良くなっている。
弾種の豊富さや、装填数の多さから、狩技「全弾装填」との相性もバッチリである。
- 下位においてLV2通常弾を速射できるライトボウガンは、これを除くと非常に低確率でしか出てこない鬼ヶ島しか無い。
攻略用の通常弾銃としては他を一歩リードしている。- もっとも下位の全弾装填は速射弾が対象外なので通常ライトなら単純に装填数の多いドドブラ銃等もライバル。
それどころか期待値もホーネス=ダオラに劣っており、高期待値が売りのティガ武器としては少々残念な形に。- とはいえ、特色が無いわけではない。
上記3丁に勝る点として、片ブレである点とエリアルスタイルとの相性の良さがある。
また、爆薬系弾種まで含めると、バラ撒き性能でも決して劣っていない。
「バラ撒き性能が高い上に一応LV2通常弾が速射でネコの暴れ撃ちが気軽に付けられる銃」というのが
今作の轟弩の位置づけである。
サイレンサー/反動軽減が必要なものの、せっかくの片ブレなので貫通弾は撃てるようにしておきたいところ。
LV1貫通弾を追加すれば、貫通弾の装填数は4/5/4とバラ撒き運用をするには十分な値になる。
さらに、散弾・徹甲榴弾・大砲弾・強装弾と単発の重い弾種が多く入るため、
エリアルスタイルでのジャンプ下射撃→着地リロードの戦法にも向いている。
…戦車なのに対地爆撃とはこれいかに。
この場合は、立ち撃ちでは反動の問題上使いづらい弾も比較的使いやすくなる上、
ついでにLV2通常弾の4連射も撃ち込んでおけば拘束力もわりかし強化される。
- 以上から、エリアルスタイルでの爆撃や暴れ撃ちを利用しての物理弾バラ撒きを主戦法とすれば、
他とはまた違った趣の一丁として運用できるだろう。
だが、なまじいろいろ撃てて基礎スペックが平凡なので欲しいスキルが多いという問題もある。
カスタマイズし甲斐があると言えば良いが、実際のところスキル構成には大いに悩まされることになる。
- 全体的な性能は、MHP2時代とMHP3時代のハイブリッドと言ったところか。
まだ課題はいくつか残ってはいるが、幾分か使いやすい武器に戻ったと言えるだろう。
MHXX
- LV7の究極強化にて「轟弩【大戦虎】」となる。
リロード速度・反動・ブレなどは轟弩【戦虎】から変わらず、
攻撃力が340まで引き上げられ、内蔵弾の弾数が増えている。
- LV5~7の強化のたび装填数が少しずつ増えていき、
最終的に通常弾は8/7/10、貫通弾は0/5/5、速射対応弾のLV1徹甲榴弾も2発装填となる。
- MHXXにおいてもLV2通常弾の4連射はこの系統のみなので、
良いか悪いかはともかく、他に無い個性は間違いなく持っている。- 連発数+1を発動させて、LV2通常弾4連射の半端さをむりやり帳消しにするという
トンデモ運用法が存在する。
隙はかなり大きくなるが総合威力がハネ上がり弾持ちも良くなるため、元々の火力もあって
動きの鈍い相手にはかなりのダメージを叩き出す。
その場合LV1徹甲榴弾の速射数も増えてしまうため、スキル発動の際は取り扱いに注意。
- 連発数+1を発動させて、LV2通常弾4連射の半端さをむりやり帳消しにするという
MHRise
- MHWorldでは音沙汰なかったが、再びレックスタンクが復活。
発売時点ではレックスタンクIまでしか強化できなかったが、Ver.2.0でIIが追加された。
その性能は- 高めの攻撃力210
- いつもの会心率-20%
- リロード速度普通、ブレ左/小、反動小
- スロット無し
- LV2通常弾とLV1徹甲榴弾が速射対応
LV2通常弾の装填数も4発とギリギリだが、これでも多い方なので使えないことはない。- ただ、かつてのMHRiseのLV2通常弾速射はあんまり強くない事が問題で、
基本的に上位以降のボウガンはLV3通常弾を主軸にした方が火力を出しやすい。
そして、レックスタンクIIでもLV3通常弾の装填数は4発と物足りないためのが難点。
LV2通常弾速射の火力を底上げするのがおすすめだが、他のスキルを圧迫することは避けられない。
その上で良質のお守りと大量の装飾品も要求されるため、装備構築のハードルは中々に高い。
- Ver.3.0アップデートでドス古龍たちの武器がバルファルク特殊個体の素材で強化先を得、
既存の武器から一歩抜け出している中、レックスタンクにも同様の強化が与えられた。
その名は「轟弩【戦虎】」。
レックスタンクIIから変わった部分を抜き出した方が早いのでそちらを列挙する。- 攻撃力が10増えて220に
- LV1・2通常弾の装填数が増加(7/4→8/5)
- 百竜スキル・攻撃力増加II(+6)→攻撃力増加III(+8)
一応、厳密には上記以外にも装填が増えた弾はあるにはあるのだが、
元が2発の放散弾や元が1発の滅龍弾が増えたりしただけなので、
実質的には通常弾が増えただけに等しいが、
その通常弾もLV3が増えていないのでやっぱりLV2の速射に拘るしかない。
- 攻撃力だけはかなりの水準を保持しているが、上記の「強化されたドス古龍武器」である
ホーネス=ダオラが百竜強化により突出した会心率を持ちながら
攻撃力200の大台に到達してしまったため物理期待値でも簡単に上回られてしまった。- もちろん各種取り回しやスペックはあちらの方が優れており、
轟弩が勝っているのはブレが左右でなく左の片ブレであることくらい。 - 地味にLV1徹甲榴弾速射に対応している。
ただ、当時の徹甲スタンはドシューの専売特許であったため、
轟弩【戦虎】固有の個性とは言えず、強力扱いされなかった。
- もちろん各種取り回しやスペックはあちらの方が優れており、
- MHRise Ver.10.0.2でLV2通常弾が強化されたため、弾が弱い問題は解決された。
また、LV2,3徹甲榴弾の弱体化によって、LV1徹甲速射が明確なメリットとなった。
Xbox版プレイヤーやPS版プレイヤーは気にせず担いでいって問題ないだろう。- 通常弾はとにかく近くから撃っていればよく、
しかも当武器の通常Lv2は歩きリロードにも対応している。
それでいて徹甲スタンを取り、そこに通常Lv2速射でラッシュをかけていく戦法も可。
ナルガライトが不向きな小~中型のモンスターやテオ等に担いでいくと良いだろう。
加えて、徹甲スタンでホーネス=ダオラとも差別化可能である。
- 通常弾はとにかく近くから撃っていればよく、
MHR:S
- 最終強化は、【大戦虎】改。
性能面で見ると、通常弾の装填数が一回り強化されたこと以外に目立った強化点はない。
百竜装飾品スロットはLv2。
- 攻撃力360と、全ライトの中でもトップクラスの火力は相変わらず。
これより攻撃力が上となると、全体に取り回しに難があるものが増えてくるため、
取り回しと火力のバランスで言えば上位レベルなのは間違いない。
吼弩【軍咬】
MHP3
- 吼弩【軍咬】は轟弩【戦虎】以上の破壊力を持つだけでなく、LV1拡散弾の速射に対応している。
…があろうことかLV2通常弾の装填数が2発になっている。
これでは正直使い物にならないし、拡散弾での運用だと高い攻撃が意味をなさない。- さらに、MHP3はあのW属性速射が猛威を振るってた時代もあってか
このボウガンはあまり注目されなかった。
通常種武器の戦虎との差別化が難しかったのもあるだろう。
- さらに、MHP3はあのW属性速射が猛威を振るってた時代もあってか
MH4
- MH4ではティガレックス希少種が登場し、各武器種にも希少種の強化先が追加されたが、
何故かレックスタンク系統はリストラされ、当然希少種ライトも追加されなかった。
ならば発掘武器の方なら…と思いきや、そちらの方でも未登場ということが判明。
「MH4Gに期待しておこう」と、多くのガンナーは思った。その結果は果たして…。
絶衝弩【重虎】
MH4G
- 満を持して登場した希少種武器が絶衝弩【重虎】である。
攻撃力はエイヌオンカムに次ぐ429と高水準だが、
なぜかティガ希少種武器の中でも弓とライトだけは会心率-20%と非常に低い。
弓は4Gでは多少改善してヘビィの方はプラス会心なのだが…。
しかし、装填速度「速い」に反動「中」、スロット1も備えているのでまあ及第点と言えるだろう。
速射対応弾は通常弾4連射にLV2徹甲榴弾3連射と攻撃的。
4連速射はかなり扱いづらいものの、通常弾速射銃で最強の攻撃力は大きな魅力になる…はずだった。*2
- ところが、この銃にはどうしようもない大きな欠点があった。
- まず、主力となるはずのLV2通常弾の装填数が2発しかないのである。
冗談でもなんでもなく2発ぽっちである。
当然、セルレギオス素材製のボウガンのような自動リロード機能などはない。
2発撃ったらリロードするしかないのだ。- ちなみに、この弾数はMHP3のティガレックス亜種の吼弩【軍咬】から引き継がれている。
こんなところを引き継がれても…。
- ちなみに、この弾数はMHP3のティガレックス亜種の吼弩【軍咬】から引き継がれている。
- そしてもう1つ、ブレが左右/小なのだ。
左右のブレは非常に弾道が読みにくく、暴れ撃ちによる補正もできない。
してしまったら最後、クリティカル距離でもまともに当たらない暴走戦車と化す。
そのため運用する上ではブレ抑制のスキルが必須になってしまうのだ。
リミッター解除での回し撃ちにまるで向いていない。
徹甲榴弾が速射対応しつつ、拡散弾も全LVが3発装填とこちらは優秀だが、
爆発物運用では肝心の高攻撃力が完全に無駄になってしまう。
LV2徹甲榴弾速射でスタンは早くとれるのだが、
いざスタンさせてももう一本の柱が4連射2発装填では攻勢をかけられるとも言い辛い。
総じてそれぞれの性能がどうも上手く噛み合ってない状態といったところ。 - まず、主力となるはずのLV2通常弾の装填数が2発しかないのである。
- 更にトドメとばかりに強化途中で轟竜の天鱗、驚異の大爆心の両方が必須なため、
作成難易度が低かったりもしない。
かくしてせっかく復活したというのにボックスから出されることはない、不遇のボウガンとなってしまった。
- なお、2段階目の轟弩【戦虎】は代々通常種系統の銘であったが今作だけ亜種カラーとなっている。
中身的にはMHP3時の通常種亜種武器の混合みたいなものであるためこのような変則的なことも起きたのだろう。
少ない強化段階に見た目だけ無理矢理あてはめたのかもしれない。
ルドラゾフル
MHX
- MHXでは更に荒鉤爪こと二つ名ティガレックスが登場し、
それに伴いこの武器の二つ名版が登場することとなった。
生産段階の名はルドラゾフル。
二つ名武器恒例の大量のチケットによるかなりの強化回数を経て最終強化である鉤爪弩【荒虎掌】となる。
強化段階が奇数回の場合は-20%、偶数回の場合は-10%になるという、
奇妙な会心率の上下変動が起きている。プラスにはならない。
- まず、生産時に驚くのはその見た目であろう。
なんとレックスタンク系統とは全く異なる完全新規の見た目が用意されているのである。
銃床部はティガレックスの尻尾をイメージしたのか刺々しくもスマートな感じに、
銃口には弓のように鉤爪が上下向かい合わせにあしらわれている。
ここが武器銘にある【荒虎掌】の部分だろうか。
また、荒鉤爪武器らしく常に青く明滅しているのも特徴。
ロングバレルを付けるとバレルが伸びてやや太くなり、
サイレンサーを付けるとバレルに球体が取り付けられる。- このサイレンサー、上下の鉤爪を名前通り「掌」として見るとどことなく波動拳っぽい。
- 基本性能としては高めの攻撃力230に通常種同様の会心率-10%。期待値に直すと224。
装填速度は普通に反動は中、左/小のブレと轟弩を強化したような感じ。
そして肝心の速射だが、LV2通常弾の3連射を獲得。
武器内蔵弾はLV1斬裂弾、LV1爆破弾、鬼人弾の3種とかなり控えめになった。
- 全体的な装填数は
通常弾は各が8/3/9、貫通弾は0/6/6、散弾は0/4/4。
その他徹甲榴弾は各2発ずつ、拡散弾は1発ずつとなっている。- 遂に念願のLV2通常弾の3連射を獲得することとなった。
4連射以上になると拘束時間の関係上扱い辛くこれはかなりの強化と言えよう。
サイレンサーだけでもフォローが効く貫通弾の装填数が増加したこともあり、
全弾装填時の火力に更に磨きがかかっている。 - しかし、同時に最大の欠点となっているのがそのLV2通常弾の装填数である。
上記のように通常種武器の装填数は改善され6発装填可能になったのだが、
この武器は過去作からの怨念慣例か3発ぽっち。
二つ名武器固有の狩技ゲージの溜めやすさもあり全弾装填の維持には困らないが、
ここまで少ないと火力の方に不安が残る。 - また、LV2通常弾速射銃業界は優れたライバルが複数おり、鉤爪弩が割ってはいる隙が少ない。
ブレ抑制+1を付けるという前提だと、同じ攻撃力でプラス会心を持ちスロットまであり、
かつLV2通常弾の装填数が倍以上あり、優秀な反動性能でサブ弾も豊富という
ホーネス=ダオラにどうあがいても勝てない。
さらに、二つ名武器の宿命か入手にもかなりの手間がかかり最終強化も遅い。
- 遂に念願のLV2通常弾の3連射を獲得することとなった。
- と、ライバルも多くこれといった立場を確立しているわけでも無いこの武器だが、
使おうと思えば十分使える程度の性能は有しており、
歴代ティガライトの中でもトップクラスの扱いやすさと実用性を得たことに間違いはない。
システム変更も追い風となり、MHXでの通常種武器共々単なる弱武器からは脱却できただろう。
戦車じゃなくなったというところを最大の改悪に感じるかもしれないが。
MHXX
- 二つ名武器はLV15にて荒鉤爪弩SEIZEとなる。
装填速度やブレ、反動などは変化無く、攻撃力は340まで上昇した。
- 装填数は通常弾は9/4/12、貫通弾は0/7/6、散弾は0/6/6。
徹甲榴弾と拡散弾はLV1は3発ずつ、LV2・3は2発ずつとなっている。
- こちらのページに詳しいが、LV2通常弾の速射はMHX時代以上にライバルが多く、
荒鉤爪弩は装填数の少なさとブレが足を引っ張るため残念ながら立場が悪い。
- 通常弾を速射できる二つ名ライトは、他には両ブレ大で扱いづらい鏖弩カズサしかないため、
どうしても二つ名補正が欲しいという場合には選択肢に入るか。
余談
- MHF-Zにおいて、同じく戦車をモチーフとした武器である「千ノ敵ヲ破リシ戦車」が実装された。
こちらはなんと、抜刀時にはハンターが戦車の中にすっぽりと収まるようになっており、
まるで戦車に乗り込んだかのような状態でモンスターと戦うことができる。
なお、レックスタンクあるいは上記のティーガー戦車を意識してか、強化素材は辿異種ティガレックスの素材となっている。
- MHXRではこのレックスタンクの他、もう一つティガレックス由来の戦車が存在する。
あちらはガンランスであり、槍と盾を構えると巨大な戦車となる大迫力の代物である。
- メインモンスターのボウガンで乗り物の見た目をした武器としては
他にジンオウガのヘビィボウガンである王牙砲【山雷】や、
タマミツネのヘビィボウガンの狐重砲ハライニケリナがある。
それぞれバイクと牛車をモチーフにしている。
- ルドラゾフルの「ゾフル」の意味は不明。他の荒鉤爪武器と同じでゾフルが英単語であれば、
読みが近い言葉に「thoughtful」があるが、これは思慮深いという
お世辞にもティガレックスとはあまりマッチしていない意味である。
英語に拘らなければアラビア語に爪を意味するゾフル(ظفر)という単語がありイメージにピッタリである。
また、SEIZEは掴む・握るという意味の英単語。
関連項目
モンスター/ティガレックス
モンスター/ティガレックス亜種
モンスター/ティガレックス希少種
モンスター/荒鉤爪ティガレックス
武器/ティガ武器
武器/グレネードボウガン - 物理弾メインのライトボウガンというタイプの先駆者。
武器/ヒドゥンゲイズ - 本武器と対をなすナルガクルガのライトボウガン。
武器/千ノ敵ヲ破リシ戦車 - 同じく戦車をモチーフとしたライトボウガン。